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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●安倍首相「責任は私にある」=対テロ、情報機能強化目指す
(2015年2月4日(水)12時38分配信 時事通信)

2月4日今日の、衆院予算委員会での答弁と言う。

テレビ中継も見ていないから、詳しい前後の話は判らないが、
日本人二人が人質となり、世界中の耳目を集めた2週間余り
の後に、最悪の結末となったあの事件のことだ。

国会中継など覗くと、議員みんなの『言葉遊び』にしか見えない
から、バカらしくなって来る。



度重なる水面下の交渉空しく、後藤さんの処刑映像が流され、日
本中が悲嘆のどん底に突き落とされた直後にも、安倍総理は「テロ
リストたちを絶対に許さない」と言い、「その罪を償わせる」とも
言った。

まあ、単純明快にハッキリしたもの言いなのだが、人二人が無残に
殺されたことに「責任は私にある」というなら、どう責任を取ると
いうのか?
言う方も言う方だが、訊く方だって「責任は私にある」と言わせれば
それでオシマイ・・・。


先の「テロリストたちを絶対に許さない」だの「その罪を償わせる」
とは、一体誰がどうしようと言うのか?
話は劇画調でカッコいいのだが、人質解放に他力本願何にも出来なか
ったクセして、どうしてこういう言い方なのかな????

昔の総理大臣は、こんな出来るか出来ないか判らないことを、カッコ
良くなんか言わなかった。
「あ~ァ、う~~~、そのォーーー、であるからして・・・・、」と
何を言っているのか訳の分からない言いぐさで、周りをケムに巻いた
はずだ。


まあ、情況が情況だからして、安倍首相の責任を追及し過ぎるとイスラ
ム国の思う壺にハマるから、ヤメにするが、まあ、言葉遣いは慎重に
して貰わないと、国民が貧乏クジを引くことになるから、ホントお願い
しますよ。

●「安倍首相のせいで日本人がテロの標的に」ジャーナリストの指摘に
疑問、反論が噴出
(2015年2月2日(月)19時55分配信 J-CASTニュース)


●イスラム国の蛮行を英メディアはこう報じた日本がテロ戦争へ参加する
かどうかを注視
(東洋経済オンライン 2015年02月04日)


●【イスラム国事件】すでに「戦争」始まっている・・・「敵」国内にも
佐藤優氏
(2015年2月3日23時5分 産経新聞)



まあ我々も、冗談抜きの事態に巻き込まれる恐れも出て来た苛烈な時代を
迎えているが、最後は周囲に振り回されずに、自分の耳、目を欹て、自分
のことは自分で守って行く自覚と気概が不可欠なのだな。

●独首相「人間にあれほど残酷なことが可能とは」
(読売新聞 6時間前)

ヨルダンのパイロット焼殺が世界中に報じられての、ドイツ・メルケル首相
の声明の中の言葉だが、先の大戦で700万人とも600万人とも言われる
ユダヤ人虐殺の歴史を生んだドイツの首相の言葉とも思えない。

この言葉選びでは、「ドイツの罪」を反古にしたのか?と言われかねない。

日本もドイツも、国のリーダーはコメントを吟味してから発してもらいたい。


今年はユダヤ人強制収容所の解放から、70年の節目の年とも言われる。
おとといには、自分なりにその歴史を直視しようと頼んだ本、芝健介著『ホロ
コースト』(中公新書)が届いた。



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今朝の笠間地方の最低気温は、マイナスの6.6℃、寒かったァ。

今日は歯医者の予約日だったもので、朝一番の外出。



車が暖まる間もなく、ブルブルで歯医者の駐車場に入ろうとすると、
なんと、先に駐車の車がエライ間隔を空けて停まっていて、停め難
いと言ったらありゃしない!?

一番左ハジにベンツが停まっていたからなのか、次の車は丁度一台
分ほど間隔を空けて停めてある。
ところが、その次の車も、同じようにまた、一台分ほど間隔を空け
て停めてあるじゃないの!?

いったい、なんなんじゃァ????


