この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日は朝から強い雨の中、地元社協主催の「復興ボランティア
交流会」に行って来た。
災害関連の集まりだから、迷わず<長グツ>での参加にした。
内容は、「炊き出し訓練」と「災害講演会」の2本立て。
「災害講演会」は、昨秋大きな被害が出た常総市の社協職員に
よるものだった。年齢的には若い世代の方でしたが、発災直後
から八面ろっぴの大奮闘が偲ばれた、なかなかの好漢でした。
災害復旧ボランティアの受け入れ・活動配分などに尽力された
らしいが、参集したボランティアが延べ36,365人。
発災初期のピーク時には一日3,000人にも上る方々の受入
整理に当られた由、頭が下がる思いでした。
関東・東北豪雨災害は、平成27年9月10日のことだったが、
いまその災害から丁度1年を迎えようとしている。
常総市の人口は、発災以来1,000人の人口減となり、市内
には空き家や更地が増加しているという。
あのヘリが乱舞しての懸命な人命救助のテレビ中継を思い出す
人も多いと思うが、巷間、あれこれ忙しい日常の中では、つい
<あの時>は忘れ去られようとしている。
現実には、常総市の現場では『災害は、まだ終わっていない。』
という。(上記講演会の社協職員の弁。)
被災世帯の定期的訪問活動を続けているというが、一階が水を被
って廃屋のようだから、無人の家だと思うと、実はいまだに二階
部分で暮らしている人がいたりするというのだ。
台所、洗面所、トイレなど生活基盤の大概が一階にあったハズな
のに、それが壊滅的になりながらも、やむなく暮らし続けなけれ
ばならない高齢者層を中心とした経済弱者の人々。
講師は、社協の組織体制強化策として「災害VC整備、見守り体制、
包括的な支援」を挙げていたが、「支援者の連携強化」も強調して
いた。
「行政・ボランティア・NPO・地域住民」それぞれが今以上に連携
してゆくことが必要だと。
また、こんな具体的な話も興味深かった。
例えば、「わたしは、もうトシでボランティアなんてとてもとても
(出来ない)」
・・・・そうじゃないんだそうだ。
一端被災地になったとすれば、全国からボランティアがはせ参じてく
れる。
しかし、そのボランティアの皆さんは、その"被災地”の地理に明るく
ない!!
「どこどこの地区に今すぐ向かって欲しい・・・!」「急いで!!」
他県から来たボランティアさんは、向かおうにも地理が判らない。
復旧した幹線道路ももの凄い大渋滞だ。
その時、重いものなど持てないおばあさんだって、ボラさんの運転す
る車の助手席で、ナビゲーターは出来るでしょ!!------。
だそうダ。
いやはや、目からウロコだった。
この講師さん、お若いのに、「まとめ」までその旨いこと。
以下は、そのレジュメからそのまま拾うことにしよう。
【被災地でのボランティア活動】とは・・・として、『「泥だし」や
「家具運びだし」はボランティアのひとつであり、すべてではない。
被害にあわれた方々の「心を救う」ための行為であり、自分のためで
はなく被害にあわれた方のこと、地域のことを想い、相手の立場になって
何ができるかを考えて行うことが何よりも大切』という。
また、災害に強い地域づくりのためには、『つながり作りは、大切な備え
』とも強調した。『地域のつながり作り』『支援者のつながり作り』
そして『つながりは、備え』そのものだとした上で、最後に『それは「忘
れない」ということ!』と、現実の大規模災害を潜って来た当事者として
力強い言葉で結んだ。
この日のもう一つのイベント『炊き出し訓練』も、当方には初体験だったも
ので、大変意義深いものとなった。
もしも・・・被災者になってしまった時には、毎日毎日エサみたいに支給さ
れる菓子パンだけでは参ってしまうものな。
小さな耐熱ビニール袋に米を入れ、それと等倍の水を入れて密封。沸かした
湯(池の水でも風呂の水でも沸かすだけだから、可。)に入れると、夏場なら
25分で、ご飯が出来る。
これはイイ!!
