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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今朝は起きた拍子に、カアッーーーーという具合で、久々夏の
太陽が照り出した!!ーーーーように見えた・・・・。

しかし、それも30分ほどだったか。フォワン、フォワン、フォワンー
ーと昨日までのような天気に逆戻りというか、なんという尻すぼ
みのお天気なんじゃ!


今日は日立市にある長者山遺跡の現地説明会というので、9時
には急遽 車スッ飛ばして、日立市十王まで。

一応住宅地図をコピーしてアタリは付けてあったのですが、日立市
生まれという慢心もあって、軽い気持ちで出発。


常磐道をブンブン、これまた久々<友部のシンチャン>スタイルで向
かったのはイイが、イイ天気の気配、夏休みの土曜日もあってか、道
は混んでいて 思うように走れず・・・。

オトト、走行車線からノコノコ出て来た軽の車、70キロぐらいで追い
越し車線へ出てきちゃイケナイじゃないの!?

おとととと、追突しそう・・・・・・。

走行車線に戻った車の運転席を、追い越しざまみたら50がらみの
メガネのオバチャンが、ギッカシとハンドル掴んで前方凝視し固まっ
ておりましたっけ。


●日立の長者山遺跡 東日本初の「駅家」の可能性 あす現地説明会
(産経新聞 8月2日(金)7時55分配信)


じ、時間がないというのに、日立北インターで下りたらハテ???
日立生まれのボクが、何としかことか、「どう行けば、国道なんじゃい
???」 まごまごウロウロ・・・・・。
ワタチ、ナメてました。

日立市十王は、町村合併前は日立市じゃなくて、十王町だったんだ
もの・・・・・。


まあ、そんなこんなでいろいろあったけれど、何とか目的地に着いて、
ビックリ。
凄いのなんのって、参加者は200名を超えていて、2班に分けての
説明会になったのでした。


愛宕神社の境内林は、ヒノキ林が鬱蒼として、奈良・平安の昔にタ
イムスリップ。 満足なひとときでありました。

今年は機会がなく見られなかったヤマユリの群生は見られたし、遅れ
て行ったもので遠くの十王市民広場が駐車場になってしまったのでし
たが、山の畑の道すがら、畑の端に植えられた背丈より大きなヒマワ
リも見られたし・・・。

帰りには日立の海沿いの国道を通り、暫らくぶりで夏の海も見られた。
子どもも育ってしまった今は、おっちゃんが一人で海に行って、水着の
おねえさんのソバにいて変質者扱いされるのもシャクで、海から遠ざか
っておりましたけれど、♪う~みィ~は、ひろいな、おお~きィ~なぁ、
エガッた一日となりました、ハイ。


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 昨日の「今日は何の日?」ですが、昨夜のNHK[NEWS WEB」で
 は、8月2日は<パンツの日>とかやってましたな。8・2で<パンツ>
 と。パンツ業界で作った日らしいが、30年の歴史があるそう。
 で、今日8月3日は、<はみパンの日>とか何とか。ま、どうでもイイけど。

 さて、長者山遺跡調査は、日立市郷土博物館が主体となり進められてい
ますが茨城県教育委員会のWEBページに、判り易い概要が載っておりま
すので、関心のある方はご覧になってみて下さい。
  
 ●歴史の道調査隊 古代第1回調査 (茨城県教育委員会)
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茨城県在住の方へ「今日は 何の日?」とお聞きしましたが!?

お判りですか???