それぞれの車と車の間が、ちょうど、車一台が入るか入らないギリギリ
の間隔・・・・・。
駐車場のラインが引いてある、そんな駐車場ではないもので、どういう
停め方でも文句は言えないが、常識つーモンがあるでしょ!?



何とか別の場所を探して車を停め、歯医者の中に入ってみれば、珍しく
先客はひとりだけ。
大人が7~8人ほども座れるソファなのに、先客のおじさんは、なぜか?
左ハジの隅っこに縮こまって座っていた。

そうして、ほとんどが無人のソファには、黒系統のコートだか、ジャン
パーが2つ、これまた、間隔を空けて座っていらした・・・・。

右の方のは、エライ態度がデカくて、キチンと畳まれた風体ではなくて
片方の袖がソファの空きスペースに広がっていたナ。

<なんだよ?座らせたくなくて、そんな恰好してるの???>という態
だった。
(コートなど自分のモノは、診療室の中まで持って入れば、ちゃんと、
置けるカゴがある、つーのに。)



待っている間、どんなお方が診療を終えて出て来るのか?好奇心をそそ
られた。

男なら、名前が鬼瓦吉右衛門だの、山賊金太郎と言った顔中髭もじゃの
筋骨隆々のお方?女なら、泉ポン子とかいう顔中金歯だらけの姉御風の
うっせえ、オバはんでも出て来るか・・・・・・?



ガラッ、引き戸が開いて、おっちゃんが一人出て来た!!

残された衣類のない真ん中に当方は座っていたのだが、その治療済みの
おっちゃんは、左の、袖がエライ威張っていたコートを掴んで着た。


見たら、何のことはない、背の低い、大人しそうなヒョヒョロの白髪。

な、な、なあ~ァんだ!鬼瓦吉右衛門とは似ても似つかないおっちゃん
でガッカリ。


帰りに、我が団地内にまで走って来ると、ちょうど、前方が左にカーブ
するあたりに車が一台停車中。

カーブしているから、車がいなくても見えにくい場所なのだが、この
停車中の車を追い越すために対向車線に出っ張ると、危険な場所だ。

どうして、こんな場所に停まっているかね?????

前方を確かめてから、ユックリと追い越しざま、運転席を見れば、ひとり
のおじいさん。



まあ、超高齢社会というけれど、どこに行っても出くわすのは年寄ばかり。

介護保険のお世話にならず、お元気なのはイイことなのだが、自分本位の
「オレ様」的態度、なんとかならないものか。


いや、「オレ様」だなんてこれっぽっちも思ってなんかいない、と言うの
なら、じゃあ、もう少し譲り合いの精神、思い出して欲しいと思うな。
古い日本の美徳が、高齢者にこそ欠落していると思う今日この頃。

元気なお年寄りの「老害」防止に、『老稚園』が必要な時代が来るかもしれ
ない。



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先ほど実家に行っていた家人が帰って来て、<豆まき>しようって・・・。

ええっ、今日か? 明日じゃないの???

WEBで調べてみると、やっぱり今日だった。



世の中にはそんな善男善女が多いと見えて、検索数が4000件を超えて
いた。

鬼が来るのは、夜中らしいから<豆まき>は夜ほどイイらしいのね。


「豆まきしよう・・・。」と言われたが、そんなことを言い訳に、21時
過ぎに延ばした我が家。

明日はそういうことで、立春となる。

暦の上でも何でも、春の言葉を聴くのはうれしい。

まあ、温暖化という割には、寒い日が続き、もう寒さにはコリゴリだもの。

今朝は朝からイイ天気で、東向のウチの台所にも、まだ実際は
寒いとは言え、近づく春を感じさせる柔らかな日差しが差し込
んでいた。


ふと見ると、「えっ!?」と言いそうになった。

少なくなっていた台所洗剤に変わって、本日デビュー!の真新
しい洗剤のボトル。



それが、よりによって、キャップもそうだが、白色が混じると
は言えオレンジ基調のラベル、ボトル本体もオレンジ色で、要
するに『オレンジ色』の真新しい物体があったのだ。
新品というのもあったが、今朝には特別に際立って目立った!!


