この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日の民進党の臨時党大会で、新代表に蓮舫氏が選出されたが、
新聞はともかく、雑誌系のネット版に早くもその解説記事が載
っていて、驚かされた。
●蓮舫民進党新代表がまずやるべきは「話題づくり」だ
(ダイヤモンド・オンライン 黒瀬徹一 msn)
まあ、大勢は予測されていて結果そのままになったから、記事
を先付けで書いていたのだろうが、それにしても新聞並みのス
ピードだ。
読めば、民進党を今なお牛耳る面々が「昔の名前で出ています」
的な・・・、その体質が『伸び悩んでいる』元凶だ!という指摘
は正しいと思う。
この代表選に立候補した前原誠司元外相が、代表選出馬表明の場
で、しきりに旧民主党政権時代の反省の弁を述べ、それに立って
党改革を目指す旨述べた段には、筆者は『むしろ「戦犯」は排除
されるべき』と手厳しい。『民主党政権時代を失敗として謝罪を
繰り返すくらいなら、辞めたらいい。』(上記記事筆者・黒瀬氏)
これにも納得だ。
それから、代表選もう一人の立候補者・若手玉木雄一郎議員の立
候補に関し、旧態依然たる民主党の残滓をかき分けて、新しい息
吹の萌芽を見たと評価している点には賛同する。
たまたま、先日昼頃のバラエティ番組に三立候補者が揃って出演
しているのを見て玉木氏を初めて知ったのだったが、無名に近い
<泡沫候補>扱いでタレント達にイジられてはいたが、話す内容
に鋭さがあって、以外にも「未来」を感じさせられたのだ。
しかし『「つまらない」人はリーダーには不適蓮舫新代表に求め
られる改革と話題性』(黒瀬氏)という、この記事に通奏低音として
流れる蓮舫氏ヨイショ!!のスタンスには、到底賛意は出来なかった。
ご興味の向きは、少々長いがリンクしたダイヤモンド記事を通読願い
たい。
記事表題の『蓮舫民進党新代表がまずやるべきは「話題づくり」だ』
からして、ケッっ、と拒否反応が出た文章だ。
●日報抄 2016年9月16日付 (新潟日報コラム)
今朝の読売新聞コラム『編集手帳』欄も民進党代表選を扱っていたが、
民主党の地盤沈下を「食中毒騒ぎを起こした食堂」に例えるまでに辛
辣な書きぶりで、信用失墜の歴史を振り返っていた。
さらには「民主食堂」から「民進食堂」への看板替えをしたが『食中毒
の再発防止策なしに宰相の座は戻ってこない』(読売・2016年9月
16日『編集手帳』)と、キツさ100倍。
上にリンクした日報抄の結びでも『軽々しくて沈むこともある。』と。
何で読んだのか、先ほど探してみても思い出せないのだが、何かの
コラムでも「つまらない男」発言を揶揄して、コラム氏が「今までも、
これからだって、面と向かってつまらない女だなんて言う気はない。」
というのに出会って、ヒザを打ったのだった。
さてさて、今日の冒頭に戻ろう。
『蓮舫民進党新代表がまずやるべきは「話題づくり」だ』(黒瀬徹一/ダイ
ヤモンド・オンライン)
そうじゃない、と思うな。
●人気ブログランキング へ
よろしくお願い致します。
今日初めて打ってみたものが「RENHOU」、あらら、ワードって反応が
鈍くて評判が悪いハズなのに、一発で「蓮舫」と変換致しました。
ビックリ。
ただ、このブログではもう、打つことはないと思う・・・・。
新聞はともかく、雑誌系のネット版に早くもその解説記事が載
っていて、驚かされた。
●蓮舫民進党新代表がまずやるべきは「話題づくり」だ
(ダイヤモンド・オンライン 黒瀬徹一 msn)
まあ、大勢は予測されていて結果そのままになったから、記事
を先付けで書いていたのだろうが、それにしても新聞並みのス
ピードだ。
読めば、民進党を今なお牛耳る面々が「昔の名前で出ています」
的な・・・、その体質が『伸び悩んでいる』元凶だ!という指摘
は正しいと思う。
この代表選に立候補した前原誠司元外相が、代表選出馬表明の場
で、しきりに旧民主党政権時代の反省の弁を述べ、それに立って
党改革を目指す旨述べた段には、筆者は『むしろ「戦犯」は排除
されるべき』と手厳しい。『民主党政権時代を失敗として謝罪を
繰り返すくらいなら、辞めたらいい。』(上記記事筆者・黒瀬氏)
これにも納得だ。
それから、代表選もう一人の立候補者・若手玉木雄一郎議員の立
候補に関し、旧態依然たる民主党の残滓をかき分けて、新しい息
吹の萌芽を見たと評価している点には賛同する。
たまたま、先日昼頃のバラエティ番組に三立候補者が揃って出演
しているのを見て玉木氏を初めて知ったのだったが、無名に近い
<泡沫候補>扱いでタレント達にイジられてはいたが、話す内容
に鋭さがあって、以外にも「未来」を感じさせられたのだ。
しかし『「つまらない」人はリーダーには不適蓮舫新代表に求め
られる改革と話題性』(黒瀬氏)という、この記事に通奏低音として
流れる蓮舫氏ヨイショ!!のスタンスには、到底賛意は出来なかった。
ご興味の向きは、少々長いがリンクしたダイヤモンド記事を通読願い
