この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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ちょうど1週間前に、まるで突然に「オオカミ」の話題を取り上げ、
このブログに書いた。
そうすると不思議なもので、「オオカミ」という単語に急に過敏に
なったからか、昨日には、テレビ欄にもめった出ることもないハズ
の「オオカミ」の単語に出くわし、番組を観ることになった。
その番組は、NHKBS1の「国際報道2014」(夜10時から)とい
うもので、昨日のメインはパキスタンで続発する<名誉殺人の深い闇>。
親が娘を殺すという深刻でやり切 れない実態を取り上げていたが、
そのニュースとともに番組表にあったのが<絶滅オオカミが復活
年6000匹の羊が 被害に>というもの。
世界の趨勢のご多分に漏れず、フランスでもオオカミは絶滅してし
まったのだが、2000年ごろに、イタリアからわずか2頭がフラ
ンス南東部に越境して来たのを皮切りに、今では政府の保護政策も
あって、300頭以上にまで復活してきたのだという。
前回のブログでも触れたが、自然保護の観点からは「かつて生息し
ていたもの」は、やはり、今の自然にも「存在しているべき」とは
思うが、復活してみると、思いのほか人とオオカミの間の軋轢が大
きくなることが判明して来た。
フランスの農民たちのささやかな自衛策にもかかわらず、ヨ ーロッ
パの牧畜業のメインである羊が、オオカミの攻撃により多大の被害
を蒙り、もはや農家によっては死活問題にまでなっているというの
だ。
フランスでの昨年一年間の羊の被害が、実に6000匹というのだ
から、これは大変なことだ。
日本でも、本州に先んじて、エゾシカの増加により知床の自然が深
刻な打撃を受けている北海道で、すぐにでもオオカミ導入が叫ばれ
始めている。
アメリカイエローストーン国立公園でのオオカミ再導入が一定の効
果をみていることから、北米の専門家などからも太鼓判をもらい、
国内のオオカミ導入推進派の学者らは意を強くしているところなの
だが、昨日のフランスでのニュースを見る限り、 やはりまだまだ慎
重な検討を重ねる必要あり、と思った。
■丸山直樹編著『オオカミが日本を救う! 生態系での役割と復活の
必要性』白水社(2014年2月10日発行)
この本を借りて来たのだが、自分なりに考えて行こうと思っている。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。
オオカミが生命を維持するためには、ネズミやウサギクラスの小動物
の捕食ではとても間に合わないという。
で、シカクラスの体重の植食動物をきっと食わざるを得ないと推進派
の学者はいうのだが、シカだって食われたくないから逃げ足は早い。
そうなった時、牧場にいる、シカよりは捕まえやすく手っ取り早い
家畜に触手が伸びる可能性は充分にある。
食ってもらいたいのは、シカ、イノシシなどなのだが、人間の思惑と
違って、簡単にエサになり易い羊を狙うことが十分に考えられる。
「あ~~ァ、違うんだよナ!?」
君ら、オオカミには羊じゃあなくって、シカ食って欲しいんだヨ!
いくらこう言おうとしても、オオカミは言葉が判らないから後の
祭りになってしまう恐れが、リアルにあるんだなァ。
このブログに書いた。
そうすると不思議なもので、「オオカミ」という単語に急に過敏に
なったからか、昨日には、テレビ欄にもめった出ることもないハズ
の「オオカミ」の単語に出くわし、番組を観ることになった。
その番組は、NHKBS1の「国際報道2014」(夜10時から)とい
うもので、昨日のメインはパキスタンで続発する<名誉殺人の深い闇>。
親が娘を殺すという深刻でやり切 れない実態を取り上げていたが、
そのニュースとともに番組表にあったのが<絶滅オオカミが復活
年6000匹の羊が 被害に>というもの。
世界の趨勢のご多分に漏れず、フランスでもオオカミは絶滅してし
まったのだが、2000年ごろに、イタリアからわずか2頭がフラ
ンス南東部に越境して来たのを皮切りに、今では政府の保護政策も
あって、300頭以上にまで復活してきたのだという。
前回のブログでも触れたが、自然保護の観点からは「かつて生息し
ていたもの」は、やはり、今の自然にも「存在しているべき」とは
思うが、復活してみると、思いのほか人とオオカミの間の軋轢が大
きくなることが判明して来た。
フランスの農民たちのささやかな自衛策にもかかわらず、ヨ ーロッ
パの牧畜業のメインである羊が、オオカミの攻撃により多大の被害
を蒙り、もはや農家によっては死活問題にまでなっているというの
だ。
フランスでの昨年一年間の羊の被害が、実に6000匹というのだ
から、これは大変なことだ。
日本でも、本州に先んじて、エゾシカの増加により知床の自然が深
刻な打撃を受けている北海道で、すぐにでもオオカミ導入が叫ばれ
始めている。
アメリカイエローストーン国立公園でのオオカミ再導入が一定の効
果をみていることから、北米の専門家などからも太鼓判をもらい、
国内のオオカミ導入推進派の学者らは意を強くしているところなの
だが、昨日のフランスでのニュースを見る限り、 やはりまだまだ慎
重な検討を重ねる必要あり、と思った。
■丸山直樹編著『オオカミが日本を救う! 生態系での役割と復活の
必要性』白水社(2014年2月10日発行)
この本を借りて来たのだが、自分なりに考えて行こうと思っている。
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オオカミが生命を維持するためには、ネズミやウサギクラスの小動物
の捕食ではとても間に合わないという。
で、シカクラスの体重の植食動物をきっと食わざるを得ないと推進派
の学者はいうのだが、シカだって食われたくないから逃げ足は早い。
そうなった時、牧場にいる、シカよりは捕まえやすく手っ取り早い
家畜に触手が伸びる可能性は充分にある。
食ってもらいたいのは、シカ、イノシシなどなのだが、人間の思惑と
違って、簡単にエサになり易い羊を狙うことが十分に考えられる。
「あ~~ァ、違うんだよナ!?」
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いくらこう言おうとしても、オオカミは言葉が判らないから後の
祭りになってしまう恐れが、リアルにあるんだなァ。
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プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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