この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●熱中症で病院搬送、4万人超える 死者は145人
(2010年8月24日21時18分 朝日新聞)
こんにちは。ご無事ですか?
いやァ、暑いですね・・・・・・・・。
これからは、お互いこういう挨拶が必要な時代になるかも知れません。
午後の南中時には、セミだって解かっているとみえて、ミンミンゼミ
だって鳴きません。
ったく、この間など、コッチが寝ようとしている朝の5時前から
ミンミンゼミの群れが鳴き出して、参りました。
もう明らかに、今までとは「違う夏」になっているのに、<今年の
夏は暑いね>と言う人がいます。
もう頭に<昔の夏>を引き摺っていたりすると、天国に一直線!の
時代に入ろうとしているんですよね。
今日届いた<『自保ジャーナル No.1828』という雑誌に
面白い判例記事が出ています。
判決は、平成20年3月31日大分地裁判決の、事件番号:平成
19年(ワ)第116号 損害賠償請求事件なのですが、事件その
ものは、平成18年8月に発生した事件でした。
まさしく熱中症の事案で、今後、各界にも警鐘を鳴らす時宜を射た
事案になっています。
『自保ジャーナル No.1828』の見出しをそのまま写しますと、
「気温38度、湿度80%時のバスケ
ットボール練習で水分補給を叱る顧問教諭の指導は安全配慮義務違反
と17才女子部員の熱中症に関する賠償責任を認めた」
【判決要旨】
被告高校バスケットボール部練習に際し、顧問のY教諭は、「水分を
摂り過ぎると体力の消耗が早くなるとか、血液が薄くなり貧血になり
やすいなどと説明し、多量に汗をかいている部員に対して、水分の
摂リ過ぎが原因であるとして厳しく叱りつける」等、気温38度、
湿度80%での練習参加後転倒、熱中症、記憶障害を残した17歳
女子部員につき、熱中症防止マニュアルの注意義務を怠り、水分補給
を叱る指導は安全配慮義務違反として被告高校の賠償責任を認めた。
(2010.8.26発行『自保ジャーナル No.1828』
最高裁のHP・下級審の判例を繰ってみましたが、残念ながら掲載が
ありませんでしたので、上記雑誌記事のみの情報ですが、記事によれば、
地方の私立大学法人の高校でのこと。被告の監督就任で創部され、それ
からは、県大会の優勝・準優勝の定連校だったらしい。
ですから、根性、根性の<昔ながらの>鬼監督だったのでしょう。
もうこの事件当時にも熱中症ガイドブックは公刊され、その危険性や
予防対策は分かっていなければならなかった筈なのに、鬼軍曹的根性
論一辺倒だったようだ。
それにしても、当初寮に寝かせておくだけで、病院にもかけなかった。
その後の、裁判という泥試合になってからも、言い訳三昧・・・。
なんとも見苦しい限りです。
38度もあった暑い日だったから、午前中の練習は「休み」にした。
<後から状況証拠によって原告側に覆されました。>
10リットル入りスポーツドリンク1缶を用意してあり、いつでも
飲める状態だった。<当日参加の部員18名には十分ではなかった
と裁判所に指摘された。>
冷水器もあった。<監督が水分は摂るなと言っていたので、萎縮して
現実には飲めなかった。>
凄いのは、熱中症にならないため「自ら(水分補給をするなど)の
体調管理」をすることを怠った、原告側にも過失があるのだからと、
過失相殺を主張した・・・・らしい。
監督が厳しく「飲むな!」と日頃ほざいていたクセに、過失相殺は
ないだろ。裁判所はこの被告らの主張を否認。 トーゼン。
事故後バスケットボール部を辞め、治療に専念するも記憶喪失等に
より、学業への遅れ、友人関係の破綻など幾多の困難を経過するなか、
被告側は、1年半に渡る闘病期間を「詐病」と決め付け、これも、
裁判所に「この長い期間、記憶喪失を装い、欺き続けるのは困難」と
斥けられた。
かつては、名監督と特待生の選手。それなりの信頼関係にあったの
でしょうが、名監督のメッキが剥がれたら、自己保身に汲々とする
ツマラナイ男でした。
命を取られないよう日々の健康管理が大切ですが、一旦事故発生と
なれば、それまでの人間関係が破綻を来たすことになります。
お互いに細心の注意をし合い、極力リスク回避の努力を重ねること
がとても大切に思うのです。
地球上の生物の種の数は、およそ3000万種といわれるそうです。
それが、1975年以降、開発や汚染等人間活動の原因により、
毎年4万種が絶滅しているのだとか。
40億年前の生命誕生から5度ほど、大量絶滅期があったそうだが、
その頃に較べても、年に4万種とは「ケタ違いの速さ」で生物が
消えている・・・・、そんな時代なんだそう。
(2010年8月23日付 読売新聞記事 より)
そんな中での夏が、今までの夏と「違う」ことを、肝に銘じる必要
があるでしょう。甲子園の高校野球も、野外でやる危険を思い知る
年が、ほんの近いうちに来るのではないか、そんな危惧さえ持って
います。
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(2010年8月24日21時18分 朝日新聞)
こんにちは。ご無事ですか?
