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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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10日(月)の夜だったか、『Qさま!!』(テレビ朝日19時~)という
クイズ番組を観ていたら、ハダカデバネズミという動物に関する
問題が出て、その後、しばらくモヤモヤと心に残るものがあった。



問題の詳細は忘れてしまったが、以下のような問題だったと記憶
している。

【問題】
ハダカデバネズミは地面にトンネルを掘って住んでいるのだが、そ
の巣がヘビなどに襲われた時、ハダカデバネズミはどうやって防ぐ
のか?
以下の3つの中から、正しい答えを選びなさい。

①巣の中の仲間で一斉に敵に土をかけて防ぐ。 ②仲間がひと塊の
ようにくっ付いて、体温を上げ塊を高温にして、変温動物のヘビを
参らせる。 ③仲間の一匹が、みんなの犠牲となってヘビのエサに
なり、その間に仲間は逃げたり、トンネルの穴を塞いだりして助か
る。


①のように、みんなで助け合って敵に土をぶっかけて・・・・という
のが一番ありそうだし、②の答えは、ミツバチの巣がオオスズメバチ
の攻撃部隊に襲われた時、ミツバチ防衛部隊は、一匹のオオスズメバ
チに何十匹もが塊になってしがみ付き、高温になってオオスズメバチ
を蒸焼き状態にして殺し防ごうとする(しがみ付いたミツバチは、当然、
戦死する。)ことをヒントに、変温動物のヘビが攻撃して来るのには、
ハチの実例のように、ありそうな防御の仕方にも思われ、スタジオの
出演者もこの答えになったのだったかな??



さて、ハダカデバネズミは、エチオピア、ケニアなどアフリカ大陸東部
に分布し、80匹から最大300匹もの群れで生活し、哺乳類では珍し
い真社会性の社会構造を持つのだそう。(Wikipediaより)

群れの中の1ペアだけが繁殖行動をし、ちょうど蟻や蜂の群れのような
社会構造なのだそうだ。繁殖専門の女王雌と1匹または数匹の雄だけが
繁殖行動をし、あとは、食料調達や子育て労働、巣の防衛専門の兵隊ハ
ダカデバネズミもいるという。


さてさて、上記のクイズの解答に進みましょうか。

答えは、③
そう、一匹がヘビに喰われる行動をして、時間を稼ぎ、その間に他の仲間
が、トンネルの奥深く、あるいは別の出口へと向かい、仲間の大概が命を
長らえるーーーーーー、そういうハダカデバネズミ社会の慣習、あるいは
社会構造なんだそう。

しかも、その「犠牲」となる者は決まっていて、<ヘビの一番近くにいた・
・・>とかではなく、あるハダカデバネズミ集団の最下層に位置するものが
犠牲となるのだ、という。


「大変だ、大変だァーーーーーーーーーー!」

「何が、どうしたテンだ、やかましい!!」


「大変すヨーーーーーー!」「ヘビが・・・・。ヘビがへェって来やす!!」

「なあニィーーーーい!?」


「それじゃあ、いいか!? 手筈どおり、みんな、逃げる支度しろィ!!」
「いいか、こどもたちを忘れるんじゃねえゾ・・・・!」


「おっと。おみよ!」
「悪いが、こんなコトになっちまったっ!」

「三年前には、おめェーのとっつあんには世話になっちまったが、今度
は、おめえェに頼むしかねェ・・・・。」

「悪いが、何にも言わず・・・。」「ここは頼まれてくれ!?」





まあ、ハダカデバネズミの社会でこんな会話があったかどうか知らないが、
しかも、犠牲となってヘビに喰われる者に、おみよだの清吉という名がある
のかどうか知らないが、何か辛いものがあるな・・・・。

ドラマの時代劇に、主人公の仲間が追手に追われて逃げる途中、ついに追い
つかれ万事休す。
そんな時、ひとりが「ここは拙者に任せろ!」「いいから、先に行け!!」

バッタバッタと追手を、最初にはやっつけるのだが、流石に多勢に無勢。
ついには、この武士も切り殺されて倒れ、血に塗れた顔に、冷たい雨粒が
降りかかる・・・・・・。


さて、撮影が終われば、この武士もムックリと起き上がることを我々は
知っているから、ドラマを観終わればさして気に懸らないのだが、今日も
アフリカの地で、仲間の為にヘビに喰われた運命のお初やら、留吉という
名のハダカデバネズミがいたかも知れないと思うと、心穏やかじゃないの
だ。