ウチの台所洗剤と言えば、<何とかレモン>とかいう黄色いも
のがあった時代は確かにあった。
しかし、ここ何年かはライムの香り・・・とかの、ボトルは緑色
基調のものが続いていたわけで、なして、今日から『オレンジ
色』?????


きのう一日、「後藤健二さんの悲しいニュース」に終始し、それ
より何より、ここ2週間近くは、オレンジ色の服を着せられた日
本人人質問題に明け暮れた。
そして、悲しい結末を聞いた翌朝の『オレンジ色』を発見しては、
家人の無神経さに度肝を抜かれた・・・・。


これからは、日本人もテロの対象として狙われる時代が来ると言う。

それで、過敏になっているわけでもないのだが、ここのところの
報道の見過ぎによる「刷り込み」もあって、いや、それより、当方
が長らく広告・宣伝の分野の業務に従事して来たこともあるかも
知れない。何しろ今の職務に就いてからでも、会の組織での広告媒体
制作に従事することもあったから、普通の人よりも『色』への感度
が高いせいかも知れない。

●「後藤さん殺害」:「無念だろうな」池上さんら涙こらえ
(毎日新聞 2015年2月2日)

●「イスラム国」は、なぜ人質にオレンジ色の「囚人服」を着せるのか
=中国メディア
(サーチナ 2015年2月2日11時33分)


オレンジ色の服は、イラク戦争時の米軍捕虜虐待事件の際、ジハード
主義者にオレンジの服を着せてグアンタナモ基地に収監したことへの
当てつけというのが大方の見方だが、アラブ地域ではゴミ箱の色がオ
レンジ色だそうで、米国側への最大限の愚弄の意味が込められている
とも言う。



でも我々が本来オレンジ色に持つイメージは、「暖色」であるから、
温かく、エネルギーを喚起させる色なんだよね。

テロと処刑という暗いイメージが、一握りの不埒な集団により作り出さ
れてしまったが、世界が一つになってその払拭に努め、本来の明るく
温かいイメージを取り戻したいと願うばかり。


●オレンジ色 (ウィキペディアより)

日本古来の呼び名『橙色』(だいだいいろ)という音の響きもいい。
(厳密には、色相的には異なるのだが。)



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1月25日付の新潟日報のコラム『日報抄』を読んだら、奇しくもオレンジ
色の話。
知らなかったのだが、Jリーグ・アルビレックスのユニフォームの色のオレン
ジは、「日本海の夕日」に由来するのだそうで・・・。


日本海側の人たちは、「日本海に沈む夕日」をことさら自慢するのが常で
何とも理解出来ないのだが、新潟ばかりでなく、富山でも石川でも島根、鳥取
でもそう、なんでしょ!?

村上市に住んでいた頃、朝日が東側の山形県の山々の端から昇るのが、最初は
不思議で、やがて、侘しかったな。


いや、話を戻して、何しろ日本海側の人は「夕日が好きで」それを自慢にして
いるんですね。

ま、確かに美しいとは思いますが、大洗の海から昇る「朝日」の方が好きだ。


●新潟日報コラム『日報抄』(2015年1月25日付)


このコラムは、藤沢周平さんのエッセー集「ふるさとへ廻る六部は」(新潮文庫)
を引用して『日本海の夕日』を紹介していますが、このエッセー集もイイ味わい
です。
昨年に事務所を含め蔵書を整理したのでしたが、心配になり母屋の本棚をチェック
してみたら、「ふるさとへ廻る六部は」は捨てないで収納してあってホッ!?

















