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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今朝のネット記事に興味深い記事があった。

「歩くのが遅い人ほど、認知症になりやすい!」

うーむ、なるほど・・・・、と妙に感心してしまった。
詳しい記事は以下をどうぞ。

●「歩くのが遅い人、認知症リスク1.5倍」米の国家的調査研究
(2012年3月31日(土)7時0分配信 NEWSポストセブン)



昨日は、サッチャーさんの映画のことを書いたが、上の記事から彼女の
関連記事にもリンク。

「サッチャーさんのように、激高しやすい人も認知症リスクが高い」と
いうのだ。
たしかに、フォークランド諸島奪還のための侵攻を提案した時、内閣の
閣僚の誰もが消極的だったのだとか。その時彼女激高して「わが内閣に
男は一人しかいないのか!」と叫んだというのだ。

こりゃ凄い、男の中の男じゃないですか。
そして・・・・・、今や、彼女は認知症の中にある。

●認知症 サッチャー元首相のように激高しがちだとなりやすい
 (NEWSポストセブン 配信記事)



本日は、行き掛かり上、NEWSポストセブン記事をリンクさせて
いるが、別段、何かを貰っているとかではなく、縁もゆかりもないのだが
時宜を射た記事なものでご紹介している。

●メリル・ストリープ 認知症のサッチャーへの映画批判に反論
(2012.03.23.07:00 NEWSポストセブン)



認知症のサッチャーを取り上げたことに、英国で批判が高まっている
ことへの監督としての反論をしているとの記事なのだが、今や認知症
は高齢者のありがちな病気の一つという認識が定着しつつあり、反射的
な批判は当たらない。

監督の両親も認知症であると語っているが、この記事からの真面目な態度、
何より作品そのものからも、認知症への<誠実な眼差し>は見て取れる
ものだ。


さて、この記事を書くにあたり、映画のパンフレットを取り出そうとし
たが、昨夜まであったものが、今、家捜ししてもでて来ない・・・。

<歩くのが遅い人>というのはクリアしたのだが、現実には、ヒタヒタ
と認知症の気が出て来たか?と心配な今。

「パンフ!!出てこォーーーーーーい!!」


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昨日は、19時前から映画を観て来た。

●『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』予告編


11年半もの間、イギリス憲政史上初となる女性首相として、当時英国病
のどん底にあったイギリスを建て直し、はてはアルゼンチンとのフォーク
ランド紛争に果敢な決断もして、「鉄の女」と呼ばれたサッチャー元首相の
伝記風の映画。
彼女は、今や認知症にあえぐ後期高齢者となって余生を送っていることは
最近知った。


映画は彼女が現実の認知症の老人となっている場面から始まり、ある時は
回想の中の輝く政治家の場面、家族となる夫との若き日の出会いの場面
など目まぐるしく行きつ戻りつして、一瞬観るものが整理が付かない時
もある。

ま、その混濁した状況が、サッチャーの今置かれている立場を象徴して
いて、映画としては効果を生んでいるのかも知れない。

人の上に立って指導し君臨することの孤独、年経て最愛の家族も世を去り
訪れる人生最終章の孤独。


各所に挿入される歴史の断片が、緊迫した時代の政治状況を同時代人と
して回顧できる映画でもあったが、それより、かつての宰相でも経験し
ている「老い」の厳しさを傍観する視点でみると、当方にもやがて訪れる
その時を思うと、静かに謙虚になり、また震撼ともさせられる映画で
あった。



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 ●BLOGOS「映画『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』感想」

 小さなブログ記事の中にほど、この映画の感想の面白いものがあり
 ます。今まさに上映中のためか、老舗筋のページはまるで歯切れが
 悪い。
 先に観た人のブログを読んで、ご興味の湧いた方は是非観ていただき
 たい映画です。

ウチなどにも、ワタミの三度の食事の宅配サービスチラシが新聞折込で
入る。


2月だったか、ワタミフードサービス元社員・森美菜さん(当時26)
が投身自殺したニュースがありましたが、その後も、何事もなかったか
のようにカラー刷りの綺麗な料理の写ったチラシが入り続けていて、
ハテ?と引っ掛かっていた。


