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●本格的な”そば打ち"を楽しめるホビー商品「そば打ち名人」
タカラトミーモールなどで10/23発売
(2014年10月07日14時37分 はてなニュース)
リタイアした団塊の世代の男性を中心には、今なお趣味とし
ての「そば打ち」人気が衰えないようだ。
ちょうど釣り好き男と同じように、このそば打ちも道具に
コダワリ、奥深い打ち方の薀蓄にのめり込むお方も多い。
そう言えば、時あたかも10月も初旬を過ぎようとしていて、
もういくつ寝ると「年賀状」の季節だ。
いつもながら、いただく年賀状の中にこの「そば打ち」を
始めた・・・・なんて添え書きを読まされるのだが、来年の
それにもあるのだろうね。
いつのころからか、ここ茨城の常陸秋そばが有名になり、ブ
ランド力を付けて来たのだが、当方などは、食い物のいちいち
にさほど拘るほどのこともないもので、<そばひとつで、何を
有難がっているのか?>皆目わからない。
いや、麺類、中でもそばは大好きな方だから、ウマいそばか、
ウマくないそばかは、食べてみればわかるが、「麺類好き」は
その時メシものでなくて、そばが食えればイイのであって、
別段真っ白に近い常陸秋そばでなくても、駅のホームの立ち食い
そばだって構わない方なのだ。
たかが「食い物」に、ハハァっと有難がる必要はないと思う方
だ。
「スミマセン、あの、たばこ置いてます?」
「いや、 ねェ。」
「ウチは、寿司屋だもんで・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・」
昔、ある寿司屋での会話だが、世間が持ち上げた結果がこんな
カン違い職人を生むことになった。
そば屋もどうかエラくなったりしないよう、祈るばかりだ。
さてさて、上記にリンクした記事。
ニッポンの少子高齢化は、誠に深刻なんだな、とヒシヒシと感じた
記事であったが、子供が少ない現実の中、玩具メーカーが生き残り
を懸けた窮余の策が、かつてなら女児用のおままごとキッチンセット
を作っていれば良かったものを、マジ社運を懸けて、「ジイジ用」
ヒマつぶし実用商品を開発したのだね。
いいアイディアだと思うね。
本格的「そば打ち」修業を目指す考えなど、これっぽっちもない
おヒマなジイジ用には恰好のおもちゃだもの。
価格が4600円で、ざるそば1枚ぐらいが作れてしまうスグレもの。
そば打ちなど考えてみたこともないアタクシでも、触手が動くものね。
この記事を見たもので、そう言えば・・・・と本箱の隅を探して
■残間里江子著『それでいいのか蕎麦打ち男』新潮社 というのを
取り出して、午後から読んでしまった。
3月末から事務所整理に時間を懸けたから、いやはやスグにこの本が
探せた。
<そば打ちを始めた・・・>という年賀状を貰うたび、それでイイの?と
思うことが多くて、タイトルに惹かれ買ったもので、実はツンドクに
終始していたのだが、今日の記事が読むキッカケになった。
この本の趣旨は、今老境に入る団塊の世代にムチを入れる応援歌に
貫かれていて、当方の「それでイイの?」という疑問とは符合するの
だが、本人も書いている通り、直接に<そば打ち男>衆を腐すような
文面はどこにもなかった。
中に『素人そば打ち名人戦』なる、そば打ち趣味人の最高峰の大会の
エピソードも紹介されていて、涙ぐましい努力の末の名人位を勝ち得る
話があるのだが、そばを打ってお金に変えるというプロとは格段に異な
るということを弁えて趣味を追求しているのだそうだ。
しかしね・・・・。
ある由緒正しい有名神社に、ある名家の名代として参拝した折、一般
の参拝客など入れるところではない神社の広間に通され、そこで、宮司
さんの趣味という「そば打ち」で昼食のそばを打ったもので、食べて
行かれるように・・・とご招待があり、およばれしたことがあった。
別段予期していなかったことで、昼食は帰りがけにどこかに寄ればイイ
と思っていたところの引き留め。
名代だからこれも仕事のウチで、渋々ご相伴に預かったのだったが、これ
は凄かった・・・・・。
ブツブツと途中で切れたコマ切れ状のそばで、ツユがまた、不味かった。
食い物でごちゃごちゃ言う方ではない、と先に書いたが、マズいのなんの
って、水泳の岩崎選手じゃないが、「今まで生きて来た中で、一番美味かな
い」そばだった・・・。
落語で大店の旦那さんが、使用人を集めて習っている義太夫を「無理やり
聴かせる」拷問のようなクダリがあるが、趣味のそば打ちも、金が取れる
より何より、他人様に食わせるレベルに達していない「おっそろしい」も
のが存在していることを知った日だったのだ。
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残間さんは、学校卒業後静岡放送のアナウンサーに合格。社会人としての
スタートを切る。
地方の放送局なのに、採用が3名に対し1500名以上の応募。実に550
倍の倍率だったと。
テレビに出ている時も、ヤナ女だなと見ていたのだが、上記のような嫌味な
ことを臆面もなく書いてヤな女ぶりがチラッとでた。(書中、ココだけ。)
だが、読んではキャリアウーマン(古い?)としての、負けん気、ヤル気が
ほとばしり、首肯するところも多い本だ。
団塊の世代に、『このまま朽ちるな!』とアジり、『「動け」「移れ」「塊れ」
「突出しろ」「キレイになれ」と叫び、何と言っても大事なのが「働きたい
人は働き続けよ」』と。
出版から9年経つ本だが、言っている思いは決して褪せてはいない。
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日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。