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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日ネットで見たニュース。

●メキシコ両手切断事件、容疑者2人を逮捕 犯罪組織が見せし
めか
(AFPBB News msnニュース 2016年10月19日)



記事によれば道路脇で両手首から先を切断され、額には「私は
泥棒」と書かれた6人が生きて発見されたと。


被害者も麻薬組織の一味らしいから自業自得と言えばそうなの
だが、外国の犯罪組織の仕打ちというのは言語に絶する。


これから先、生きたとして、両手首から先がないのだから一人
で食事も出来ないだろうし、悲惨なことに自分のケツも拭けや
しない・・・。

考えただけでも、ああグルジイーーー。


それにしても、海外の犯罪の残虐性や暴力性は今に始まったこ
とでもないから、アル・カポネとの<アンタッチャブル>な戦い
から、先日テレビで放映された映画『ダーティハリー』5部作や
ら、同じく今週NHK-BSで放映されたジョニー・デップ主演の『ニ
ック・オブ・タイム』(1995年製作)まで、海外映画作品を覗け
ば、その一端を間接ながら体験させられる。
(この手の映画にわざわざ映画館まで出向く習慣はないもので、新
しい作品は知らない。)


さて同じく昨日のニュースだったが、タレント・映画監督の北野武
さんにフランスのレジオン・ドヌール勲章が授与されるというのが
流れた。

北野氏は12,3本の映画を監督していて、当方はそのうち、『そ
の男、凶暴につき』『HANA-BI』『アウトレイジ』『座頭市』『ソ
ナチネ』『菊次郎の夏』『アウトレイジビョンド』を観た記憶があ
る。おぼろげにはもう一本ぐらい観ていると思うが、懐かしさを伴
った抒情性のある作品もあったと思われるが、代表作は暴力性やら
残虐性を帯びたものがそれであるだろうし、そこに北野氏の存在意
義があるのだろう。

今でも『その男、凶暴につき』の、画面にほとばしる暴力性のリアル
には息を呑んだ記憶が蘇るし、映画館を出る時胸くその悪くなった
記憶は『アウトレイジ』を観た時以来ない。

その徹底的な<暴力性>や<残虐性>が、フランスが再三北野氏に下
す高い評価の源なのだろうと思う。

日本映画界からは黒澤明以来のレジオン・ドヌール勲章の授賞という
が、個人的には黒澤と北野を同列に並べるのはムリがあると思ってい
るけれど、現代という時代性が余計に<暴力>やら<残虐性>の真実
を射抜く北野の眼差しを評価する・・・・ということなのかも知れな
い。



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さて、最近では映画館まで出向いての鑑賞は、半日は取られてしまう
からそれが惜しくて、行けてはいない。