●ハダカデバネズミ(Wikipediaより)



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ハダカデブオヤジの連れ合いの家人も、このクイズの答えを聴いた時、
「ええっ、ヒドイね!?」とか言っていたが、まるで遠いアフリカ大陸の
ハダカデバネズミのことを、まるで自分のことのように考えショックを
受けていた。

「生きながらして、喰われる時って痛いのかな??????」とも思うのだが、
以前何かで読んだことがあるのだが、ネズミ、野ウサギ、ガゼルなどなど
肉食獣に喰われる捕食動物というのは、喰われる瞬間の前の頃には、ショ
ック死してしまって、自分ではその痛みを感じないように神様がお作りして
いるらしいのね。


今日の臨時ニュースで、「衆院解散、総選挙年内に。」と。
与党が今選挙をすれば、勝てる。それだけの算段で、選挙費用が600億円
から700億円という大出費。『国民に信を問う』ーー能書きの虚しさ。
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図書館から借りていた本を慌てて読み、今日返却。

■丸山直樹編著『オオカミが日本を救う! 生態系での役割と復活
の必要性』白水社 ■三上修著『スズメの謎』誠文堂新光社 ■井
上ひさし著『一週間』新潮社



井上ひさしの『一週間』は、彼の遺作にして最高傑作といわれる、
ソビエトによるシベリア抑留を扱ったもので大部であった。
借り出し期間中には、とうてい読み切れないことが判ってしまった
もので、早々とアマゾンの古書を手配して到着。
後でゆっくり読むことに。

『オオカミが日本を救う!』は、パラパラっと読み流してみるとなか
なかに力作で、この2014年現在では<日本のオオカミ導入問題>
の集大成といえるものというのが解る。
日本のエコロジー思想の演繹など極めて詳細な歴史的分析などもあ
り、 よって、 どのみち手元に置いてこれまた精読が必要と思ったも
ので、 今日は日限を守って返却。

三上修『スズメの謎』は、もろもろの原因で今急速に数を減らしてい
るスズメ研究の最前線をやさしく解説した本。
このブログでも日を改めて書くことがあろうと思うので、詳しくは割
愛するが、なかなかに有用な本であった。
身近なスズメの本とはいえ、研究のアプローチの考え方やその仕方、
その科学的思考が、当方ら行政書士の業務へのアプローチの面でもな
かなかに勉強になった本だった。


帰ると、以下のようなニュースをネットで発見。

●デヴィ夫人「盲導犬制度の廃止を! 目の不自由な方に仕えるのみで
一種の『虐待』」
(2014年9月2日(火)14時18分配信 J-CASTニュース)


「盲導犬」は有用な犬の特性の活用と思わされて来たが、デヴィ夫人
の意見に口あんぐり!

たしかに、盲導犬という犬の立場に立てば、犬本来の習性を押し殺して、
ジッとしていなければならないように訓練されるというのは、「虐待」
なのかもしれない・・・・・・、とも思うな。



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ちょうど1週間前に、まるで突然に「オオカミ」の話題を取り上げ、
このブログに書いた。

そうすると不思議なもので、「オオカミ」という単語に急に過敏に
なったからか、昨日には、テレビ欄にもめった出ることもないハズ
の「オオカミ」の単語に出くわし、番組を観ることになった。


その番組は、NHKBS1の「国際報道2014」(夜10時から)とい
うもので、昨日のメインはパキスタンで続発する<名誉殺人の深い闇>。

親が娘を殺すという深刻でやり切 れない実態を取り上げていたが、
そのニュースとともに番組表にあったのが<絶滅オオカミが復活
年6000匹の羊が 被害に>というもの。

世界の趨勢のご多分に漏れず、フランスでもオオカミは絶滅してし
まったのだが、2000年ごろに、イタリアからわずか2頭がフラ
ンス南東部に越境して来たのを皮切りに、今では政府の保護政策も
あって、300頭以上にまで復活してきたのだという。



前回のブログでも触れたが、自然保護の観点からは「かつて生息し
ていたもの」は、やはり、今の自然にも「存在しているべき」とは
思うが、復活してみると、思いのほか人とオオカミの間の軋轢が大
きくなることが判明して来た。

フランスの農民たちのささやかな自衛策にもかかわらず、ヨ ーロッ
パの牧畜業のメインである羊が、オオカミの攻撃により多大の被害
を蒙り、もはや農家によっては死活問題にまでなっているというの
だ。