先日のNHK『鶴瓶の家族に乾杯』で、鶴瓶さんが気仙沼市内を歩いて
いた時には、気仙沼で復興セミナーを開いていたワタミ会長・渡辺美樹
氏とバッタリ。鶴瓶さんが飛び入りで会場に招き入れられた風景が映って
いたが、その時は従業員の自殺事件が引っ掛かって、素直に画面に賛同
出来なかった。


渡辺氏の著書を読んだこともあるが、その時分から何かどこかに違和感
があった。
それから、今年の元社員の自殺事件、そして、このニュース。

何か吹っ切れないもの、納得行かないもの、の生理的予感が当たって
来ているような、そんな気がしている。

●被災地で「最低賃金」掲げたワタミの”雇用創出”に異論
(週刊朝日 2012年04月06号ー2012年3月29日(木)配信)



ま、詳しくは上記記事を読んでいただけばいいが、従業員の自殺の後、
「・・・(略)・・・、バングラデシュで学校をつくります。そのこと
は彼女も期待してくれていると信じています。」(ワタミ・渡辺会長)
には、記事中の元店長でなくとも、あきれ返るばかりだ。

「彼女がなくなったことと、学校をつくることに何の関係もない。」(元
店長)まったくだ・・・・。


入社して2か月ばかりだったという、元社員森美菜さんの時間外労働は
月140時間、午前5時までの勤務が一週間続いたこともあったと。
おまけに休日も「早朝研修会」やらリポート提出でつぶれ、「死」に
追い込まれたのだという。

渡辺氏の「バングラデシュで学校をつくります」「そのことは彼女も
期待してくれていると思います。」
氏のイイ草が何とも鉄面皮で空しさが増す。


今度は、被災地に事業所を作り、「雇用創出」とのたまうが、全国最低
ランクの賃金水準ときては、被災者の生き血をススル行為に思えてならない。

<株式会社立>の学校創設と、経営不振の私立学校に乗り込んだ時から
して違和感がフツフツと湧いたが、東北被災地にも同じマインドで
侵食する、ソフトタッチの影に秘めるヌメリとした得体の知れなさは
今後とも刮目せねばならない。



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 昨夜から今朝4時までに読んだ本
 ■岡田康子ほか『パワーハラスメント』日経文庫
 ■金子雅臣  『パワーハラスメントなんでも相談』日本評論社


雑誌『致知』2005年11月号に掲載されたという「縁を生かす」と
いう感動の話、私も涙が止まりませんでした。

●「縁を生かす」あなたの心に届く!感動の物語


本日は、午後から水戸での会議。

会議中のある時、携帯に突然の電話。

それからは、会議をしながらも、頭ではグルグルとアプローチの仕方を
算段。会議後にある映画を観ようと思っていたのだが、急遽キャンセル。


参考になる本を2,3冊あたって、それを買い真っすぐ帰宅。


今後の方向付けのため、件の相談者に21時半ごろ電話をして
概略を収集・・・・・。

今日のところは、そこまでとした。


「縁を生かす」

自分なりに役に立つことは何か?

先方に見えないところで、早くもその方の「為になること」を模索した
時間でした。


疲れたけれど。



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●長老の葬送の日や春時雨  (常陸大宮 三次 辰雄)


前日来の雨がまだ残る土曜の午前、東京で営まれた親類の葬儀に行って
来た。
昼前の出棺と言えば、はるばる向かう側としてはなかなか忙しく、
身内の中には始発電車で来たという者もいた。