そんなで専ら、テレビ放映やらDVDが主だ。

メモ代わりに、この9月以降に観たものを書いて置こう。

■『超高速参勤交代』(佐々木蔵之介主演、2014年) ■『桜並木の
満開の下に』(臼田あさみ、2013年)日立市内ロケ作品。■『最後の
忠臣蔵』(役所広司、佐藤浩市、2010年)これがキッカケで、今忠臣蔵
研究にハマっている。■『ペコロスの母に会いに行く』(赤木春恵、2013
年)二度目の鑑賞。認知症介護の現実をユーモアを交えながら描く名品。
 ■『ダーティハリー』全5部作(クリント・イーストウッド主演、1971
年~) ■『命のビザ』(加藤剛、秋吉久美子、1992年)フジテレビ
 ■『ここに、幸あり』(けんもち聡、2003年)これは駄作だったが、
<腹式呼吸>をシッカリ学んだな。うたごえ広場に役だっている。
■『わが道』(新藤兼人監督、乙羽信子主演、1974年)出稼ぎ労働者の夫が
行方不明となり、やがて死亡した旨の通知が、都内の区役所から青森の妻の
元に届く。遺体の引き取りに上京すると大学医学部の解剖教材にされたと判
る。妻も知らぬ間にそんなことが許されるのか?弁護士会の支援のもとに、妻
は夫の無念を晴らすべく法廷闘争に臨む。丹念に描かれた実話をもとにしたド
ラマ。主演の乙羽信子は映画の全編を通して笑顔一つない執念の妻を演じてい
る。■『生きたい』(新藤兼人監督、三國連太郎、大竹しのぶ、1999年)
誰にも間違いなく来る<老い>。喀酌とスーツを着こなす老紳士の主人公も
老い、やがては大便を漏らしてしまう粗相もたびたび・・・。ドラマ中に再三に
わたり<姨捨>の劇中劇を挿入して、施設へ預けることは現代版<姨捨>では
ないのか?と新藤は問うている。■『せんせい』(大澤豊監督、五十嵐めぐみ、
1983年)長崎原爆の入市被爆により、白血病で亡くなった小学校教師の実話。
■『いつでも夢を』(吉永小百合主演)まだ貧しかった日本が高度経済成長に向かう
その前夜の風景。浜田光夫・吉永小百合の青春コンビに加え、浜田の恋敵で若き
日の橋幸夫が出演。吉永小百合のキッパリとして溌剌とした演技が明るく、伸び
ゆく日本そのものに見えた。今は無き東京下町の「お化け煙突」の足元でドラマ
が展開してゆくのだが、『映画はタイムカプセル』とうたうブログを読んだこと
があるが、まさにその通りだ。■『ニック・オブ・タイム』(ジョニー・デップ主
演、1995年)映画は州知事選挙の女性立候補者(現知事)を暗殺しようとする
集団と、ムリヤリその実行者にさせられそうな主人公との手に汗握るアクション。
しかも偶然に選ばれ、わずか1時間ほどのうちに実行せなばならない時間との
闘いも圧倒的なスリルに導く・・・。今ちょうどアメリカは大統領選挙を前に
2人の候補者の演説バトルの丁度その時に観たもので、圧倒的なリアルさも体感
した。■『あゝ野麦峠』(山本薩夫監督、大竹しのぶ主演、1979年)明治期、日
本の近代化を支えた民衆の哀しい現実を見据えるために歴史的な名作だと思う。

そういえば、唯一外出して観た映画が■『あん』(河瀬直美監督、樹木希林主演、
2015年)だった。多賀市民会館ホールで上映。

主人公は10代にハンセン病として隔離され、80代のいままで同じ収容施設に
閉じ込められて生きて来た。やがて、この映画の最後には、「この施設」で亡く
なった。
ドリアン助川の原作小説を読んでいたのだが、主人公が述懐する10代の発病か
ら、入院のために施設へ向かう前夜のこと、及び翌日の施設へ着いた直後の受入体
験の風景の残酷さは、涙無くして読めないほどに痛々しい限りだった。

母が徹夜で作ってくれたブラウスが一日だけで脱がされ、焼却処分に。
そして、送ってきてくれた兄との永遠の別れ。




映画『あん』のリーフレットにこんなコピーがある。
『「私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。
 ・・・だとすれば、何かになれなくても、私達には生きる意味があるのよ。』

同じリーフレットのメインコピーにはこう・・・も。
『やり残したことは、ありませんか?』

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昨日は1か月に一度の「うたごえ広場」の日だった。

任意の集まりだから、メンバーは一様には揃わない。


ある人がいなかったから、今朝の新聞をみれば、昨日は水戸ホー
リーホックの試合だったことがわかる。
また、さだまさしを得意とする人の顔が見えず、つい、どうした
ものか?と気に懸かったりもする。


そんな集まりなのだが、世界には星の数ほどもある歌の数々。
こういう集まりでもなければ永遠に出会わなかった歌に、出くわ
したりして、偶然の出会いに"感謝"する機会でもある。


