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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今日のネット記事では、以下の記事に目が留った。

●『家裁の人』原作者・毛利甚八さん死去 絶筆の”君への遺言”
とは?
(2015年12月11日号掲載)
        2015年12月3日配信 niftyニュース



毛利さんの死去が11月21日とあるから、当方は22日朝刊の記事
で知ったことになる。

コミックの『家裁の人』の原作者として知っていたから、いつかはこ
のブログに書かねばと思っていたのだったが、バタバタと日数ばかり
が過ぎてもう2週間近くにもなった。

まだ57歳の若さだったというから、非常に残念なことだった。



物語りが淡々と語られ、アクション漫画と違って動きも少ない故にか、
「静謐感」だけが心に残るコミックだった。
主人公の家庭裁判所判事・桑田義雄の誠実な人柄、凛とした仕事への
対処の仕方等々、心惹かれることの多い作品だった。
そして、各巻のCASE単元ごとに花の名前が振ってあるほどに植物
好きな人間性も魅力的だった。


今でも手元にこのコミック全15巻を持っているのだが、昨年春ごろ
に事務所整理を長期にした折には、庭先に蔵書を広げ100数十冊ほど
を濡らしてしまったことがあった。

この『家裁の人』の4冊ほどもその濡れてしまった本の中にあって、泣
く泣くゴミにした。
当然ながら、アマゾンでその処分した巻を追加補充したのだが、算数の
数の数え方にもおぼつかない昨今の当方ゆえに、我が書棚には『家裁の
人』1巻から数えて11、12、12、13巻と、何故だか12巻だけ
が続いて並ぶ変則事態が生じている。
落語の「時そば」じゃあるまいし・・。


遅まきながら、今頃ウィキペディアの「毛利甚八」の項を開いてみたら、
雑誌ライターのご出身らしいが、最初の本が「宮本常一を歩く」(上下巻
小学館 今は絶版)という。
宮本常一といえば「忘れられた日本人」で著名な民族学者だが、この宮本
に心酔していたらしい毛利甚八さんの心の原風景が読み取れる。

そしてそのマインドが「家裁の人」の、完成度を高めた通奏低音なのだと
思う。



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よろしくお願い致します。

先日まであったデジタル記録媒体の市民講座。それの講師の大学教授から
デジカメ、スマホ、ドローン、著作権、肖像権、個人情報などなどの単語
と不似合いな、<宮本常一>の単語が飛び出した・・・・。

その人は、なかなかに腰の低い、謙虚なお人柄だったのだが、クールな講座
名とは似つかわしくない<宮本常一>の語に少々驚いた。


余談が進むと、その先生はフィリピン・ミンダナオ島に今も取り残され、し
かも高齢化が著しいフィリピン残留日本人孤児の身元調査活動に参加している
とのことだった。

その精神の底流にやはり、宮本常一的草莽の民への眼差しがあり、しかも、つい
この間まで政府軍とモロ民族解放戦線との戦いが続いていた、危険地帯のミンダ
ナオへの現地踏査を厭わない熱い行動力に、内心、頭が下がったのでした。
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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