実はね、今日は、「水戸空襲」があった日なのです。


昨日からいよいよ8月に入りましたが、8月の暦を聞くと 途端に
終戦だの、原爆だの太平洋戦争がらみの話題がマスコミの定
番のようになります。
我々日本人が、過去の悲惨な歴史を忘れないためには、 これ
はこれで大切なことだとは思いますけれど、「戦争を知らない子
どもたち」が国民の大半になりつつある昨今、 ともすれば、単に
<歴史を知るキーワード>に過ぎなくなる恐れもあります。


やはり、もっとミクロに、自分達が暮らすその足元の場所では
「どんなことが実際あったの?」と、その血と涙の体験談を知る
ことは、もっと大切なことだと思うのですね。


さて、水戸空襲のこと・・・・・。
それは、昭和20年の今日、8月2日の未明、午前0時31分から
同2時16分までの約1時間45分続き、南太平洋の米軍マリアナ
基地を飛び立ったB29・160機による焼夷弾爆撃だったといい
ます。

水戸市街は、水戸駅から大工町までが見通せるほどに壊滅的被
害となり、焦土と化しました。
水戸市民の犠牲者は300人以上という悲惨なものに。


水戸市のホームページに、しっかりと記録のページがあるのは、
自治体としては大変立派な取り組みだと思います。

●水戸空襲   (水戸市ホームページ から)  
(この中に、「市民の証言」というのが2例載せられていて読んで
 みると、切実さに涙を誘われました。)



ある本を読んでいましたら、昭和史の研究家として名高い半藤一
利さんが書いていた文に目が留ったことがありました。

半藤さんのお母様は下妻市の出身とかで、終戦間際、彼もそこへ
疎開していたことがあったらしい。その下妻でのある夜、水戸市が
空襲を受けている光景に出くわし、若い頃の記憶として書いていま
した。
下妻から見ても水戸方面がピカピカ光りながらボーッと明るく花火
が打ち上がったようで、微かに爆発音・破裂音が轟いていたと。

真っ暗な夜中、下妻のはるか北東方向、水戸の方面が「ヤラレテ
いる様子」、当時の人々はどのように感じながら見守ったのでしょう。


半藤さんの記述が、空襲だったのか艦砲射撃のことだったのか当方
の記憶があいまいだったもので、今しがた調べて見ると、水戸は昭和
20年7月17日に艦砲射撃も受けていて、水戸東部(旧大野村)付近で
被害を受け、死者21名を出す惨事もあったといいます。

ただ、この時の艦砲射撃は、日立市及び勝田町の軍需工場が攻撃
目標のもので、ミズーリなどの戦艦5隻、軽巡洋艦2隻、駆逐艦9隻
計16隻が日立沖に集結。多賀地区、勝田地区への艦砲射撃を行う
中、折からの濃霧のため、目標を見誤った一部の艦の誤射によるも
のが水戸への被害となった攻撃であったようです。
(7月17日の悪天候の顛末は、昨年の日立市郷土博物館の展示に
 あったのを思い出しました。)
ですから、半藤さんの体験というのは、水戸空襲の様子であったので
しょう。


上述の、水戸市HPの中の「市民の証言」にありますように、「後から
すぐ家族が(非難して)来るものだと思って、妹さんは近所の人たちと
先に避難して、却って焼夷弾攻撃の被害に会って死亡・・・」という様に、
人の運命とは、ちょっとした時間差で別れ、生死を分けるものです。


昭和20年8月2日に亡くなったのも、平成25年8月2日の今日現実
に私たちが生かされているのも「ちょっとした時間差」でしかないのだと
思います。

何の気になしに、偶然に『ナチス』という言葉が口をついて出たと言い訳
し、撤回したとしても、もはや消え去るものでは到底ないと思います。
「ちょっとした時間差」でしかない過去と現在の繋がりに思いを馳せた瞬
間があるのなら、絶対に『ナチス』の言葉はないはず。

人間としていかに感受性が欠落しているか?人間としていかに誠実性に
欠けた人間であるか?身近な戦争体験談は、「今」への透視の目を研ぎ
澄ます機会でもあるように思うのですね。



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 先の戦争体験の方々は、年齢的にどんどん鬼籍に入っていかれます。
 身近に高齢のお身内がおられる方は、元気なうちに、その体験を聴いて
 みるといいのではないでしょうか。

