忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



大型の台風19号が四国へ上陸し、今夜未明には関東地方
を直撃する予報という、何とも憂鬱な天候。
夕方になって、いよいよ雨が来た。

そういう天候だと、気分的にも内向きになる。



遺言やら遺産相続の相談を受ける機会が多いのだが、最近で
はとみに、親の認知症がからむ兄弟間の複雑な利害が錯綜し、
話を聞く側でも、相談の後ではガックリと気が落ち込み、そ
の復元に時間を要することが多くなった。


もう6、7年も前だったろうか?

その頃はまだ無名の藤川幸之助という詩人を、今ではどういう
機会で知ったのかは忘れたのだが、ネットでその詩を読み、エ
ラく感銘を受けたことがあった。

長崎大学を出て教職に就いた彼が、久々実家に帰った夜。母親
が息子の大好きなカレーを作ってくれたという。
食べてみると、「あれっ!?」・・・・、これはかあさんのカレ
ーじゃないよ。

しかし、傍らの父親は「かあさんが作ったんヨ!!」そう、強く
言い張ったんだそうだ。

いくらそう聴いても、明らかにそれはレトルトカレーだったし、
ハンバーグもインスタントものだった、そうだ。

それが、後で考えては母親の認知症の始まりであった・・・。



やがては、おむつを付けてブクブクとしたおしりで、ストアー
に行った日。かつては自分に「(食べるのは)お金を払ってからねェ。」
と教えたはずの母が、ストアーのシュークリームに手を出し、
「かぶりついた」 その場の息子は如何に切なかったか・・・・・。

人の視線を感じ、ついカッとなって母を叩いてしまった息子。昔と
逆転してしまった母と息子の関係・・・。

なんとも切ない現実。

藤川の詩集『マザー』の中の「シュークリーム」という詩だ。



しかし、肉親には切ない日々だが、患者本人には認知症の現実は辛い
ことだらけなのかどうか?


だが、こうなる前の、いわゆる「まだらボケ」と言われる段階という
のは、患者ご本人にとっても辛い葛藤の日々なのだろう。

同じく藤川の詩集『マザー』の中の「手帳」という一篇に、藤川の
母の苦悩と葛藤が活写されている。
息子の視点ながら、詩人の感受性が透徹したまなざしで捉えた、認知
症の現実を普遍的な哀しみの瞬間として見事に固定化した場面だ。


●藤川幸之助webから「朗読」というページ
(ここに、詩集『マザー』所収の詩7篇がアップされていて読める。)


かつて、詩集『マザー』は取り寄せて読んだ記憶があるが、4,5月
に事務所整理したおりに、書庫に移したか、今手元には出て来ない。

誰だったかのフェイスブックメールからの縁で、藤川氏からまるで突然
に「いいね!」を押してくれ、とメールがあったが、彼の詩と違った<押し
の強さ>に、その時は「引いて」しまったな・・・・。

ただ、作品としての詩は、何ら価値を失うことはないと思っている。




人気ブログランキング          
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

昨夜観た映画『明日の記憶』(あしたのきおく)もイイ映画だったな。

一昨日にテレビで放映されたものの録画だが、この映画は過去に何度
もテレビで放映されている。
引っ掛かるものがあって、以前にも録画はしていたのだが、テレビの
録画収録満杯になって何度も観ずに消去していた。

2006年渡辺謙主演で制作された、若年性アルツハイマー病を扱った
映画。渡辺謙と妻役の樋口可南子の二人が写るスチールは何度も見てい
たが、観ずじまいだった。

成年後見制度の研修会やら認知症の集まりに行くと、必ずどこかでこの
映画の話題が出る映画だったもので、今回は決意して観た。

いやはや、結論はイイ映画でしたな・・・・。

今日ネットを見てみたら、以下のようなページも。

『ごめんなさい、見くびってました!』

ホント、あたくしもそう思います。


●ごめんなさい、見くびってました!  映画『明日の記憶』
(2006/07/05 23:01)


(上記の記事中、投稿欄に「・・・若年性アルツハイマーと
言えば、消しゴム ですよね。でも・・・・」と「消しゴム」
の文字。
上記本欄の藤川のwebに「消しゴム」の詩もあり、これのこ
とらしい。
藤川幸之助の詩と映画『明日の記憶』が、輪廻のように繋がる
妙。)

PR


台風19号が九州南部へ接近中の今日は、関東のここで
もドンヨリとした曇り空で終始した。



11月に久々の山行を予定しており、どこまで歩けるか、
その下準備もあって、住まいの近辺を家人とあるいてみ
た。

9月下旬の、御嶽山噴火より前の頃、この徒歩コースを
設定して、車の走行メーターでその距離を事前に測定し
ていたのだが、実際の試歩は初めて。



団地内の自宅から、普段なら車で登る北山公園への登り
のコースを歩いて、公園内の大池を眼下に見下ろしなが
ら、ミニミニいろは坂のようなツヅラオリの道を登り、
左に折れて県教育研修センター前を過ぎると、今度は
やっと道は下りに差し掛かる。

石の産地真壁の石をふんだんに使った、広域斎場を見下ろ
しながら更に坂を下って、T字路を左折しながらまた下ると、
やがて国道355号に出た。


普段、体操教室などにも通う家人の方が、めっぽう健脚
になって、ヨタヨタと歩く当方より20メートルも先を
行くじゃないの!!