いやァ、暑いですね・・・・・・・・。
これからは、お互いこういう挨拶が必要な時代になるかも知れません。
午後の南中時には、セミだって解かっているとみえて、ミンミンゼミ
だって鳴きません。
ったく、この間など、コッチが寝ようとしている朝の5時前から
ミンミンゼミの群れが鳴き出して、参りました。
もう明らかに、今までとは「違う夏」になっているのに、<今年の
夏は暑いね>と言う人がいます。
もう頭に<昔の夏>を引き摺っていたりすると、天国に一直線!の
時代に入ろうとしているんですよね。
今日届いた<『自保ジャーナル No.1828』という雑誌に
面白い判例記事が出ています。
判決は、平成20年3月31日大分地裁判決の、事件番号:平成
19年(ワ)第116号 損害賠償請求事件なのですが、事件その
ものは、平成18年8月に発生した事件でした。
まさしく熱中症の事案で、今後、各界にも警鐘を鳴らす時宜を射た
事案になっています。
『自保ジャーナル No.1828』の見出しをそのまま写しますと、
「気温38度、湿度80%時のバスケ
ットボール練習で水分補給を叱る顧問教諭の指導は安全配慮義務違反
と17才女子部員の熱中症に関する賠償責任を認めた」
【判決要旨】
被告高校バスケットボール部練習に際し、顧問のY教諭は、「水分を
摂り過ぎると体力の消耗が早くなるとか、血液が薄くなり貧血になり
やすいなどと説明し、多量に汗をかいている部員に対して、水分の
摂リ過ぎが原因であるとして厳しく叱りつける」等、気温38度、
湿度80%での練習参加後転倒、熱中症、記憶障害を残した17歳
女子部員につき、熱中症防止マニュアルの注意義務を怠り、水分補給
を叱る指導は安全配慮義務違反として被告高校の賠償責任を認めた。
(2010.8.26発行『自保ジャーナル No.1828』
最高裁のHP・下級審の判例を繰ってみましたが、残念ながら掲載が
ありませんでしたので、上記雑誌記事のみの情報ですが、記事によれば、
地方の私立大学法人の高校でのこと。被告の監督就任で創部され、それ
からは、県大会の優勝・準優勝の定連校だったらしい。
ですから、根性、根性の<昔ながらの>鬼監督だったのでしょう。
もうこの事件当時にも熱中症ガイドブックは公刊され、その危険性や
予防対策は分かっていなければならなかった筈なのに、鬼軍曹的根性
論一辺倒だったようだ。
それにしても、当初寮に寝かせておくだけで、病院にもかけなかった。
その後の、裁判という泥試合になってからも、言い訳三昧・・・。
なんとも見苦しい限りです。
38度もあった暑い日だったから、午前中の練習は「休み」にした。
<後から状況証拠によって原告側に覆されました。>
10リットル入りスポーツドリンク1缶を用意してあり、いつでも
飲める状態だった。<当日参加の部員18名には十分ではなかった
と裁判所に指摘された。>
冷水器もあった。<監督が水分は摂るなと言っていたので、萎縮して
現実には飲めなかった。>
凄いのは、熱中症にならないため「自ら(水分補給をするなど)の
体調管理」をすることを怠った、原告側にも過失があるのだからと、
過失相殺を主張した・・・・らしい。
監督が厳しく「飲むな!」と日頃ほざいていたクセに、過失相殺は
ないだろ。裁判所はこの被告らの主張を否認。 トーゼン。
事故後バスケットボール部を辞め、治療に専念するも記憶喪失等に
より、学業への遅れ、友人関係の破綻など幾多の困難を経過するなか、
被告側は、1年半に渡る闘病期間を「詐病」と決め付け、これも、
裁判所に「この長い期間、記憶喪失を装い、欺き続けるのは困難」と
斥けられた。
かつては、名監督と特待生の選手。それなりの信頼関係にあったの
でしょうが、名監督のメッキが剥がれたら、自己保身に汲々とする
ツマラナイ男でした。
命を取られないよう日々の健康管理が大切ですが、一旦事故発生と
なれば、それまでの人間関係が破綻を来たすことになります。
お互いに細心の注意をし合い、極力リスク回避の努力を重ねること
がとても大切に思うのです。
地球上の生物の種の数は、およそ3000万種といわれるそうです。
それが、1975年以降、開発や汚染等人間活動の原因により、
毎年4万種が絶滅しているのだとか。
40億年前の生命誕生から5度ほど、大量絶滅期があったそうだが、
その頃に較べても、年に4万種とは「ケタ違いの速さ」で生物が
消えている・・・・、そんな時代なんだそう。
(2010年8月23日付 読売新聞記事 より)
そんな中での夏が、今までの夏と「違う」ことを、肝に銘じる必要
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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
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茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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