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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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先週の半ばの頃にTBSテレビで放映の映画を、週末のいつだ
ったか、録画で観た。

最近のテレビは、10月の番組改変時期もあって、バラエティの
花盛り。
しかもそれが長尺の2時間、3時間の特番だったりで、中身のな
い芸人のバカ騒ぎばかり。


そういうのはパスして、これという番組があれば、録画しておいて
ゴールデンタイムにだって、それをみることにしている。
リアルタイムで観ていないもので、一瞬、時間感覚が「飛ぶ」ときが
あったりして、それが困りものといえば困りものだ。
いやァ、大分(長く)観たなあ、なんて思うと、まだ22時前だったり
して、時間感覚が狂うのだ。



さて、頭書の映画。

●おすすめシネマ『ブラックホーク・ダウン』
(2013年10月7日 読売新聞)

記事にもあるが、映画は2001年末の劇場公開(アメリカ)だったそ
うだ。
あの9・11米国同時多発テロの3ヵ月後。

「あれから12年が経過し、世界情勢も変わった今、この映画はどう
見 られるのだろうか。」と上記記事は結んでいるのだが、アメリカは
その後、テロとの戦いを標榜し、イラク戦争、ついでアフガニスタンへ
の侵攻も果たしたが、解決どころか、その糸口も見出せぬまま今日
に至っている。


かつて『世界の警察官』を自他ともに認められたアメリカが、シリアの
化学兵器使用を口実に、本格介入の姿勢を見せたが、アメリカの国
力低下もあってか、あろうことかの見事な腰砕け。

確かに世界は変わったし、アメリカ国内の振り払いようのない厭戦ム
ー ドは如何ともし難い。

同時多発テロ直後の劇場公開とあって、「米国人の愛国心をかりた
てた」 という声も多かったとのことだが、如何せん、既に世界の戦争
の枠組みは <正規軍同士>というものから、テロやゲリラとの戦闘
という戦いに変り、 今世界を席巻する交戦の状況とは、こういう戦い
が主だ。


いわゆる『非対称戦争』といわれる形態である。
映画の冒頭過ぎ、精強との呼び声高い米軍特殊部隊が出動する場面。

ソマリア内戦への超大国介入の瞬間の,慌ただしい光景なのだが、初
出撃 という隊員たちが多く、「水筒なんていらねェーぞ!」「夜間暗視装
置なぞ置いてけ!」「どうせ、1時間で済む作戦なんだからナ!!」

さらには「市民には撃つなヨッ!」


そして、アメリカ軍特殊部隊は、車輌による陸と、ヘリによる空から合わ
せて約100名の精強隊員による強襲の作戦が開始された。

しかし、現地は喧騒の市街地。
市民も民兵ゲリラも入り乱れてどれが中立の市民か民兵か、瞬間的には
分別不可能な事態。
あげくに、戦況把握のため低空飛行していた強襲型ヘリ「ブラックホーク」
2機が相次いで撃墜され、撃っても撃っても減らないソマリア民兵1000名
以上の人海の海に、世界最強のはずの米軍特殊部隊は、多大の損害を
蒙りながら、悲惨な退却を余儀なくされる。


かつてなら、最先端兵器にものを言わせ、貧困に喘ぐ第三世界への軍事
介入など赤子の手を捻るに等しいことであったのだが、安価な旧ソ連製の
自動小銃などの世界的拡散や、携帯式対戦車兵器RPGなどのゲリラへの
爆発的普及も相まって、ことは簡単には済まない時代になってる。

そういう「非対称戦争」の実像を、まざまざと見せ付けられる映画であった。



●「ブラックホーク・ダウン」から20年、ソマリアは今どうなってるの?
(『THE PAGE』 国際政治学者・六辻彰二  2013.10.12)  

TBSの時間帯にこれを観た人の記事でしょうね。

●非対称戦争 (ウィキペディア より)



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日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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