この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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ブログもいろいろ。士業の方々のを見てもまさに千差万別ですね。
若い受験生の興味をそそる、<業>の周辺の話題に特化したものの方が
比較的ランクアップが図れるようですし、日々の仕事の周辺を書いている
ブログも人気が高いようです。
当方など、受験のこと、資格周辺のアレコレを書くのも自分には進歩が
生まれないように感じてしまうこともあり、またそれより何より自分が常に<現在進行形>である・・・というスタンスもあって、興味が先にあるため足元の事ばかり書く気にはなれません。
また一方生々しい日々の業務周辺のことを書くというのも、つい<立ち入って書くいさみ足>のリスクも出て来そうで何とも・・・・。
そんなこんなで、日々一貫性のない、行き当たりバッタリ、のブログを続けてゆくことになるのですね。
今日は■上坂冬子著『抗老期 体力・気力・記憶力と闘う』講談社+α新書
なる本に目を通した。(途中)
高齢者介護関連にも関心があるため、単純にタイトルから手に取ってみた本でありましたが、生半可な本ではありませんでしたね。
ひ弱に高齢者期を綴るようなものではなく、中身はエッセイの類といいながら、骨太な、正当派知識人の重厚な”作品”たるものでありました。
久々簡潔で正鵠を射た、日本の文脈に触れたような感じがしました。
さて、ここから下世話な話題に入りますが、脚本家市川森一氏のことを書いた部分がありました。最近大分涙もろくなって来ている当方なのですが、ここでも泣かされました。
上坂氏がNHKテレビで見たという市川さんの番組。彼の故郷諫早を訪ねた紀行番組であったそうですが、彼は3つ年下の妹と、結核で入院していた母親を見舞いに長崎まで通った話であったらしい。
母親は34歳だったとか。市川さんは電車の中で窓に息を吹きかけ、指で絵を描きながら、妹に話を聴かせて通ったといいます。
「一つの窓を絵で埋めつくすと隣の席に移って、最後の窓まで描きつくしたころ長崎に着いたものです」(同書から)
帰り際に、病棟を見上げると母親が窓からリンゴを投げてくれたという。市川さんが帽子でそれを受け止めようとしたそうですが、外れてリンゴはくだけてしまう。
「あとで、あれを受け止めていたら母の命はのびたかもしれないと思ったりしましてね」(同書から)
著者の上坂さんは『以前に比べると感情の起伏のにぶった私だが、一行の無駄もない上質の随想のような、こんな番組を見たときだけテレビの前で涙ぐむ。』と結んでいます。
芥川龍之介の『蜜柑』とか、宮崎駿の『となりのトトロ』。やはりお母さんが病気で七国山病院に入院していて、サツキとメイの二人が、お父さんの自転車に乗せられて面会に行った『となりのトトロ』の風景と重なり合って、号泣させられた今日でしたね。
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長いのを最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
♪『かあさんの歌』
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生まれないように感じてしまうこともあり、またそれより何より自分が常に<現在進行形>である・・・というスタンスもあって、興味が先にあるため足元の事ばかり書く気にはなれません。
また一方生々しい日々の業務周辺のことを書くというのも、つい<立ち入って書くいさみ足>のリスクも出て来そうで何とも・・・・。
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高齢者介護関連にも関心があるため、単純にタイトルから手に取ってみた本でありましたが、生半可な本ではありませんでしたね。
ひ弱に高齢者期を綴るようなものではなく、中身はエッセイの類といいながら、骨太な、正当派知識人の重厚な”作品”たるものでありました。
久々簡潔で正鵠を射た、日本の文脈に触れたような感じがしました。
さて、ここから下世話な話題に入りますが、脚本家市川森一氏のことを書いた部分がありました。最近大分涙もろくなって来ている当方なのですが、ここでも泣かされました。
上坂氏がNHKテレビで見たという市川さんの番組。彼の故郷諫早を訪ねた紀行番組であったそうですが、彼は3つ年下の妹と、結核で入院していた母親を見舞いに長崎まで通った話であったらしい。
母親は34歳だったとか。市川さんは電車の中で窓に息を吹きかけ、指で絵を描きながら、妹に話を聴かせて通ったといいます。
「一つの窓を絵で埋めつくすと隣の席に移って、最後の窓まで描きつくしたころ長崎に着いたものです」(同書から)
帰り際に、病棟を見上げると母親が窓からリンゴを投げてくれたという。市川さんが帽子でそれを受け止めようとしたそうですが、外れてリンゴはくだけてしまう。
「あとで、あれを受け止めていたら母の命はのびたかもしれないと思ったりしましてね」(同書から)
著者の上坂さんは『以前に比べると感情の起伏のにぶった私だが、一行の無駄もない上質の随想のような、こんな番組を見たときだけテレビの前で涙ぐむ。』と結んでいます。
芥川龍之介の『蜜柑』とか、宮崎駿の『となりのトトロ』。やはりお母さんが病気で七国山病院に入院していて、サツキとメイの二人が、お父さんの自転車に乗せられて面会に行った『となりのトトロ』の風景と重なり合って、号泣させられた今日でしたね。
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プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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