この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今日の毎日新聞の読書欄「今週の本棚」欄に、荒川洋治 評で、
寺山修司著『戦後詩』(講談社文芸文庫)が紹介されている。
●荒川洋治 評『戦後詩 ---寺山修司著』(講談社文芸文庫)
(2013年9月29日(日)付 毎日新聞「今週の本棚」欄)
寺山が存命中の頃など、読んだことなどなかったのだが、書評に
力量もあって、後ろ髪引かれるように吸い寄せられる。
アマゾンの紹介文でも、戦後詩論の中で高い評価を受け、今なお
色あせないものだとあった。
紹介の本は、今年の8月10日発行というから、評価が高く復刻が
なったものらしい。
初版は1965年出版というが、状態のイイ本は結構な高値が付いて
おり、先ほど、いろいろ考えた結果、上記の本をネット発注してみた。
評者の荒川洋治氏は「社会を知りたいときは、詩なのだ。ぼくも詩を
読んでみようかな、と思った。」と書き、「寺山修司の批評には天才の
鋭さと、すがすがしさがある。きらりとした愛情がある。」とも書いてそ
そられた。
「東京ブルース」(歌・西田佐知子)「ああ上野駅」(歌・井沢八郎)を
語り、 戦後詩人の「ベストテン」に作詞家星野哲郎を挙げているなど、
寺山独自の批評世界ーーーーというのにも魅かれたな。
同じく今日の毎日・日曜版に、荻原魚雷氏が連載中のコラム、『雑誌
のハシゴ』では、■「ポエム化する日本」(驚)症例報告として、週刊
SPA!、 及び新潮45 7月号の記事について俎上に乗せている。
週刊SPA!の該当記事は目を通せなかったが、ネット記事で同種記
事を先日に読んでいて、今朝は思わずヒザを打った。
●日本中の宣伝文句がポエム化している!?
(2013年9月10日 nikkann-spa)
●意味がさっぱりわからない【旅館・ホテルの宣伝文句集】
(SPA!2013年9月28日(土)配信)
荻原魚雷さんのコラムによれば、『新潮45 7月号』でコラムニストの
小田嶋隆さんが日本のポエム化を論じていて、小田島氏が『「ポエム」
は「詩になり損ねた何か」と定義』している、という。(■「ポエム」化する
日本|新潮 45 7月号)
当方なども、販売促進の会社員時代に、雑多な広告文、コピーなどを
書いて来た経験があるのだが、上の週刊SPA!の記事を読むと、まあ、
懲り過ぎもいいところ、と思う。
「日常に迎賓の志を宿す気韻漂う空間の美学」(パークナード元麻布)は
マンション広告のキャッチコピー。
ホテルでは、ホテル「ノイシュロス小樽」は「海と待ち合わせて、旅に出る
感動の自然景観で始まる 旅の第一楽章 波の旋律に時さえも足を留め
る エスコートは太陽と月、星と海の四重奏」
何が何やら、何としたことか????
詳しくは、上記にリンクした記事を読んで、目を回してみて下さいまし。
どうも新しいことに付いて行けなくなる年代に入って来たのだが、アーティス
トの時代を読む感性には、予知性やら鋭さがあると言われて久しい。
時代の気配、移り行く景色の移ろいから目を離さずに、生きて行きたいとは思う。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。
総務省が9月15日に発表した、65歳以上の高齢者人口の推計値では
3186万人、総人口に占める割合で25.0%、実に国民の4人に1人が
高齢者となった。
昨日の成年後見制度の講習で聴いたのでは、平成22年の調査で、高齢者
の1人暮らし世帯が30%,夫婦のみの世帯が34%という。
そして東京など大都市圏で問題になっている1人暮らし世帯で多いのが、
「かつて集団就職で東京へ来た人」だと聴いた。
田舎の生家は、兄が継いだのだが、その兄も高齢となり死別、もしくはもう、
兄の子が世帯主になっている時代といい、血縁関係の紐帯は希薄、あるいは
切断された状態にあるのだという。
よって、『ああ上野駅』の少年少女たちが、わが子が独立した今、大都会に
取り残され、1人暮らしのデラシネになっている。これに、貧困や認知症など
の疾病を抱え込むと悲惨極まりなくなる現実があると。
寺山修司が『ああ上野駅』をどう書いたかは未読だが、手繰ると過去が今に
繋がり、リアリティを帯びてくる。流行歌という流行りもの、消費され廃れていく
はずのものにも、時代が支持したものの中には、深い真実があり、息の長い
生命力があるとしみじみ思う。
寺山修司著『戦後詩』(講談社文芸文庫)が紹介されている。
