この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日の新聞の県版に、下のような記事が出た。
●新型農薬 トンボ減らす?実験水田で確認
(2016年3月17日(木)付 読売新聞)
記事によれば、近年水田での使用が広がった新型農薬によって、
水田で生育するトンボの数が<大幅に>減少することが国立環
境研究所の研究チームによる実験で明らかになったという。
詳しくは上記にリンクした記事を読んでいただきたいのだが、
新型農薬のうち、トンボの減少に最も大きい影響を及ぼしてい
たのが「フィプロニル」という農薬だったそうだ。
他に「クロチアニジン」と「クロラントラニリプロール」という
農薬では、ヤゴの数そのものではほぼ無農薬と大きな開きはなか
ったというが、「フィプロニル」同様に抜け殻の数が少なかった
のだそうだ。(トンボに羽化する前に死んでしまった。)
農薬は3種とも水中では急速に薄まるらしいのだが、土壌中には
長期間残留するため、ヤゴが餌を食べる時に、同時に農薬残留の
泥を体内に取り込んでしまい死んでしまうと研究チームは判断し
ているという。
「フィプロニル」を散布した水田では、ヤゴの数が無農薬の水田
の2割程度と少なく、抜け殻の数は無農薬より8割以上も少なか
ったそうだ。(コチラは卵からヤゴに成る前に駆除されるほどに
強力な農薬ということか。)
今日はどうしてまた、こんな記事を紹介したブログになったのか?
実は当方は、ここでも書いたことがあるように、趣味のひとつにも
なっているものが、「散歩」だ。
自宅近くの、八反山界隈の水田地帯。それから森林に隣接する北山
公園のあたりを定番のコースにしている。
それらのコースで、夏場の頃に歩くにつけ感じていて、訝しく思って
いたのが、今日引いた「シオカラトンボ」を全然見かけなくなっていた
ことなのだ。
トンボというのは面白いもので、道端の縁にとまって休んでいたりする
ところを、コチラが歩いて行くと、飛び上がるはイイとして、奇態に
コチラの歩く方向の先10mほどのところにまた着陸してとまる。
コチラが歩いて行くから、また距離が縮まり、トンボは慌てて飛び上がり
道の先へ向かって飛ぶ。
飛ぶ時に、コチラの進行方向の右か左に旋回して避ければ、何のことはな
くリスクは避けられるのに、コチラを道案内するかのように、当方の進行
方向の方へ飛んでいく・・・・。
それが、ほぼこの4,5年程前までなら、ある時はシオカラトンボだったり、
またある時はムギワラトンボだったりしたのだ。
それが、ハッキリ意識した昨年の夏の頃には、トンボに遭うたびに、八反
山であろうが北山公園であろうが、いつも、ムギワラトンボにしか出会わな
くなったのだ。
ナゼ?どうして???
本当に訝しく思っていたものだったから、昨日の国立環境研究所研究チーム
の実験結果を報じた記事には、ヒザを打ったのだった。
●人気ブログランキング へ
よろしくお願い致します。
今日はトンボが心配!?のブログだが、通称赤トンボだってまるで少なくなった。
しかし、水田そのものに目を移すと、作業している農家の人たちだって、会う人
会う人、お年寄りばかりだ。
トラクターがカッコ良く動いていて、遠目には近代農業の姿をウットリと眺めたり
するのだが、近寄ってみると、運転しているのはかなりご高齢のジッチャンだった
りする。
ハァ、あと何年かしたら、それこそもっともっと遊休農地が<一斉に>増えてしまう
臨界点が近づいている。
トンボを見かけないどころか、お百姓さんの姿を見かけなくなってしまったら、ニッ
ポンの食糧はどうなってしまうんだろうか?
・・・・・と言いながらさらに蛇足を。
シオカラトンボ(塩辛トンボ)とムギワラトンボ(麦藁トンボ)の「白」と「黄色」
と対を為すような、鳥類では「ハクセキレイ」と「キセキレイ」の2種がある。
ハクセキレイは名前の通り、体色が白いセキレイで、キセキレイは体色が黄色い。
散歩していると、この小鳥のほうは、トンボとは逆にハクセキレイはよく見かける
のだが、子供の頃の学校帰りにはよく見かけた、キセキレイを見かけることが皆無
となった。
どうしたことなのか?
