この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今日のニュースのハイライトと言えばこれでしょ。
●チリ落盤、作業員33人全員生還
(2010年10月14日 5時38分 共同通信)
よかったですね。
当方なども鉱山の町で育ちましたから、人ごとと思えず「今日」を
待ちましたよ。
実際は<採掘>する、純粋に「鉱山」の方ではなかったのですが、
採掘鉱山からは、10キロほど下った辺りにあった鉱石を精錬して
粗銅を生産する工場のあたりで育ったのでした・・・。
上の鉱山に従業員とその家族が住む街があり、下にも掘った鉱石を
精錬して粗銅を生産する工場と、それに従事する従業員とその家族
が暮らす街がありました。
上にも小学校、中学校、下の街にも小学校、中学校があり、別の
学区を成していました。
やはり地下深く坑道を潜り、<板子一枚下は、地獄>のような
現場での作業でしたでしょうから、自ずから日々の暮らしに
現われる<気質>は、下の街に住む者とは違って来ていたようです。
そりゃ、そうでしょう。
今日は元気に帰っても、明日は落盤であの世行きになるかも知れない。
誰にもその運命は判りません。
社宅を一歩出て、空を見上げれば空が三角に見えた、という。
狭い平地に張り付くように立つ社宅街には、周りの山々が迫って
来るような場所ですから、晴れていても日が射すまでには時間が
かかり、朝のうちは晴れなのか、曇りなのか咄嗟には分からない
ような場所だったそう。
そのような環境ですから、暮らしは刹那的で、当方が子供の頃に
会ったおじさんは、「毎日が刺し身で晩酌」だそうで、羨ましく
思ったものです。
まだどこにも、学校プールなど無かった時代、この鉱山の街の
学校には唯一プールがありました。
当方など、夏の一日わざわざバスを仕立てて、この学校のプール
まで<水泳訓練>に行ったもの。
ま、そのぐらい国策としても優遇されていたのでしょうね。
採掘する鉱山が、危険と隣り合わせの職場であることはまちがいが
ないところですが、その鉱石を溶鉱炉で溶かし粗銅を生産する職場
だって、銅鉱石を1500℃から1700℃で溶解させるのですか
ら、これはこれで大変に危険な職場であることに違いはありません。
当方が小学校の6年生のことでした。
季節は忘れましたが、午後の2時か3時頃。
同じクラスの女の子のお父さんが、クレーンから溶鉱炉が外れたか
何かで、ドロドロに溶けた粗銅の溶融液を被って殉職された事故が
ありました。
被害者は、溶鉱炉付近で作業をしていた方3名ほどだったか!?
1700℃の前では、人間は蒸発してしまうほどらしいのですが、
その時の詳しい状況は子供でしたからまったく不明です。
今では、家族からの連絡を受けたその女の子が、その時どんな顔を
したのか、どう教室から出て行ったのか、まるで記憶がないのですが、
後日その子の不憫さを子供ながらに思ったことでした。
そんなこともあって、チリ落盤事故の救出で、先陣を切って救出
されたフロレンシオ・アバロスさん(31)を涙で迎えたバイロン君(7)の
喜びをほんとにほんとにうれしく、テレビ画面を食い入るように
見つめた昨日でしたね。
そして今日には33人全員が生還。
いい日となった今日でした。
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●チリ落盤、作業員33人全員生還
(2010年10月14日 5時38分 共同通信)
よかったですね。
当方なども鉱山の町で育ちましたから、人ごとと思えず「今日」を
待ちましたよ。
実際は<採掘>する、純粋に「鉱山」の方ではなかったのですが、
採掘鉱山からは、10キロほど下った辺りにあった鉱石を精錬して
粗銅を生産する工場のあたりで育ったのでした・・・。
上の鉱山に従業員とその家族が住む街があり、下にも掘った鉱石を
精錬して粗銅を生産する工場と、それに従事する従業員とその家族
が暮らす街がありました。
上にも小学校、中学校、下の街にも小学校、中学校があり、別の
学区を成していました。
やはり地下深く坑道を潜り、<板子一枚下は、地獄>のような
現場での作業でしたでしょうから、自ずから日々の暮らしに
現われる<気質>は、下の街に住む者とは違って来ていたようです。
そりゃ、そうでしょう。
今日は元気に帰っても、明日は落盤であの世行きになるかも知れない。
誰にもその運命は判りません。
社宅を一歩出て、空を見上げれば空が三角に見えた、という。
狭い平地に張り付くように立つ社宅街には、周りの山々が迫って
来るような場所ですから、晴れていても日が射すまでには時間が
かかり、朝のうちは晴れなのか、曇りなのか咄嗟には分からない
ような場所だったそう。
そのような環境ですから、暮らしは刹那的で、当方が子供の頃に
会ったおじさんは、「毎日が刺し身で晩酌」だそうで、羨ましく
思ったものです。
まだどこにも、学校プールなど無かった時代、この鉱山の街の
学校には唯一プールがありました。
当方など、夏の一日わざわざバスを仕立てて、この学校のプール
まで<水泳訓練>に行ったもの。
ま、そのぐらい国策としても優遇されていたのでしょうね。
採掘する鉱山が、危険と隣り合わせの職場であることはまちがいが
ないところですが、その鉱石を溶鉱炉で溶かし粗銅を生産する職場
だって、銅鉱石を1500℃から1700℃で溶解させるのですか
ら、これはこれで大変に危険な職場であることに違いはありません。
当方が小学校の6年生のことでした。
季節は忘れましたが、午後の2時か3時頃。
同じクラスの女の子のお父さんが、クレーンから溶鉱炉が外れたか
何かで、ドロドロに溶けた粗銅の溶融液を被って殉職された事故が
ありました。
被害者は、溶鉱炉付近で作業をしていた方3名ほどだったか!?
1700℃の前では、人間は蒸発してしまうほどらしいのですが、
その時の詳しい状況は子供でしたからまったく不明です。
今では、家族からの連絡を受けたその女の子が、その時どんな顔を
したのか、どう教室から出て行ったのか、まるで記憶がないのですが、
後日その子の不憫さを子供ながらに思ったことでした。
そんなこともあって、チリ落盤事故の救出で、先陣を切って救出
されたフロレンシオ・アバロスさん(31)を涙で迎えたバイロン君(7)の
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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