ことを起こすに、視野を拡げる大切さ。

今日はある会社依頼の業務を終えたので、集金に行って来ました。


食品関係の会社なのでしたが、こちらも食品流通業歴２５年以上
ですからね、依頼を受けた業務以外でも、先日にはついサービス精神
でもって気が付いたことを２、３指摘して来ました。

＜おかしいよ？＞と思う点を、知っているのに「知らんプリ！」という
のも何ですからね。



それから一週間後の今日、あらためて見てみますとね、あらら、
それこそ全然変っておりませんでした・・・・。


いわゆる食品業界は＜ど素人＞で始めた社長さんですから、無理もな
いのですが、それにしてもビックラこいたなーー。

ま、有料のコンサルタント業務で言ったことではないですからね、
しょうがない、と言えばそうなのですが、その鈍感さは凄いです。


当方も食品スーパー店長やら、ショッピングセンター食品フロアの
責任者、食品商品部バイヤー、顧客サービス室長などなど、この分野
にかけては、あらゆる事態を経験して来ていましてね、売場での問題
点指摘から改善まで、短時間での対応は当たり前でした・・・・。

それが出来なければ、そのヒトはそういう部署に向かない、と判断
されてしまいますから、指摘された方は素早い対応をするもの
です。
つまり、それが業界の「文法」というヤツです。

そんな日々が、身体の芯まで習慣化されてしまっておりますから、
今日あたりの「フットワークの悪さ」は、もう唖然！！


将来に向かって＜事故＞が起こらなければイイが・・・と、思って
帰って来ましたね。


こちらも、食品製造業務の品質管理が依頼を受けた事案ではありませ
んでしたから、今後は関わることもなかろうと思いますが、いくら
事業の揺籃期とは言え、「知らない」ことの恐ろしさを思います。



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　☆★☆今日読んだ本
　■鷲田小爾太『研究的生活の方法』東洋経済新報社　１９９９年

　　鷲田氏は、研究的生活が＜高速度で変化してゆく時代＞・知的
　　生活社会の基本的生き方ではないか？と鋭い指摘をしている。
　　執筆時から早や１０年が経過したが、残念ながら今その中にあ
　　る・・・とまでは至っていないだろう。しかし、指摘のベクトル
　　の方向性はほぼ間違ってはいないのではないか？そんな印象を持
　　った含蓄深い読書であった。