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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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2016年も、あと残すところ一日となった。


今日あたりも、振り返ればさしたる仕事をした訳ではないのだが、
まあ、時間に追われながら、細々とした正月準備に追われたな。



まったくの予想外はおととい夜の事態だ。

28日夜の茨城県北部を震源とする地震の発生のこと、だ。
一時は年末・年始に<災害支援相談>の任務に出動!?かと、身構え
た瞬間でもあった。


今年は茨城県行政書士会で、昨年の関東・東北豪雨による常総市地
域の大規模水害を教訓に、社会貢献の一環として<災害支援相談員
養成>研修に取り組んだのだが、当方もそれに応じて参加した。

その出動機会一番目になる恐れだってあったのだ。


地震は午後9時38分頃だったが、その直後からNHKでは臨時地震
情報報道一色になった。

震源の高萩市で震度6弱、その南隣に位置する日立市で震度5弱。


すわっ、エライことになってはいないか?
今年は我が家の二人の子の結婚式にも夫婦で出てくれた、弟夫婦の
安否確認に、日立まで電話を入れた。

「ああ、大丈夫だ・・・。」とのことだったが、壁に付けていた額
が落ち、テーブルの上の物が床に落ちた・・・・と。

まあそれぐらいのことで済んで、まずは一安心。


報道によれば、5年前の東日本大震災の「余震」とのことで、2,3
日は同規模の余震があるかも知れないと。

それにしても、正月3が日に「災害支援相談」のために出動などという
事態にはならずに良かった。
一時は、出動時のヘルメットの支度まで過ぎったものな。


●茨城県北部震源、高萩市で震度6弱・・・2人けが
(2016年12月29日08時28分 YOMIURI ONLINE)





さて、この28日夜の地震直後には、偶然茨城県常陸大宮市に居合わせた、
NHK『おはよう日本』でスポーツ担当をしている森花子アナウンサーも、
臨時地震情報報道に引っ張り出され、午後10時台に電話口に出て<茨城
県常陸大宮市の現地情報>を発信していた。


NHK臨時地震情報の放送中、再三流れた地震後の水戸放送局局内の様子で
は、黒いコートを来た女子が慌ててコートを脱ぎ、赤いセーター姿になっ
た様子や、これまた慌ててネクタイを締める男性(アナウンサーらしい)が
映った。
これは、一度退勤していた放送局員が、地震発生により「報道のため」再度
出勤した模様らしいが、聴くところによれば、アナウンサーや放送スタッフ
は、水戸市大町や五軒町など、水戸放送局近辺に住むのが義務という。


その伝で行くと、先の常陸大宮市の、夫の実家に帰省していた森花子アナウ
ンサーも、28日から休暇に入っていたのだろうが、急遽「現地からの報道」に
駆り出されたと思われる。




なぜ森花子アナウンサーを書いているかというと、当方らの出身大学では数少な
いアナウンサーであるから。
つまり、当方の後輩にあたるのですヨ。

森花子アナの妹の森葉子さんも同じ大学出身で、テレビ朝日のアナウンサーだ。
妹さんは、前にレギュラー放送されていた『なんでも珍百景』のMCだった。

森花子アナは、先だってのリオ五輪開会式を阿部渉アナと一緒に担当していた
から、思い出す人も多いでしょう。



森さんは、既婚者でお子さんも一人。

NHK『おはよう日本』のスポーツ担当で、ま、余計なお世話ですが、水戸から
東京勤務になってから<お子さんの世話は誰がしてるのだろう?>と心配して
いたのでしたが、28日の地震速報ニュースで合点が行きましたね。


ご本人は単身で東京勤務。
旦那さんとお子さんは、常陸大宮市の旦那さんの実家に住み、旦那さんはそこか
ら仕事場へ。お子さんは旦那さんの親御さんが見ているということのようだ。

それで、久々夫婦・親子水入らずでのお正月を迎える準備の日の夜に、突然の
地震!! 東京の放送センターから<地震発災直後の常陸大宮市の様子をレポート
せよ」の指令・・・・・・だったのだろうか?

放送の世界もツライよね・・・・。



地震翌朝の読売新聞のコラム『編集手帳』欄で、俳句の季語に「年の港(湊)」と
いうのがあるのを知った。

その部分を引いてみよう。

  『・・・(略)・・・・◆きのう、きょうが仕事納めで、ふるさとに帰って
   正月を過ごす人も多かろう。年末を指す「年の港<湊>」という季語が
   ある。迎える年の出航まで、しばしの休息を得て港のドッグに帰る船の
   ような心持ちに違いない。・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・』
    (2016年12月29日(木)付 読売新聞『編集手帳』欄 抜粋)


森アナウンサーは、27日夜に茨城に帰ったか、はたまた地震発生の日の昼間
に帰ったのか、単身赴任の妻(母)を郷里の実家で迎えた夫と子は、久々に水入
らずで過ごす正月を前に、幸せな時間を噛み締めることだろう。
この方の暮らしと、奇しくも知った「年の港(湊)」の季語が重なった。


28日夜の臨時地震情報報道の一コマで知った、同じ大学出身者の、遣り甲斐
はあるのだろうが過酷な人生ドラマの、一端をかい間見た思いがした。



当方だって、大学まわりの凍るような夜道、相手を下宿へ送る道すがら、見上げ
た冬の星空の記憶が蘇る瞬間がある。

そうして40年もの月日は流れ、相手は今もソファの脇で寝こけていたりするの
だが、やはり、同じ場で出会い、同じ時を生きた"同志感"というのは、格別なも
のがあるものだ。



今年も明日一日を残すのみ。
年が明けるとまた、齢ひとつを重ねることになる。



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季語「年の港(湊)」は、手元にある『合本俳句歳時記 新版』角川書店編には
なかった。国語辞典の『大辞林』第2版にもなし。『広辞苑』には(年のゆきはて
るところの意)とあり、年の瀬と表示。

『カラー図説 日本大歳時記』講談社版の「冬巻」には季語としての表示はあっ
たが、例示句は残念ながらなくて、【年の暮れ】【年の瀬】の句が多い。

今年もあと一日。











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ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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