この日の訓練では、日本赤十字社の『災害救護用・非常食』と銘打ってある
オリジナルのビニール袋を使ったのだが、米1合・半合の目盛り、その場合
に入れる水の量の位置まで印刷されているスグレ物だった。
炊きあがったMyご飯(事前に、ビニール袋に分別出来るよう氏名を記入した。)
を食べてみたのだが、いい具合に炊き上がってグー。
しかし、後日自宅で復習しようと思うと、この袋は日赤オリジナルで市販は
されていない・・・と。
そりゃそうじゃろ。
だが、類似のビニール袋はないものか?と質問が飛んだのだが、主催者の言は
「あるんじゃないかナ!?」
なんとも心もとない。
それに、日赤印ビニール袋、日赤印クリアファイル(会場で一人に一枚クレタ)
は、篤志者の寄付により購入した貴重で大事なものだから、大切に使って欲し
い旨のご注意が何度かあった。
さも恩着せがましく言うもので、そんなに大事なものなら配らずに回収したら、
と向かっ腹が立ったな。
もともと”意識高い系"が大概のはずの会場で、言われたくもないことだった。
サバイバルの方法論や柔らかアタマの流用術のヒントが大事なのだと思うのだが、
日赤ファンクラブ(正式名称は不案内だ。)の面々の、頭カッチカッチには参った。
この日の訓練だと、日赤『非常救護用 非常食』と書かれたビニール袋がないこと
には、被災民にはご飯は作れない・・・・、ということになってしまうじゃないの!!
中規模の段ボール箱に、おコメ、プラスプーン、乾燥山菜具、乾燥炊き込みご飯の元
(この2つは、ひとつの箱に入っているのではなく、別の種類として箱は別々。)
取り分ける包材。それが一つ箱に入って、50人分の食糧というのも試食させて
もらった。
調理の必要はなくて、箱の中にお湯を注いで20分位で出来上がり。
これもイイと思ったが、自治体や社協側の救助用で、これまではニュースなどでも
観たことはないから、数に限りがあり、やはり大抵の被災者は、菓子パンをお上か
ら戴くパターンが今後とも続くんだろうね。
その意味で、ビニール袋でご飯を炊く技術の重宝さは、この日一番の収穫だった。
日赤の袋なんかなくたって、世の中、ちゃんと研究し実践している人がいるから
そういう人のブログが参考になる。
●Hatena Blog ゆるり~ん
「【実験】ビニール袋でご飯を炊くのをやってみました! 2016.04.25」
これからは、時たま「ビニール袋ご飯炊き」と、レトルトカレー類などおかず
の研究及び買い溜めを目標にしよう・・・・。
●人気ブログランキング へ
よろしくお願い致します。
交流会」に行って来た。
災害関連の集まりだから、迷わず<長グツ>での参加にした。
内容は、「炊き出し訓練」と「災害講演会」の2本立て。
「災害講演会」は、昨秋大きな被害が出た常総市の社協職員に
よるものだった。年齢的には若い世代の方でしたが、発災直後
から八面ろっぴの大奮闘が偲ばれた、なかなかの好漢でした。
災害復旧ボランティアの受け入れ・活動配分などに尽力された
らしいが、参集したボランティアが延べ36,365人。
発災初期のピーク時には一日3,000人にも上る方々の受入
整理に当られた由、頭が下がる思いでした。
関東・東北豪雨災害は、平成27年9月10日のことだったが、
いまその災害から丁度1年を迎えようとしている。
常総市の人口は、発災以来1,000人の人口減となり、市内
には空き家や更地が増加しているという。
あのヘリが乱舞しての懸命な人命救助のテレビ中継を思い出す
人も多いと思うが、巷間、あれこれ忙しい日常の中では、つい
<あの時>は忘れ去られようとしている。
現実には、常総市の現場では『災害は、まだ終わっていない。』
という。(上記講演会の社協職員の弁。)
被災世帯の定期的訪問活動を続けているというが、一階が水を被
って廃屋のようだから、無人の家だと思うと、実はいまだに二階
部分で暮らしている人がいたりするというのだ。
台所、洗面所、トイレなど生活基盤の大概が一階にあったハズな
のに、それが壊滅的になりながらも、やむなく暮らし続けなけれ
ばならない高齢者層を中心とした経済弱者の人々。
講師は、社協の組織体制強化策として「災害VC整備、見守り体制、
包括的な支援」を挙げていたが、「支援者の連携強化」も強調して
いた。
「行政・ボランティア・NPO・地域住民」それぞれが今以上に連携
してゆくことが必要だと。
また、こんな具体的な話も興味深かった。
例えば、「わたしは、もうトシでボランティアなんてとてもとても
(出来ない)」
・・・・そうじゃないんだそうだ。
一端被災地になったとすれば、全国からボランティアがはせ参じてく
れる。
しかし、そのボランティアの皆さんは、その"被災地”の地理に明るく
ない!!
