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たそう。いよいよ本格的な冬の訪れも近いのか。
事務所脇の道路を今、トウフ屋のラッパだけを鳴らす軽トラが過ぎて
行った。いままで聞かない音で新味はあるが、何やら寂しげな音色で
これから来る季節を否応なく予感させる。
そう言えば、「♪たき火だ たき火だ 落ち葉炊き~」の童謡をかけて
毎年走る、灯油販売の引き売り車を思い出した。もうそれが来る季節だ。
さて先日の日曜日、山歩きの下見前後に御岩神社とともに行ったのが、
日立市宮田町にある日鉱記念館。
日立鉱山は、1905(明治38)年に久原房之助が旧赤沢銅山を買収し
て開業し、1981(昭和56)年の閉山まで76年間、工業都市・日立
市発展の礎となり、また日本の近代化と経済発展に大きく寄与して来た
鉱山であった。(以上は、同館のパンフレットより。)
日鉱記念館は、1985(昭和60)年に創業80周年を記念して日立鉱山
跡地に建てられたのだったが、それから30年が経過しようとする現在、
同館所有のJXホールディングスの、創業者の精神を今に伝えようという意
思と努力があり、また末端の現地職員たちの日々の作業努力もあって、メ
ンテナンスなど、30年を経過する建物だとは微塵も感じさせない博物館
になっていた。
●日鉱記念館 (同館HP)
●日鉱記念館(日立市民有志制作『きらら』中の<索引のページ>)
(☆<索引のページ>の「歴史遺産」をクリックして、さらに「日鉱記念館」
をクリックして、読んでみて下さい。)
●大煙突 (日立市民有志制作『きらら』中の<索引のページ>)
(☆上記の「日鉱記念館」のページの一番下、<大煙突へ>をクリックしますと
「大煙突」の項が読めます。文章・写真とも是非見て頂きたくてご案内。)
今日はどうしてこうも「日鉱記念館」にリキ入れて書いているのか。
それは、父親が日立鉱山の従業員だったからなのだ。
ここまで書いて、書いた字数を見るとそうでもないのだが、費やしている時間
はハンパない。
さて、父親は何度かの不況のなか、50代の頃<繰り上げ定年>の該当となり
退社することになった。当方が20歳の頃だったと思う。
前後するが、そんな訳で、ハタチまでの、大学生半ばまでの当方の基本体躯、
身体の血となり肉となった基本は、日立鉱山によって形作られたと言っても
過言ではないのだ。
記念館の1階に「鉱山町のくらし」というコーナーがあり、昭和30年代の
頃の写真やら物品が展示されていたのだが、まさにその時間と空間とは自分
のそれそのものだった・・・。
「鉱山町の生活向上のための施策や一山一家といわれた独特の気風」(同館パ
ンフ)の真っ只中が、自分の幼少期の世界そのものだったのだ。
いやはや、どっぷりとその世界にタイムスリップさせてもらったひとときだ
った。
だいぶ以前に、マルクス経済学者で日本社会党左派の中心的論客だった、向
坂逸郎の『わが資本論』(新潮選書)を読んだ時、福岡県大牟田市の炭鉱地帯で
育った少年時代を回顧するくだりで、自分の子ども時代に経験したものと同じ
臭いを感じたことがあった。
明治から大正・昭和と日本の近代化をけん引した炭鉱やら鉱山町に、同じよう
に流れていた気質というのか、独特の空気感といったものだ。
さてこの日は、かつて銅鉱石を掘り出していたヤマ跡の記念館を後にして、山
あいの九十九折の道路を下って来て、家人に自分の卒業した大雄院小学校跡を
見せようと車を走らせると、その道筋前にあったO君やSさん、Gさんが住んで
いた住まいはもう無くて、とうの小学校はもう校庭さえなく、大きな工場の敷
地になっていた・・・・・。
自分の幼少期、少年期の物理的建造物が何もない空虚感。
五木寛之が書いた「デラシネ」という言葉が脳裏に浮
かんだ。
●日鉱記念館 ~日立市(YouTubeより)
●日立鉱山の大煙突ドキュメンタリー傑作!!~大煙突讃歌①(YouTube)
