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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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DNA鑑定で父子関係にないことが明らかになっていた裁判で、
最高裁の判断が注目されていた判決が、今日午後3時過ぎに
出た。

●父子関係、DNAで覆せず=「婚姻中は夫の子」で初判断ー血
縁なくても認定・最高裁
(2014年7月17日(木)18時7分配信 時事通信)




5人の裁判官のうち、白木裁判長と金築裁判官は 「子が血縁の
ある男性に養育されていることなどを考慮し、法律上の父との
親子関係を認めるべきではない」と反対意見を述べたらしいが、
3対2で多数決の判決と。



うむ、婚姻中の母親が別の男性との交渉で生んだ子が、その後
母親が離婚しこの男性と再婚、子は今は生物学的には正常な親
子関係の中で暮らして来ているのだが、それであっても、婚姻
中の出産であるから、法律上の父が「実父」であるとの結論、
とはねェ。(北海道と関西の訴訟の2件)



(嫡出の推定)
民法 第772条 妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。


世の中変わっているのに、しかも比較的安価にDNA 鑑定が出来る
ご時世だというのに、それでも、「法」 は「法」ということか?


北海道か関西の事例だか忘れたが、今日の最高裁判決を待つ実
父を報じた記事を読んでいたが、結果だけ見れば、この実父さ
んは勝訴したことになる。

でもなあ。

婚姻中に妻に浮気され子供まで作られ、揚句には妻にはその男に
走られて離婚、そして<やっとホントの 愛の成就>とか何とか,
二人見つめ合われて再婚された。
当然にその時の子は、元妻と浮気男の家庭が引き取り、 子は「パ
パ」「ママ」と呼んで育っている・・・。

それを横目で見ながら、裁判まで起こし、憶えもないのに「オレ
の子だ!」「法律上は、誰がなんと言おうと オレが父親なんじゃ
あ!!」
その子だって、もはや懐いているハズもなかろうに、 何ともキャ
ワイソーなおとうさんだと思っていたけれど、 ご本人はどうなん
だろうか?


裁判所も、DNA鑑定を認めて、「嫡出の推定」を否定すれば、
「法」は有名無実化してボロボロと崩れていってしまう。
また、「法」をこのままに放置すれば、現実社会とのねじれが
一層進行してしまう・・・。 悩ましいところだ。



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男性
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趣味:
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ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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