読売新聞に『人生案内』という、紙面での相談コーナーがある。

生活者が、日々の暮らしの戦いの中で出会う、迷いやら悩みの
数々を、有識者と言われる方々が助言したり応援したりという
回答を寄せるコーナーで、当方ら部外者の読者にとっても「生
きる」羅針盤の役割を果たす有用な紙面である。


かつては新聞社のWEBページから簡単にリンクが出来たのだが、
紙面自体が知的財産であり、新聞購読者以外にはオープンにはし
ない風潮の拡がりで、今ではそれが簡単に引けないゆえ、最近目
に留まった「ある日の相談」の要旨を以下に記そう。

それは、おとといあたりの記事かと思って探したところ、実際は
1月27日(火)のものだった。
貧乏ヒマなしの当方など、ここでも、バタバタと日数だけが過ぎ
ていることを実感する。



さて、ではその記事。

  『90歳になる母を1人で15年以上も介護している60
 代後半の女性からの相談。
  親の介護で過ごし独身という。
 
  介護生活の先行きが見えず、遠方の兄に「相談に乗ってほ
 しい」と初めて手紙を書いたそうだ。
  
  すると、兄からは電話で「遠方だから無理」「金銭援助を
 したら自分たちの生活が破綻する」とどなられたそうだ。
  
  今は兄に頼るのはあきらめ、デイサービスなどを利用し助
 かっていると。
  介護がいつまで続くのかと考えると不安で、考えると夜中
 に目がさめることもあるほど、精神的つらさがつのる。
  世の中にはもっと大変な人もいると自分に言い聞かせては
 いるが、つらくてならない。ご助言下さい。』
 
  (<東京・Y子> 2015年1月27日(火)付
      読売新聞『人生案内』欄からーーー黒田要約)

この日の回答者は、作家の久田 恵さんであったが、『大事なのは
介護で自分を犠牲にしない決意。自分らしい介護を工夫し、介護を
通していろんな人とつながり、新しい世界を広げていきましょう。』
『あなたが積極的に生きること、それがなにより大事』と回答。
冒頭では、『あてにならない人にこだわらないのは正解です。』とも。



「遠方だから(介護は)無理」「金銭援助をしたら自分たちの生活が
破綻する」という、この兄は酷いな。

今日のブログで、どうしてこういう事例を取り上げたかというと、日頃、
介護はともかく、遺産相続の分野など家族関係が係るところでの<兄弟
姉妹>の綱引きには、ホトホト辛く、暗ら~~い気分に落ち込むことが
多いからだ。

民法第877条に(扶養義務者)の規定がある。

 第877条 直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。


民法では、同法第878条で(扶養の順位)を定めていて、扶養すべき者
の順序が当事者間で調わないとき、又協議ができないときは、家庭裁判所
が定める旨規定している。
つまり、今日の事例のように兄が「遠方だから無理」やら「金銭援助をし
たら自分たちの生活が破綻する」など自分の言い分を頭ごなしに言い張って
妹の言い分に聴く耳を持たないとすれば、家庭裁判所に申し立てて決めて
もらう手段もあるのだ。

ただ、この記事の相談者の場合は、親のことで波風を立て、兄妹間での「泥
試合」をすることまでは考えていないだろうから、紙面の回答者の久田 恵
さんのアドバイスを参考に、「前向きに生き直す」心構えの方がイイとは思
う。


しかし、民法877条に言う「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする
義務がある。」と言うことをハナから理解せずに、親の介護を妹に押し付け
て<頬かむり>を決め込むその姿勢には、何とも釈然としない。

現在の規定では、「出来るものが」という前置が想定されて<生活扶助義務>
程を求める程度なのだが、超高齢社会の今、老親扶養は未成年の子どもの保護
同様に<生活保持義務>レベルに処遇するべき時代になって来ているとみる
べきなのだろうと思う。




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そんなこんな暗い現実を覗くにつけ、気持ちの盛り下がる昨今、以下の記事が
暗い心にストンと落ちた・・・・。
イイ話だったな。

●今は空き家 市村正親生家を維持する篠原涼子が近所で高評価
(2015年1月30日(金)7時0分配信 NEWSポストセブン)


「人を殺したかった・・・。」
●恐ろしいほど酷似・・・名大女子学生と佐世保少女Aの”共通点”
(2015年1月30日(金)9時26分配信 日刊ゲンダイ)


イヤなニュースが続く。

イスラム国による衝撃的な斬首映像は、現在日本のWEB上では
見られなくなっているそうだが、ネットを丹念に繰ると、アラブ
の現在を映す処刑シーンのショッキングな映像に出くわすことも
ある。

当方が出会ったのは、イラク兵によるイスラム国戦闘員処刑のシ
ーンであったが、それを見ると、イスラム国であろうと、イラク
政府軍であろうと、アラブ世界の果てし無い、殺し合いの連鎖の
寂寥であった。


先に処刑されたと思われる男たちの遺体が、10体ほど折り重な
ってボロ雑巾のように横たわる中、二人の男たちが引き出され、
跪づかされる。
映像は周りを取り囲むイラク兵らの、興奮した嬌声で物凄く喧しい!