 8月11日には、水戸市で「語り部ライブ」というイベントが開かれるよう
 です。水戸の空襲体験談とバンド演奏のコラボとか。
 ●水戸市南町の「クラブソニック水戸」で、午後5時から。当日券1500円
  (TEL029-300-2233)  ・・・・以上毎日新聞記事から。
 ○そういえば、今日は水戸黄門祭りの千波湖花火大会。空襲の火でなく
  花火の彩りに平和を噛み締めたい。千葉にいる娘が同僚と花火を見に
  出張って来るんだそうで。
 ●最近観た映画。1989年公開の五社英雄監督『226』 あまり評価は
  芳しくない作品だったようだが、自分的には、書籍ではなくビジュアル
  に事件を俯瞰出来たイイ機会となった。当時の青年将校の決起には
  一途なものがあったのかも知れないが、軍国日本への傾斜が強まった
  忌まわしい一里塚。カーキ色の軍服姿にゾッとしたな。

日中、日韓関係がギクシャクしたままの昨今、今日などもネットの
見出しにギクリ。

「日中の」で、ムムムッ。

そうしたら、「眠気は無呼吸症候群?」ときた・・・・・。

ほっ!?

「日中の眠気は無呼吸症候群?新治療のご紹介」というので、
安堵して、 削除させていただきましたけれど。


今朝の新聞では、あのチェ・ジウさんが日本のドラマ「家政婦の
ミタ」の韓国版ドラマの主演に決まったそうで。今朝一番に家人
が教えてくれました。
別にどうでもイイのだけれど、韓国版ドラ マのタイトルは「あやしい
家政婦」・・・・とか。
これまたどうでもイイのだけれど、家人は「あやしい家政婦」の
<あやしい>がどうも韓国らしいーーと力入れてましたっけ。

そうかなぁ?


ただね、『戦時中の強制労働で、日本企業に賠償命令』だの
『<サッカー東アジアカップ>韓国サポーターが日本非難の横断
幕』だののニュースを見ると、なんていう国なんだと思うよね。


そういう矢先、今度は日本の中央アルプスに登った韓国人登山者
の遭難事故では、以下のようなちょっと日本人では考えられない
韓国メディアの声。
これには、もう絶句だね。

●「日本が携帯用意していれば」「登山止めてくれれば」アルプス遭
難事故、韓国で責任転嫁の声
(2013年7月31日(水)18時53分配信 J-CASTニュース)



韓国には3000メートル級の高山はないんだそうで、それにあこが
れてはるばる日本まで。そのお気持ちは解かるので、遭難された
方にはお悔やみ申し上げたいと思います。

でも、ま、確かに韓国では悪天候時には入山規制が行われるとの
ことですが、「登るか」「やめるか」は登山者自身が決めることで、規
制をしなかった日本が悪い・・・・はないでしょ。

日本側が日本で使える携帯電話を貸してくれればよかった・・・も、自
分達の準備不足を棚に上げて 何とも子どもじみた言いぐさだ。

何せ、ゴアテックスの雨具もなく、今どきポンチョ<のような>雨具だけ
で薄着と来たひにゃ、自殺しに行ったと言われても仕方がない。
韓国の旅行会社にも、日本人ガイドを付けるよう勧められたのに、金
を惜しんで命を取られる結果になってしまった。

ひとえに、遭難者の責に帰すべきものを、韓国メディアはこぞって日
本非難の大合唱というのだから、どんな神経のお国なんだか理解に
苦しむ。


今日は韓国歴史ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』の第52話だっ
た。 あと2話で長い物語も終了を迎える。
『イ・サン』や『トンイ』も見て来たが (『トンイ』はNHKで現在放送中だ
が、一週間が待ち切れず、ツタヤで DVDを借りて全話観てしまった。)
それぞれ良く出来た物語で、主人公周辺はマトモなのですがねェー。

どうしてこうも実際の韓国は、イチャモン好きなんでしょうか?