おまけに、まだ小ぬか雨が残る中、身支度にもいらぬ気を使う出立となった。


だが、血縁上の義務に近い一日となったのだが、いろいろと教わることも
多い体験となった。

耳学問では聴いてはいたが、実際の火葬場で隣り合わせになった「家族葬」
の姿に触れたのも考えさせられた。

当方の関係する葬儀とは別の葬儀では、まさに「家族葬」というのだ
ろう、たった6人の葬儀のようだった。


世には、生前の交際範囲が広いのか、300人、500人の参列者という
葬儀もある。ビッシリと埋めつくされた黒い喪服の集団には圧倒される
が、義理がミエミエ、故人とは「月との距離」ほども縁遠い白い歯をみせて
談笑する小グループがあちこちに・・・・、などという葬儀にはウンザリ
させられる。

弔問外交などという言葉があるぐらいだから、<生きていて何ぼ>の
世知辛い現実世界のこととて、致し方ないのかも知れないが、・・・そ
れにしても、である。


そういう葬儀をイヤというほど見てきて、<6人だけの葬儀>は、実に
厳粛な人の営みに見えた。

掲げられている遺影は、ビンボー臭くもなく、登山の時にでも撮られた
ものか、屈託なく、遠めにも堂々として見えた。
娘さんなのか、6人のウチのある女性が、まだ泣き腫らしていたが、
他のグループの喪服姿よりか、よほど、情の籠もった葬送の姿のような
気がした。



先日、東京都行政書士会をある業務で訪ねた折り、書籍やら資料の状差し
に、ある本が陳列されていた。

と、その著者だという女性の行政書士が現われたもので、軽い挨拶を
交わした。

その本は、この分野にも関心を持つ当方も買っておいたもので、その
旨を話したが、まだ、未読であった。

それを、この葬儀に向かう車内で読もうと持って出たのだが、開けて
見ればなかなかに鋭い指摘が多い、イイ本だと改めて感心した。


人は、ココの声を挙げて生まれ、必ず「死」を迎えねばならない。
であるが、ともすればどんな人も「死」を忌み嫌う。
当方は、相続・遺言とは別に、厳粛な「死」に纏わる分野にも視線を
向けたいと思う行政書士のひとりだが、この本の著者の行政書士には
脱帽でした。

雑誌記者を15年という経歴からか、筆も立つが、見通す視線の距離、
深さにだ。

■勝桂子『いいお坊さんひどいお坊さん』ベスト新書 2011年10月初版



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隣り合わせに住んで来た義弟にあたる人に、身内の故人の話を聴いた。
身内とは言え、お互い遠方にあってみれば会うのは親類の冠婚葬祭の場
程度、普段の暮らしのことは皆目知らなかった。

生前働き盛りの頃は、自営の金属加工業で年収800万ほどあったと
いう。少年の頃に東京へ出て、東京大空襲に逃げ惑う経験を経て、
長じてから東京で所帯を持った。

意気盛んな年代、学歴があった訳ではなかったが、新聞4紙を購読し
熱心に読む人生を歩んだという。やがて、年経て年金生活の暮らしに
なる。
近所の義弟が、「昔ならイザ知らず、年金生活していて新聞代13千円
はムダじゃない、止めたら・・・。」と言ったそうだが、もう見出し
しか読まなくなっても、新聞4紙の購読を止めなかった、という。

「だから、物知りだったよネ・・・・・!」この義弟の方の言葉。


この話を聴いて、ウチのオヤジといい、我が血筋を再発見したイイ話で
あった。


 <市井の片隅に生まれ、そだち、子を生み、生活し、老いて死ぬと
  いった生涯をくりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世
  にあらわれない人物の価値とまったく同じである>
   吉本隆明「カール・マルクス」(光文社文庫)の一節
   【毎日新聞「視点」欄<吉本さん死去> 2012.3.17
      論説委員 重里徹也『高みに立たない思想』から抜粋】


たしか20代の頃に買っていた吉本隆明『共同幻想論』(河出書房版)
を、物置からやっと今日探し当て、引っ張り出した。
「権威を嫌う自立の思想」「大衆に寄り添う姿勢が一貫していた。」
(上記重里氏記事)、いいじゃないですか、手元にある著作集を少し
づつ読んで行こうと思った。

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行政書士
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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