この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今日は結局、午前中から雨模様の天気で終わった。
午前中は湿気があり、ムシムシしたのだが、午後からは比較的
過ごし易い陽気ではあった。
ただ、ドンヨリと薄暗いまま過ぎると、気分もすぐれなくなるものだ。
●父のこと 東京都八王子市 増岡久見子 73歳・主婦
(毎日新聞 2013年8月22日(木)付 『女の気持ち』欄)
こんな天気だと、ガラにもなく内省的になり、上のような記事にふと
目が留まる・・・・・。
終戦の日が終わって、テレビやら新聞での、歳時記のような終戦
特集が一段落したところだ。
上記は 昨日の新聞に載った投稿記事なのだが、抑制的な文面で
あり、どこか静謐なたたずまいの中に、一家族の大きな悲嘆が十分
過ぎるほど 伝わる文章であった。
近代戦争というものが、国家総動員体制で遂行される中、銃後の
家庭が、大黒柱をあえなく喪失した瞬間を、静かに、しかも重たく
伝え胸に迫る。
小学校4年生だった筆者は、戦前の総動員体制の中、見事なまで
に大日本帝国の小国民ぶりを発揮していた。
「くみちゃん、お父さんもう帰って来ないって」と聴いた時、悲しさよ
り何より、祖母がそうしたから祖母に倣って <顔を手で覆ってワッと
泣いた。>とある。
何と健気な・・・・・。
こうあるべきものという型を今眼の前で見たから、その通りにしたの
だと。
本心より何より、抑制を効かせた型を演じさせた、当時の国体の「悲
しさ」というのか。
今朝の新聞には、以下のような記事。
●安倍首相:硫黄島の滑走路移設へ 遺骨収容を促進
(毎日新聞 2013年08月22日 22時18分 最終更新23時40分)
以前に読んだ梯久美子『散るぞ悲しき』で、栗林中将率いる硫黄島
守備隊の奮戦ぶりを教えられたが、上の記事中の今自衛隊が使う硫黄
島の滑走路は、戦局末期的な中、米軍上陸の後に、日本本土攻撃の飛び
石的に急遽米軍が、突貫工事にて作った滑走路であった。
戦死した日本軍将兵の遺体が死屍累々散らばる中、遺体の収容もせ
ぬまま、戦死遺体をブルトーザーでそのまま整地し、アスファルトを上から
被せてしまったとは、梯久美子の本にある。
絶望的な集団自殺といってもよいバンザイ攻撃の連鎖で、日本軍は沈黙
する。ジャングルに散らばった遺体はすぐさま、腐乱し酸鼻を極めた惨状
を呈した。米軍は空から幾度となく防臭剤の散布も試みたと同書にはあった
が、新聞記事によれば、硫黄島の戦没者は約2万2000人にも上ると言われ
るなか、遺骨収容はその半分が未回収と。
それぞれが、かけがえのない父親や兄弟であった兵士が、米軍の日本本
土攻撃の滑走路造成のため、そのままブルで踏み固められ、挙句にアスフ
ァルトで塗り固められて70年余りの歳月が流れて来た。
上記の記事は、戦後歴代政権がないがしろにして来た、国民へ向けての戦後
処理の一つに、やっと腰を上げたことと評価したい。
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午前中は湿気があり、ムシムシしたのだが、午後からは比較的
過ごし易い陽気ではあった。
ただ、ドンヨリと薄暗いまま過ぎると、気分もすぐれなくなるものだ。
●父のこと 東京都八王子市 増岡久見子 73歳・主婦
(毎日新聞 2013年8月22日(木)付 『女の気持ち』欄)
こんな天気だと、ガラにもなく内省的になり、上のような記事にふと
目が留まる・・・・・。
終戦の日が終わって、テレビやら新聞での、歳時記のような終戦
特集が一段落したところだ。
上記は 昨日の新聞に載った投稿記事なのだが、抑制的な文面で
あり、どこか静謐なたたずまいの中に、一家族の大きな悲嘆が十分
過ぎるほど 伝わる文章であった。
近代戦争というものが、国家総動員体制で遂行される中、銃後の
家庭が、大黒柱をあえなく喪失した瞬間を、静かに、しかも重たく
伝え胸に迫る。
小学校4年生だった筆者は、戦前の総動員体制の中、見事なまで
に大日本帝国の小国民ぶりを発揮していた。
「くみちゃん、お父さんもう帰って来ないって」と聴いた時、悲しさよ
り何より、祖母がそうしたから祖母に倣って <顔を手で覆ってワッと
泣いた。>とある。
何と健気な・・・・・。
こうあるべきものという型を今眼の前で見たから、その通りにしたの
だと。
本心より何より、抑制を効かせた型を演じさせた、当時の国体の「悲
しさ」というのか。
今朝の新聞には、以下のような記事。
●安倍首相:硫黄島の滑走路移設へ 遺骨収容を促進
(毎日新聞 2013年08月22日 22時18分 最終更新23時40分)
以前に読んだ梯久美子『散るぞ悲しき』で、栗林中将率いる硫黄島
守備隊の奮戦ぶりを教えられたが、上の記事中の今自衛隊が使う硫黄
島の滑走路は、戦局末期的な中、米軍上陸の後に、日本本土攻撃の飛び
石的に急遽米軍が、突貫工事にて作った滑走路であった。
戦死した日本軍将兵の遺体が死屍累々散らばる中、遺体の収容もせ
ぬまま、戦死遺体をブルトーザーでそのまま整地し、アスファルトを上から
被せてしまったとは、梯久美子の本にある。
絶望的な集団自殺といってもよいバンザイ攻撃の連鎖で、日本軍は沈黙
する。ジャングルに散らばった遺体はすぐさま、腐乱し酸鼻を極めた惨状
を呈した。米軍は空から幾度となく防臭剤の散布も試みたと同書にはあった
が、新聞記事によれば、硫黄島の戦没者は約2万2000人にも上ると言われ
るなか、遺骨収容はその半分が未回収と。
それぞれが、かけがえのない父親や兄弟であった兵士が、米軍の日本本
土攻撃の滑走路造成のため、そのままブルで踏み固められ、挙句にアスフ
ァルトで塗り固められて70年余りの歳月が流れて来た。
上記の記事は、戦後歴代政権がないがしろにして来た、国民へ向けての戦後
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プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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