たい。
記事表題の『蓮舫民進党新代表がまずやるべきは「話題づくり」だ』
からして、ケッっ、と拒否反応が出た文章だ。
●日報抄 2016年9月16日付 (新潟日報コラム)
今朝の読売新聞コラム『編集手帳』欄も民進党代表選を扱っていたが、
民主党の地盤沈下を「食中毒騒ぎを起こした食堂」に例えるまでに辛
辣な書きぶりで、信用失墜の歴史を振り返っていた。
さらには「民主食堂」から「民進食堂」への看板替えをしたが『食中毒
の再発防止策なしに宰相の座は戻ってこない』(読売・2016年9月
16日『編集手帳』)と、キツさ100倍。
上にリンクした日報抄の結びでも『軽々しくて沈むこともある。』と。
何で読んだのか、先ほど探してみても思い出せないのだが、何かの
コラムでも「つまらない男」発言を揶揄して、コラム氏が「今までも、
これからだって、面と向かってつまらない女だなんて言う気はない。」
というのに出会って、ヒザを打ったのだった。
さてさて、今日の冒頭に戻ろう。
『蓮舫民進党新代表がまずやるべきは「話題づくり」だ』(黒瀬徹一/ダイ
ヤモンド・オンライン)
そうじゃない、と思うな。
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今日初めて打ってみたものが「RENHOU」、あらら、ワードって反応が
鈍くて評判が悪いハズなのに、一発で「蓮舫」と変換致しました。
ビックリ。
ただ、このブログではもう、打つことはないと思う・・・・。
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今日は行政書士会のある役目で、帰ったのが18時前になった。
迫る夕暮れと時間勝負で、家人にススキ獲りを促す・・・。
数日前に団地の法面では、草刈されてしまっていてススキが
ない!というのを聴いていた。
こちらも、散歩ついでにススキを探したのだが、凄いよね。
昔など、それこそアチコチに生えていたものが、探す段に
なるとなかなかないのだ。
往復40分近い水田地帯の散歩道に、「ない!」んだものね。
それでもようやっと、散歩のゴール近く、JR水戸線の線路沿い
の法面近くに生えているのを発見し、目をつけていた・・・。
それを先ほど、懐中電灯片手に夫婦で・・・。
家人もフラダンスの練習日だったとはいえ、コチラよりは時間
の余裕はあった筈だ。
いったい何をしてたんだ!?
そうしたら言うことにゃ、「昼間明るいウチには、採りづらい」
と・・・・。
へェーーーー、ススキもそんな植物になっちまった?????
いよいよ地球環境の変化がヒタヒタ・・・・・、なのか。
昔なら雑草そのもののススキが見当たらない、そんな環境変化
にどれだけの人が気づいてるだろうか?
さて、十五夜の夜だというのに、肝心のお月様は見えない日に
なった。
厚い雲間からボォーーと月の輪郭が見えるばかりの、今年の十五
夜だ。
望の夜の北ぞらつひに暗かりき 堀 葦男
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よろしくお願いします。
10日ほど前の新聞に、十五夜の夜の団子刺しのことが書いて
あって懐かしかった。
今じゃ団子刺しどころか、ススキの穂を飾る風習も全滅に近い。
先ほどの帰宅時に、ウォーキングから帰る向かいのご夫婦に出会
ったけれど、「十五夜」「ススキの穂」などハナから頭にない
素振りだったな・・・。
それでも、話が前後するが、日中の出先で『天満月』というお菓子
をオヨバレする機会があった。
5.5センチほどの立方体の箱のなかに、チョコレート味の外皮に
くるまれた、まん丸真っ白いあん。
旨かった。
外函も凝っていて、焦げ茶色の外装に金色の昔風のデザインで、兎が
あしらわれ、別な面には函半分に金色の満月。
別な面には『澄んだ夜空に ぽっかりと たまごのような お月さま
うさぎ見惚れる あまみつき』と上品な中明朝体でポエム。
水戸で歴史ある亀印本舗の商品だ。
商品名が『天満月』と書いて、「あまみつき」とか。
十五夜は実生活ではなくて、マーケティングの世界でのみ生きているか。
迫る夕暮れと時間勝負で、家人にススキ獲りを促す・・・。
数日前に団地の法面では、草刈されてしまっていてススキが
ない!というのを聴いていた。
こちらも、散歩ついでにススキを探したのだが、凄いよね。
昔など、それこそアチコチに生えていたものが、探す段に
なるとなかなかないのだ。
往復40分近い水田地帯の散歩道に、「ない!」んだものね。
それでもようやっと、散歩のゴール近く、JR水戸線の線路沿い
の法面近くに生えているのを発見し、目をつけていた・・・。
それを先ほど、懐中電灯片手に夫婦で・・・。
家人もフラダンスの練習日だったとはいえ、コチラよりは時間
の余裕はあった筈だ。
いったい何をしてたんだ!?
そうしたら言うことにゃ、「昼間明るいウチには、採りづらい」
と・・・・。
へェーーーー、ススキもそんな植物になっちまった?????
