忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[432] [433] [434] [435] [436] [437] [438] [439] [440] [441] [442]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



ネットの夕刊フジのニュースによれば、認知症の母親(86)を
合意の上で殺害したとして、承諾殺人の罪に問われていた
男性(54)の判決公判が、今日21日京都地裁で開かれ、東尾龍一
裁判官は懲役2年6月、執行猶予3年(求刑懲役3年)を言い渡し
たという。

今年4月から裁判が開かれ、(私は知らなかったのだが)4月当時の
現地新聞には『裁判所が泣いた!!』『司法が泣いた!!』の大見出し
が出て、今日の判決が注目されていたのだそうです。

長々書くのも何なので、先ず今日の<夕刊フジ>の記事に目を通して
見て頂きましょう。
 ●夕刊フジ「承諾殺人の息子に温情判決・・・異例の説諭も」

被告は父親を亡くしてから、働きながら一人で母親の介護を続けて
来たが、元職場の上司によれば<絵に描いたような真面目>な方。
近所の方々にも息子の母親思い、親孝行ぶりがつとに有名だったらしい。

認知症が進行するなか、職場の協力もあって朝の遅刻や午前だけの
勤務で帰る日もある・・・という暮らしを続けて来ていたらしいが、
昨年9月には「これ以上の迷惑は掛けられない・・・」と職場を退職。
母親の介護に専念する暮らしになったという。

離職直後は失業保険の給付を受けていたらしい。
その間何度か、その先を危ぶみ生活保護の受給をと役所を訪れた
らしいが、失業保険を受けていることを理由に断られたらしい。

失業保険が永久に出る訳ではない!

失業保険が切れると同時に(切れ目なく)生活保護受給に切り替えら
れるように手続きしましょう。いつごろまたいらっしゃい・・・・と
行政窓口はなぜ言えなかったのか?

今日の判決でも、裁判官はこの点に触れ「あなただけ(被告)が罪に
問われるのではない。もう一方で罪に問われなければならないのは
生活保護行政の在り方でもある。」と異例の説諭をしたという。

都会の日陰でひっそりと生きていた認知症の母と親孝行な息子の二人。
父親は友禅染職人だったという。
「他人様に迷惑を掛けるな!!」が息子への教えだった。
今年の1月にはナケナシのお金も尽きはじめ、母のデイサービスの
支払い2万円、親子のアパート代3万円が払えそうもなくなった。

息子は車イスの母を電車に乗せ、親子3人元気だった頃の思い出の地、
京都市内の街中を歩いたという。その時残っていた金は7000円。
街中を歩いた後、息子は母に聞いたという、「次、どこ行きたい?」
母は「もう、ええわ。ウチ帰りたい・・・・。」

息子は「・・・・・・・」

アパートを出て来た時、もう戻れないと考えた息子は、部屋をピッカ
ピカに掃除して出て来たという。
(1月31日が翌月分の家賃を払う締め日。なんてクソ真面目なのっ!)

今年2月1日早朝、京都市伏見区のアパート近くまで戻った親子は、
桂川河川敷に立っていた。「もうっ、あかんで。最後やは。」
「そうかぁ、あかんのんか?」「・・・・、あぁ・・・」
母の首に手を回そうとしたが、出来ない・・・。
認知症の母が、息子の頭に手をやって自分の顔に引き寄せた・・・。
「どんなんだって、お前、おかあーちゃんの子供やでーー。」
親子で額付け合ってじっとした時間があった・・・・。

やがて車イスの後ろにまわり、息子は母を殺めた・・・。
そのあと息子は持って来ていた包丁や折りたたみナイフで自分を刺すが
死に切れず、近くの木で首を吊る。
枝が折れ落ちて気絶。助かってしまったのだと。

息子は公判で語ったと言う。「今度生まれて来ても、やはり母の子供
で生まれたい・・・・・。」
4月の初公判以来、法廷は涙、涙、涙、だったとのこと。


弁護人は泣きながら「被告は、弁護人より気高く清貧な人。」
検察側とてさすがに涙はなかったらしいが、論告で社会保障制度から
見放され、絶望してゆく被告の姿を詳述。「動機には哀切極まるもの
があり、同情の余地がある」として、懲役3年を求刑したが、刑法上
3年までの刑だと執行猶予が付けられるそうで、その辺を想定した上で
の求刑であったようだ。

裁判官が涙し、警護の係官が泣き、傍聴席も涙の傍聴が4月以来だった
とのこと。

承諾の上とはいえ母を殺めた殺人事件。
あってはならないことではあるが・・・・。
暗いニュースに枚挙の暇が無い毎日に、大岡越前のドラマのような
温情判決にさわやかに安堵させられ涙した今日でした。
PR