昨日に歌った28曲の中には、まったく初めて出会った曲なのだ
が、我が琴線に触れて忘れられない曲となったものが数曲。

結城大作詞・葛西友彦作曲『ほたる』、ロシア民謡『苦しい仕事』
そして山川清作詞・山本雅之作曲『月見草の花』がそれ。

『ほたる』と『苦しい仕事』は、伝統ある本流の<歌声喫茶>系統
で支持され歌い継がれて来た曲のようだ。


よって、会場でも参加者の大概は、知らない曲にキョトンとした風
情だったのだが、長らく<歌声喫茶>から慣らして来た方が、正調
の腹式呼吸による朗々とした歌声で歌うと、つい聞き入ったものだ。


今日調べてみると、昭和23年だかに発表されたという『月見草の
花』も素晴らしい歌で、今までなぜ知らなかったのか?我ながら不思
議に思ったほど、イイ歌だった。


●土居裕子『月見草の花』(YouTubeより)

東京芸大音楽学部出身という土居裕子さんの、清純な透き通る歌声には、
汚れちまったオッサンの心が洗われたことを告白しておこう。



さらには、時折覗かせて貰っている『二木紘三のうた物語』にもこの歌が
収録されていて嬉しかったのだが、そこの投稿欄にある、全国のこの歌に
感動した方々の声も、なかなかに興味を惹いた。
そこに書かれていることに<ニッポンの今>がほの見えて、暗澹ともした
のだが、ご興味の向きには是非コチラも参照して戴きたい。

●月見草の花 : 二木紘三のうた物語(ネット記事)


単に歌って帰ってオシマイではなくて、心持次第で『うたごえ広場』も
<されど・・・>で、なかなかにどうして、芳醇な時間との出会いを持つ
機会となっているのだ。





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同じ日曜日の先々週だったか、息子夫婦の自宅での<食事会>に招かれた。

コチラは、あまり<食い物>には頓着しない方なのだが、一方、息子は料理
が趣味の様な案配で、どこがどう違ったのか親子でエライ違いなのだ。


さて、お嫁さんからは家人に「あまり、期待しないで下さい・・・。」との
メールもあったのだが、出掛けてみれば、結構こだわって頑張ったようだった。


その時のメニューを以下に記す。

●オードブル:鯛と香菜のカルパッチョ。プレートの四隅には、真っ赤と緑の
       ミニトマトの半割を配し、お皿の余白の白も美しい。

●パスタ  :堅ゆでのパスタを厚切りのベーコン、チーズで和えたもの。
       エライ生茹でのパスタのようで、「なんじゃコリャ!!」という
       シロモノに思ったのだが、厚切りベーコンとの相性も良くて、
       うむむ、後から旨さがジワっとーーーーの味だったナ・・・。

●厚手の手作りチーズハンバーグ
      :メインディッシュであったが、なにやら隠し味にナツメグを混
       ぜ合わせるのがミソとかで、これは脂ぎっていないプレーンな
       味が好ましかった。
       緑のアスパラ、じゃがいもも添えられ、息子宅自慢の味になる
       か!?

●お嫁さん手作りのチーズケーキ  
      :前に手作りケーキを貰ったことがあったのだが、今回も旨かっ
       たナ。

●ブレンドコーヒー
      :KEISEIブレンドらしかったが、普段はいつだって<コーヒーに
       砂糖>派の当方が、この日ばかりは砂糖無しにケーキで、グー
       だった。

 ・・・・・・それで、帰りにはお嫁さんの実家の新米まで持たせて貰って、
       とてもシアワセな一日となった。


おとといの土曜日など、午後からの行政書士会の研修に向かっては、コンビニ
おにぎり一個をパクついて直行!!などという有様なのだが、遅まきながら、
「こだわった食事の幸せ」を、息子夫婦にあらためて教えられたようなその日
だった。

「月見草の花」の歌とともに、今頃その余韻に浸っている・・・・。





あっという間に、ヒドイ寒さだ。

電気ストーブを引っ張り出したし、今日はフリースを着込むよ
うな寒さだモンねェ~、一体どうなっとるんヤ!?


