この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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7月の下旬、家人が1学期の締めの職員旅行で福島に行って来た。
旅程を聴くと、野口英世記念館にも寄ったそうだ。
ま、<ご苦労さん会>であるからして、「飲む」のが主目的のような
旅行であろうから、と思っていたら、案の定旅程の「省略?」もあった
ようだ。
しかし、野口英世記念館は殊勝にも時間をかけて見て来たらしくて、
少しは”安心”したものだ。
新聞スクラップを繰っていたら、8月5日の読売『緩話急題』という
コラムに同紙文化部永井一顕記者が「モンゴルの母子に贈る<野口
英世の足跡>」という記事を書いているのを見つけた。
同記者の文によれば、モンゴルからの留学生アルタンツェツェグが
日本の大学院を修了し就職した年、同記者を訪ねて来たと言う。
首都ウランバートルで一昨年6月、ビルグーンという生後9ヶ月の
男の赤ちゃんが火事で全身に大やけどを負ったのだそうだ。在日大使館
を通じて東京の病院に緊急輸送され、手術で一命はとりとめたらしいが、
両手の指をほとんど失いさらに手術が必要だった。
しかしその費用は千数百万円。平均的月収2万円程度しか貰っていない
モンゴル人夫婦にとっては、一生かけても払える金額ではない。
その時、先の留学生らがマスコミを訪ねて報道と支援を訴えて回った
という。なかなか募金額が集まらない時、民族楽器「馬頭琴」のコンサ
ートを思い立ち、読売のこの永井記者がコラムを書いたという。
コンサートは満員、寄付も集まったという。「日本人の優しさに涙が
出ました。匿名で500円、1000円を送ってくれた人もいます・・・・・・」
先月には今秋3歳になるビルグーンと母親スレン(25)、父親アリウ
ンバト(30)をアルタン(アルタンツェツェグ)が記者に紹介してくれ
た。永井記者はふと1000円札を思いついて、「この博士知ってる?」
とお札の肖像画を指差して聞いたのだとか。両親とも知らないという。
アルタンに説明する。
かくして、永井記者はビルグーンと両親、アルタンを野口英世の郷里へ
連れて行ったのだそうだ。
まるで野口英世の境遇に酷似したこのモンゴル人親子は、福島県猪苗代
町の記念館展示室を見学し、英世の生家の、彼が落ちた囲炉裏の前で
スレンが涙ぐんだという。
<はやくきてくたされ はやくきてくたされ はやくきてくたされ
はやくきてくたされ>無学な英世の母シカの手紙から、英世との
再会を切望する母の情がひしひしと伝わる・・・・。
どんな名文よりも、海より深い母の愛が直截に伝わる。
モンゴル人親子は、ヤポン(日本)の名も無き人々の善意に支えられて
命をとり止め、また猪苗代への旅で母スレンさんはさらに母としての
勇気を貰ったようだった・・・と永井記者のコラムは結んでいる。
☆2006年8月5日付読売新聞 第11面参照
●今日のリンク:野口英世記念館
(福島県猪苗代町絆づくり実行委員会は、英世の母シカの手紙に
ちなみ、「心の手紙コンテスト 母から子への手紙」を主催し
全国に募っている。)
旅程を聴くと、野口英世記念館にも寄ったそうだ。
ま、<ご苦労さん会>であるからして、「飲む」のが主目的のような
旅行であろうから、と思っていたら、案の定旅程の「省略?」もあった
ようだ。
しかし、野口英世記念館は殊勝にも時間をかけて見て来たらしくて、
少しは”安心”したものだ。
新聞スクラップを繰っていたら、8月5日の読売『緩話急題』という
コラムに同紙文化部永井一顕記者が「モンゴルの母子に贈る<野口
英世の足跡>」という記事を書いているのを見つけた。
同記者の文によれば、モンゴルからの留学生アルタンツェツェグが
日本の大学院を修了し就職した年、同記者を訪ねて来たと言う。
首都ウランバートルで一昨年6月、ビルグーンという生後9ヶ月の
男の赤ちゃんが火事で全身に大やけどを負ったのだそうだ。在日大使館
を通じて東京の病院に緊急輸送され、手術で一命はとりとめたらしいが、
両手の指をほとんど失いさらに手術が必要だった。
しかしその費用は千数百万円。平均的月収2万円程度しか貰っていない
モンゴル人夫婦にとっては、一生かけても払える金額ではない。
その時、先の留学生らがマスコミを訪ねて報道と支援を訴えて回った
という。なかなか募金額が集まらない時、民族楽器「馬頭琴」のコンサ
ートを思い立ち、読売のこの永井記者がコラムを書いたという。
コンサートは満員、寄付も集まったという。「日本人の優しさに涙が
出ました。匿名で500円、1000円を送ってくれた人もいます・・・・・・」
先月には今秋3歳になるビルグーンと母親スレン(25)、父親アリウ
ンバト(30)をアルタン(アルタンツェツェグ)が記者に紹介してくれ
た。永井記者はふと1000円札を思いついて、「この博士知ってる?」
とお札の肖像画を指差して聞いたのだとか。両親とも知らないという。
アルタンに説明する。
かくして、永井記者はビルグーンと両親、アルタンを野口英世の郷里へ
連れて行ったのだそうだ。
まるで野口英世の境遇に酷似したこのモンゴル人親子は、福島県猪苗代
町の記念館展示室を見学し、英世の生家の、彼が落ちた囲炉裏の前で
スレンが涙ぐんだという。
<はやくきてくたされ はやくきてくたされ はやくきてくたされ
はやくきてくたされ>無学な英世の母シカの手紙から、英世との
再会を切望する母の情がひしひしと伝わる・・・・。
どんな名文よりも、海より深い母の愛が直截に伝わる。
モンゴル人親子は、ヤポン(日本)の名も無き人々の善意に支えられて
命をとり止め、また猪苗代への旅で母スレンさんはさらに母としての
勇気を貰ったようだった・・・と永井記者のコラムは結んでいる。
☆2006年8月5日付読売新聞 第11面参照
●今日のリンク:野口英世記念館
(福島県猪苗代町絆づくり実行委員会は、英世の母シカの手紙に
ちなみ、「心の手紙コンテスト 母から子への手紙」を主催し
全国に募っている。)
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プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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