真の法律家を見たひととき。

●健康食品「送りつけ」高齢者に購入迫る手口急増
（２０１２年１２月２３日（日）１２時３８分配信　読売新聞）

注文もしていない健康食品を送りつけられ、購入を迫られる
高齢者トラブルが、昨年の２倍を越える被害だそうだ。
 
以前には、歳が押し詰まって、クズの蟹やら、腐れ寸前
のカマボコを送ってくる同様手口もあったりしたから、ご用心、
ご用心。
 

それにしても、頼んでもいないサプリメントに７万５０００円とは、
何とも悪ドイ手口だ。
年金生活で高額商品を買う余裕などないというのに、事前に
一旦出てしまった電話が、「契約の電話」だったり、「配達日の
調整もした・・・・」と言い張り、お年寄りの善意だの、勘違いを
イイコトに、トンだ悪行三昧。



当方の経験則からしても、この手の手口に引っ掛かる可能性は、
何も高齢者に限ったことではないので、注意が必要だ。

先日には、県警のメールで、我が卒業高校の名簿が出回ってい
るらしくて、＜オレオレ詐欺＞注意喚起の報が流れた。
家人にも、当方の留守中のコトがあるので、その旨伝えたばかり。
 

数年前には、アマゾンの中古本業者の中にその手の輩がいたら
しくて、廃棄物関係の専門書を頼んだのにそれは送って来ず、
ほぼ１ヶ月ほどは、朝・昼・晩と日に４回ほども送金督促のメールが
来続けた。 最初の２，３通はプリントアウトしたが、どうせ向こうも
自動送信しているのだろうと、タカを括って、それからは、来るたび
にその着信時間のメモを取り続けたものだ。

ことの仔細は忘れたが、ネットエロ番組の視聴料の類だったか。
 
昔、単身赴任のサラリーマン時代には、ネットのそんなページに行
ったこともあって、１度など電話請求が十何万などというのを払いに
行ったこともあったから、それからは『身に覚えが無い』のは、自分が
よーく判っているもので、強い！！
 

数年前には家人宛、その手の有料番組の請求書未払いで、架空
の裁判所への出頭命令ハガキが来たこともあった。家人はエラク不安
がったが、完全無視で沙汰止みに・・・・。


今度は、おととしの年始、１月５日仕事始めのその日の昼ごろのこと。
一本の電話。
やはり、有料番組の支払いが未払いになっている、との電話で・・・。
 

こちら、全然そんなコトは一切ないもので、怒り心頭！！
内容を訊くより何より、むかっ腹が立って「何やってんだァ、馬鹿
やろう！！」

そうしたら、向こうもシゴト初めだったのでしょうね。
「何だとォーーー、ぶっ殺すぞォーーーー！！」

ったく、ゴマのハエには困ったもので・・・・・。
 

また、今年の１１月末に入ったメール。
＜中学の同窓会のお知らせ。＞　　幹事の中西さんから
だそうで。
アタクシの中学の同窓生には中西さんはいませんか
ら、無視。
＜参加、不参加＞を教えてとのことでしたけれど、どうい
う魂胆からなのでしょうね。この種のメールは？？？？
「私のところへのメール、何かの間違いでは？」なんて、
返事してしまうと何かが起こる？



１９日（水）に、全５回にわたる「交通事故」に関する市民講
座が終わった。
なかなか有意義な講座でしたが、その講師をしていただいた
弁護士さんが、もともとの専門分野は消費者問題。

講義の合間に、消費者問題の事例にも触れて勉強になったが、
最終回の中で、ご自分の裁判のエピソードも話されていたのだ
が、＜腕の立つ＞弁護活動は、相手の悪徳業者側にも恐れら
れ、時には小切手で３０００万だの１０００万円だののヘッドハン
ティングの触手も動く由。

その誘惑を撥ね退け跳ね退け、すっくと立つ位置は「消費者保護」。
 
シンと静まり返った講義室で、老弁護士の、誘惑に負けずに立つ
のには「自分の理念」「信念」しかないのだと言ったときには、期せ
ずして受講者から拍手が沸き起こりました。

イイ年をした当方でしたが、この話に思わず涙が零れ落ちそうに
なりましたね。民間法曹に生きる真の法律家を、目の当たりにし
たひとときでした。
 


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