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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●日報抄 (2016年3月20日付 新潟日報コラム)

このコラムで、国会議員による「演歌・歌謡曲を応援する国会
議員の会」なる議員連盟が、今月中に設立されるのを知った。


いつの頃からか、「演歌は日本の心・・・」なるフレーズが
定型化したのだが、近頃では若者を中心には、<演歌・歌謡曲
離れ>たるや、その勢いが著しい。

テレビでの先日の「外国人による日本の歌のど自慢」(日本テレビ。
正確な番組名は忘れた。)やら、テレビ東京の人気番組「THEカ
ラオケ☆バトル」を観ていても、視聴者のかなりの部分が中高年層
と思われるのだが、決まってその出場者は演歌や歌謡曲など歌わな
い。

<別れ・酒・涙>などという言葉が随所にまぶされてジトジトに湿
っぽかったり、<男意気・根性・背中>などという重ったるいフレ
ーズをこれでもか、と突き付けられたひにゃ、コチトラとっつァん
でも、『引く』もんな。

なかには、時たま天然記念物みたいな演歌少年?の登場があったり
する時もあるが、ご本人には失礼ながら、当方の年代でも(気持ち
イイではなくて)気持ち悪くなる。


時代が変わったんだろうな。

流行歌は「はやり歌」と言われて来たのだが、「歌は世につれ、世は
歌につれ」とも言った。


よって、自民・公明の幹部連(と言うことは、そこそこイイ年のおっ
さん達なのだろう)に、一部民主党の幹部も名を連ねたらしいのだが、
動機が「演歌や歌謡曲は若者からの支持が低く、日本の伝統が忘れられ
ようとしている危機感」(上記日報抄)からというが、国会議員が「世
の流れ」に掉さそうという自惚れに腹が立つな。

どうしようというの????と悪態の一つも言ってやりたい気分になる。



優れたアーティストは、時代の「半歩先を切り取り、世に問う!?」と
も言われる。

戦後各時代時代を、エポックメーキングな数々の歌が彩って来た。
それは、振り返ればそれぞれに、その時代の気分を映し取ったから大衆の
支持を得られた証左が今更ながら見える。

はやり歌と言われる所以だろう。


それを、何を勘違いしたか、国会議員がその「流れ」を堰き止め、「流れを
変える」なぞは、笑止そのもの。

こんなことで議員連盟とは、他にやることがあるんじゃないのか?と質したい
気分だな。



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よろしくお願い致します。

今の音楽世界は、圧倒的に自らが作詞・作曲し歌い、世に問うという流れになって
おり、いわゆる、その名の通り「アーティスト」が時代の先端を走る時代になって
いる。
作品的にも、日本的な繊細さは昔ながらの上に、音楽技術的には昔の歌謡曲のレベ
ルをはるかに超えた完成度の高さを成し遂げており、当方らおっちゃんレベルが歌
える域ではなくなって来ている。

しかし、それであっても、昔だって「演歌は日本の心・・・」一辺倒に決めつけら
れるべきものではなかった。

手元にある『歌謡曲から「昭和」を読む』(なかにし礼著・NHK出版新書)によ
れば、そのP132に「演歌は歌謡曲の本流ではない」(同書)とあって、いま改
めて驚かされた。
演歌と呼ぶ歌は、いわゆる「日本調」の歌という捉え方で、なかにし氏は歌謡曲の
一部でしかないと説く。
”演歌の祖”のように言われる古賀政男は、氏によれば「ワルツもタンゴも書けたし、
軽妙で明朗な歌も、もちろん軍歌も書けた。」(同書)と明解だ。


今演歌に翳りが際立ち、廃れようとしていても、それは世の流れで、致し方がない
ことだ。
懐かしい歌に心を寄せるなら、「歌声広場」のような場所に安息を見出すほかないの
だが、どうして、「歌声広場」だって、イイ歌を毎回取り上げて歌声を合わせるが、
演歌と決めつけて歌ってなどいない。


琴線に触れる歌は歌い継がれ、口の端にのぼるが、「演歌だから歌い継ぐ」というもの
とは明らかに違うのだな。

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男性
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行政書士
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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