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日立鉱山の煙害対策の歴史は、日本における公害対策の手本になるような評価に
値する試みであったが、その詳細は新田次郎の小説『ある町の高い煙突』に詳しい。
今回日鉱記念館を訪れて気が付いたのは、同館2階にあった「労使関係」という
ガラスケース内に展示されていた古い雑誌。文藝春秋だか中央公論だかに掲載の
作家半藤一利氏による記事だ。
正しいタイトルか自信がないが、「日立鉱山を第2の三池にするな!」の記事。
日立鉱山も何度かの不況を潜り、<希望退職>という名の人員整理を敢行して来た。
母方の叔父が引っ掛かり、直近では、ついに父親もそれに引っ掛かった。
今思えば、息子二人を大学に出している頃で、なかなかに厳しい状況だったと思う。
古くは、当方がまだ小学校の低学年の頃に、何でかは不明だが、労使関係の縺れで
ストライキに突入した時期があり、急きょの休みの中、秋晴れの石灰山の崖下で
父親と同僚の立ち話に「ストライキ」という言葉を聴いた。
のどかな秋晴れの真っ只中、静かな山あいの崖下で聴いた言葉は「ストライク」と
いう野球の言葉として聴いたのであった。
上に書いた半藤一利氏の雑誌記事が、この時の事案のことだったかどうかは不明だ
が、実際にストライキが打たれた状況というのは、結構深刻な事態だろうと思われる
のだが、その日は晴れ上がり、天はあくまでも高い、平和なキノコ採り日和りの日だ
った。
当時のオヤジの年を越えた今、半藤一利氏の記事が気に懸るのである・・・・。
ン病と闘っておられるのだそうだ。
それでも、かつての片鱗が顔を出し、瀬戸内寂聴さんとの話で、自ら
「パーキンソン病のキーパーソン」と笑わせた・・・・そう。
全国47都道府県中、唯一スタバがなかった鳥取県に、やっとスタバ
の進出が決まったようだが、これは、同県の平井知事の名言に負うと
ころも大きかったようだ。
『鳥取県にはスタバはなくても、スナバ(砂場)はある。』
このアピールを聴いたスタバの社長から、知事あてに電話が行ったのが、
スタバ鳥取進出の発端だそうな・・・・。
さてさて、脱線から始まった今日のブログ、腹にハマる名言のことから
入りたかった訳で、それで永さんのことから書き始めた。
永六輔さんと言えば『横町を曲がれば、それはもう旅の始まり』という
のがあり、当方の好きな言葉なもので、以前にもこのブログで引いたこ
とがある。
昨日は登る山の下見に出掛けたと書いた。
「登山口」を現場で確認すればイイだけだから、はるばる出かけて、すぐ
終わってしまうことだ。
家人は<それだけの積り>だったと思うが、こちらは、元百貨店の企画マン。
出掛ける際には、「ついで」を考えて、訪問先を2つばかり決めていた。
で、今日はその「行った先」のひとつを以下ご紹介、のブログだ。
昔、サラリーマン時代、百貨店の販売促進部門を担当していたのだが、毎年
の夏休みの集客催事を決めるのが悩みの種だった・・・。
そりゃあ、カネに糸目を付けなければどんなことでも企画出来るのだが、
投下した企画料やら、期間中のランニングコストと、現実に見込める集客量
のバランスが、なかなかに難しい。
ある年は、なるべく経費を抑え、しかも手堅くそこそこの集客量が見込める
もの、コスパ上もまず分母の基本企画料が極力安いものとして、結局は安易
な企画ながら、手堅くそこそこ集客があり、<当りハズレのない>『おばけ
屋敷』の実施に決めた。
百貨店の催事場を「おばけ屋敷」に設え、夏休み中の怖いもの見たさの子ども
達を呼び寄せる企画。
子どもたちが来たがるということは、セットで親も来店するワケで・・・。
そんなこんなで、いよいよその準備段階に入った時期。
ふと、野ざらしの原っぱならイザ知らず、百貨店の店内で催して何か事件や事故
が起きてはいけない、と急に気になり出した。
歌舞伎でも怪談話を上演するときは、公演の始まる前に「お岩さん」を祭る神社
にお参りするというのも思い出した。