いよいよ地球環境の変化がヒタヒタ・・・・・、なのか。
昔なら雑草そのもののススキが見当たらない、そんな環境変化
にどれだけの人が気づいてるだろうか?
さて、十五夜の夜だというのに、肝心のお月様は見えない日に
なった。
厚い雲間からボォーーと月の輪郭が見えるばかりの、今年の十五
夜だ。
望の夜の北ぞらつひに暗かりき 堀 葦男
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10日ほど前の新聞に、十五夜の夜の団子刺しのことが書いて
あって懐かしかった。
今じゃ団子刺しどころか、ススキの穂を飾る風習も全滅に近い。
先ほどの帰宅時に、ウォーキングから帰る向かいのご夫婦に出会
ったけれど、「十五夜」「ススキの穂」などハナから頭にない
素振りだったな・・・。
それでも、話が前後するが、日中の出先で『天満月』というお菓子
をオヨバレする機会があった。
5.5センチほどの立方体の箱のなかに、チョコレート味の外皮に
くるまれた、まん丸真っ白いあん。
旨かった。
外函も凝っていて、焦げ茶色の外装に金色の昔風のデザインで、兎が
あしらわれ、別な面には函半分に金色の満月。
別な面には『澄んだ夜空に ぽっかりと たまごのような お月さま
うさぎ見惚れる あまみつき』と上品な中明朝体でポエム。
水戸で歴史ある亀印本舗の商品だ。
商品名が『天満月』と書いて、「あまみつき」とか。
十五夜は実生活ではなくて、マーケティングの世界でのみ生きているか。
最近はあまり聞かなかったが、"当たり屋"注意のニュース記事を
見たもので、以下引いて置きましょう。
●交通事故 「当たり屋の疑い」で無罪 和歌山簡裁
(毎日新聞 2016年9月13日 20時55分)
記事によれば、被害者だという自転車の男性は2年間でこの事故
を含めて5件の交通事故の『被害者』になっていることに裁判所
が疑問を呈し、「『ジャンボ宝くじ』1等の当選確率と比べても
異常な頻度」と指摘。加害者とされていた女性会社員に無罪(求刑
・罰金20万円)を言い渡したとある。
男性は車に衝突はしていなかったが、『驚いて』転倒したとして、
検察側が女性に安全確認義務違反を問い、略式起訴したと。
シャアシャアと警察の実況見分をこなし、検察官にも被害者ヅラ
で自己の正当性を主張し続けたとは、もう詐欺罪じゃないのか。
治療費やら休業補償、場合によっては慰謝料の請求もしてるので
はないだろうか?
車にはねられそうになった『恐怖』からPTSDも発症とかなんとか。
しかし、こういう事案が実際にあるから、相談を受けるような場合、
内心心配になることがあるのだ。
リンクした記事のように<2年間で5回>はともかく、世の中には
結構、交通事故に何度も何度も関わる人がいることも確か。
そんな人に出会うと、内心「ホントかな・・・・?」「当たり屋さん
じゃないの・・・・?」と心配になることもあるのだ。
でも、よく考えると、フツーの人なら「曲がる」だの「道路に出る」だ
のフツーに出来ることが、なかなか出来ない人っているじゃないですか。
普通、道路に「出る」ハズがなかなか出て来ないだの、「曲がる」ハズが
なかなか曲がらないだの・・・。
反対に、普通なら出て来ないハズのタイミングで「直前に出て来たり」「直
前に曲がって来たり」、どこかタイミングが『1拍遅れ』みたいな車、どな
たでも出遭ったことがあるでしょ!?
ですから、普通なら「そんなに事故するハズはない」のに、何度も事故す
る人が世の中にいることも確かなのです。(特に被害者として。)
裁判所は当然証拠にもとづいて判断を下すわけでしょうが、立証が乏しい
場合、主張を裏付ける誠実性・人品までも客観的に見て判断することも
あるかも知れない。それが『ジャンボ宝くじ』うんぬんの指摘になったの
だろうな。
何度も事故してしまうような、ちょっと判断の遅いと思われるような人の
場合、自賠責保険請求など依頼案件が終了した後に、「泣かせるような」こ
ともしてくれたりするのですヨ。
当方らは、デスクの引き出しに文房具など余るほど入っているですが、そう
いう方は礼状とともに、コチラが行政書士だからといってボールペン、サイ
ンペン、修正液などの入った小さな包みも添えてくれたりするのです。
ング、・・・ングッ。
つい一人、泣かされてしまいます。
細やかに、気づかいがハンパないもので、つい、「道路に出る」「道路を
曲がる」に一拍遅れて、もらい事故をしてしまう、そんな人もいるのですね。
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見たもので、以下引いて置きましょう。
●交通事故 「当たり屋の疑い」で無罪 和歌山簡裁
(毎日新聞 2016年9月13日 20時55分)
記事によれば、被害者だという自転車の男性は2年間でこの事故
を含めて5件の交通事故の『被害者』になっていることに裁判所
が疑問を呈し、「『ジャンボ宝くじ』1等の当選確率と比べても
異常な頻度」と指摘。加害者とされていた女性会社員に無罪(求刑
・罰金20万円)を言い渡したとある。
男性は車に衝突はしていなかったが、『驚いて』転倒したとして、
検察側が女性に安全確認義務違反を問い、略式起訴したと。
シャアシャアと警察の実況見分をこなし、検察官にも被害者ヅラ
で自己の正当性を主張し続けたとは、もう詐欺罪じゃないのか。
治療費やら休業補償、場合によっては慰謝料の請求もしてるので
はないだろうか?