まあ、これも<平年並み>のレベルに持ち直した結果だと思うが、
今手帳を繰ってみたら、ちょうど1週間前の6日(木)には、ノー
スリーブのTシャツで過ごしたんだものナ。
雲泥の差だ・・・。

6日のことは<地球温暖化>の典型で、今日の寒さは真っ当な
10月の気候なんだろう。



さて。

●アマゾンに出版社が抗議・・・寡占化進む「巨大プラットフォ
ーム」との向き合い方
(弁護士ドットコム 10月7日(金)9時54分配信 
                                                            
YAHOO!JAPANニュース)


このニュースは既報だから、すでにご承知だと思うが、上の記事で
引っ掛かったのが『巨大プラットフォーム』の横暴だったな。

そして、ヒタヒタとネット社会の隅々まで浸食する、その『巨大さ
』だ。



個人的に、我が身の周りにもこんなことがあった。


当方も書籍購入などでその便利さを享受しているところなのだが、購入
前にそのネットページを検索して、いろいろ吟味したのが2週間ほど前。

そうすると、そのネット通販とは直接関係のない我がネットプロバイダ
ーのトップページに関連のDVD、それからチェックした書籍のうちの1
冊の本の広告が、自動的にアップされた。

それは、どなたでもご承知のように珍しいことではない。


自分が日常に開くネットのトップページに、自分が検索した資料類の
関連商品の広告が載る。
ま、言ってみれば自分用にカスタマイズされたページなのだから、許容
の範囲だよね。



ところが、さらに尋常でない事態が起こったのだ。
これまたアマゾンが知っているハズもない、我がSNSのアドレスを通じて、
当方の登録しているSNSに、たしかに当方がチェックした憶えのある商品
が『広告』としてアップされた。


さらには、一般的には<何やら知らん>アマゾンの商品の広告を、当方が
知っている方々の名前で「いいね!」されていてビックリ!!

次々に新しい投稿がSNSにあっても、その広告は過去のものとして消え去
って行かずに、『波乗り』している木片のように、トップ画面に近いとこ
ろをキープしている怪!?

毎日、スマホを開くたびに、コチラはひとりイラつく。

当方の名前などどこにも載ってはいないのだが、その元凶は間違いなく
自分と思うから、それこそ毎日ケツを晒してる気分なのだな。


まったくこの、『巨大プラットフォーム』というヤツの便利さの反面、そ
の横暴さ、奇怪さにイライラさせられている。




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さていま我がSNSに、アマゾンの広告として載っているのが、『忠臣蔵』
のDVDと米原万里著の『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』という本。

この2種が並んでアップされた広告。


まあ、これはどうしたって単なる偶然などではない。


笠間市田町にある日動美術館のすぐ坂下に、大石邸跡という古びた案内板
があり、「忠臣蔵」で名高い大石内蔵助の先祖の屋敷跡というのだが、
長らくマユツバと思っていた。

ところが用あって、調べ始めてみると、これがまあ本当のことだったのだ。

家老職の大石家があれば、仕える浅野家もここにあった?

笠間市史 上巻』を紐解けば、浅野笠間藩の歴史がツラツラと語られて
いるではないの・・・。

そんなことで、『忠臣蔵』関連の本を4冊買い込んで俄か勉強を始めた
わけだが、そうすると、ネットに当方あて『忠臣蔵』のDVD購入の勧めだ。
DVDは買うほどではないからパスして、後でレンタルで観ようとしている
矢先に、SNSに広告。見知った人が「いいね!」を押してるようだから、
先に観る人が出て来るかも知れない・・・。


