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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨日までとは一転、ドンヨリとした雨模様の天気。
今晩から明日明け方に懸けては、雪の予報だ。

しかも、関東で20センチもの積雪というのだから、大雪の
予報と言うしかない。

滅入りますなァ・・・・。

●東海や関東甲信、大雪注意=交通の乱れもー気象庁
(2015年2月5日(木)11時15分配信 時事通信)




で、ちと古いが雪で思い出した記事を以下に。

●日報抄 2015年1月11日付 (新潟日報)


雪の本場の新潟の新聞が、古河藩の殿様のことをリキ入れて
書いていて、目に留まったものだ。

今の茨城県古河市にあった古河藩の殿様で、雪の結晶の観察を
まとめた「雪花図説」で有名な土井利位(どいとしつら)を懇切
に書いている。

土井利位による自然観察の業績は、つとに有名で、たしか岩波新
書の「雪」に関する本で、利位が書いたという雪の結晶を見た記
憶がある。

年に数えるほどにしか雪が降らない茨城県で、奇態なお方が生ま
れたものだと思う。

古河市は今でこそ茨城県に属するが、調べてみると、明治2年の
版籍奉還直後あたりでは、下総国に属した8万石の藩で、廃藩置
県により「古河県」になったとある。


おととしだったか、「古河の桃まつり」に行ってみたが、笠間市
からもだいぶ遠く、やはり、茨城というよりは、栃木県という感
覚だった。(古河の方にはゴメンナサイ。)桃で花盛りの公園は、
どこか<水戸藩>からは遠くへ来た感があったな。


さてこのコラムに鈴木牧之(ぼくし)の「北越雪譜」も出て来た
ため、それを引いてみたら、確かに牧之は<○雪の形>という項
を組み、土井利位の本から35の結晶図を引用している。

昔、柳田国男の民俗学に憧れた時代があり、直接には関連はないの
だが、そういう流れから、この鈴木牧之の『北越雪譜』にも無性に
気持ちが入ったこともあった。

こういう経緯があって、突然に4月初めの人事異動で、新潟県村上
市に行くことになった時も、さして身構えたりはしなかった。

だが、引き継ぎに初めて村上市に立ってみれば、茨城は春ルンルン
だったというのに、店舗裏手の山々の稜線には、鉛色の雲や霧が
垂れ込め、雪が残り冬景色そのものであったから、ブルブルっと
武者震いをしたものだった。「本当に、雪国で暮らすんだ・・・。」
という感慨とともに。


 
【参考文献】
①長谷川伸三ほか『茨城県の歴史』山川出版社
②鈴木牧之編撰 『北越雪譜』岩波文庫
③田村賢一訳著 『北越雪譜物語』新潟日報事業社出版部



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ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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