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今日は朝から晴れ上がり、気持ちの良い5月らしい天気。
ちょうどスズメ達には、子育ての真っ最中のシーズンで
まあ、親鳥たちには慌ただしい季節と見える。
一日中エサ運びに追われているらしく、そこらじゅうに
スズメの声が絶えない。
向かいの家の2階屋根裏に巣があるらしく、ヒナ達のエサ
をねだる声が始終聴こえる。
ウチの軒瓦の下にも巣があるらしいのだが、こちらは、オ
ソ生まれらしくて、お向かいのヒナよりか声が小さい。
それでも、親鳥が戻ったのをどう察知するのか知らないが、
親鳥が巣に近づくと一斉に騒ぐ声が、お向かいのに負けない
位に大声になる。
今日の遅い朝食の折に、先だって録画していた番組を観た。
●にっぽん紀行「"命の動物園"へようこそ~福岡 大牟田~」
(NHK総合 2016年5月4日(水)午後6時10分~)
今日の書き出しは、<スズメのヒナ>から書き出したのだが、
番組はヒナ誕生とは真反対の、生き物の「高齢化と死」を扱っ
たものだった。
『老かんホーム』とまで言われる、古く資金力も乏しい九州の
動物園が年老いた動物達を抱えて、それを逆手に、<老い>を
そのまま素直に見せることを全面に打ち出す姿を追った番組だ
った。
大牟田市動物園は昭和16年に開園し、今では75年の歴史が
あるという。
かつては筑豊炭田で賑わったところだから、来園者を誇った時代
もあったらしいのだが、来園者減少が続く中で市直営だった動物
園は閉鎖寸前にまでなった。
今では、外部の指定管理者に経営を委ね、かろうじて存続して
いる。
動物園の動物というのは、国際的に野生動物の売買が禁じられる中、
その流通は動物園で生まれ育った個体だけに許されている。
中東や、中国を筆頭にアジアでの動物園ブームもあって売買価格が
高騰し、とても弱小動物園では手が届かなくなっている。
この園では、3年前に象のはなこが老衰で死んだあと、動物園の
花形である後釜の象が買えない事態だそうだ。
番組では、この2月に容体が急変して死亡したジャガーも捉えていたが、
ガンが全身に転移した後も手厚い看護の甲斐なく亡くなったのだが、齢
19歳。
園の動物達の高齢化率、実に30%,ジャガーだけが高齢なのではなく、
ライオンも熊も年を取り、寝たきりのカンガルーやら、エサも食べられない
ペリカンも。
そういう中でも、現場の飼育員たちの愛情深い取組みが、テレビを通して
ヒシヒシと伝わって来た。
猛獣たちの口内衛生を頻繁に観察するため、檻の外から観察する手法を編
出したり、健康観察の血液検査のために、老体への頻繁な麻酔負担を避け
て、檻の外にいて、尻尾を檻の外に出させそこから注射針を刺すために、
<エサで気を引いている間に、尻尾を出させチクチクすること数か月。チク
チクしても平気。何も起こらない・・・>ことを学ばせるのに数か月を掛け
て、そこまでやって、やっとこ、尻尾から<自由に>採血出来たって!!
この手法は『全国初』なんだそうだ。
全国の動物園でも動物の高齢化が進行する中、貧乏動物園が「打ち沈む」の
ではなく、与えられた環境でベストを尽くことで編み出したノウハウが、全国
的には<先進的技術>として、きっと波及してゆくのでしょうね。
カピパラのおじいさんが、進んで体重計に乗っていた映像もあったな。
この大牟田市動物園では、『全動物の体重管理』もしているそうで、これまた、
『全国初』の取組みだそうだ。
大牟田市動物園は「命のすべてを伝える」とのコンセプトで、目下来園者再浮
上中と。24歳の女性飼育員さんの言葉「生き物だから死は人も動物も同じ・・。」
朝行ってみると、お漏らしをしてしまっていたカンガルーじいさんの身体を
健気に拭いていたこの飼育員さん。「臭いですけれど・・・。でも・・・。」
やがて、このじいさんが亡くなっていた時の言葉が、上の言葉。
あたくしも、お医者から体重管理の厳命を受けていて、毎日自主的に体重計に
乗る暮らしをしとりますが、うむむ、5月5日だかは、忘れたナ!?
カピパラは毎日測ってるというのに、コリャマタ、カピパラ以下じゃ・・・、
と反省。
●福岡)大牟田市動物園の入園者、19年ぶり21万人台
(朝日新聞 2016年3月29日03時00分)
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よろしくお願いします。
今日観た番組の前に、熊本地震での猛獣脱走リスクを予防するため、熊本の動
物園の猛獣達が各所に避難受け入れされた際、大牟田市動物園ではトラ一頭ほ
かを受け入れたニュースで、初めてこの動物園を知ったのでした。
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日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。