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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●中国監視船、接続水域出入り=14隻確認、海保は警
                      戒-沖縄・尖閣
(2012年9月19日(水)13時28分配信 時事通信)



まったく、こんなのに付き合わされている海上保安部も大変だ。

でも、南シナ海に続いて東シナ海でも覇権主義を貫徹しようと
いう中国も本気だろうから、日本国民としては緊張感をもって
注視しなければならない。


先日購入した■大石英司著『尖閣喪失』中央公論新社 を読み
終えた。
小説とはいえ、なかなか迫真のストーリーで、今読むと、ドキュメン
タリーを追っているような引き締まるタッチ。

ご興味の向きにはお奨めです。


また、元統幕学校副校長 川村純彦氏の筆になる新書、
■川村純彦『尖閣を獲りに来る中国海軍の実力  自衛隊
はいかに立ち向かうか』(小学館101新書)2012年8月初版
が、時宜を得た本で参考になる。

著者も書いているが、誰も戦火を交えることを望むものでは
ないのだが、中国の覇権主義、南シナ海でのベトナム、フィリ
ピン、マレーシアとの軋轢、そしてゴリ押しの実効支配の前科
が、同じ手法でいま尖閣に向かっていることは、理解しておか
ねばならないし、昨日の新聞でも明らかなようにアメリカの
<中立>の立場とは、ポチである日本はどう理解しなければ
ならないのか?アメリカの国力の地盤沈下の中、日米安保条約
がただの紙切れ同然になっていることを思い知らされる。


頭書に書いたように、中国監視船が14隻わが接続水域を
遊弋しているというが、かの国の海監総隊は、総数260隻
以上保有とは、上記の川村氏の本にある。
そして氏は、ひとつの章立てで「日中尖閣沖海戦」と尖閣有事
のシナリオも提示している。

最初は、巡視船目掛けて上陸偽装漁民が持ち込んだロケット
ランチャーが火を噴き、この衝突での犠牲の最初は海上保安官
とある。

そのようなことが、現実起こらないよう祈りたいが、この今も
現場海域で起こっていることとは、そのような凄まじい修羅場で
あることを、国民としては共有しておきたいと思う。



話は変わる。

●北京、反日デモ実施されず
(2012年9月19日(水)11時54分 共同通信)


昨日まで中国全土、100都市余りにも拡がった反日デモ、
暴徒と化した参加者により襲われた、日系企業の損害たる
や目を覆うばかりの惨状だ。

日本製品不買運動で盛り上がっていたと思ったら、破壊行為
やら放火の悪行三昧のあと、チャッカリと略奪までして行くとは
ねえ。進出小売業の平和堂など被害額25億円。売場のあらかた
が略奪でからっけつというのだから、日本製品ボイコット!と
どう連関するんだか!?



さて、よそのトコ言ってる場合じゃなくて・・・。

実は明日から北京に行く予定だった知り合いの方に、今日電話
をしてみた。

当方も先日の上海旅行では、直前まで気をもんだもので、
こういう場合、旅行会社はどういう対応をするんだろう?という
疑問があったもので・・・・・・・・。


そうしたら、旅行社もスゴイ!!もんだ。

「20日出発の旅行は、予定通り催行デス・・・・・。」という
返事だったらしい。


上にリンクした今日の北京、いよいよ政府の規制が強化
されたと見えて、デモはなかったらしいが、添付の写真をみれば
アリのスキ間もない武装警官の隊列。

その知り合いは、昨日旅行会社の窓口に出向いたらしいが
昨日は柳条湖事件から81年目というので大規模デモがあった
まさにその日でしょ。

なのに、「旅行日程は当初通りーーーーーーーーー。」

詳しく聴いたわけではないのだが、この言葉の後には
「・・・・・・・・・・・・・・、キャンセルする場合は、お客様の自己都合
ですから、料金の7割のキャンセル料を頂きます・・・・。」とか
何とか言われた模様なのね。


ペットボトルが飛交い、日本人だと判ると身の危険も
予想される中国。

なのに、「旅行日程は、なんら変更なく、当初通り。」って、
旅行会社は<顧客第一>,<邦人保護>など一切眼中になく、
払い込まれている旅行代金確保(売上げ死守)の観点からしか
仕事していないことが、判明致しました・・・・・・。

外務省安全ページでは、海外渡航自粛を呼びかけ、どうして
も行く場合は<自己責任で。>を訴えていますが、北京空港に
知らずに降りてしまったとしても、旅行会社は顧客保護に
務めねばならないと思うのだが、出発2日前に心配で窓口まで
出向いた顧客に、「大丈夫っす・・・・・」って
言うのは、もう犯罪なんじゃないか?


行ったって、ホテルから一歩も出られず、ホテルにかんずめ状態
の旅行になってしまうと思われるのに、この所業。
もう、ビーーーーックリでありました。


その方、酸いも甘いも咬みわけた私と同じオッチャンでしたから、

「んじゃ、アンタ、自分で行くと考えてみな、こんな時に行けるかァ?」
「アアーーーーーーーん!?」


コレが殺し文句になって・・・・・・・・・、
その場で旅行会社、外務省渡航安全の担当のところへ電話を入れた
ようで・・・・・・。


自己都合キャンセルではなくなって、振り込んである旅行費用は
全額戻ることで落着したそう、デシタ。




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 かの地の騒ぎで、何にも悪く無い旅行者がキャンセル料をふんだくられ
 そうになりましたが、考えてみれば、旅行社だって何の責任も無いのに
 エライ損害で・・・・・・。
 でも、資本・経済の論理で、顧客の身の危険も省みないのは、許されざる
 ことでしょ。

 読み終えた小説『尖閣喪失』にこんな一節がありました。

  「先ほど、外務省の邦人保護課に入った連絡です。上海で修学旅行
  中だった、横浜市内の高校生が乗ったバス二台が、地元公安部に
  拘束された模様です。麻薬所持の疑いがかけられているそうです。
  引率していた教頭の携帯から学校に電話が入りましたが、今はもう
  繋がらないそうです。他の教師の携帯も全て不通になっています」

   石橋がうーん、と呻いた。

  「考えたな!軍事施設に立ち入ったビジネスマンの次は、麻薬で
  捕まる子供か。あの国じゃ、量によっては死刑だ」
 

(大石英司『尖閣喪失』中央公論新社 第10章 308ページより
  小説中の<石橋>は、尖閣騒乱のただ中で就任したばかりの総理の名。)


 何が起こるか解からないのがかの国。旅行会社の社名は書きませんが
 リスク管理の何たるかも知らない甘さに慄然としたのでした。
 
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