この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●「納期は命より重い」が合言葉の工場で悲惨な死亡事故
「安全第一だろ!」と批判殺到
(2013年11月12日(火)16時42分配信 J-CASTニュース)
上記の記事によれば、兵庫県の工場で男性社員が作業中に、
旋盤機のローラーと刃に挟まれ、異音に気づいた近くの作業員
が機械を停止させたが間に合わず、男性社員は搬送先の病院
で死亡したそうだ。
そしてこの工場は、何よりもまず「従業員の安全」が第一でなけ
ればならないはずが、工場内に掲げていた合言葉は『納期は命
よりも重い』
この工場のグループ会社の公式サイトにも、『納期は命よりも重
い』の合言葉が掲載されていたらしいが、事故後には削除され
各取材にも応じていない・・・・・とあり、ネット世論を中心に批判が
集中していると報じている。
あららら、絵に描いたようにテレビドラマにクリソツじゃあないの!?
確かに現状の中小企業は厳しい。
国際競争の激化、そして最近にあってはアジア中進国の経済発展
の鈍化で、アジアの購買力にもかつての元気がなく陰りが出始めた
とも言われる。
会社の生き残りを賭けた凄絶な生存競争の只中にある、と言える。
だがそうだとしても(生存を賭けた<戦争>状態だとしても)「安全第一」
をないがしろにして、『納期は命より重い』はないだろう。
今週13日(水)のテレビドラマ・日本テレビ『ダンダリン・労働基準監督
官』が、奇しくもちょうど同じようなテーマを扱っていて興味深かった。
ある中小企業は生き残りを賭け、リストラの一環に、中高年の社員を
間接部門の経理から製造現場に配置換えする。
不慣れな中高年は、資材の鋼材を運ぶのにも転び心もとない。ある時
作業場の階上へ上がりかけ、階段から転落する。
社長の檄が飛び、気を取り直した中高年社員。
しかしその社員は、退勤後に歩道橋の階段で足を滑らせ死亡する。
退勤途上の事故死で、本来ならば労災保険の適用になる事案であった
が、彼は病弱な妻に頼まれビデオ屋に立寄っていたことが判る。
法によれば、労災保険の適用は合理的な通勤経路を辿ることが原則で、
ビデオ屋に寄り道したことが、合理的な通勤経路を逸脱したことになり、
その後、自宅に向かう道筋が本来の経路に戻ったとしても、もはや「通勤
・退勤途上」とは見做されなくなってしまうのだ。
その理由で、この中高年社員の労災認定は認められなくなってしまった。
残された母とまだ学生のひとり息子は、途方に暮れる・・・。
正義感の強い、職務に一途の監督官は、歩道橋での転倒事故の原因が
日中の職場での階段転落事故や社長による極度の叱責による脳内出血
の可能性に思い至る・・・。
家族を説得し、労働基準監督署では前例のない法定解剖を警察経由で
試みるのだが・・・・・・・・。
競争激化の中の熾烈な原価削減努力。古びた町工場の生産設備の中、
動力稼働用の電源ケーブルの被服も破れ、銅線がむき出しに近い箇所
もあり、建屋の鉄骨と接触する瞬間もあった。いわゆるショートしていて、
中高年社員が階上へ上がる際に、身体を支えるために触った鉄骨に
電気が走ったのだ。彼が反射的に、この導通を避けた瞬間の転落であっ
たのだ。
労基の立ち入りに、社員のひとりが証言する「あれは、社長には直してく
れるように言ってあったんだけど・・・・・。」 社長の不作為だ。
まあ、長くなりましたが、ドラマだからある程度の誇張はあっても仕様がな
いのだが、まさか、同じような会社が現実にあるとは、ねェーーー。
『納期は命より重い』
まるで、昔の日本軍みたいで、ゾッとした記事だった。
●人気ブログランキング へ
ランキングに参加しています。よろしくお願い致します。
通勤・退勤時の交通事故の労災適用は、交通事故調査・自賠責請求を
業務とする時、避けては通れない微妙な懸案です。
通勤経路を「逸脱」したか、しないのか? 例えば、主婦でもある従業員が
朝の通勤経路を帰りも辿るのが通例なのだが、家庭の食事材料を調達
するため、通常経路上ではないスーパーに立寄った際に交通事故に遭
ったような場合、どう解釈するか?