『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は、いつだかこのブログでも触れた
『中央公論2016年5月号』の「佐藤優が選ぶ 知的ビジネスパーソン
のための中公新書・文庫113冊」という特集で、米原万里の紹介があっ
て、彼女の経歴を調べる中で出遭った本で、アマゾンでも検索をした。

もともと彼女の著作は知ってはいたが、調べると日本共産党幹部の子弟
として幼年期を共産圏で過ごし、その時の学友を訪ねて著したのが頭書
の書籍だった。興味は引かされたが、今読む必要を感じなかったもので
発注はしなかった。

それにしても、米原さんが癌で亡くなった時に、その弔辞を読んだのが
佐藤優氏とか。
それ以前に佐藤優が外務省を追われた時に、東大大学院時の事件で、党
員として日本共産党の厳しい査問を受け、その後党から離れた米原さん
がその時の体験、同じような厳しい境遇を共有するとして佐藤氏を励し
たという話を知って、お二人の並々ならぬ関係性に驚かされた。

ま、そんなことで、今回は佐藤氏の推薦していた米原万里著『真昼の星
空』の方を取り寄せた。

軽い随筆集なのだが、深い洞察力とウィットに富んだユーモア感覚には
つとに評価が高い。佐藤氏も書いていた『美女の基準』というのが4ぺ
ージほどに書いてある。
吉永小百合を日本的美女とする基準が、チェコから帰った5年ほどは
全然判らなかったと。そして、さらに5年ほども日本に住んでみたら、
「何て綺麗な人だろう」と思うようになったそうだ・・・。

どうやら、同じ文化圏に住むことで、モノサシが変わって来るような
のだと書いている。(佐藤優氏もここに感心して、推薦書の一つに。)


先日、吉永小百合の『いつでも夢を』という古い映画を観てみた。
確かに、お若い頃の彼女はキレイとは言えない感じがしたな。しかし、
ハキハキ、溌剌とした演技は確かに存在感の大きいスター性に溢れて
いた。

古い映画は、『タイムカプセル』という。
確かに映像に映る街並みはみすぼらしく、川沿いの道筋は舗装もされて
いないデコボコ道。
しかし、日本の高度経済成長の歩みは、自分の体験からもココから立ち
上がって来た紛れもない事実を知っている。


さてさて長くなったが、己の知らないウチに、個人情報が預かり知らぬ
ところで利用されている現実には、ちょっとイヤな気分にもなるアマゾン
がらみのことを書いた。



●競走馬射殺、元牧場経営者に有罪判決
(2016年10月07日13時55分 TBS)


上記は「競走馬射殺」=「有罪判決」とのニュースだが、さて、
どんな罪状で?????

しかも、執行猶予付きながら「懲役1年」というのだから、決
して軽くはない判決だ。



記事によれば、被告は元はタケシバオーという馬で天皇賞も制
した牧場の元経営者という。
経営不振の中、自分所有の馬を自分の気分で処分しただけなのだ
から・・・・・、民法でいう「器物損壊」にも当たらないと、酔
っ払った頭で瞬間湯沸かし器のごとく怒りの矛先を<自分の所有
物>に当たり散らしただけだったハズだ。



だが、天網恢恢疎にして漏らさず。

「競走馬射殺」=「有罪判決」の根拠法は動物愛護法違反と。

正確には『動物の愛護及び管理に関する法律』といい、その第1条
にはこの法律の目的がうたわれている。

その中の、事案の該当部分のみ指摘すれば、<動物の虐待の防止>
に違反するわけで、虐待も虐待、罪も何の落ち度もなかった馬2頭
を、人間の勝手な腹いせ解消で射殺により命を無礙に奪ってしまっ
たことは、法の精神から当然に糾弾されることになる。


そしてこの法は罰則規定を備えており、その第44条第1項で『愛
護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、2年以下の懲役又は2百
万円以下の罰金に処する。』


