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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今朝の読売、「訪ねて あの舞台」という囲み記事は、深沢七郎の
小説「楢山節考」の舞台についてであった。


長野県の、今の千曲市に姨捨という地名がある。
長野道の更埴市の手前だったか、先だったか忘れたが、そこを通った
時は、もうとっぷりと暮れた時間であったが、高速道から眼下に
見下ろす角度で、更埴市の夜景がキラキラとダイヤモンドのごとく
美しかった記憶がある。

それと同時に、運転しながらふと姨捨伝説のことも過ぎったもので
あった。



さて、今朝のこの記事によると、
「姥捨て山伝説」を題材とした小説は「この信州の山々の間にある村」
という書き出しで始まる。だが、深沢七郎は1969年、朝日新聞に
発表した「『楢山節考』舞台再訪」の中で、舞台のヒントを得た場所
は、出身地の山梨県笛吹市石和町に近い旧境川村(現在の同市境川町)
大黒坂だと記している。


読売新聞甲府支局矢島哉子記者のルポ記事であるが、楢山節考的な
姨捨は全国どこにでも伝説的な話としてあった話であったろうし、
先日の当ブログにスウェーデンでも同様なことがあったと紹介
された本のことを書いたばかりだ。



しかし、世に伝わるものでは、やはり信州の伝説として一番強烈な
記憶として残っていた。


姨捨界隈を走り抜ける前日は、大雪渓を一日掛かりで登り、その夜は
白馬岳の山荘で寝た。一夜明けた朝6時にはもう山小屋を出て、白馬
大池、乗鞍岳経由栂池平へ下りた。

白馬大池山荘まで下りる直前には、わずか1mの至近で雷鳥にも出会い
いい気分であったが、山荘目前に9月も3日か4日というのに、強い
横殴りの風、おまけに吹雪きといってもよい雪に見舞われた。


大池山荘でのホットカルピスにひと息つき、まるで海岸淵のような
安山岩ゴロゴロ地帯に難儀しながら、道を急いだ・・・・。

朝6時過ぎから午後4時を回る頃まで悪天候の中歩きづめ。

大阪から来たという中年夫婦が、当方と逆方向に歩いてくる。
今から登るらしい。上はきっと、もっと悪天候のはずだからと、
登山を停めた。


そんなほうほうの態の後の、姥捨通過であった。
ボロボロの身体を引き摺り、あと帰宅まで5,6時間、優に
300kmはまだあったはず・・・・。

悲しい姥捨て伝説は解かっていたが、長野道を走りながら見た夜景は
キラキラと、心から一人旅の感傷に浸るに十分な美しさであった。


 ●姨捨サービスエリアの夜景  

 当時このようなHPなど知らなかったが、やはり、姨捨近辺は
 夜景と月の眺めで定評があるらしいですね。
 今日初めて知りましたけれど。

☆参考
 エアリアマップ②『山と高原地図・白馬岳 北アルプス』昭文社



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*今日着いた本の中から
■河西英通『東北ーーつくられた異境』中公新書

 

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行政書士
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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