フランスでの昨年一年間の羊の被害が、実に6000匹というのだ
から、これは大変なことだ。


日本でも、本州に先んじて、エゾシカの増加により知床の自然が深
刻な打撃を受けている北海道で、すぐにでもオオカミ導入が叫ばれ
始めている。
アメリカイエローストーン国立公園でのオオカミ再導入が一定の効
果をみていることから、北米の専門家などからも太鼓判をもらい、
国内のオオカミ導入推進派の学者らは意を強くしているところなの
だが、昨日のフランスでのニュースを見る限り、 やはりまだまだ慎
重な検討を重ねる必要あり、と思った。


■丸山直樹編著『オオカミが日本を救う! 生態系での役割と復活の
必要性』白水社(2014年2月10日発行)

この本を借りて来たのだが、自分なりに考えて行こうと思っている。




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オオカミが生命を維持するためには、ネズミやウサギクラスの小動物
の捕食ではとても間に合わないという。

で、シカクラスの体重の植食動物をきっと食わざるを得ないと推進派
の学者はいうのだが、シカだって食われたくないから逃げ足は早い。

そうなった時、牧場にいる、シカよりは捕まえやすく手っ取り早い
家畜に触手が伸びる可能性は充分にある。


食ってもらいたいのは、シカ、イノシシなどなのだが、人間の思惑と
違って、簡単にエサになり易い羊を狙うことが十分に考えられる。


「あ~~ァ、違うんだよナ!?」

君ら、オオカミには羊じゃあなくって、シカ食って欲しいんだヨ!

いくらこう言おうとしても、オオカミは言葉が判らないから後の
祭りになってしまう恐れが、リアルにあるんだなァ。

8月1日の新聞の<担当記者がお薦め・夏休み 環境考える本>
(毎日新聞)という記事に乗り、お盆休みの後半、その1冊に目
を通してみた。

■ギャリー・マーヴィン著/南部 成美訳
『オオカミ  迫害から復権へ』白水社



上記は白水社のHPから引いてみたが、この本の内容は、この
HPの解説文で、まずご理解いただくことにする。



それにしても、日本でオオカミが絶滅したのが明治38年(19
05年)というが、それまでの日本では農作物に被害を及ぼす
イノシシやシカ、サルを捕食したり追い払ってくれる田畑の
守り神のような存在がオオカミだったらしい。

牧畜業が盛んな諸外国と異なり、日本では家畜をめぐっての人
間とオオカミとの激越な対立関係は生じなかったゆえだ。


しかし、明治期以降の近代化や都市化の進行の中で、状況は変わり
オオカミへの視点は大きく変化した。オオカミ駆除の方向へと一足
飛びの転換期を迎えた。

西欧でのオオカミへ込めたイメージ「強欲で狡猾で極めて残忍な
もの」、古くからの童話『赤ずきん』やら近代に入ってからも映
画『狼男』などで繰り返し刷り込まれたオオカミ=負のイメージと
いうものが、今を生きる我々日本人にも強化され植えつけられて
いる。

この本では、生態学的側面、そして文化史的側面まで網羅的に
紹介されているが、イギリスの社会人類学者という著者の博識は
留まるところを知らず縦横無尽、知的好奇心を刺激される好著と
なっている。

訳者も日本オオカミ協会会員で東京農工大農学研究科修了の研究者
ということもあって、一気に読ませる名訳で成功本の貢献大だ。



当方も山歩きをした時期があり、日光国立公園のニッコウキスゲ
に和んだ鮮明な記憶があるのだが、今やその群落もシカの食害で
風前の灯という。たしかに中禅寺湖の外輪山あたりを逍遥すると、
あたり一面シカの糞が覆い腰を下ろせないほどだから、シカの個
体数増加は目を覆うばかりで、まさにシカによる自然破壊の現状
は由々しき事態と言っていい。

この大きな要因と言われているのが、生態系ピラミッドの頂点に
君臨すべき二次消費者の肉食動物の「不在」ということになる。
そう、日本では100年前に絶滅してしまったニホンオオカミ
がいないことが、一次消費者(植食動物)であるシカの爆発的増加を
もたらしたという。(増加の要因には、他に日本における狩猟者
人口の高齢化などによる減少、地球温暖化による雪害の減少も
ある。)