この法の第6章が罰則規定なのだが、上記第1項に『愛護動物』とあ
り、しばらく読んでいなかったもので一瞬迷った。競走馬は愛玩動物
ではないが、産業動物なのか?(主に牧畜業に関わる動物で、食用の牛
豚、鶏など) 競走馬は産業動物の範疇でもないはずだ・・・・。

うむ、この法第44条第4項に『「愛護動物」とは』と明示されてい
た。「牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと
及びあひる」
愛玩動物であろうと産業動物であろうと動物愛護管理法上第4項に規定
されている動物は、すべてこの法の保護対象となるのである。

野生動物などは別途の法によるのだが、当然にむやみやたらに殺し、傷
つけていいわけではない。「命あるもの」への対応はどの生き物へも同様
であることは言うまでもないことだ。


さてさて、ともすれば軽視されがちな動物愛護管理法が、厳然と法として
執行される事例を垣間見たようで、好ましく思った今日のニュースだった。




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昔スーパー勤務時代の話。
店舗の正月<賑やかし>イベントとして、『ハマチの生締め!』という企画
が催されたことがあった。

正月中は市場が休業なもので、生魚の品揃えが困難なこともあり、ハマチ
の養殖場から、ハマチを水槽に入れたまま直送してもらって、店舗でハマチ
を水揚げして、刺身やら切り身に捌く・・・・という企画だった。

生きたままの大きなハマチが水槽内を何匹も泳ぎ回り(実際は逃げ回るだ!)
それを担当者が水の外へすくい上げ、バタバタ暴れるのを頭を狙ってこん棒
を振りかざす。

最初の頃は、水をはじき存分に逃げ回るハマチと人間の対決の迫力に喝采を
送っていたお客さん達。
しかし、何匹も何匹も、正月早々撲殺され昇天するハマチを観ているうちに、
「可哀相・・・。」という声が、時経る毎に大きくなってしまった。

当方は別の部署にいて見ていたわけではなかったのだが、それを担当した先輩
社員の顔色で、一瞬悟りましたネ。

疲れた顔だったのでしたが、それより、血の気が失せた青白さ、それで異常な
お客さん達の反応を察してしまったのでした。


これからだって一年間通って貰って、ご愛顧いただくお客さん達から「残酷!」
の言葉まで出てしまっては、敵を作るばかりで何のイベント企画か判りません。

その時思ったのは、準備に時間を懸けた水産担当の人々への同情とともに、お客
さん、つまり「人間」てマトモだな、ということ。


誰しも、肉であれ魚であれ、生き物の命をいただいて生きています。

他の生き物の命を戴くことは「仕方のないこと」であり、その哀しみを自覚して、
感謝しながら「戴く」のですね。

だから、食事は「いただきます!」


そういう哀しい存在の私どもですが、やはり無用の殺生があってはならないの
ですね。

「ハマチの生き締め」を見物していた人達の、「殺生」と思った心根に好感を持った
その時の体験でしたね。




10月に入っているというのに、今日の暑さは何たるコト!?

もう朝からムシムシ・・・・で、袖ありTシャツはムリと思い、
今日は外出予定もないから・・・と、ノースリーブと決め込ん
で大正解でしたナ。

昨日の新聞で、「一昨日が真夏日」だったのを知ったのでした
が(ココ笠間市でも32℃)、今日は間違いなくそれより暑かっ
たはずだ。



さてさて、今日の話題。

●「そこに座るのは失礼!」上座・下座を完璧に理解している?
(2016年10月5日 21時00分 しらべぇ)




記事にも『上座・下座を理解しているか?』とあって、縷々書いて
あり、なかなか有用な記事なのだが、きょうびそれを理解していな
くて、転職面接で恥を掻いた揚句、結局落とされた事例も紹介され
ていて、なかなか神経質なコトだと、再認識した次第。