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今日は長くなってしまうかも知れないが、本文の付記を少し・・・・。
(長くなりますから、山好きじゃない方などは、付記の部分は読ま
ないで下さっても結構ですよ。)  

<準備不足>に関して。
 ○当方は昨年9月に、ある団体の上海旅行に参加した。
  当初の企画者が  行けないというので、当方が世話役に。
  それから、1ヶ月前の8月は準備に追われ、救急薬の調達やら
  外に行って準備するものと合わせ、海外旅行・中国旅行の本を
  20冊ほども読み漁った。
  海外旅行のノウハウ、リスク、現地ガイド、医療情報、保険のノウ
  ハウ、社会主義国特有の身のこなし方etc  他の参加者は「身
  体だけ」運べば完了だが、コチラは、まさかの時の公安での対処
  の仕方やら、(スパイ)として嵌められる経緯まで・・・・。  

  もう当日飛行機に乗った時には、ボロボロだったな。

 ○携帯電話も、ドコモショップに行き、パンフを2部貰い、現地で使え
  る方法をチェック。


 <中央アルプス>に関して。
 ○今回の遭難事故の檜尾岳、宝剣岳と聞いて、当方が登った木曽
  駒ケ岳を思い出した。
  宝剣岳は木曽駒のすぐ南側の隣の山。
  空木岳(2864m)から2800、2700の高度の尾根の縦走コース
  をあの悪天候の中決行したのだから、やはり、自殺行為だったと思う。

  コチラは、10数年前に木曽駒(2958m)に9月の3日だったかに、
  ズルして、千畳敷カールまではロープウェイで上がり、それから登った。

  9月に入ったばかりというのに、ロープウェイから見える山は一面の紅
  葉。終点の千畳敷駅に降りると、駅舎の軒には30、40センチのツララ。
  千畳敷カールから山に向かってはもう雪景色であった。

  パンツは綿入れのようなボワボワしたものを履いたもので、動きは緩慢。
  靴にはアイゼンを付け、ピッケル片手に登り始めた。
  千畳敷カールから宝剣山荘(今回の20人が宿泊予定だった)付近まで
  行くと、雪とガスでスノーホワイト状態。視界は1m先も見えない。

  うっすらと見える人に向かって「木曽駒へはコッチですよね?」と聴いたら、
  「違うよ、あっちだよ!」 あわや、道を間違うところ。

  頂上に登り、戻って来た頃には雪もなくガスも晴れていたが、宝剣岳頂上
  がすぐ目の前であったが、何日も降った雪が氷になりカチンカチンのツル
  ツル・・・・。
  木曽駒には登ったから、欲はかかず見るだけにした。

  その頂上下で、雪の地面に置いたピッケルを取ろうとして、あろうことか、
  そのピッケルを自分の足で蹴ってしまう。おっと、取ろうとして屈むが厚こ
  いパンツのせいで動きが緩慢。
  アアッ、すんでのところで切れ込んだV字谷に落ちる寸前、ピッケルに縛
  ってあるヒモを掴んで止められた・・・・。
  深追いしたら、自分がV字谷に転落寸前であった。

  その宝剣岳(2831m)から見下ろした方面が今回の遭難場所の方向だ。
  檜尾岳(2728m),空木岳(2864m)上がったり下がったり起伏を繰り
  返す尾根道。
  あの山々を行程2日でこなそうというのも、どの位の登山技術がある人た
  ちだったか知らないが、装備も考慮出来なかったことからも、やはり、無
  謀だったものと思う。

  当方など、木曽駒でも、初日はロープウェイ駅の起点しらび平駅の偵察を
  してその日は早めに宿でビール、と2日かけていた。
  単独登山であったから、臆病に周到に準備をしたのだった。

  ロープウェイ終点の駅にツララが40センチも下がるのに、街着のポロシャ
  ツのおじさんが「宝剣岳まで・・・・・」と言った時、思わずマジマジと顔を見
  てしまったが、ま、軽く考える人はどこの国にもいるにはいるのだが。

 【■エリアマップ 昭文社『山と高原地図9 木曽駒・空木岳 中央アルプス』
  を参照した上で書きました。】 

●古墳ブームが到来!?”最初で最後”のキトラ古墳石室公開
にファン殺到 (SPA!2013年7月29日(月)配信)



いやあ、知りませんでしたけれど、今や古墳ブームで、しかも、女
性の古墳ファンが急増中なんだとか。

うむむ、彼女募集中のみなしゃんは、ココ、まだ荒らされてないから、
<進むべき>方向かもね・・・・。

それにしても、歴女ブームがあって・・・、今度は古墳とは、ね!?


