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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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このブログも、予想通り稀勢の里の引退があって、大相撲初場
所初日の13日以来、10日も空いた。

別に”稀勢の里ロス”を発症してのことでもないのだが、特段泡
を喰って書くほどのネタが無かった・・・・だけのコトだ。



で、今日は久々に書いている。

ボーっと生きていた訳でもないのだが、今日のネットニュース
に針が触れた。


●「観たくもありません」市議会議員が『万引き家族』のアカデ
ミー賞ノミネートに苦言で批判殺到
(2019年01月25日 12時20分 リアルライブ)


このセンセイ、伊勢崎のジャンヌ・ダルクと息巻いて当選した
お方らしいのだが、記事によれば「この映画は諸外国に誤った
メッセージを発信しているようなもの。日本はそんな悪い国で
はありません」とSNSで発信したのだそう。

それで、ネット民から批判が殺到。

「映画を観ていなのでは?」と指摘されると、「映画ビジネスに
名を残す目的で作品を手がけるような監督の映画など、観たくも
ありません」とリプライしたと。(上記リアルライブ記事)



だぁーーーめだ、こりゃ。

映画を観ていない人が、映画の批判を出来ないでしょ!!


ま、私人としてSNSで何を語ろうが勝手なのだが、日本会議シ
ンパか何か知らないが、市会議員の立場からしたら天下国家のこ
とより先に、生活者の足元に目を凝らすスタンスの方が大切だと
思うな。

それにしても、『観たくもありません』とシャッターを下ろして
しまっていて、それでいて大所高所からの批判って、コリゃどう
しようもないな。


昨年の第71回カンヌ映画祭・パルムドール受賞に続く、今回の
第91回アカデミー賞外国語映画賞候補選出は、国民の一人とし
て喜ばしく思う方なのだが、イイ悪いは観てから後のことで、観
てもいないで騒ぎ立てるのは、そのセンス自体が情けないと言う
しかない。


社会の諸問題に、想像力を発揮するためには、やはり、小説でも
音楽でも、ドキュメンタリーでも映画でも・・・・、何に対して
も柔軟に接することが大事だと思うのね。
個人の直接体験には限界がある中、せめて間接体験の層を厚くし
て行くことが、どんな分野の仕事をする上でも欠かせない。



さて、是枝監督作品を網羅的に観ているわけではないが、個人的
には、この『万引き家族』をあまりイイとは思わなかった。

是枝作品の『三度目の殺人』は憶えてもいないし、人気の高かった
『そして父になる』もイマイチ。
ま、ズ~ンと心の底に残ったのは『海よりもまだ深く』かな。

暮れの頃にテレビで放映された『誰も知らない』は、育児放棄され
た子どもたちが自分達だけで生きるドラマというので、暗くて重そ
うな感じだったから、録画を正月に観る気がしなくてそのままにし
てある。
そのうち・・・とは思っているが。



話は脱線するが、ここのところテレビの映画放送にハマっていて、
スリラー・アクション系のB級、C級映画でも、結構満足していた
りする。
面倒なスジ立てより、不死身の主人公の活躍にスッキリするな。



中には拾いものもあって、どこのメーカーか忘れたが缶コーヒーの
CMでおなじみのトミー・リー・ジョーンズが主演の『告発のとき』
(2007年アメリカ)が面白かった。
(衛星12チャンネル・土曜洋画劇場 1月12日放送)


イラク戦争からの帰還後失踪した息子を、父親が探す話だ。

父親からしたら、純で可愛かった息子は被害者とばかり思っていたと
ころ、どの帰還兵の若者とも同じに、イラクでは人間性を失い、残虐
非道な男になっていたのを知る。

物語は静かに淡々と流れるが、固唾を飲むような戦争の告発。


『メン・イン・ブラック』の宇宙人と対峙する無表情な男=缶コー
ヒーのあの男から、元軍警察に所属していたという、敏腕だが無表情
な初老の父親を哀し気に演じるこの俳優に、秀逸な余韻が残った。

ジョーンズは、この映画で第80回アカデミー賞主演男優賞にノミネ
ートされたという。

当方にも、缶コーヒーのあのオッサンがエライ俳優だと再認識させ
られた作品となった。



映画は映画であって、ナマの現実世界とは異なる文化作品だ。

これらの映画が原因で、アメリカ国内で軍の海外派兵反対の物議が持ち上
がった話は聞いたことがない。


しかも、観もしないであれこれ騒ぐなどは、如何にレベルの低い話かが
解かる。

どこぞの首相も、つまらないことでは、とってつけたような電話を懸けて
人気獲りに励むクセに、昨年のカンヌ映画祭パルムドール受賞には完全無
視!したのだから、何とも大人げない情けない国と言うしかない。



以下に昨年6月の頃に読んで、心に残った記事を引いておきたい。

●『万引き魔族』カンヌ受賞、なぜ?
 『万引き家族』は、なぜカンヌ最高賞を受賞したのか?誇り高い”内部告
 発”を見逃してはならない
 (Real Sound映画部 2018.06.09 久保田和馬)






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自己紹介:
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日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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