車にはねられそうになった『恐怖』からPTSDも発症とかなんとか。
しかし、こういう事案が実際にあるから、相談を受けるような場合、
内心心配になることがあるのだ。
リンクした記事のように<2年間で5回>はともかく、世の中には
結構、交通事故に何度も何度も関わる人がいることも確か。
そんな人に出会うと、内心「ホントかな・・・・?」「当たり屋さん
じゃないの・・・・?」と心配になることもあるのだ。
でも、よく考えると、フツーの人なら「曲がる」だの「道路に出る」だ
のフツーに出来ることが、なかなか出来ない人っているじゃないですか。
普通、道路に「出る」ハズがなかなか出て来ないだの、「曲がる」ハズが
なかなか曲がらないだの・・・。
反対に、普通なら出て来ないハズのタイミングで「直前に出て来たり」「直
前に曲がって来たり」、どこかタイミングが『1拍遅れ』みたいな車、どな
たでも出遭ったことがあるでしょ!?
ですから、普通なら「そんなに事故するハズはない」のに、何度も事故す
る人が世の中にいることも確かなのです。(特に被害者として。)
裁判所は当然証拠にもとづいて判断を下すわけでしょうが、立証が乏しい
場合、主張を裏付ける誠実性・人品までも客観的に見て判断することも
あるかも知れない。それが『ジャンボ宝くじ』うんぬんの指摘になったの
だろうな。
何度も事故してしまうような、ちょっと判断の遅いと思われるような人の
場合、自賠責保険請求など依頼案件が終了した後に、「泣かせるような」こ
ともしてくれたりするのですヨ。
当方らは、デスクの引き出しに文房具など余るほど入っているですが、そう
いう方は礼状とともに、コチラが行政書士だからといってボールペン、サイ
ンペン、修正液などの入った小さな包みも添えてくれたりするのです。
ング、・・・ングッ。
つい一人、泣かされてしまいます。
細やかに、気づかいがハンパないもので、つい、「道路に出る」「道路を
曲がる」に一拍遅れて、もらい事故をしてしまう、そんな人もいるのですね。
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今朝は新聞休刊日で、生憎と新しいニュースが読めない。
記事にされたらいろいろ困る人にとっては、幸いした部分も
あるかも知れない。
それにしても、5日に発射された北朝鮮のミサイル「ノドン」
3発は、ほぼ同じ地点に着弾したほど精度が上がっていること
が判明したし、それに続いて9日(金)には、北朝鮮5回目の最
大規模の核実験。
純粋に国内に目を映しても、次々に襲う豪雨などの自然災害の
連鎖。
新聞の1面に踊る大見出しを追っただけでも、日々目まぐるし
い。
そんな世事全般風雲急を告げるなか、なんとも呆れ返るニュース
を知るに及んでは、腹立たしいことこの上ない。
読売新聞(2016年9月10日)がネット版で報じたらしいのだが、
9月11日(日)の手元の紙面のどこにもそれは見当たらない。
見出しは『政務官、被災地の水たまりおんぶされ渡る・・・謝罪』
というのだそうだ。
11日昨日の朝、宅配された新聞には出ていなかったから、この
ニュースは知らなかった。
昨日の昼前、用事があって外へ出たついでにコンビニで買った茨
城新聞で、初めてこのニュースを知ったのだった。
茨城新聞を買ったのは、その前日9月10日が、昨年9月の関東
・東北豪雨での鬼怒川堤防決壊による水害から1年を迎え、現地
での復興記念式典があったというので、地元紙での水害から1年
の詳しい記事があるはず・・・という関心からだった。
その新聞で、全国紙にも出ていなかった「内閣府政務官、おぶわれ
視察」というマヌケぶりを知らされたのだ。
台風10号による岩手県の豪雨被害を現地視察に行った政府高官が、
長靴の持ち合わせがなく、不眠不休で復興作業中の現場を巡るのに、
政府職員におぶわれて、水の溜まった場所を渡ったと。
このマヌケぶりは、一体どうしたことだっ!!と腹が立つわ、腹が立つ
わ。
この務台俊介政務官というのは、茨城新聞によると、かつては「茨城県
の総務部長」を歴任しているとあった。けっ!! エリートにとっては、自
治体の総務部長など、瞬間の踏み台程度だったのだろうな。
ほかに「総務省消防庁防災課長」も歴任とか。
台風10号被害で北海道・岩手を合わせて23人も犠牲者が出ていると
いうのに、その現地に出向くのに『(長靴を用意する)、ついそこまで気が
至らなかった』は酷い。
これが政府の責任者!? 下々は、あんまりじゃないの!!