しっかし、記事によると「古墳にコーフン協会」なるものが出来たり、
そこの会長さんは、まりこふんさんというんだから、ノリに乗って ま
すな。
「古墳」を歴史的にナンタラ・・・というのではなくて、どんな動機で
あっても「好き!」ならイイんじゃなぁ~い、という軽さもいいのか
も知んない。

●まりこふん feat.保渡田古墳群  (-YouTube)

まりこふんさんは、NHK「ニュースウオッチ9」にも取材されたとのこ
とで、ブームも今や真っ盛りのご様子。

まるこふんさんが言うには、全国そこここに「古墳」はあるから、探し
て行けば・・・・・とのことだが、そのぐらいのノリでいいのかも。


確かに、先日水戸市の『あじさい祭り』に行ったおりの臨時駐車場は、
水戸・愛宕山古墳群の中だった。
小さな円墳だったが、確かにそこに古代人の暮らしがあった、というの
を実感するのは、ロマンだったな。


今日の日中に出掛けた帰り道にも、水戸市の外れ(旧内原町)で、名
前は忘れたが、古墳遺跡の表示板が立っていた。
停まろうかなとも思ったのだがやり過ごして来た。今度は訪ねてみよう。



それから今日の古墳ブームの記事で思い出したのが、8月3日に日立市
郷土博物館が行う「長者山遺跡」の現地説明会のこと。

てっきり忘れるところだったが、事務所内を探すと新聞記事の切り抜きな
どを収納していたファイルを発見。

ああ、よかった。


「長者山遺跡」は日立市十王町伊師にあるが、このほどここが、1300年前
に編纂された常陸国風土記「二十一 多珂郡」の項に記されている、『古代
官道の休憩所「藻島駅家」(めしまのうまや)』の可能性が高いと発表された
場所なんですよ。

その現地説明会が8月の3日。今週だった。

まあ、予定より遅れている業務もあって、おっちゃん的にはヒマでもないんだ
が、ここはひとっ走りしなきゃなんない。
現地説明会は、定員があるのか、明日電話しよう。



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 『人の一生に関する限り未来は有限で、過去こそ無限だと私は考えて
  いる。人間は自分がやがては死ぬということを予知しているから、逆に
  過ぎ去った時間や出来事に異常な関心を示すのではないか。人生に
  関する限り、未来は有限なのである。だから過ぎ去った世界に無限に
  生き続けようとするのではないか。』
  (『常陸国風土記』財団法人 常陽芸文センター刊 所収
      「常陸国風土記の世界」茨城キリスト教大学教授 志田 諄一)

当方のブログは、毎日完結読み切り型で、翌日に持ち越さない
主義で書いていたのですが、生来の怠け癖のボロを出して、
昨日はハンパで終わってしまいました。

面目ない・・・・・。


で、桜木紫乃さんの作品『ホテルローヤル』を手に入れ、読み始
めたのでしたが、昨日リンクした毎日新聞『余禄』にもあるように、
開いた一編目が「シャッターチャンス」というタイトルで<投稿用の
ヌード写真を撮影する恋人たち>。
二編目は「本日開店」というタイトルの、北国にある漁業斜陽の
港町、そこの小さな寺のおかみさんが、寺の檀家縮小の中で、
檀家総代に身を任せて<お布施>をいただく切ない話。

あらら、ダイレクトのセックス描写はないながら、なかなか女性作
家ながら直球勝負の短編が続く・・・・。


ケッ!?
先の毎日『余禄』氏が書く<全編にもの悲しい雰囲気が漂う。
あまりうまくいかない登場人物たちの人生が、抱きしめたくな
るほどにいとおしい。生活に重みがあって、切なく迫ってくる
のだ。>
(2013年7月24日付毎日新聞 余禄欄)と、エライ高
い評価の持ち上げようだが、自分的には、読み始めてみてはこれ
には同調できなかった。