だが当時は不勉強で何も知らなかった。日立市入四間町に御岩神社というのがあ
ることを知り、早速にお祓いをしていただきに伺ったのだった。
いやはや、今考えると冷や汗もので、何とも申し訳ないやら、面目ないの一語。
宮司さんに、店舗の名前を告げ、夏休み企画でやる「お化け屋敷」のお祓いで伺
った旨お話すると、「バ、バァっかもん!!」「何を言っておるんじゃ!?」と怒鳴ら
れることもなく、意外にも、望み通りのお祓いをしていただいたのだった。
御岩神社は、「お岩さん」とは全然関係がなかったのだし、何より、深山とも言
える山の中の神社だったから、今考えると、そんな話を受けて気持ちが悪かった
と思うのですね。
お蔭で、「夏休み企画」は一つの事件も事故もなく、無事盛況のうちに終えるこ
とが出来た。
さて、昨日初めて急な坂道の参道を登って、本殿までお参りしたのだったが、常
陸國風土記にも記述のある由緒正しい、立派な格式高い神社であった。
かつての無礼を心の中で詫びながら、お参りをして参りました。
神社の縁起を、いちいち浅学の当方が書くより、以下神社のHPなどリンクしま
すので、是非ご覧下さい。
まだ行かれたことがない方には、お薦めの場所。
以外にも、(行ったのが日曜日だったこともあるかも知れないが)知っている人は
知っているようで、参拝客が引きも切らない状況であったな。
●御岩神社HP
●茨城のパワースポット/御岩神社のご利益(『パワースポット研究所』HP)
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い?」「忙しい??」と訊いて来た。
まァ~~るで、無計画な先方のこととて、瞬間、むっとしたのだが、
うむ・・・・・。
結局行くことにした。
近場の低山ゆえ、山行き用の地図(昭文社『山と高原地図シリーズ』)
があるわけでもない。
実際に現場を確かめておかないと、「登り口」さえ不明だ。
それと、そんな低山だから地図が必携だとも考えていた。
つくば市の国土地理院の売店で、当該地域の2万5千分の一地形図も
入手しておかないと、<老夫婦、地図も持たず初冬の山で道迷い><無
思慮の山歩きに、批判の嵐!>なんて、新聞に出てしまうと目も当てられ
ない。
しかし、つくばは反対方向なもので、今日は断念して常磐道を北へ向けて
走った。
持って行ったものが、道路地図と■新・分県登山ガイド『茨城県の山』山
と渓谷社刊のみ。
途中まで登り、頂上までの表示が出たところで引き返した。
勢いでそのまま登りそうになったが、下見のため軽装備は否めず、万一を
考え引き返す。
登って登れないこともなかったが、登ってしまったら、次回が「何のため
に行くのか分からなくなる」ので、ヤメた。
小汗をかいた若い男女が、足の先まで山スタイルで下りて来て、軽く挨拶
して追い越して行った。
今日のコチラは、靴もタウンシューズのシロウト風で、トロ臭そうに映った
かも知れない。
若いふたりの後姿は、さっそうとした山男、山女で漆の葉など紅葉した林
のなかで美しく見えたな。
帰ったのが、夕方16時過ぎ。
疲れた。
今日のブログは、今月連続書き込み中のため、切らさないためのアリバイ
工作だ。乞うご容赦。
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●パソコンは3~5年前の型落ち品でも十分! ストレスもなし
(日刊SPA!2014.09.14 雑学)
パソコンは、事務所に4台あって、今は足りていると言えばそうなのだが、
大画面のものが欲しいな、とは思っている。
もう、新型を追いかけなくてもイイとも思い、そんな時見かけた記事で意
を強くした。
●カレー捨てられ殺人未遂 疲れ切った夫が明かす「嫁姑関係」
(2014年10月25日(土)15時28分配信 日刊ゲンダイ)
テレビに押され、ネットなどの新メディアの浸透で、活字離れが
言われて久しいが、アメリカの大新聞の経営不振から数年経った
いま、日本の新聞にも、その兆候が出て来ていると思うのは、当
方だけだろうか?
