なーーーーに、考えてんだか？？？？

生ごみと同じ出口の夜業明け　　　　高野万里



今週の年末から元日にかけては、冬型の気圧配置の強まりで厳しい
寒さが予報されている。

昨夜から今朝にかけても、ビリビリに寒かったな。

朝の車のフロントガラスも凍結していて、すぐには走れなかった。


夜業明けのため、今日は手短に。



●読売新聞　編集手帳　（２００９年１２月２９日付）


現政権に距離を置く読売だからか、民主政権の施策にいちいち
ダメ出し口調が目立つが、今日のこの記事など諸手を挙げて納得だ。

先の隣国・四川大地震でも知っているハズなのに、公立小学校の
来年の耐震化工事が、「高校授業料の実質無償化」というバカな
政策で２８００棟もオジャンになると。

もう口アングリ・・・・・、あきれ返るばかり。



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今年の「坂の上の雲」の放送が終わりました・・・

ＮＨＫのドラマ『坂の上の雲』が、昨日で今年分の放送を終えた。

番組の最後に、<撮影快調！！>とかの予告編が流れ、今１２月だと
云うのに、次回放送は「２０１０年１２月」の字幕・・・。

凄いよね、まさにちょうど<１年後放送>の予告なのだもの。


出演人も豪華キャスト、海外ロケ多用。カネも掛かっているのでしょ
うが放送も３年をかけて完結させるというのですから、見るほうだって
エライ仕事だ。



主役の秋山真之役の本木雅弘もイイが、真之の竹馬の友、正岡子規役
の香川照之も安定感抜群。ただここのところ、いろんな映画に出ずっ
ぱりの観もあって、いささか心配。


さてこの正岡子規、ドラマでもいよいよ病魔が進み、脊椎カリエス
で<姿が悄然と>＜力なく>なって来ました。

香川は、この晩年の子規を演ずるにあたり、１ヶ月以上朝食だけの
食事にして、ガリガリに痩せた子規になりきるべく努力したといい
ます。結果１５キロの減量。

子規の妹役の菅野美穂が、看病シーンで背中をさすったら、背骨が
浮き出た背中で、本当の涙がこぼれたとか・・・。

まあ、この役者魂たるや凄味さえ感じましたね。




　　薪をわるいもうと一人冬籠　　　　正岡子規



「弱虫だった幼少時代の子規が、喧嘩して近所の子に泣かされて
帰って来たりすると、すかさず石などをつかんで、兄の敵討ちに
飛び出して行ったという」（中村裕『俳句鑑賞４５０番勝負』文春新書)

これが妹の律。

菅野美穂がまたいい味を出したドラマであった。



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いろいろ複雑に絡み合って・・・・

当方は、事務所の中ではタバコを吸いません。
この寒い季節でも、原則は「外で」の喫煙をしています。

外に白いプラスチックのイスを置いときまして、そこで・・・。



ととととっ、今朝はその、わが喫煙イスに観葉植物サマが先にお座り
じゃあ、あ～～りませんか！？

なんじゃ、どうしたんじゃ？？？


家人に聞きましたら、「陽に当ててやらないと、かわいそうデショ」と
きた。
アタクシだって、日陰じゃサブイからイスを日向において、お日様に
当たりながら喫煙のつもりが・・・・。
観葉植物サマにイスを占拠されて、トホホホざんす。



２００９年が<ゆく年＞になろうとしていますが、社会の懸案事項が
山積みのまま越年しようとしています。

●重度知的障害者の逸失利益認定　入浴中に死亡
(２００９年１２月２５日２２時２０分　読売新聞)

●読売新聞　編集手帳(２００９年１２月２３日付)

●日本の貧困率は１５．２%厚労省が初公表
(２００９年１０月２０日１４時４分　ａｓａｈｉ．ｃｏｍ）

●阿久根ブログ市長１年の騒動
(２００９年１２月２７日(日)１２時２６分配信　読売新聞)

●ＨＰ／民主党政策集から
(障害者自立支援法を廃止し、新たに障がい者総合福祉法を制定）

●「障がい者」の表記に改めます
(三重県健康福祉部健康福祉総務室HP　「健康・医療・福祉総合情報」)


障害者分野に限って、最近の話題を拾い出してもこうだものね。



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今日は、ナンツー日なんじゃ！？？？

今日はパソコンを開けたら、こんなニュースが・・・。

●メッセンジャー黒田容疑者ら逮捕=飲食店店長殴った疑いー大阪府警
(時事通信　１２月２６日(土)１２時４８分)

お、おれじゃあネェーーーーヨォ～～・・・・・・。


佐藤さんとか、鈴木さんという苗字の方ならこんなコトはないので
しょうが、「黒田」なんてめった出て来る苗字ではないモンで・・・。
つい・・・、アワテテしまいますナ。