●【動画・画像】務台俊介・復興政務官が被災地視察で長靴履かず 水た
まりでおんぶされる姿が報道されて批判殺到
「そこまで気が至らなかった」
(2016年09月11日 ニュース速報 『なんでもnews実況まとめ』
<JNN/TBSニュース画像>)
●民進・安住淳国対委員長「災害地に革靴履いていく愚かな議員はいない!」
水害視察でおんぶの務台俊介政務官を批判
(産経新聞 2016年9月12日 12時22分配信 YAHOOニュース)
それにしても、東京から岩手に行く間に、バタバタして「長靴を忘れた!?」
のに気がついたのなら、どこかで長靴ぐらい買えば良かったのじゃないの?
現場で「おんぶ」って、若い政府職員の背中だったようだが、可哀相と思わ
なかったのかな?
東大法学部を出た若い職員であっても、奥さんがいたりご両親がいたりする
じゃないの!!
「アナタ、エリートだと思って結婚したのに、上司をおんぶしたりして、見
っともないわ!!」「東大を出た自慢の息子だというのに、政務官の馬になるな
んて・・・・・。」
上司は、部下をこんな目に合わせちゃイカン!!と思うな。
災害現場に政府代表として行くのに、長靴も履かずにおんぶだなんて、岩手県
の現場の方々に共感力も想像力の欠如も甚だしい。
上司としても、以下同文だ!!
Wikipediaを参照すると、こんな人がエラそうに著書『続・地域再生のヒントー
東日本大震災の教訓を活かす』(ぎょうせい)他だの、編著『3.11以降の日本
の危機管理を問う』(晃洋書房)他だの多数・・・と。
デスク上でこねくり回すタテマエはともかく、現場で長靴をなんとかする共感力
やら、「おんぶ」の意味の想像力やら、そういう画像が瞬時に流布してしまう危
機管理を再度噛み締めたほうがよろしいと思われる。
人の失態やら失点を執拗にあげつらうイヤな風潮に組みするものではないのだが、
今回のニュースは、単なるおんぶに留まらない、『日本の』と接頭語が付くべき
由々しき問題、つまり、現政権の国土復興という行政機能の責任者のひとりが、
あまりにもグダグダだったというのが露呈した格好なもので、見過ごせなかった
のだ。
国会論議を含め今後を注視してゆかねばならない。
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上記にリンクした民進・安住国対委員長の記者会見記事に、務台氏を皮肉って
「大名行列じゃないんだから」(産経記事)とあるけれど、2014年の映画
『超高速!参勤交代』の大名行列は、安住委員長のいうようなそれではなくて、
明るく民主的なお殿様なんであります。
部下におんぶだなんて、とてもとても・・・。
駕籠にも乗らず、部下とともに、必死こいて5日のにうちに江戸へ着くべく、
走ったりもするのですヨ。
磐城国・湯長谷藩藩主・内藤政醇公。
カサに着て、部下におんぶするなぞ、もう反射的に拒絶されるそんなご時世
だと読めてなかった、と思うな・・・・。
(若い政府職員は、軽く、ドーゾドーゾと言ったと思うが、これが、世間的に
マズかった。
ドーゾドーゾと言われても、ダチョウ倶楽部の湯の入った水槽前の芸のように
まずは断ればヨカッタのにな・・・・。)
記事にされたらいろいろ困る人にとっては、幸いした部分も
あるかも知れない。
それにしても、5日に発射された北朝鮮のミサイル「ノドン」
3発は、ほぼ同じ地点に着弾したほど精度が上がっていること
が判明したし、それに続いて9日(金)には、北朝鮮5回目の最
大規模の核実験。
純粋に国内に目を映しても、次々に襲う豪雨などの自然災害の
連鎖。
新聞の1面に踊る大見出しを追っただけでも、日々目まぐるし
い。
そんな世事全般風雲急を告げるなか、なんとも呆れ返るニュース
を知るに及んでは、腹立たしいことこの上ない。
読売新聞(2016年9月10日)がネット版で報じたらしいのだが、
9月11日(日)の手元の紙面のどこにもそれは見当たらない。
見出しは『政務官、被災地の水たまりおんぶされ渡る・・・謝罪』
というのだそうだ。
11日昨日の朝、宅配された新聞には出ていなかったから、この
ニュースは知らなかった。
昨日の昼前、用事があって外へ出たついでにコンビニで買った茨
城新聞で、初めてこのニュースを知ったのだった。
茨城新聞を買ったのは、その前日9月10日が、昨年9月の関東
・東北豪雨での鬼怒川堤防決壊による水害から1年を迎え、現地
での復興記念式典があったというので、地元紙での水害から1年
の詳しい記事があるはず・・・という関心からだった。
その新聞で、全国紙にも出ていなかった「内閣府政務官、おぶわれ
視察」というマヌケぶりを知らされたのだ。
台風10号による岩手県の豪雨被害を現地視察に行った政府高官が、
長靴の持ち合わせがなく、不眠不休で復興作業中の現場を巡るのに、
政府職員におぶわれて、水の溜まった場所を渡ったと。
このマヌケぶりは、一体どうしたことだっ!!と腹が立つわ、腹が立つ
わ。
この務台俊介政務官というのは、茨城新聞によると、かつては「茨城県
の総務部長」を歴任しているとあった。けっ!! エリートにとっては、自
治体の総務部長など、瞬間の踏み台程度だったのだろうな。
ほかに「総務省消防庁防災課長」も歴任とか。
台風10号被害で北海道・岩手を合わせて23人も犠牲者が出ていると
いうのに、その現地に出向くのに『(長靴を用意する)、ついそこまで気が
至らなかった』は酷い。
これが政府の責任者!? 下々は、あんまりじゃないの!!