こんな訳で、最近は家人を「アニキ」と呼ぶ始末なのだ
が、このアニキ、とうとう一度も休憩の号令をかけて
くれることもなく、行程1時間15分、約6キロの今日の
徒歩訓練を終えた。




人気ブログランキング         
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

庭のツワブキが黄色い素朴な花をつけた。

今日の散歩では、不作だというドングリがたくさんこぼれ
落ちているところを通ったり、山栗の木の下には誰か覚えて
いて収穫したのか、イガだけは落ちているが、実は一つも
ないところを過ぎたり・・・・。

アケビの実が成っているのも見たが、まあ、草木の名前を
家人にいろいろ示されたが、憶えられないな。

小梢では、カケスやシジュウカラの声を多く聴いた。

「・・・・しィッ! あれは何(の鳥)?」
敷き詰められた落ち葉と同化して、瞬間、見え難かったが、
見ればヤマガラのメス。

平地に近い北山公園あたりでは、紅葉には早かったのだが、
確実に晩秋の季節に向かっていたな。


●今年も相次ぐクマ出没 変わりつつある人間社会とクマの習性
(2014年10月11日(土)12時21分配信 THE PAGE)


ここのところの台風が、大型のものが続くのも海水温が高いため。
つまりは、地球温暖化が着実に影響している結果。

上の記事のクマも、最近習性に変化が表れて来ている・・・と。

今日は、2014年ノーベル平和賞発表の話題以外は
書けない。

パキスタン人のマララ・ユスフザイさん、そして、イ
ンド人のカイラシュ・サティヤルティさん、受賞おめ
でとうございました。


とりわけ、いまだ弱冠17歳というマララさんの、イス
ラム過激派組織に頭部を銃撃され重体となってから10
か月後の、昨年7月に国連本部で行った演説には、衝撃
を禁じ得なかった。

わずか16歳にしての、国連本部での演説は勇気に満ち、
滑舌といい声が前に出る圧力といい、並外れた説得力溢
れる名演説だった。

圧倒的でした・・・・。


今朝の毎日新聞に、その時演説の現場にも居合わせたという
ニューヨーク駐在の草野和彦記者も書いている。
『約17分間の演説は格調高く、説得力に満ちていた。
総立ちの聴衆の拍手はしばらく鳴りやまなかった。「リーダ
ーになる資質を持った人間とはこういうものなのか」と思っ
た。』(2014年10月11日付毎日新聞 第9面掲載抜粋)

ネットを検索したら、この時の演説の中継録画がアップされて
いたので、以下リンクする。

まあ、凄いとしか言いようがないのだが、生物学的には、当時
16歳の小娘ながら、「世界の偉人」になるかも知れない人物
というのは<かくや>と思わされたし、それゆえ、その人物の<初
舞台>を目撃しておくことはムダではないと思わせる。

よく現代日本のゲームやらアニメで軽々しく使われる『降臨』と
いうのは、本来こういう人物のことかとも思う。

●マララさん 国連スピーチ 日本語字幕付き(YouTubeより)


今後は、各マスコミでも危惧を記している、過激派組織による「マ
ララさん攻撃」から、如何に彼女を国際社会が守り切るかが重要な
課題だ。



人気ブログランキング         
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

マララさんの国連での演説全文は「●マララさん タリバン銃撃乗り
越え国連演説全文<1人の子ども、1人の教師、1冊の本、1本のペ
ンでも世界を変えられる」(The Huffington post  投稿日:2013年
07月13日09時05分) 等に掲載がある。

『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会の集まりを覗いたことも
あったが、やはり、マララさんの世界を視野に入れた熱情を見れば、
結果の帰趨に誰もが納得出来るものだろうな。

朝当方が起きた時にはもういなかった家人が、先ほど帰って
来た。
もっと夕方の帰りかな?と思っていたのだが、意外と早い帰還
であった。


何って? 
いつもは、絵画展でも歴史ものの企画展でも、さっさと観終わっ
て出口そばで待っているのが常だった家人が、今日は、市の生涯
教育の企画で、旧土浦藩ゆかりの場所やら、縄文遺跡の高津貝塚
の見学会に、うちでは「奇跡!」とも言える<歴史もの>単独行で出
かけたのでした・・・。


どういう風の吹き回し!????なのか。

道理で夕方近くになって、雪までは行かないが雨が降りそうな
雲行きになってきたわけだ??