NHK教育TVに『福祉ネットワーク』という番組がある。
月曜から木曜の帯番組で、20時~20時29分が放送時間帯。
地味といえば相当地味な番組ですが、<福祉のいま>に少しでも
触れるために、時おり私はチャンネルを合わせます。

今日は、「シリーズ 夏を楽しむ(2)教えます 常識破りの料理法」
と題して、増山ゆかりさんの日常を取り上げていました。

この増山さん、薬害サリドマイド被害者の方で、肩の先に手が付いて
いる感じで腕がない。(☆文字で説明するためあえて書かせて戴いて
います。まったく他意はない。・・・)

ご自身がかなりご苦労される障害をお持ちですが、明るく前向きで
自立的に生きようとしている理知的な方でした。

横浜市のカフェで料理教室を開いているとのことですが、関節が
ほとんどない指と指の間に包丁を挟み、器用に料理材料をさばいて
います。丁度イメージ的にはマキ割のように5センチぐらいに
切ったネギを立てて二つ割りにします。それからそれを刻む。
(二つ割にすることで、ネギが転がらない。)
卵を割るのは、5、60センチの高さから器の中に卵を落とす。
殻はそれから取り除く・・・・。
ご本人の知恵と工夫で、見事に料理を作っていました。

見かけにこだわらない、キッチリ出来なくてもいい、安全第一とは
ご本人のこだわり。

腕がないのですから、火元に顔が近づき過ぎチリチリ髪が燃えたこと
も・・・・と明るく笑っておりました。

養護学校などでの寮生活がほとんどだったそう。
そこでは、健常な補助者がすべてやってくれるわけですよね。
食事も作ってくれたものを食べるだけ。
好きも嫌いもなく、今日食べたい・・・ものを食べられるでもない。
あてがわれたものを食べるだけ。
(世話してもらって、生きて行く。
 我がまま言わず、生かされてゆく・・・・・・。)

この増山さん、自分の運転で車を走らせ、食材の調達にも行く。
トマトだって、ちょうど自分で扱える大きさがある。
そんなこだわりの食材を捜して、自由に動き回っている。

食事を自分で作れること。
その意義は、健常者が考えるよりも重い・・・・。
あてがいでない、自分が食べたい時に食べたいものを、自分が手を
かけて作る。
障害者の誰もが出来るわけではない。ただ、きゅうりに塩を振ること
しか出来なくとも、自分の手が加わったものを食べる、ことの意義。

増山さんは、障害者が自分らしく暮らすため、自炊を教え、自立の
心を伝えて行こう・・・と明るく行動している。


ストア内を不自由な身体<不遠慮な好奇の眼があるかも知れない・・・
黒田記(他意はない)>を隠すでもなく、もう顔のそばに買物カゴ
を持って闊歩している。
そこには自覚的・自立的に生き、りんとして立つ確かな個性があり
ました。


 (☆7月27日・木 同時間帯で再放送の予定)


●今日のリンク
      「NHK福祉番組のご案内」


HPだとかブログ、電子申請など技術が先へ先へと行くものだから、
ファックスだなんて、アナログの部類になっちゃっていますよね。

当方のような小さな事務所でも、どうしてもパソコン周りに気を
奪われてファックスなど気にも留めておりません。


で、今日は電話機のモニター表示でFAXボタンが、使ってもいない
のに朝から何度も赤く点灯したりしていました。

着信もないのに「変だな・・・・・。」と何回もモニター表示を
消したりしていましたよ。

そのうち午後には、FAXの受話器を取っても<無音>。

なんじゃこりゃ?困ったもんだ!!

買った家電量販店にTELすると、「持ってきて・・・。」
最近じゃ、家電屋さんも店では修理不可でその後はメーカー行きとか。

<往診>は来るだけで、3000円。来ても機械持ち帰れば、結構な
日にちが取られる・・・・。
その間、<電話機貸します>って言われても、「代電話機」預かって
もFAXになんないっしょ!!
<そうですよねーーー>。でしょ!(ムカッ!!)
シゴトになんないじゃーあーりませんか!もうっ!!

こんなことしている時に電話。「あのー、FAX入いんないですけど。」

こんな時に限って不思議とこんなことあるんスよねェーー。
群馬県から??
まるで、FAXないみたいじゃないですか・・・・・。とほほっ!


しゃあねー、FAX持ってくために外しにかかった、ソノ時!?

「ん?・・・・・・・・・・・・・・ゥ???」

「ハァーーー???????」

目が点!