●【動画・画像】務台俊介・復興政務官が被災地視察で長靴履かず 水た
まりでおんぶされる姿が報道されて批判殺到
「そこまで気が至らなかった」
(2016年09月11日 ニュース速報 『なんでもnews実況まとめ』
<JNN/TBSニュース画像>)
●民進・安住淳国対委員長「災害地に革靴履いていく愚かな議員はいない!」
水害視察でおんぶの務台俊介政務官を批判
(産経新聞 2016年9月12日 12時22分配信 YAHOOニュース)
それにしても、東京から岩手に行く間に、バタバタして「長靴を忘れた!?」
のに気がついたのなら、どこかで長靴ぐらい買えば良かったのじゃないの?
現場で「おんぶ」って、若い政府職員の背中だったようだが、可哀相と思わ
なかったのかな?
東大法学部を出た若い職員であっても、奥さんがいたりご両親がいたりする
じゃないの!!
「アナタ、エリートだと思って結婚したのに、上司をおんぶしたりして、見
っともないわ!!」「東大を出た自慢の息子だというのに、政務官の馬になるな
んて・・・・・。」
上司は、部下をこんな目に合わせちゃイカン!!と思うな。
災害現場に政府代表として行くのに、長靴も履かずにおんぶだなんて、岩手県
の現場の方々に共感力も想像力の欠如も甚だしい。
上司としても、以下同文だ!!
Wikipediaを参照すると、こんな人がエラそうに著書『続・地域再生のヒントー
東日本大震災の教訓を活かす』(ぎょうせい)他だの、編著『3.11以降の日本
の危機管理を問う』(晃洋書房)他だの多数・・・と。
デスク上でこねくり回すタテマエはともかく、現場で長靴をなんとかする共感力
やら、「おんぶ」の意味の想像力やら、そういう画像が瞬時に流布してしまう危
機管理を再度噛み締めたほうがよろしいと思われる。
人の失態やら失点を執拗にあげつらうイヤな風潮に組みするものではないのだが、
今回のニュースは、単なるおんぶに留まらない、『日本の』と接頭語が付くべき
由々しき問題、つまり、現政権の国土復興という行政機能の責任者のひとりが、
あまりにもグダグダだったというのが露呈した格好なもので、見過ごせなかった
のだ。
国会論議を含め今後を注視してゆかねばならない。
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上記にリンクした民進・安住国対委員長の記者会見記事に、務台氏を皮肉って
「大名行列じゃないんだから」(産経記事)とあるけれど、2014年の映画
『超高速!参勤交代』の大名行列は、安住委員長のいうようなそれではなくて、
明るく民主的なお殿様なんであります。
部下におんぶだなんて、とてもとても・・・。
駕籠にも乗らず、部下とともに、必死こいて5日のにうちに江戸へ着くべく、
走ったりもするのですヨ。
磐城国・湯長谷藩藩主・内藤政醇公。
カサに着て、部下におんぶするなぞ、もう反射的に拒絶されるそんなご時世
だと読めてなかった、と思うな・・・・。
(若い政府職員は、軽く、ドーゾドーゾと言ったと思うが、これが、世間的に
マズかった。
ドーゾドーゾと言われても、ダチョウ倶楽部の湯の入った水槽前の芸のように
まずは断ればヨカッタのにな・・・・。)
昨夜は、映画『あゝ野麦峠』のDVDを観た。
1979年(昭和54年)の邦画配給収入ランキングで第2位と
なったほどのヒット作だったのだそうだが、当時の自分の生活史
を振り返っては、全然記憶になかった。
ちょうど結婚した頃だったから、住んでいた場所も勤務場所も
思い出せるのだが、この映画の記憶はまったく。
この年のキネマ旬報ベストテン9位にもランクされ、早くも翌年
の1980年4月9日に日本テレビ・水曜特別ロードショー枠で
初のテレビ放送もあったのだそうだ。
その時の視聴率はなんと34.3%(関東地区、ビデオリサーチ調
べ)もあったそう。
(上記の詳細データは、すべてWikipedia『あゝ野麦峠(1979年
の映画)』の項による。)
さらには、映画封切りの翌年に映画人気の2匹目のドジョウを狙っ
てかテレビドラマ化もされ、1980年4月1日~5月27日にか
けて、TBS火曜21時からの枠で連続放送もされたのだそうだ。
(こちらの情報は、同じくWikipediaの『あゝ野麦峠』の項による。)
2か月近くも毎週火曜日にテレビ放送されていたというが、こちら
も全然知らなかった・・・。
『あゝ野麦峠』の前番組は『三男三女婿一匹3』という番組だった
らしいが、このタイトルは、観た記憶はないが名前だけは聞いたよ
うな記憶がある。
しかし自分がそうなら、家内に訊いても憶えがないと言うから、よ
ほど『あゝ野麦峠』は、我が家に縁遠かったというほかない。
思い返すに、自分も最寄り店舗から列車通勤での本部勤務になった
頃だったし、家内も結婚生活の家事とともに、職場も生まれ故郷に