さて、今日の話題。

●座布団にまつわる礼儀特集ー座布団は勧められるまで座らず、
下座で待つ
(2014年10月10日(金)10時28分配信マイナビウーマン)


他家をお訪ねして、座敷の座布団に座るという機会も減っている
から、ま、「用はない!」でパスしても良い記事かも知れないが、
読んでみて下さい。


以下は当方の失敗談・・・・・・。

ある時、300年も前に地元の寺々がある殿様のお世話になった
からと、その感謝の催しを挙行したことがあった。

当方は300年後の今になって、その流れをくむ財団法人の職員
だったことがあって、手厚く招待された方の代理として、その地元
式典に出席することになった。


地方にあって、一度にあれほど大勢の僧侶を見たことは初めての
体験であったが、近郷近在の住職衆が一同に会し、ある座敷をお経を
唱え、正式には何というのか分からないが、お坊さん銘々が携行式
の鐘を鳴らしながら、小さい円陣を組んで回り、何周かした後に
予定の一列になって座ったと記憶している。

その一列になる前、どこのタイミングだか忘れたが、主賓である
お殿様の末裔(実は、代理の当方)が、実際は何が何だか分からない
のだが、そのお坊さん達の最前列を恭しくゆっくりと進んだ。

当然、この行事の舞台となった寺周辺の村人が多数見物に訪れてい
て、この、初めて見る、田舎なりに荘厳な行事の進行を固唾を飲んで
見詰めていた。

何台もの望遠付の一眼レフカメラが、先頭を進む当方に向けられている
ことも充分承知していた・・・。

「あのォー、ホントの殿様とはちゃうんですけど!!」
なんぼか、そう言ってやりたかったが、歴史上300年後に初めて実現
出来た、記念すべき行事の真っ最中だったから、それも叶わなかった。

(今も大事にアルバムに写真を貼っている方がいたら、ゴメンナサイ。)


さて、そうして読経の唱和が厳かに進み、打ち合わせもなかったから
チト不安だったが、前方に見える座布団の中の1枚がやけに立派なも
ので、厚さが20センチはあろうかというしろもの。
主賓の代理が座るのは「あの座布団」と思ったが、内心座ろうとした
途端、ゴロンと落っこちてしまう予感も過ぎった。


あっ!!
いよいよ座布団が目の前!?


その時だった。

当方のすぐ後ろを進んで来たと思われる(縦一列で進んで、後ろは振り向
けなかった)お坊さんの親玉のような、貫禄のあるタコ入道さんが言った。

当方にしか聞こえない声だったが。
確かに・・・・、「それは、拙僧のじゃ!」と聞こえた。



人気ブログランキング         
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

いやはや、いやはや、まるで突然に衆目の中で、座布団さんと格闘する
そんな運命が訪れるときがあるのですヨ。

●『地上の星』 中島みゆき [公式]





いつだったか忘れたが、NHK「ニュース9」で取り上げて
いた。
太陽光発電に陰りが見え、政府も買い取り制度の見直しに
入っていると。



今日は午後から、会務で水戸へ出て、帰りは18時を過ぎた。

往路では、そこここに太陽光発電パネルが設えられ、あらら
ココにも!?というぐらいに、急に乱立し始めているのに気づ
かされた。


でも、冒頭に書いたように、再生可能エネルギーの積極利用
は、現代地球人としては大命題と思うのだが、残念ながら、
一過性のブームに終わる可能性が出て来た・・・。

当方の行政書士業務としても、2,3発ホホをなぜて空を切
った程度に終わりそうな雲行きになって来た。


●太陽光発電ブームの終焉かー電力会社が送電線への接続申し
込み保留で
(Bloomberg2014年10月9日23時半時点で10時間前発)




一過性で終わらせてはいけない、と思うのだが、政府を含めて
どこかしら安易な雲行きだったから、やむを得ないのかもな。

最近の新聞折り込みチラシでは、パネルが20年間も稼働する
から売電収入が700万円以上。『子どもの教育費がタダにな
る家!』が売りで、ホントかな・・・と思っていたが、砂上の
楼閣になりそうな気配だな。
最近の太陽光パネルも、国産を使わず中国製というのも訝しか
ったが、土台、中国製が20年も持つと思う方が大間違いで、
消費者の大損は目に見えていたものな。

(導入コストが安いからと言って・・・。秋葉原でタイガー電子
ジャーを30台もまとめ買いする中国人観光客は、中国製を全
く信用していなくて、早晩人民元が紙切れ同然になる悲劇を見
越して日本製電子ジャーや化粧品を買い込んでいるというのに、
何が悔しくて日本人が、中国製太陽光パネル設置にOKしてしま
うのか解らない。
中国人曰く「タイガー電子ジャーは高性能で、一生もの。」だっ
て。いや、機械だから「一生もの」はムリだと思うが、この言葉
には、ウレシイやらコッパズかしいやら・・・・。
中国人は、中国崩壊も視野にまさか!の時に換金性の高いタイガー
電子ジャーを・・・・と考えての行動というのだから、したたか。)



人気ブログランキング         
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]