忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[1610] [1609] [1608] [1607] [1606] [1605] [1604] [1603] [1602] [1601] [1600]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



当方は、自賠責保険の請求やら交通事故調査を業務にしている
もので、日頃も交通事故のニュースには気を配っている。


また、悪意のある相談者がいつ来ないとも限らないから、交通事故
保険金詐欺の事案には、耳目をそばだてている。

「お気の毒に・・・・・。」そういう気持ちで、誠心誠意解決に向けて全
力を尽くしたところが、犯罪の片棒を担ぐことになったら一生の不覚
になってしまうから。


そんな折柄、今日のニュースで引っ掛かって来たのは以下のような
ニュース。

●詐欺:交通事故保険金、400万円詐取容疑 男女3人を逮捕
/福井(毎日新聞 2013年10月04日 地方版)



「交通事故の際に運転者を偽って申告し、保険金約400万円をだま
し取った」(上記、毎日新聞)として、被害者の男、加害者側の男女2
人が逮捕されたという。

被害者は43歳の男。そして加害者側は20代前半の同棲中?の男女。



交通事故では、傷害事故の場合の自賠責保険の支払限度額は120
万円までしか支払われない。
そう見ると、現場から即病院へ救急搬送されたような、大きな事故だっ
たのだろう。

よって、120万円以上の損害賠償が予想されたが、車は女性名義で、
加入 していた任意保険も女性のみを限定運転者に指定した保険だっ
たらしい。
(記事によれば、男性は「同居の会社員」とあることから、居住の住宅の
借り主の名義、車の所有者、任意保険の保険契約者、記名被保険者と
も女性の方だったのだろう。)


だが、愛し合う男女は、二人の間だけでは夫婦同然であり、まるで自然
に外出中のハンドルは加害男性が握り、そして、43歳の男の車に追突
させてしまった。

事故の実態は不明であるから、あまり想像で語ってはいけないが、400
万円が損保会社から支払われるような事故の場合、事故直後に現場で
加害者、 被害者が話し合いを持つ時間はなかったのではないかと思う。

だが道交法にも規定されている負傷者救護から、ま、それよりは心情的に
真っ先に前方の車の運転席に向かったの だろう。


若いから「・・・・済みません、申し訳ないです!」咄嗟には、やはり、運転し
ていた男がそう言ったのではないか?

実際は分からないが、事故直後に咄嗟に、加入の任意保険では「運転者
は私のみ」(女)と自覚し、車内で男女が口裏を合わせ「運転していたのは、
所有者の女性」と確認し合い、それからおもむろに、前方の被害車両の運
転席に男女が走りより、女性の方が「・・・・・スミマセン」と言ったのだろうか。
それなら、相当のワルだよね。

ただ、一般的に運転者は前方を見ているものだし、突然の追突事故を蒙った
場合、真っ先に飛んで来て、慌てて謝り、怪我の程度を気遣った方を「運転者」
と思うのじゃないか?

「助手席側」ドアから出てきたか、加害車両の車内で助手席側から、男の身体
の上にのしかかるように運転席側に移動して、運転席側のドアを開けたかは
分からないが、被害運転者は、後ろは見えないハズで「・・・・・スミマセン」と女
が言ってくれば、運転者は女だったと思うだろう。
その場合、被害者は保険金詐欺の共犯者になるのだろうか?

また記事によれば、加害者男女が容疑を認め、被害者の岸田容疑者は容疑
を「否認」している・・・・という。

若い男女は、取調べに対し折れ、容疑を認めている一方、被害者は否認し、
双方では対照的であり、被害者の方がアコギな印象を受ける。 


新聞記事のみの想像で書いて来たが、世の中を揺るがすような事件の一方
で、このような小さな事件にも、人間ドラマがあり、人間の揺らめく感情の起伏
を、ふと、垣間見せられる。


若い男が謝り、現場の警察官にもその時は、その旨供述したが、入院費やら
賠償金支払いが現実のものとなり、供述を翻した・・・・。
「払えない・・・。」という若い二人に、中年の被害者が何らかの教唆をした?

助手席から走り、「運転者は自分」と言い張って来たが、実況見分などの場で
状況説明が二転三転し、供述が極めて曖昧と警察に疑惑を持たれた?
「運転者は女」でほぼ固まっていたが、保険会社の目撃者捜しで、有力情報
が判明し「運転者は女」説が崩壊した・・・・・。

考えると、いろいろと思い浮かび取り止めが無い。



人気ブログランキング          
 ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

ワザとした交通事故ではなかったのに、小さな綻びが、人生の大きな悔悟
を生むことになった事案です。

損害保険などでの、現状変更の事態が生じた時は、面倒がらず即「変更」
をしておくことが肝要です。「こんなことぐらいで・・・・・」と甘えてはいけません。
保険約款などでも「告知義務」という項があり、速やかに保険契約者が
知らせねばならぬことがあり、告知義務違反があれば、肝心な時に「支払って
もらえない」事態が発生するのです。
ここだけの話、保険会社は、加入させる時は猫なで声ですが、実際は『払いたく
ない』ことが、業務の基本スタンスであることを忘れてはいけないのです。


●詐欺:防大生5人、保険金数十万円詐取容疑で書類送検
(毎日新聞 2013年09月20日 02時03分)

これは、最近起きた悪質な詐欺事件で、同情の余地がまったくない事件
でした。先輩から代々引き継がれて来たノウハウで、100人以上が関与
していたとの話もあり、こういう輩が国防の一端を担う立場にいることには
暗澹としますね。(当該の5人は退学となった模様ですが、その他過去の
事案には、頬かむりしている防衛省です。)
PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]