フリーハンドで書いているブログですから厳密ではありませんが、法は
このような場合、数百メートルの経路逸脱は認めるようです。
ただし、そこが総合スーパーなどで、2階の衣料品のコーナーに上がり、
自分用の衣料品も合わせて買った場合などは、労災認定は認められなく
なるようです。
なかなか面倒な分野なのですが、おっちゃんは「途中で一杯」はなるべく
避けて、真っ直ぐに帰るのが望ましいようです。
「安全第一だろ!」と批判殺到
(2013年11月12日(火)16時42分配信 J-CASTニュース)
上記の記事によれば、兵庫県の工場で男性社員が作業中に、
旋盤機のローラーと刃に挟まれ、異音に気づいた近くの作業員
が機械を停止させたが間に合わず、男性社員は搬送先の病院
で死亡したそうだ。
そしてこの工場は、何よりもまず「従業員の安全」が第一でなけ
ればならないはずが、工場内に掲げていた合言葉は『納期は命
よりも重い』
この工場のグループ会社の公式サイトにも、『納期は命よりも重
い』の合言葉が掲載されていたらしいが、事故後には削除され
各取材にも応じていない・・・・・とあり、ネット世論を中心に批判が
集中していると報じている。
あららら、絵に描いたようにテレビドラマにクリソツじゃあないの!?
確かに現状の中小企業は厳しい。
国際競争の激化、そして最近にあってはアジア中進国の経済発展
の鈍化で、アジアの購買力にもかつての元気がなく陰りが出始めた
とも言われる。
会社の生き残りを賭けた凄絶な生存競争の只中にある、と言える。
だがそうだとしても(生存を賭けた<戦争>状態だとしても)「安全第一」
をないがしろにして、『納期は命より重い』はないだろう。
今週13日(水)のテレビドラマ・日本テレビ『ダンダリン・労働基準監督
官』が、奇しくもちょうど同じようなテーマを扱っていて興味深かった。
ある中小企業は生き残りを賭け、リストラの一環に、中高年の社員を
間接部門の経理から製造現場に配置換えする。
不慣れな中高年は、資材の鋼材を運ぶのにも転び心もとない。ある時
作業場の階上へ上がりかけ、階段から転落する。
社長の檄が飛び、気を取り直した中高年社員。
しかしその社員は、退勤後に歩道橋の階段で足を滑らせ死亡する。
退勤途上の事故死で、本来ならば労災保険の適用になる事案であった
が、彼は病弱な妻に頼まれビデオ屋に立寄っていたことが判る。
法によれば、労災保険の適用は合理的な通勤経路を辿ることが原則で、
ビデオ屋に寄り道したことが、合理的な通勤経路を逸脱したことになり、
その後、自宅に向かう道筋が本来の経路に戻ったとしても、もはや「通勤
・退勤途上」とは見做されなくなってしまうのだ。
その理由で、この中高年社員の労災認定は認められなくなってしまった。
残された母とまだ学生のひとり息子は、途方に暮れる・・・。
正義感の強い、職務に一途の監督官は、歩道橋での転倒事故の原因が
日中の職場での階段転落事故や社長による極度の叱責による脳内出血
の可能性に思い至る・・・。
家族を説得し、労働基準監督署では前例のない法定解剖を警察経由で
試みるのだが・・・・・・・・。
競争激化の中の熾烈な原価削減努力。古びた町工場の生産設備の中、
動力稼働用の電源ケーブルの被服も破れ、銅線がむき出しに近い箇所
もあり、建屋の鉄骨と接触する瞬間もあった。いわゆるショートしていて、
中高年社員が階上へ上がる際に、身体を支えるために触った鉄骨に
電気が走ったのだ。彼が反射的に、この導通を避けた瞬間の転落であっ
たのだ。
労基の立ち入りに、社員のひとりが証言する「あれは、社長には直してく
れるように言ってあったんだけど・・・・・。」 社長の不作為だ。
まあ、長くなりましたが、ドラマだからある程度の誇張はあっても仕様がな
いのだが、まさか、同じような会社が現実にあるとは、ねェーーー。
『納期は命より重い』
まるで、昔の日本軍みたいで、ゾッとした記事だった。
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通勤・退勤時の交通事故の労災適用は、交通事故調査・自賠責請求を
業務とする時、避けては通れない微妙な懸案です。
通勤経路を「逸脱」したか、しないのか? 例えば、主婦でもある従業員が
朝の通勤経路を帰りも辿るのが通例なのだが、家庭の食事材料を調達
するため、通常経路上ではないスーパーに立寄った際に交通事故に遭
ったような場合、どう解釈するか?
フリーハンドで書いているブログですから厳密ではありませんが、法は
このような場合、数百メートルの経路逸脱は認めるようです。
ただし、そこが総合スーパーなどで、2階の衣料品のコーナーに上がり、
自分用の衣料品も合わせて買った場合などは、労災認定は認められなく
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避けて、真っ直ぐに帰るのが望ましいようです。
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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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