そのような中、コウノトリの復活やトキの復活のように、オオカミ
を日本の山野に再導入し、生態系ピラミッドの頂点捕食者の復活
を目指す試みが出てきた。

日本オオカミ協会の設立、民間エコロジー運動との連動を企図し
広く国民に訴え世論形成を目指す活動という。


■丸山直樹・須田知樹・小金澤正昭編著
『オオカミを放つ  森・動物・人のよい関係を求めて』白水社



この本も合わせて読んでみたのだが、東京農工大、宇都宮大、
立正大などの研究者の生態系崩壊とオオカミ絶滅の連関のメカニズム
の考察やら、尾瀬にまでシカ出現の地道なフィールド調査やら、オ
オカミの糞分析による食性やら、連携するポーランドの研究者との
ポーランド現地調査の報告やら、連携するモンゴル人研究者による
モンゴルのオオカミ関係史などなど多岐にわたる研究のレポート
は有益だった。

この本は、誰でもが知りたい「オオカミは人を襲うのか?」で一つの
章を割いているが、ここの章の分担執筆者・桑原康生氏は、近著
『オオカミの謎:オオカミ復活で、生態系は変わる!?』を出している。

上記協会員のひとりではあるが、厳密な研究者ではなく、北海道で
のオオカミの飼育者であるらしい。
この桑原氏の近著をアマゾンのHPで開いてみると、ページの下部に
ひとりだけ「カスタマーレビュー」を書いている人がいて、氏の
著書に辛辣な長文の書評を書いているのにぶつかる。

インターネットにも、日本オオカミ協会にこれまた辛辣な反対表明
のブログを書いているのにも出くわすのだが、農産物への深刻な
被害をもたらしているシカ、イノシシ、サル、なかでもシカの及ぼす
それは、もはや農産物に留まらず、日本の植物相への深刻な打撃、
生態系の復元力不可能な恐れのレベルさえ予測させるまでの未曾有
の危険性をはらんでいる。



だがしかし、シカ害が如何に深刻な事態であろうとも、日本では
オオカミの再導入を図るというのは、短絡的に過ぎ、日本では
無理なのではないか。それが、わずか2冊の本を読んだだけなの
だが、読後の結論だ。

欧米などでは、古くは伝説的な人食いオオカミの話が多く残っている
らしいのだが、それは、オオカミではなくて<オオカミ犬>だったので
はないかという。(上記:桑原氏) オオカミ犬とは、オオカミとイヌと
の交雑個体で、オオカミの血とイヌの血の割合が微妙で、性格的に
デリケートで扱いが難しいという。よって、飼い主に捨てられ野生に
なることが多く、結果手の付けられない伝説的悪性種が生まれた可能
性があるという。
また、人を襲うオオカミは狂犬病に罹っていることが多く、よって
人に害を及ぼす事件は、こういうオオカミだったというのだ。

まともな健康オオカミは、本来、人を恐れ人には近づかないものと
いう。これは、モンゴルでも同様で、近くにオオカミが見えてもモンゴル
人は恐れたり、慌てたりしないという。


ところが、「健康なオオカミは人を襲わない。」が定説のところ、
1990年の半ば過ぎ以降、カナダではこの健康なオオカミが人を
襲う事故が相次いで起こったという。

種明かしを書けば、西欧でもモンゴルでも牧畜が主要な生業となって
いたようなところでは、オオカミが近づけば、家畜に被害が出る恐れ
があったから、人は殺さない時でも、癇癪なき仕打ちでオオカミを
追い払った。

いつでもそうであったから、オオカミは習慣的に人は恐ろしいもの
と学習したのだ。人が傍からみれば何気に慌てる様子もないと見える
平然とした感じは、あくまで人とオオカミとの安全距離以上の間が
あったから平然としていられた訳で、「人は恐ろしいもの」と思う
からオオカミはそれだけの距離を保った。


それが現代では、自然保護思想や動物愛護精神の浸透で、キャンプな
どで遭遇したオオカミにも人は優しくなった。

よって、「オオカミの人馴れ」が昂進し、怖がらずに人のすぐ近く
まで寄る個体が生まれた。ヘマをすれば、ペットまがいに餌やりまで
する人間が現れ、被害者となった。


知床でヒグマ見たさに仕切りを越えたり、日光のサルに軽い気持ち
で餌やりをした結果が、土産物店から菓子折りを強奪したり観光客
の荷物を脅し取る不埒なサルを作ってしまった。

「かわいい!」「かわいい!」の連発で、語彙失語症の日本人。
後先考えず能天気な我が国の楽天マインドは、全国津々浦々に
ユルキャラブームを生んだ。

『エサは与えないでください!』の看板なんて、じィー読めない
わけでもないはずなのに、まるで守れない我が国民だからして、
「日本の自然にオオカミを導入」なんて、無理だと思う。