詳しくは記事を読んでいただくとして、記事中の将棋界のエピソー
ドなどは、ヘェ~~っと感心して読んでしまった。



さて当方なども、それなりに馬齢を重ねて来ているから、ソコソコ
マヌケなことはしなくなって来てはいるのだが、そうは言っても、
滅多やたらに遭遇しないコトにぶち当たれば面食らい、今だに後悔
する苦い記憶もある・・・。


ある時のこと。

ある部署で、昔昔なら『殿様』という方の代行で、ある法要の席に
出向いたことがあった。

ご先祖の殿様に大変お世話になった御礼で、300年ぶりの謝恩の
法要を催し、近郷近在のお寺からのご住職の方々が総勢20名余り
もいらっしゃり、ご一同一斉のお経を唱え部屋を何周かするのでし
たが、主賓は殿様の末裔ですから、先頭を歩くのは当然、その代行
のワタクシ。

何も解からないながら、恭しく、意識的に品良く歩きましたヨ。

部屋の外には近隣の住民の皆様が鈴なりになってコチラを見物して
います。
中には望遠付の一眼レフカメラで、お殿様の末裔と思しきコチラを
フォーカスする人もいる始末。(違うっちゅうの!! と何ぼか言って
上げたくなりましたが・・・。)

ただ、神聖な儀式の真っ最中ですから、コチラは「徹して・・・」歩
きましたヨ。

何せ、予行演習も何もなくて、ぶっつけ本番ですから何がなにやら!?


やがて、お経の唱和も終盤に近く、どうやら、並んでいる座布団に座
る場面になったのでした。

コチラは先頭を歩いていて、誰も先導役もいません。

一応表向きは、主賓の<お殿様の末裔>ですから、一番大きくて豪華
な座布団を目掛けて進み、座ろうとしました。

代理で来ていますが、内心では<本物>に恥を掻かせる訳には行かな
いという思いで一杯でした。

気取って恭しく、お殿様の子孫らしく品良く座ろうとしたその瞬間!!


後ろの大僧正のような大柄なお坊さんが、耳元で囁きました・・・。
「そこは、ワシの場所じゃ・・・・・。」



さすがに"大僧正"は、コチラがあくまでも<代理>であることもお見通し
の、結構ゾンザイな口の利きようでしたネ。

向こうは近郷近在の20人近い坊さんのウチの大僧正、コチラは吹けば
飛ぶよなワンポイントリリーフ。


しっかし、この上座・下座と言っても、あらかじめ教えて貰って置かな
いと、到底判らないことだってあるのです。

まあ、この赤っ恥は、今でも思い出すとツライな。


ただ、室外の見物客や市井の関係者の誰も知らないことで、この”大僧正”
と当方だけが知っていることだろうな。いや、序列にやかましい列の後方
のお坊さんは、誰でも気づいていたことなのかも知れない。




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コチラ側は当方のほか、大学院で日本近世史を専攻して来た学芸員の青年
が一緒でしたが、日頃は論文を読み、論文を書く学究の徒とは言え『今の
いま!!』の作法には、カラッキシのお坊ちゃまクン。


末裔へのお土産だって、<戴いて来てイイのかどうか? > 即、末裔ご本人
に電話を掛けさせてお伺い・・・。

法要の後の宴会となれば、まあ、近郷近在の縁の方々が200人は座って
いたのではないかな!?
まあ、遠方の席は遥か向こうに霞んで見えていたほどだったが、この時は
主賓だから当然に”上座"。


いやはや、居心地悪いといったらない。
殿様でも何でもないのに、「あっ、殿様、今刺身食べたゾ!!」みたいにあち
こちから五月雨式の視線だ。

あんまり早く席を立っても不調法だし、長居し過ぎても『末裔』としては
サエない・・・・。
このタイミングも、まったなしの『1回限り!』だ・・・。


そうこうして、やがて日本史研究の青年を促して、席を立つ時には『末裔』
の代理を演じ切って、帰途についたものだった。

これほどの『代理』も、後先にない経験だった。



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茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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