尋問なのか、蔑みの罵声なのか分からないが。捉えられた男も何や
ら答えているようだが、結論は明白だ。

と、突然銃声が響いて、至近距離からの銃弾が右の男の身体を打ち
抜き、男は声も無く倒れ、そこに新たな銃弾が数発。


その時にも、左に座らせられた男は、視線を正面上に据え何やら
言っている。自分の左横の倒れた男の方など一顧だにしなかった。

こういう時は、映画の場面のように仲間など構っていられないのだ
ろう。

やがて、躊躇の瞬間のヒトカケラもないように、次の銃声!!

この男は、甲高い呻き声を発して斃れたが、次のトドメの数発が身
体に当る時には、もう、単なる物体の反応だった・・・・。

数秒前まで生きていた人間が、単なるモノに変わる「死」の瞬間を
見させられた。


今、戦場カメラマン渡部陽一さんの『戦場取材の掟』がネット上で
話題になっているという。
氏の掟は「ゲリラが蔓延する地域には近づかない」など8か条から
なり、その7.に「捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格」と、
厳しいが的を射た掟だと支持する声が多い。

ま、中には「・・・近づかない」のだから、そもそもが渡部氏は戦
場カメラマンではなくて、『戦場外カメラマンだ』とつっこむ見方
もあるとは言うが。


さて、こういう折も折、NHK-BS1の世界ドキュメント枠で現在
放送されているのが、ナチスによるユダヤ人虐殺を扱う記録映像だ。

昨夜観たのが、1月26日(月)放送の『実録アイヒマン裁判』


当方が小学生時代に、このアイヒマン裁判の新聞記事を見た覚えがある。
防弾ガラスに覆われた被告席に座るアイヒマンの報道写真であり、そう
いう意味で、まだ子供であったからホロコーストのことなどまるで知ら
なかったとは言え、自分にとっても同じリアルタイムを共有した事件で
あったと言える。

「ユダヤ人問題の最終的解決」に深く関与し、数百万のユダヤ人を強制
収容所へ移送するのに指揮的役割を担った(ウイキペディアより)アイ
ヒマン。
死刑に処される直前まで「無罪」を主張したと言うが、彼が公判時に残
したという言葉が有名だ。『一人の死は悲劇だが、集団の死は統計上の
数字に過ぎない』(ウイキペディア)

数百万の人々をガス室送りにする列車運行の責任者だった男は、公判時、
最後まで自分の命を惜しみ、無表情・無機質に抗弁した。
かつて効率的で事務的な「死」の追求に躍起となった人間が、己の「生」
への凄まじい執着・・・・・。


古今東西、人類が生んで来た夥しい数の殺戮の歴史は、今なお止まること
を知らず、今日も悲しく積み重なり続けている。

そして現実に戻れば、日本もその脅威の前に、深刻なリアルに直面させられ
ている。


●中東・イスラーム学の風姿花伝
(池内 恵/東京大学准教授 のブログ)
イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ
(2015/01/20 20:55)



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上記池内 恵氏の『イスラーム国の衝撃』(文春新書)は、大学教員の
著作ゆえアラブ世界に不案内の読者には、やや難解だ。

同種の本の黒井文太郎著『イスラム国の正体』(ベスト新書)は、元週
刊誌編集者の本だけあって、なかなかに読みやすく、ルポ的手法もあって
理解の助けとなる。

シリア人女性と結婚しているだけあって、現地踏査経験豊富なこと、広い
情報源の人脈など中東世界に明るい著者の裏打ちから、この地域とイスラ
ム国理解のためには、こちらの本から入ることをお勧めしますね。

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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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