近い北浦近辺から、茨城県北の不慣れな中学校への転勤が重なり大
変な時期だった・・・。
21時は当方はまだ列車の中だったかも知れないし、家内も20時
前に帰宅して、夕餉の支度中の頃だったのだろうな。
●映画『あゝ野麦峠』 (予告篇)
●映画『あゝ野麦峠』 (あらすじ /Movie Walker より)
個人的には、日本映画史上に残る名画のひとつとしてランクされるべ
き作品と思うが、戦後の左翼的自虐史観からの捉え方という見方もあ
って、好悪を分かつデリケートな部分もあるかと思うから、あえて論
評は避けたい。
ただ、映画の冒頭鹿鳴館のダンス風景から始まり、新工となるべく吹
雪の中、険しい飛騨の雪中行軍をする少女達との運命のコントラスト
は導入部として暗澹ともさせられたものだ。
だが、欧米列強の帝国主義の時代に、黄色人種の途上国でしかなかっ
た日本の、それへ伍して行く健気な背伸びが鹿鳴館だったのだし、近
代化のためのあらゆるものが輸入に頼るしかなかった中で、唯一の外
貨獲得の輸出品が生糸であり、工女たちの細い腕に懸っていた。
その双方一丸となっての近代化への邁進、これがまごうことなき当時
の日本の現実だったことは、忘れてはならないと思う。
さてさて、どうしてまた『あゝ野麦峠』に行き着いたのだろうか?
これまた異なもので、毎月行っている「うたごえ広場」がきっかけな
のだった。
先月は、誰がリクエストしたのでもなかったのだが、小椋佳の『しお
さいの詩』がリストアップされ、誰も歌う人がなかったから司会者か
ら「クロダさん?どうですか!?」と指された。
当方は、あらかじめ準備したのを歌わせて貰った後だったもので、これ
以上しゃしゃり出るのも訝り、失礼させてもらった。
しかし帰って考えると、昔は小椋佳の楽譜集を買ってギター練習もして
いた身、演歌ばかりが脳じゃない・・・・と考え直し、小椋佳の歌を調べ
直してみた。
そうして出遭ったのが『♪想い出して下さい』
知らなかったのだが、冒頭に書いたTBSのテレビドラマ『あゝ野麦峠』の
主題歌だったというのだ。
へェ~え。
そんなことで、『あゝ野麦峠』にぶち当たったのだった。
アマゾンを調べて、原作本の■山本茂美著『ある製糸工女哀史ー新版あゝ
野麦峠』も取り寄せてみた。
で、映画も観てみようとレンタルを考えたが、1979年、今から37年も
前の作品だ。あるのか?
ところが版権の問題があって永らくビデオ化されず、東宝からDVD発売され
たのは、2014年つい最近のことだと判った。
そして、公立図書館向けの施設使用承認許諾があって、地元図書館に所蔵
されていることを知った。有難い事だった。
●小椋佳 『想い出して下さい』(YuTubeより)
●人気ブログランキング へ
よろしくお願い致します。
岐阜県に単身赴任していた頃、どういう道順で、なぜ?という経緯は忘れたが、
たしか上高地を抜け、乗鞍岳へ車で上がろうとした時があった。
当然に、ひとりドライブで。
11月を過ぎていたか?
乗鞍岳への表示を頼りに進んでゆくと、やがて「通行止め」で道はシャットア
ウト。
いわゆる<もう冬場>で、鉛色のどんよりした雲が垂れこめる中、乗鞍岳は
雪を被り真っ白だった。
ひとっこ一人いない寒々しい山道で、もう夕方が近かったのか記憶の中では
薄暗く陰気くさい森林地帯だった。
仕方なく、何とか人家近くまで走ろうと道を下る途中、名前だけは知っていた
『野麦峠』の道路標識が出て来た。
ああ、ここだったのか・・・・・・・・。
確かに厳しい山道だった。
映画を観て、飛騨から160キロの徒歩。
主人公のみねが、野麦峠で最期に臨んで「兄さ、飛騨が見える」
みずみずしく健気な政井みねを演じた大竹しのぶが素晴らしかった
が、兄の政井辰次郎役の地井武男も泣かせた。
今掛かっている『後妻業の女』の大竹しのぶもまた凄いのだろうな。
1979年(昭和54年)の邦画配給収入ランキングで第2位と
なったほどのヒット作だったのだそうだが、当時の自分の生活史
を振り返っては、全然記憶になかった。
ちょうど結婚した頃だったから、住んでいた場所も勤務場所も
思い出せるのだが、この映画の記憶はまったく。
この年のキネマ旬報ベストテン9位にもランクされ、早くも翌年
の1980年4月9日に日本テレビ・水曜特別ロードショー枠で
初のテレビ放送もあったのだそうだ。
その時の視聴率はなんと34.3%(関東地区、ビデオリサーチ調
べ)もあったそう。
(上記の詳細データは、すべてWikipedia『あゝ野麦峠(1979年
の映画)』の項による。)
さらには、映画封切りの翌年に映画人気の2匹目のドジョウを狙っ
てかテレビドラマ化もされ、1980年4月1日~5月27日にか
けて、TBS火曜21時からの枠で連続放送もされたのだそうだ。