「どこどこの地区に今すぐ向かって欲しい・・・!」「急いで!!」
他県から来たボランティアさんは、向かおうにも地理が判らない。
復旧した幹線道路ももの凄い大渋滞だ。
その時、重いものなど持てないおばあさんだって、ボラさんの運転す
る車の助手席で、ナビゲーターは出来るでしょ!!------。
だそうダ。
いやはや、目からウロコだった。
この講師さん、お若いのに、「まとめ」までその旨いこと。
以下は、そのレジュメからそのまま拾うことにしよう。
【被災地でのボランティア活動】とは・・・として、『「泥だし」や
「家具運びだし」はボランティアのひとつであり、すべてではない。
被害にあわれた方々の「心を救う」ための行為であり、自分のためで
はなく被害にあわれた方のこと、地域のことを想い、相手の立場になって
何ができるかを考えて行うことが何よりも大切』という。
また、災害に強い地域づくりのためには、『つながり作りは、大切な備え
』とも強調した。『地域のつながり作り』『支援者のつながり作り』
そして『つながりは、備え』そのものだとした上で、最後に『それは「忘
れない」ということ!』と、現実の大規模災害を潜って来た当事者として
力強い言葉で結んだ。
この日のもう一つのイベント『炊き出し訓練』も、当方には初体験だったも
ので、大変意義深いものとなった。
もしも・・・被災者になってしまった時には、毎日毎日エサみたいに支給さ
れる菓子パンだけでは参ってしまうものな。
小さな耐熱ビニール袋に米を入れ、それと等倍の水を入れて密封。沸かした
湯(池の水でも風呂の水でも沸かすだけだから、可。)に入れると、夏場なら
25分で、ご飯が出来る。
これはイイ!!
この日の訓練では、日本赤十字社の『災害救護用・非常食』と銘打ってある
オリジナルのビニール袋を使ったのだが、米1合・半合の目盛り、その場合
に入れる水の量の位置まで印刷されているスグレ物だった。
炊きあがったMyご飯(事前に、ビニール袋に分別出来るよう氏名を記入した。)
を食べてみたのだが、いい具合に炊き上がってグー。
しかし、後日自宅で復習しようと思うと、この袋は日赤オリジナルで市販は
されていない・・・と。
そりゃそうじゃろ。
だが、類似のビニール袋はないものか?と質問が飛んだのだが、主催者の言は
「あるんじゃないかナ!?」
なんとも心もとない。
それに、日赤印ビニール袋、日赤印クリアファイル(会場で一人に一枚クレタ)
は、篤志者の寄付により購入した貴重で大事なものだから、大切に使って欲し
い旨のご注意が何度かあった。
さも恩着せがましく言うもので、そんなに大事なものなら配らずに回収したら、
と向かっ腹が立ったな。
もともと”意識高い系"が大概のはずの会場で、言われたくもないことだった。
サバイバルの方法論や柔らかアタマの流用術のヒントが大事なのだと思うのだが、
日赤ファンクラブ(正式名称は不案内だ。)の面々の、頭カッチカッチには参った。
この日の訓練だと、日赤『非常救護用 非常食』と書かれたビニール袋がないこと
には、被災民にはご飯は作れない・・・・、ということになってしまうじゃないの!!
中規模の段ボール箱に、おコメ、プラスプーン、乾燥山菜具、乾燥炊き込みご飯の元
(この2つは、ひとつの箱に入っているのではなく、別の種類として箱は別々。)
取り分ける包材。それが一つ箱に入って、50人分の食糧というのも試食させて
もらった。
調理の必要はなくて、箱の中にお湯を注いで20分位で出来上がり。
これもイイと思ったが、自治体や社協側の救助用で、これまではニュースなどでも
観たことはないから、数に限りがあり、やはり大抵の被災者は、菓子パンをお上か
ら戴くパターンが今後とも続くんだろうね。
その意味で、ビニール袋でご飯を炊く技術の重宝さは、この日一番の収穫だった。
日赤の袋なんかなくたって、世の中、ちゃんと研究し実践している人がいるから
そういう人のブログが参考になる。
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「【実験】ビニール袋でご飯を炊くのをやってみました! 2016.04.25」
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HN:
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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
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茨城県動物愛護推進員
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