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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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先日の新聞の読者投稿欄に、以下のような記事を見つけた。

●女の気持ち:つらい思い 栃木県矢板市・稲葉征子(パート・69歳)
(毎日新聞 2013年10月13日 東京朝刊) 




何ヶ月も自宅のアチコチで、悪さをし放題だったネズミを捕まえ、
<むごいことをしました。>と投稿にはあるのだが、要はゴキブ
リ捕獲用の粘着部に引っ付いてしまって、逃げられなくなったネ
ズミをスーパーの袋ごと、ゴミとして出してしまったようなのだ。

ま、それだけの話なのだが、ネズミの小さな目と視線があって
しまった投稿者は、片づけてしまってから、<野原に放さず>命
を無碍に奪ってしまった罪悪感に苛まれている投稿だった。



子供時代には、家族で川の字に寝ていると、天井の裏板をザザ
ザザっとだったか、トコトコトコトコとだったか、何しろネズミが走り
回る確かな物音が聴こえたもの。

長じて流通業の世界に入ってからも、業者による殺鼠剤などの仕
掛があったから、それほど頻繁にというワケではなかったのだが、
朝出勤すると、売り場の通路などに穀類の喰い散らかしがあったり
した時には、ネズミのイタズラにはむっとしたものだ。


だから、投稿者の何ヶ月ものネズミの悪さへの腹立ちは解るし、 ネ
ズミ捕りの金網での捕獲失敗、ネズミ駆除剤入りのエサには 見向き
もしない悪知恵にもイライラしていたのに、ゴキブリ捕獲用の粘着面
で、思いも掛けずあっさり御用となったことには、「してやったり」と思
ったのだろうね。 ワカリマス、解ります・・・・・。

しかし、あの黒目がちの小さな瞳と目が合ってしまった時、予想外に、
憎さにも増して憐れみを感じてしまったようだった。
逡巡しながらも、ゴミと一緒に出してしまった後、後悔の念に苛まれ
挙句には、その気持ちの整理にと新聞投稿までしてしまったわけだ。



世はペットブームと言われてから久しい。
犬や猫の愛らしい写真が、書籍・雑誌・インターネットにも溢れている。

でも、「ネズミ」は昔から害獣に上げられる一番手。

しかし、よくみると黒目勝ちの瞳はかわいいし、結構憎めない姿・かたち
をしているんだよね。


当方は、動物法務も業務の分野としている行政書士なのだが、ネズミそ
のものは、先に書いたように害獣であるし、ペットなどの愛玩動物では
なく野生動物にあたるだろう。
よって、直接には守備範囲の外ではある。

ただ、やなせたかしさんの『手のひらを太陽に』の歌詞にもある通り、「ぼく
らはみんな生きている」・・・「ミミズだって、オケラだって、アメンボだって、
皆んな、皆んな、生きているんだ、友達なんだァ」の精神は大事だと思う。


内の家人や娘など「あっ!虫っ!?」「ワッ、キモチワル!!」
いっつも、こう言うのだが、「何が気持ち悪いんだっ、皆んな、一生懸命
生きてんだ!!」と当方は、きつく返す。

「でも、やっぱ、キモチワル!!」
と言い、全然溝は埋まらない。


かく言う当方でも、カ・ガ・ゴキブリは嫌いだ。(蚊・蛾・ごきぶり)

ガは嫌いだが、きゃつだって生きているから、部屋に入って来た時は、網戸
を開けて逃がしてやる。カはやっぱ、プ~~~ンといって絶対に向かってくる
もので、迷わず退治。ゴキブリもヤダから部屋に見つけた時は、逃がしはし
ない。

そう言えば、今は日本テレビ・夜のニュースショー『ZERO』に出ている山岸
キャスターは、卵焼き屋の娘さんだからか、ゴキブリを素手で掴んでゴミ箱へ
捨てられるそうだ。
うむ、これはマネ出来ない。(ま、どうでもイイ話だが。)


そうそう、ネズミの話だった・・・・・。

当方も仕事がら、ペット・動物がらみの本は子供の本のハート出版の本まで、
400冊ぐらい読んだのだが、ペットでも犬・猫ではなくて、ネズミと言って、種類
は忘れたが、ハムスターなどポピュラーなものでもなく、ま、あるネズミをペット
として飼っていたご夫婦の単行本を読んだことがあった。

愛情溢れる飼養の毎日は、それこそ、犬・猫を飼われている方同様の「家族」
としての飼い方で、ウルウルさせられたことを憶えている。


仕事を終え帰宅後、ネズミを交えた団欒の風景は微笑ましいものであったが、
例えばダイニングに放しての散歩タイム・・・とか。それがあろうことか、初代の
ネズミ君は、散歩中に冷蔵庫裏にいたのに、奥さんが冷蔵庫を勢いよく閉めた
拍子に冷蔵庫のドアに挟まれ圧死・・・・・・。
可哀そうでした。

『ゾウの時間 ネズミの時間ーーサイズの生物学』という本があったが、小動物
の心臓の心拍数は物凄く早いらしくて、故に物凄い速さで寿命が進むのだそう。
(どの動物でも一生に心臓が拍動する回数は同じ。故にネズミの一生は短く、
拍動がゆっくりのゾウの一生は長いという。)先のご夫婦が飼った2代目のネズ
ミは、何とか事故もなく飼ったのだそうだが、2年目を迎えた頃だったか、明らか
に老齢の気配が漂い出し、散歩もノソノソ。
やがては歩きたがらなくなったそうだ。

で、奥さんが、スポイトで「リポビタンD」を一滴飲ませると、あらら、その瞬間だけ
は、<若者走り!>になり、10分か20分立つと元に戻ってしまったんだとか。

そうして、寿命を迎え旅立って行った----そういう内容の本であった。



ペットロスという言葉がある。頭書の投稿者の気持ちは解らないではないが、
生活に危害が加えられたのはたしかであるから、どうか気に病まないで、と申し
上げたい。カスカスの生きる戦いが毎日の時代には、こう言うセンチなことなど
言っては入られなかったのだから。

ただ、小さな命に心痛める心根は、宝石よりも輝いているとも申し上げたい。



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 今日はいつもより長くなってしまって、申し訳ありませんでした。
 最後まで読んでいただいた方には、大変にありがとうございました。

 では・・・。
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男性
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行政書士
趣味:
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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