(こちらの情報は、同じくWikipediaの『あゝ野麦峠』の項による。)
2か月近くも毎週火曜日にテレビ放送されていたというが、こちら
も全然知らなかった・・・。
『あゝ野麦峠』の前番組は『三男三女婿一匹3』という番組だった
らしいが、このタイトルは、観た記憶はないが名前だけは聞いたよ
うな記憶がある。
しかし自分がそうなら、家内に訊いても憶えがないと言うから、よ
ほど『あゝ野麦峠』は、我が家に縁遠かったというほかない。
思い返すに、自分も最寄り店舗から列車通勤での本部勤務になった
頃だったし、家内も結婚生活の家事とともに、職場も生まれ故郷に
近い北浦近辺から、茨城県北の不慣れな中学校への転勤が重なり大
変な時期だった・・・。
21時は当方はまだ列車の中だったかも知れないし、家内も20時
前に帰宅して、夕餉の支度中の頃だったのだろうな。
●映画『あゝ野麦峠』 (予告篇)
●映画『あゝ野麦峠』 (あらすじ /Movie Walker より)
個人的には、日本映画史上に残る名画のひとつとしてランクされるべ
き作品と思うが、戦後の左翼的自虐史観からの捉え方という見方もあ
って、好悪を分かつデリケートな部分もあるかと思うから、あえて論
評は避けたい。
ただ、映画の冒頭鹿鳴館のダンス風景から始まり、新工となるべく吹
雪の中、険しい飛騨の雪中行軍をする少女達との運命のコントラスト
は導入部として暗澹ともさせられたものだ。
だが、欧米列強の帝国主義の時代に、黄色人種の途上国でしかなかっ
た日本の、それへ伍して行く健気な背伸びが鹿鳴館だったのだし、近
代化のためのあらゆるものが輸入に頼るしかなかった中で、唯一の外
貨獲得の輸出品が生糸であり、工女たちの細い腕に懸っていた。
その双方一丸となっての近代化への邁進、これがまごうことなき当時
の日本の現実だったことは、忘れてはならないと思う。
さてさて、どうしてまた『あゝ野麦峠』に行き着いたのだろうか?
これまた異なもので、毎月行っている「うたごえ広場」がきっかけな
のだった。
先月は、誰がリクエストしたのでもなかったのだが、小椋佳の『しお
さいの詩』がリストアップされ、誰も歌う人がなかったから司会者か
ら「クロダさん?どうですか!?」と指された。
当方は、あらかじめ準備したのを歌わせて貰った後だったもので、これ
以上しゃしゃり出るのも訝り、失礼させてもらった。
しかし帰って考えると、昔は小椋佳の楽譜集を買ってギター練習もして
いた身、演歌ばかりが脳じゃない・・・・と考え直し、小椋佳の歌を調べ
直してみた。
そうして出遭ったのが『♪想い出して下さい』
知らなかったのだが、冒頭に書いたTBSのテレビドラマ『あゝ野麦峠』の
主題歌だったというのだ。
へェ~え。
そんなことで、『あゝ野麦峠』にぶち当たったのだった。
アマゾンを調べて、原作本の■山本茂美著『ある製糸工女哀史ー新版あゝ
野麦峠』も取り寄せてみた。
で、映画も観てみようとレンタルを考えたが、1979年、今から37年も
前の作品だ。あるのか?
ところが版権の問題があって永らくビデオ化されず、東宝からDVD発売され
たのは、2014年つい最近のことだと判った。
そして、公立図書館向けの施設使用承認許諾があって、地元図書館に所蔵
されていることを知った。有難い事だった。
●小椋佳 『想い出して下さい』(YuTubeより)
●人気ブログランキング へ
よろしくお願い致します。
岐阜県に単身赴任していた頃、どういう道順で、なぜ?という経緯は忘れたが、
たしか上高地を抜け、乗鞍岳へ車で上がろうとした時があった。
当然に、ひとりドライブで。
11月を過ぎていたか?
乗鞍岳への表示を頼りに進んでゆくと、やがて「通行止め」で道はシャットア
ウト。
いわゆる<もう冬場>で、鉛色のどんよりした雲が垂れこめる中、乗鞍岳は
雪を被り真っ白だった。
ひとっこ一人いない寒々しい山道で、もう夕方が近かったのか記憶の中では
薄暗く陰気くさい森林地帯だった。
仕方なく、何とか人家近くまで走ろうと道を下る途中、名前だけは知っていた
『野麦峠』の道路標識が出て来た。
ああ、ここだったのか・・・・・・・・。
確かに厳しい山道だった。
映画を観て、飛騨から160キロの徒歩。
主人公のみねが、野麦峠で最期に臨んで「兄さ、飛騨が見える」
みずみずしく健気な政井みねを演じた大竹しのぶが素晴らしかった
が、兄の政井辰次郎役の地井武男も泣かせた。
今掛かっている『後妻業の女』の大竹しのぶもまた凄いのだろうな。
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5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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