奇しくも、同じ毎日新聞7月28日(日)の「今週の本棚」欄には、
その他の本に混じって書評されていた本2冊が異彩を放っていた。

書評者は記者だと思うが署名が(凌)という文字の■上野千鶴子著
『<おんな>の思想』(集英社インターナショナル)と、磯田道史書評
の■井上章一編『性欲の研究ーエロティック・アジア』(平凡社)

前述の本の紹介者(凌)氏が言うには、フェミニズムに共感まではと
もかく、「セクハラ問題を自覚しない<おとこ>たちが少なくないのは、
いかがなものか。」とノッケからえらい挑発的書き出しで、この本の性
差別などの議論を面倒くさいと思うかどうかが<おとこ>の試金石に
なると断じている。
『思想などなくても、ひとはセックスし、孕み、産む。それを自然であり
本能であると言い放つのは、思考停止と怠慢というほかない』こうい
う発想しかできない<おんな>なら、それも同罪なのだと、メチャクチ
ャ戦闘的だ。

2冊目の本の評者・磯田道史氏は『あたりまえのことだが、性欲の
研究は人間にとって根本的に大切なことである。なぜなら、性欲が
なければ人間は生じない。』と書き出し、日本の性欲研究の先駆者
を紹介した後、この本の編者・井上章一について、『性欲という透視
装置で時代をながめ人間と文明の本音にせまろうとしている』と書く。

反日デモの中国人が掲げていた「釣魚島はわれわれのもの。蒼井
そらはみんなのもの」 のプラカードも、『「そこへ目をむければ、一般
的な歴史とはちがう、まっ たく別の歴史像もうかびあがってくるので
はないか」(井上氏)、ずばりと本質が突かれている。』とは磯田氏
の指摘。
磯田氏は『ともに性欲をもった人間という生物レベルにまで視座をひ
けば、 (中略)ナショナリズムの激化も自由にながめられるにちがい
ない』そして 最後の文で「性欲の研究」は、『人間を直視しようとする
まじめで誠実な学問である。性欲を考えに入れない歴史文化研究は
土台のない建築に等しい』 と締めている。


フェミニズムの闘士の本と「性欲の研究」の書評記事を見て来たが、
それにしてもなァ・・・と思う。

『・・・・ふたりが繋がった部分に向けられたカメラから、シャッターの音。
 もう数を数えることができなかった。』(桜木紫乃「ホテルローヤル」から)


どうなんだろ?当方は例えば藤沢周平のように、そこはかとない余韻に
浸れるのがイイ作品と思うのだが。


●【女性の下ネタ】男性が許す下ネタと、許さない下ネタの違いは?
 (マイナビニュース・キャリア   2012年12月21日発信)





テレビの韓国歴史ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』は、いよいよ
今週に最終回を迎える。チャングムが王様の命により、王の侍医
に指名を受けるのだが、王妃、大臣など宮廷こぞっての反対の嵐。
理由は、男尊女卑の歴史のなか<女だからダメ>の大合唱なのだ。
現代人の当方としては、これには首を捻るが、一足飛びに【女性の
下ネタ】には、どうにも、引いてしまいます。

そんなわけで、『・・・・ふたりが繋がった部分に向けられたカメラから』
(「ホテルローヤル」)のような小説に、どうも、ページをめくる気がしなくて
頓挫。


<蒼井そら>には、当時のニュースに、キョトンとしてしまった。今では
追い込みかけていて、先日の中止になった隅田川花火大会時に、びし
ょ濡れになっても現場中継した高橋真麻アナに立った2チャンネルのスレ。
吉沢明歩ちゃんの名前が書かれていた時、<判ったもん>な。
ああ、勉強の日々は続くのだ・・・・・。




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日本自然保護協会・自然観察指導員
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茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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