南風が一日吹いた今日は、花粉症対策で外出を避けて過ごしたのだが、ふと『沈黙
の春』というフレーズが過ったな。
●新型農薬 トンボ減らす?実験水田で確認
(2016年3月17日(木)付 読売新聞)
記事によれば、近年水田での使用が広がった新型農薬によって、
水田で生育するトンボの数が<大幅に>減少することが国立環
境研究所の研究チームによる実験で明らかになったという。
詳しくは上記にリンクした記事を読んでいただきたいのだが、
新型農薬のうち、トンボの減少に最も大きい影響を及ぼしてい
たのが「フィプロニル」という農薬だったそうだ。
他に「クロチアニジン」と「クロラントラニリプロール」という
農薬では、ヤゴの数そのものではほぼ無農薬と大きな開きはなか
ったというが、「フィプロニル」同様に抜け殻の数が少なかった
のだそうだ。(トンボに羽化する前に死んでしまった。)
農薬は3種とも水中では急速に薄まるらしいのだが、土壌中には
長期間残留するため、ヤゴが餌を食べる時に、同時に農薬残留の
泥を体内に取り込んでしまい死んでしまうと研究チームは判断し
ているという。
「フィプロニル」を散布した水田では、ヤゴの数が無農薬の水田
の2割程度と少なく、抜け殻の数は無農薬より8割以上も少なか
ったそうだ。(コチラは卵からヤゴに成る前に駆除されるほどに
強力な農薬ということか。)
今日はどうしてまた、こんな記事を紹介したブログになったのか?
実は当方は、ここでも書いたことがあるように、趣味のひとつにも
なっているものが、「散歩」だ。
自宅近くの、八反山界隈の水田地帯。それから森林に隣接する北山
公園のあたりを定番のコースにしている。
それらのコースで、夏場の頃に歩くにつけ感じていて、訝しく思って
いたのが、今日引いた「シオカラトンボ」を全然見かけなくなっていた
ことなのだ。
トンボというのは面白いもので、道端の縁にとまって休んでいたりする
ところを、コチラが歩いて行くと、飛び上がるはイイとして、奇態に
コチラの歩く方向の先10mほどのところにまた着陸してとまる。
コチラが歩いて行くから、また距離が縮まり、トンボは慌てて飛び上がり
道の先へ向かって飛ぶ。
飛ぶ時に、コチラの進行方向の右か左に旋回して避ければ、何のことはな
くリスクは避けられるのに、コチラを道案内するかのように、当方の進行
方向の方へ飛んでいく・・・・。
それが、ほぼこの4,5年程前までなら、ある時はシオカラトンボだったり、
またある時はムギワラトンボだったりしたのだ。
それが、ハッキリ意識した昨年の夏の頃には、トンボに遭うたびに、八反
山であろうが北山公園であろうが、いつも、ムギワラトンボにしか出会わな
くなったのだ。
ナゼ?どうして???
本当に訝しく思っていたものだったから、昨日の国立環境研究所研究チーム
の実験結果を報じた記事には、ヒザを打ったのだった。
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今日はトンボが心配!?のブログだが、通称赤トンボだってまるで少なくなった。
しかし、水田そのものに目を移すと、作業している農家の人たちだって、会う人
会う人、お年寄りばかりだ。
トラクターがカッコ良く動いていて、遠目には近代農業の姿をウットリと眺めたり
するのだが、近寄ってみると、運転しているのはかなりご高齢のジッチャンだった
りする。
ハァ、あと何年かしたら、それこそもっともっと遊休農地が<一斉に>増えてしまう
臨界点が近づいている。
トンボを見かけないどころか、お百姓さんの姿を見かけなくなってしまったら、ニッ
ポンの食糧はどうなってしまうんだろうか?
・・・・・と言いながらさらに蛇足を。
シオカラトンボ(塩辛トンボ)とムギワラトンボ(麦藁トンボ)の「白」と「黄色」
と対を為すような、鳥類では「ハクセキレイ」と「キセキレイ」の2種がある。
ハクセキレイは名前の通り、体色が白いセキレイで、キセキレイは体色が黄色い。
散歩していると、この小鳥のほうは、トンボとは逆にハクセキレイはよく見かける
のだが、子供の頃の学校帰りにはよく見かけた、キセキレイを見かけることが皆無
となった。
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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