まちがいなく「人食いオオカミ」を生んでしまうことになる。



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一般社団法人日本オオカミ協会のHPをみると、タレントの武田
鉄矢氏だの櫻井よしこ氏と対談などと。大相撲の横綱白鵬を
モンゴルオオカミだかの連想からか?引っ張り出すとか何とか・・・。

政治的にいえば、ポピュリズム姿勢がヤラシイな。
有名人攻勢ってか。

一旦オオカミを野に放ってしまったら、間違いがあったら
取り返しがつかないことになる。

地味でも、石橋を叩くような真剣な姿勢こそ望まれると思う。


■ヴェルナー・フロイント著『オオカミと生きる』白水社

地道にオオカミを知るため、今度はこれを読むつもり。

暑い日が続いています。
どうぞ、どちら様も熱中症には十分にお気を付け下さい。



さてそういう毎日の今日この頃、犬などの動物たちも年中
毛皮を着ている分、人間サマより大変です。

そんなおり柄、以下のような新聞記事。

●動物愛護法違反:飼い犬引きずり車走行で逮捕「犬の散歩」
(毎日新聞 2014年07月21日 22時06分)




記事によれば、動物愛護法違反で逮捕された飼い主は 「犬
の散歩をしていた」だけ・・・と言っているそうだが、乗用
車の後部フックに散歩用リードで愛犬をくくりつけて走らせ、
自分は冷房を効かせた車を運転していれば、これはやっぱ、
動物虐待でしょ。

まさか車を時速50キロや60キロでは走らせていなかった
のでしょうが、時速20キロや30キロでも、常時それで走
りつづければ、なま身の犬君だって、足がもつれ素っ転んだ
りだってするでしょ!?


記事にも『・・・飼い犬を車で引きずりながら走行した ・・・』
とあり、『犬の右前足を傷つける虐待』の疑いともあることから、
もう犬は車のスピードについていけず 転んだのに、飼い主はそれ
も知らないまま車を走らせ、 犬をズルズルと引きずって走った?

見かねた現場近くの住民が110番通報し、男は『現行犯逮捕』
されたと。

犬がブラッドハウンドやらボルゾイ、はてはビーグルなどのもと
もとの狩猟犬ならいざ知らず、(こういう犬種だって実際は許さ
れないが。)普通のペット犬に「散歩してただけ」 はあり得ない。



近所を散歩する方にも、リードを引きながら自分は自転車に乗っ
て・・・・のお方がおられる。

「もしもし・・・、あのねェーーー!?」と注意してあげたいのは
山々なのですが、その御仁がそもそもブルドックみたいなお顔の
上に、ジロリとこちらを睨むもので、どうしたものかと思ううち、
自転車はいつも、通り過ぎてゆくのでした。

犬は小さな室内犬のようだから、自転車のペースで走るのは結構
大変なのではないか?
で、でも、筋肉増強ギブスを付けている星飛雄馬のように、飼い
主の自転車伴走の散歩に耐えていたら、やがては、オリンピック
も夢ではなくなるのかも????
そうも考えていつも引き下がる、気弱な当方なのです・・・・。



ちょうど夏休みの今頃、小学生の男の兄弟2人が犬を連れて散歩
に出るところに出くわしたことがありました。
今日のようにガンガンに暑い日。
しかも、時間は14時ごろの 一番暑い時間帯。

「あのね、犬の背は低いから地面の輻射熱で、君らよりも暑いん
だヨ。しかも、犬って靴を履いてるわけじゃないから、地面が焼
けている今頃の時間の散歩では、肉球がやけどしてしまうことも
あるからね・・・・」
通りすがりのオッちゃんの当方でしたが、2人にこう言ってあげ
ると、2人は顔を見合わせた後、黙って門の中に戻って行きました。



つい最近、ある日にガラにもなく早起きしてしまった。
そうしたら、ご近所の奥さんが愛犬と散歩に出るところが雨戸開け
をしていた2階から見えたのです。
へェー、ちゃんとしたご家庭では、「まだ涼しいうちに犬との散歩」
という、教科書通りのペットとの暮らしが、ホントにあるのを知り
ました。

ペットは飼い主を選べないものな。
飼い主さんはペットという「いのち」と真摯に向き合い、日々勉強
なのですね。



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趣味:
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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