ヤケに浮き足立ち、全面広告の頁が増えて、腰を据えた活字メデ
ィアとしての使命と役割を放棄し始めているように映る。
さて、そういう昨今の新聞ゆえ、今日リンクしたような記事など到底
載せられることもないと思い、取りあげてみた。
ま、言ってみれば「とるに足りない」些細な事件ではある。
しかも、夫もいうように、嫁も姑も双方が"瞬間湯沸かし器"と言えるほ
ど、堪え性のないスグ切れる同士が、一つ屋根の下に暮らしていたとい
う万に一つの特異ケースなのかも知れない・・・。
しかし、国会議員のワインやらうちわ、はたまたSMバー領収書問題が
紙面の大概を埋めるばかりが能ではない。
地道な暮らしを見詰め、家族を見詰める姿勢もまた新聞の大切な役目だ
と思う。
最近のNHK朝の連続テレビ小説が、連続して20%以上の高視聴率を獲
得しているという。
当方も仕事柄、「家族」関係の委細を焦点にする事案に多く関わるもの
で、『ごちそうさん』『花子とアン』『マッサン』と視聴を続けている。
『ごちそうさん』のめ以子の天敵・西門和枝のイビリやら、今度の『マ
ッサン』の実母亀山早苗役の泉ピン子さんの嫁いじめやら、住吉酒造・田
中大作の娘役・相武紗季のネチネチしたエリーいじめにもイライラさせら
れた。
韓国ドラマでは『愛は歌に乗って』の主人公スイムへの、姑ミオクのチク
チク嫁いびりやら、『輝いてスングム』では、時代は今から60年も前の
朝鮮戦争直後と古いのだが、村を支配する(地主層?)セウン堂の大奥様の
我が儘放題も腹立たしい・・・・。
しかし、頭書の事件では、嫁が作っていたカレーを突然流しに捨てたという
のは、前後に、双方のどういうやり取りがあったのか不明だが、ハンパない
嫁へのヒドイ仕打ちだろう。
嫁が手に持っていた鍋で姑を何度も殴って「殺人未遂」で逮捕されてしまった
訳だが、近くに包丁がなくて幸いだった。
事件後、義母は『私にも非があった。孫たちのためにも、一日も早く戻って
ほしい』と記事にあるが、覆水盆に返らず。後の祭り・・・・。
おおごとになってしまうことは、ささいな瞬間のささいなコトから起こる。
フッと、深呼吸して、その瞬間!!を回避する、そのことを頭に入れておきたい。
部外者の我々でも、他山の石とするところは多い。
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(2014年10月24日(金)7時0分配信 NEWSポストセブン)
昨日、つくば市の日本自動車研究所で8メーカー26車種の自動
ブレーキの「性能アセスメント試験」の発表と、実車による試験
デモがあったというニュース。
この記事、自動ブレーキ装置に使われている3方式について、短い
ながら適切な特徴が書き込まれており、参考になった。
これからは、ドライバーが寝ていても目的地まで運んでくれる車に
なるのか?と言えば、到底そこまでは行かず、やはり、生身のドラ
イバーが瞬時には見落としがちな<危険度>をいち早く察知して対応
する段階程度。つまりは、当然ながら「ドライバーの補助的装置」
であることには違いない。
そこが、よく理解出来たニュースだった。
この記事の最後にあるように、装置に寄り掛かり過ぎて「アクシデン
トが起きてからメーカーのせいにするような人が多数出てくれば、安
全技術の進歩はそこで止まってしまうでしょう」(自動車ジャーナリス
ト・井元康一郎氏)
でも、障害物の直前では止まるハズだったのに、止まらないのはメー
カーのせいと、事故を起こしたドライバーは主張するだろうから、
交通事故分析は格段に難しくなるね。
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●マツダの試乗会事故について CX5によるスマートシティブレーキサ
ポート事故の件(carview!より)
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日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。