この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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先月、保守派の評論家西部邁さんが自死により亡くなった。
ちょうどその翌週だったかの『サンデーモーニング』(TBS)
に、辛口評論家の佐高信氏が出ていて、司会の関口さんから振
られ一言二言、西部さんの<人物像>について語る場面があって、
印象深く観た。
西部氏と佐高氏の対談集を読んだことがあり、文学から宗教、
経済学から政治、大衆論までお二人の博覧強記と確固とした
持論の展開には驚かされたことがあったのだが、今調べて見ると、
一年ばかり二人連名のテレビ番組まで持っていたのを知った。
まあ、それゆえ気心も知れていて、文字に起こした対談集も面白い
わけだったのだ。(TV番組名は『西部邁・佐高信の学問のすゝめ』
/朝日ニュースレター)
さて、その佐高さんの西部評だが、佐高さんはモノの比較で語って
いた。
3つほど挙げたのだがひとつ以外は忘れてしまったのが残念だが、
「西部さんは<甲>よりは<乙>が好き。AよりはBが好き。」
と言い、3つめに「黒澤明よりは、木下恵介の方が好き」な人だった、
と言った。
なるほどねェ・・・。
テレビ番組中の短いコメントだったが、言い得て妙だった。
(Wikipediaには『佐高とはともに映画ファンという共通点
があることから、雑誌上で映画についての対談も行っている』との記述
もある。)
まだ目は通してはいないが、『正論』の3月号に「追悼特集・西部邁
の死」が組まれている。また『文藝春秋』3月号でも西部邁に触れた
稿の掲載がある。いずれ目を通そうと思っているところだ。
実は、今日西部氏に触れた経緯というのは、以下のネット記事に触発さ
れたからだ。
●西部邁の「自裁死」を美談にしてよいのか
(2018年02月10日11時15分 PRESIDENT Online)
自死の本当のところは、ご本人にしか判らないのだが、それにしても
『家族に介護などで面倒をかけたくない』(上記記事)というのが原因
だとしたら、何とも悲しすぎる・・・・。
上記記事の著者宮下洋一氏によれば、この「家族に面倒をかけたくない」
から安楽死という発想は、日本人独特だとある。
なかなか示唆に富む記事だ。
いま手元には、西部邁氏の著書『核武装論 当たり前の話をしようでは
ないか』(講談社現代新書)がツンドクになっている。
その著者が「家族に介護などで面倒をかけたくない」が自死を選んだ理由だと
すれば、何とも悲し過ぎる。
連綿と生に執着する・・・、<それこそが自分の生を腐らせるニヒリズ
ムの根だ>(上記記事)という美学。ま、それはそれでイイのかも知れない
が、根幹は、村のジッチャン・ばあちゃん同様「迷惑をかけたくない」だっ
たとすれば、やっぱ、悲し過ぎる。
葬儀も何もない別れだったというが・・・・。
●人気ブログランキング へ
よろしくお願い致します。
成年後見制度の使いづらさもあって、いま、家族信託への関心が高まって
いる。
はてはまた、残した財産を社会に還元して逝きたい・・・という願望も高
くなっていると。
西部邁氏の残した知的業績の峰の高さ、それはそれで立派であったと思うが、
名も無き人々の「少しでも何かを社会に残したい・・・」この願望の気高さ
にも首肯する。
「実はですね・・・、遺贈をしたいと思うんですけれど・・・。」
「はっ!? 「いぞう」ですか・・・??????」
「『たいぞう』さんなら知ってますけど・・・・。」
だめだコリャ!!
なんて言われないよう『遺贈寄付ハンドブック』を昨日頼んだら、もう
今日着いた。日々ベンキョウが続く。
ちょうどその翌週だったかの『サンデーモーニング』(TBS)
に、辛口評論家の佐高信氏が出ていて、司会の関口さんから振
られ一言二言、西部さんの<人物像>について語る場面があって、
印象深く観た。
西部氏と佐高氏の対談集を読んだことがあり、文学から宗教、
経済学から政治、大衆論までお二人の博覧強記と確固とした
持論の展開には驚かされたことがあったのだが、今調べて見ると、
一年ばかり二人連名のテレビ番組まで持っていたのを知った。
まあ、それゆえ気心も知れていて、文字に起こした対談集も面白い
わけだったのだ。(TV番組名は『西部邁・佐高信の学問のすゝめ』
/朝日ニュースレター)
さて、その佐高さんの西部評だが、佐高さんはモノの比較で語って
いた。
3つほど挙げたのだがひとつ以外は忘れてしまったのが残念だが、
「西部さんは<甲>よりは<乙>が好き。AよりはBが好き。」
と言い、3つめに「黒澤明よりは、木下恵介の方が好き」な人だった、
と言った。
なるほどねェ・・・。
テレビ番組中の短いコメントだったが、言い得て妙だった。
(Wikipediaには『佐高とはともに映画ファンという共通点
があることから、雑誌上で映画についての対談も行っている』との記述
もある。)
まだ目は通してはいないが、『正論』の3月号に「追悼特集・西部邁
の死」が組まれている。また『文藝春秋』3月号でも西部邁に触れた
稿の掲載がある。いずれ目を通そうと思っているところだ。
実は、今日西部氏に触れた経緯というのは、以下のネット記事に触発さ
れたからだ。
●西部邁の「自裁死」を美談にしてよいのか
(2018年02月10日11時15分 PRESIDENT Online)
自死の本当のところは、ご本人にしか判らないのだが、それにしても
『家族に介護などで面倒をかけたくない』(上記記事)というのが原因
だとしたら、何とも悲しすぎる・・・・。
上記記事の著者宮下洋一氏によれば、この「家族に面倒をかけたくない」
から安楽死という発想は、日本人独特だとある。
なかなか示唆に富む記事だ。
いま手元には、西部邁氏の著書『核武装論 当たり前の話をしようでは
ないか』(講談社現代新書)がツンドクになっている。
その著者が「家族に介護などで面倒をかけたくない」が自死を選んだ理由だと
すれば、何とも悲し過ぎる。
連綿と生に執着する・・・、<それこそが自分の生を腐らせるニヒリズ
ムの根だ>(上記記事)という美学。ま、それはそれでイイのかも知れない
が、根幹は、村のジッチャン・ばあちゃん同様「迷惑をかけたくない」だっ
たとすれば、やっぱ、悲し過ぎる。
葬儀も何もない別れだったというが・・・・。
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成年後見制度の使いづらさもあって、いま、家族信託への関心が高まって
いる。
はてはまた、残した財産を社会に還元して逝きたい・・・という願望も高
くなっていると。
西部邁氏の残した知的業績の峰の高さ、それはそれで立派であったと思うが、
名も無き人々の「少しでも何かを社会に残したい・・・」この願望の気高さ
にも首肯する。
「実はですね・・・、遺贈をしたいと思うんですけれど・・・。」
「はっ!? 「いぞう」ですか・・・??????」
「『たいぞう』さんなら知ってますけど・・・・。」
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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