●荒川洋治 評『戦後詩 ---寺山修司著』(講談社文芸文庫)
(2013年9月29日(日)付 毎日新聞「今週の本棚」欄)
寺山が存命中の頃など、読んだことなどなかったのだが、書評に
力量もあって、後ろ髪引かれるように吸い寄せられる。
アマゾンの紹介文でも、戦後詩論の中で高い評価を受け、今なお
色あせないものだとあった。
紹介の本は、今年の8月10日発行というから、評価が高く復刻が
なったものらしい。
初版は1965年出版というが、状態のイイ本は結構な高値が付いて
おり、先ほど、いろいろ考えた結果、上記の本をネット発注してみた。
評者の荒川洋治氏は「社会を知りたいときは、詩なのだ。ぼくも詩を
読んでみようかな、と思った。」と書き、「寺山修司の批評には天才の
鋭さと、すがすがしさがある。きらりとした愛情がある。」とも書いてそ
そられた。
「東京ブルース」(歌・西田佐知子)「ああ上野駅」(歌・井沢八郎)を
語り、 戦後詩人の「ベストテン」に作詞家星野哲郎を挙げているなど、
寺山独自の批評世界ーーーーというのにも魅かれたな。
同じく今日の毎日・日曜版に、荻原魚雷氏が連載中のコラム、『雑誌
のハシゴ』では、■「ポエム化する日本」(驚)症例報告として、週刊
SPA!、 及び新潮45 7月号の記事について俎上に乗せている。
週刊SPA!の該当記事は目を通せなかったが、ネット記事で同種記
事を先日に読んでいて、今朝は思わずヒザを打った。
●日本中の宣伝文句がポエム化している!?
(2013年9月10日 nikkann-spa)
●意味がさっぱりわからない【旅館・ホテルの宣伝文句集】
(SPA!2013年9月28日(土)配信)
荻原魚雷さんのコラムによれば、『新潮45 7月号』でコラムニストの
小田嶋隆さんが日本のポエム化を論じていて、小田島氏が『「ポエム」
は「詩になり損ねた何か」と定義』している、という。(■「ポエム」化する
日本|新潮 45 7月号)
当方なども、販売促進の会社員時代に、雑多な広告文、コピーなどを
書いて来た経験があるのだが、上の週刊SPA!の記事を読むと、まあ、
懲り過ぎもいいところ、と思う。
「日常に迎賓の志を宿す気韻漂う空間の美学」(パークナード元麻布)は
マンション広告のキャッチコピー。
ホテルでは、ホテル「ノイシュロス小樽」は「海と待ち合わせて、旅に出る
感動の自然景観で始まる 旅の第一楽章 波の旋律に時さえも足を留め
る エスコートは太陽と月、星と海の四重奏」
何が何やら、何としたことか????
詳しくは、上記にリンクした記事を読んで、目を回してみて下さいまし。
どうも新しいことに付いて行けなくなる年代に入って来たのだが、アーティス
トの時代を読む感性には、予知性やら鋭さがあると言われて久しい。
時代の気配、移り行く景色の移ろいから目を離さずに、生きて行きたいとは思う。
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総務省が9月15日に発表した、65歳以上の高齢者人口の推計値では
3186万人、総人口に占める割合で25.0%、実に国民の4人に1人が
高齢者となった。
昨日の成年後見制度の講習で聴いたのでは、平成22年の調査で、高齢者
の1人暮らし世帯が30%,夫婦のみの世帯が34%という。
そして東京など大都市圏で問題になっている1人暮らし世帯で多いのが、
「かつて集団就職で東京へ来た人」だと聴いた。
田舎の生家は、兄が継いだのだが、その兄も高齢となり死別、もしくはもう、
兄の子が世帯主になっている時代といい、血縁関係の紐帯は希薄、あるいは
切断された状態にあるのだという。
よって、『ああ上野駅』の少年少女たちが、わが子が独立した今、大都会に
取り残され、1人暮らしのデラシネになっている。これに、貧困や認知症など
の疾病を抱え込むと悲惨極まりなくなる現実があると。
寺山修司が『ああ上野駅』をどう書いたかは未読だが、手繰ると過去が今に
繋がり、リアリティを帯びてくる。流行歌という流行りもの、消費され廃れていく
はずのものにも、時代が支持したものの中には、深い真実があり、息の長い
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プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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