忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[1739] [1738] [1737] [1736] [1735] [1734] [1733] [1732] [1731] [1730] [1729]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



DNA鑑定で父子関係にないことが明らかになっていた裁判で、
最高裁の判断が注目されていた判決が、今日午後3時過ぎに
出た。

●父子関係、DNAで覆せず=「婚姻中は夫の子」で初判断ー血
縁なくても認定・最高裁
(2014年7月17日(木)18時7分配信 時事通信)




5人の裁判官のうち、白木裁判長と金築裁判官は 「子が血縁の
ある男性に養育されていることなどを考慮し、法律上の父との
親子関係を認めるべきではない」と反対意見を述べたらしいが、
3対2で多数決の判決と。



うむ、婚姻中の母親が別の男性との交渉で生んだ子が、その後
母親が離婚しこの男性と再婚、子は今は生物学的には正常な親
子関係の中で暮らして来ているのだが、それであっても、婚姻
中の出産であるから、法律上の父が「実父」であるとの結論、
とはねェ。(北海道と関西の訴訟の2件)



(嫡出の推定)
民法 第772条 妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。


世の中変わっているのに、しかも比較的安価にDNA 鑑定が出来る
ご時世だというのに、それでも、「法」 は「法」ということか?


北海道か関西の事例だか忘れたが、今日の最高裁判決を待つ実
父を報じた記事を読んでいたが、結果だけ見れば、この実父さ
んは勝訴したことになる。

でもなあ。

婚姻中に妻に浮気され子供まで作られ、揚句には妻にはその男に
走られて離婚、そして<やっとホントの 愛の成就>とか何とか,
二人見つめ合われて再婚された。
当然にその時の子は、元妻と浮気男の家庭が引き取り、 子は「パ
パ」「ママ」と呼んで育っている・・・。

それを横目で見ながら、裁判まで起こし、憶えもないのに「オレ
の子だ!」「法律上は、誰がなんと言おうと オレが父親なんじゃ
あ!!」
その子だって、もはや懐いているハズもなかろうに、 何ともキャ
ワイソーなおとうさんだと思っていたけれど、 ご本人はどうなん
だろうか?


裁判所も、DNA鑑定を認めて、「嫡出の推定」を否定すれば、
「法」は有名無実化してボロボロと崩れていってしまう。
また、「法」をこのままに放置すれば、現実社会とのねじれが
一層進行してしまう・・・。 悩ましいところだ。



人気ブログランキング      
 ランキングに参加中、よろしくお願い致します。
PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]