慣れてないんッスよ・・・・。


ま、昔のテレビの安サスペンスドラマだと、２１時７分頃に出て来る
「黒田」という男が、まず、マチガイなく犯人と決まってたもので
ニガニガシク見ていたもんですが。

黒田という苗字は、なぜか、悪役の専売特許の苗字でした。
昔のドラマって、酷かった・・・・・。



さてそれから今日は、２００９年も残り一週間を切ってあと６日。

そんな時に図書館からメールが。

他館借り出しを頼んでおいた本が届いたって！！


タイトルは『びんぼう神様さま』・・・・・・・。

おいおいーーーーー、や～なタイトルじゃないの。


確かに、モロモロの支払いに窮する今日この頃、ワタシんちにも
<びんぼう神様>がきっと住み着いてるんじゃないか？と思われるフシ
はあるんですが・・・・・。
それにしても、なして、こんな時期に<びんぼう神様>なんツー本が
届くのよ？？？
縁起でもネエーーーーーーーーー！！


めんどっちィんで、さっさと引き取りに行き、早速に図書館の駐車場
で読んじまいましたヨ。

おおーーー、思い出しました、思い出しました・・・。
確かに黒田本人が頼んだコトを思い出しました。

それにしても、頼んだのが９月３日だったらしいが、どこの図書館か
ら来た本なの？今ごろになって？？
アルゼンチンか、アラスカの図書館か？？？？


まあ、年内に読了出来てホッとしましたよ。

これがアーータ、２０１０年１月５日ごろ来てごらんなさいヨ。
不肖くろだの、２０１０年１年間がブチ壊しになるとこ、デシタヨ。

２０１０年最初に読んだ本が<びんぼう神様さま>では、１年間お先
真っ暗ヤミじゃござんせんか？？？？？？？

あ～～、えがった、今日で。



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　<びんぼう神様さま>って、どんな経緯か忘れてしまいましたが、
　９月当時、新聞か何かに紹介されていたのを見たんでしょうね？


　上記のように書きはしましたが、この本には何の責任もありは
　しません。
　読んでみては、なかなかに面白いお伽話ではありました。

　あらすじをバラしたのでは艶消しになりますから、書きはしません
　が、アマゾンでコレの書評を見るとなかなかに好評。
　アタクシもこれら書評に賛成!です。

　■高草洋子画・文『びんぼう神様さま』地湧社　２０００年８月刊

「限界集落」

２０日(日)夜のテレビ、ＴＢＳ「ワンステップ！」で若者たちが
訪ねたのは岩手県岩泉町鼠入地区。

ご多分に漏れずここも過疎化が進み、もはや集落としての纏まりも
崩れ、寄り合いも祭も何もかもが消滅してしまっている。


●ＴＢＳ「ワンステップ!」<岩手県岩泉町鼠入>編
(２００９年１２月２０日放送）


今や全国に多いのでしょうね、このような地区が。


この放送の中であるお爺さんが語った言葉が、今でも脳裏に焼きつき
ふいにリフレインされる。

曰く。
「朝が来て・・・・、夜になり・・・、朝が来る。もう虫とおんなじヨ。」

自嘲気味にこのお爺さんが言った言葉は、考えれば考えるほど
深刻で夢も希望もまるでない。

子ども手当てに９億円も貰ったお坊ちゃんには、到底想像さえ出来ぬ
絶望の深さだと思う。

日本のそこここに、圧倒的絶望の現実がひしめく年の暮れ。




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　【限界集落】：６５歳以上の高齢者が集落人口の５０%を超え、独居
　　　　　　　　老人世帯が増加し、このため集落の共同活動の機能が
　　　　　　　　低下し、社会的共同生活の維持が困難な状態にある
　　　　　　　　集落をいう。(大野晃著『山村環境社会学序説』から)

■梶井照陰『限界集落』フォイル　２００８年２月第一刷
　この本によれば、国交省の調査で２００６年４月の時点では、全国に
　限界集落は７８７８集落あり、そのうち、１０年以内に４２３集落が
　消滅の危機にあるという。


　２００９年１２月２４日、東日本に位置する笠間市上空は晴れです
　が、日本のどこか山あいのうら寂しい民家に、音もなく降りしきる
　雪の中、ひとりコタツで丸まっているお年寄りがいるのかもしれ
　ません。

　朝から誰とも言葉を交わしたこともなく。

　そして、ただ、夕暮れを・・・、寝てしまうだけの長い夜を待つ
　ばかりの、自分を虫ほどのものと思うほかないお年寄りが。