電話線外れて・・・・・・・おりました。ガックリ・・・・。

傍にあるセロテープカッター台が、電話線を毎日毎日微妙に押し込んで
ヒッソリ外す原因になってたのですね。

親機を強制リセット掛けてダメで・・・・、よって日付・時刻の設定
からやり直し・・・、トホホホホ、ぐすん。

皆様も、パソコンじゃなくソノ前世代の家電にご注意でェーーーす。

ん?アホは俺だけか?



●今日のリンク
  でーーーーー、今日はイライラ解消に<旭山動物園>だ!!
  「ほっきょくぐま館」に2台の固定カメラが付いていて、
  ネットワークカメラにより、しろくま君がライブで見える
  はずなのですが・・・・・。カメラの前を通らないようで
  全然見えましぇん!!水面に浮いた赤いボールが二つ。
  少しずつ動いていて、それと水面に丸い波紋が・・・・
  向こうも雨なんだ・・・・が判りましたが、しろくま君が
  見えなくてここでもイライラ。
  ライブカメラですので、多分夜は見えないっしょ、明日の
  昼間見て下さいネ。じゃあ・・・・。


今朝ある方からメールを戴いた。

突然の初めてのメールであったが、毎日当方の拙文を読んで頂いて
いる由、丁寧な応援メッセージと受け止めさせていただくことにした。
実のところ、大変うれしかった。

ブログランキングにも参加していて、またアクセスカウンターもついて
無機的な数字としての反応は目に見えてはいるが、やはり、生のお声
を聞かせていただくと、数倍参考になるしチカラも湧いてくるという
もの・・・・。
Sさん、ありがとうございました。



さてブログランキングというもの、ブログの女王真鍋かおりさんを筆頭
に、若者文化の最たるものとして隆盛いま盛りなり・・・、の状況だが
ランキングをみる限り、そのバブル度甚だしい。

約1ヶ月やって来てみて、まあ遊びの一種と思えばそれまでだが、
負け惜しみで言うわけでもないが、一喜一憂してみても始まらない、と
理解出来た。
いわゆるランキングにこだわらず、書きたいことを書きたいままに
書いて行く、このスタンスが取るべき方向なんだろうな、と思う。

  ●『ブログ進化論  なぜ人は日記を晒すのか』岡部敬史
    講談社+α新書 2006年4月20日第1刷 800円(別)


さて冒頭のSさん、大分<買い被り>のお褒めを戴きまして当方
こそばゆい限りなのですが、丁度当方の生き方の目標に近い新聞記事が
出ておりましたので、少々長文なのですが以下引いて見ましょう。

  ●第12回読売NIEセミナーでの基調講演
   「調べ、話す、書く~私の場合」
    (NHKアナウンス室長  山根基世さん の講演要旨から)

 『・・・・ですから仕事の準備には、むしろ時間がかかるように
  なりました。準備不足で失敗した時の後悔の苦しさや、一方で
  、新聞資料や本を読みこんで、納得行く仕事が出来た達成感を
  味わうと、可能な限り、読んでおきたいのですね。
  ところが、それが身に着くのか、というとそうではない。昨日
  読んだことを話しても、皆さんの心には届かないんです。新し
  い発見や感動を持ってしっかり自分の中に打ち込んだ情報でな
  いと役には立たない。
  自分の目で見て考え、体験から学んだ言葉は、何があっても付
  和雷同せずにすみます。「自分の言葉」を皆が使ったら、日本
  は変わる。他人の言葉に流される人がいる時、時代は思いがけ
  ない方向へ流れます。ひとりひとりが真剣に考え始めた時、民
  主主義も成熟するのではないでしょうか。・・・・・(略)』
       (2006年7月13日か14日の読売新聞掲載)


  本日のところは、ここまでに致しますが、
  ●『若さとは人生のある時期のことではなく、心のあり方のことだ』
    サミュエル・ウルマンが「青春」と題したエッセイの冒頭
    にしるした言葉といいます。常々私もこう在りたいと考え
    ますが、その辺はまたの項に譲りたいと思います。

いやはや、みっちり今書き終えたというのに、全て消えてしまった。
とほほほほ・・・・・・・・・・。
ちょっと今から書き直すのもねーー。
よって、閉店です。スミマセン。

書いてた本のこと、以下の本。
『新潟の人々とペットを救った名犬物語 出動!災害救助犬トマト』
   池田まき子/作  ハート出版  平成18年5月第1刷


 ●民間支援団体 災害救助犬十日町

(リンクを張りました:ご参考)

ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]