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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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20日(日)夜のテレビ、TBS「ワンステップ!」で若者たちが
訪ねたのは岩手県岩泉町鼠入地区。

ご多分に漏れずここも過疎化が進み、もはや集落としての纏まりも
崩れ、寄り合いも祭も何もかもが消滅してしまっている。


●TBS「ワンステップ!」<岩手県岩泉町鼠入>編
(2009年12月20日放送)



今や全国に多いのでしょうね、このような地区が。


この放送の中であるお爺さんが語った言葉が、今でも脳裏に焼きつき
ふいにリフレインされる。

曰く。
「朝が来て・・・・、夜になり・・・、朝が来る。もう虫とおんなじヨ。」

自嘲気味にこのお爺さんが言った言葉は、考えれば考えるほど
深刻で夢も希望もまるでない。

子ども手当てに9億円も貰ったお坊ちゃんには、到底想像さえ出来ぬ
絶望の深さだと思う。

日本のそこここに、圧倒的絶望の現実がひしめく年の暮れ。




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 【限界集落】:65歳以上の高齢者が集落人口の50%を超え、独居
        老人世帯が増加し、このため集落の共同活動の機能が
        低下し、社会的共同生活の維持が困難な状態にある
        集落をいう。(大野晃著『山村環境社会学序説』から)

■梶井照陰『限界集落』フォイル 2008年2月第一刷
 この本によれば、国交省の調査で2006年4月の時点では、全国に
 限界集落は7878集落あり、そのうち、10年以内に423集落が
 消滅の危機にあるという。


 2009年12月24日、東日本に位置する笠間市上空は晴れです
 が、日本のどこか山あいのうら寂しい民家に、音もなく降りしきる
 雪の中、ひとりコタツで丸まっているお年寄りがいるのかもしれ
 ません。

 朝から誰とも言葉を交わしたこともなく。

 そして、ただ、夕暮れを・・・、寝てしまうだけの長い夜を待つ
 ばかりの、自分を虫ほどのものと思うほかないお年寄りが。
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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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