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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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25日(木)に、当ブログで<久々に山行きの準備>などと書いたら、
昨日には、ふいに御嶽山噴火のニュース。

いや、びっくりしました。



それからは、昨日もニュースのたびにテレビを覗いたのだが、予
定の放送枠をはずれて、延々と特別番組的にニュース枠延長の形
となり、人的被害でも大きいことが判明されだして、一日経った
今日先ほどのニュースを見ては、もう、絶句だった・・・・。

●御嶽山で30人超が心肺停止
(2014年9月28日(日)14時25分配信 共同通信)



それにしても驚かされたのは、頂上直下にいた若い登山者が、噴火
直後にスマホか何かで撮影し、即、動画サイトに投稿したという映像
であった。
自らが予期せぬ噴火に遭遇し、慌てふためきながらも撮影して、避難
行動を取りながらも、ほどなくそれを、投稿サイトにアップしてしま
うというその即時性というか、メディア駆使能力。
ビックリしましたな。
おっさんとしては、驚き以外のなにものでもなかった。

そりゃ、東日本大震災の津波の模様や、ゲリラ豪雨の浸水現場での状
況やら、突然の竜巻の映像やら、こういう瞬時の決定的映像を捉えた
ものを見せられて来てはいるのだが、今までの映像は、どちらかと言
えば、撮影者の安全はまだ保障されている場面が想像出来たのだが、
昨日の噴火の場合は、自分の安全もままならない中での撮影だったの
だし、その後の困難な避難行動の中でも「動画投稿サイトへ、アップ
しなきゃ!」という神経が凄い。

しかも、さしたる使命感とかではなく、<居合わせたというノリ>での
ことだったと思うのだが。

それにして素人投稿ながら、現場に居合わせた臨場感、火山噴火の切迫
感、恐怖感が十分過ぎるほど伝わった。動画の威力がまざまざ。


一方、手元の毎日朝刊は、たまたま御嶽に登山中だった長野県伊那市の
写真家・津野祐次さん(68)撮影の写真を掲載。
一面の写真一枚は、画面中央に斜め45度の御嶽の斜面、そのバックの
空にもうもうと立ち上がる噴煙。手前に走る小学生らしき男児。その子
は走りながら後ろのお父さんを心配げに振り返る。お父さんは一点、避
難しながら子どもの背中を追っている・・・。
写真に目を凝らせば、縦列で山を下る豆粒のような登山者が10人以上も
見える。
先の父親の後ろには、ストックを立て、もうもうとした噴煙を暢気そうに
見やる男性ひとり。写真のキャプションに午前11時53分とある。

新聞の4面には、別の複数の撮影者による、5枚の写真が掲載されている。
噴火前の午前11時52分の頂上付近の写真。何事もない青空いっぱいの
山頂を仰ぎ見るカット。そして、同11時53分噴火直後の移動した場所
からのカット。立ち上るキノコ雲のような噴煙。写真の手前の登山者は
頂上を降りて来て、後ろの噴煙にはまだ気づいていない・・・。

先の父子の写真。新聞中面の写真。
いずれも、当たり前だが写真だから「静止画」だ。

しかし、動画以上に、迫るものがあり、インパクトは大きい。

午前11時52分の時と、11時53分以降のそれぞれの「運命」が分岐
する直前と。
どうぞ皆様のご無事をと祈るほかない。


●富士山や桜島は大丈夫か 御嶽山「突然の爆発」で心配になる
(2014年9月28日(日)11時44分配信 JーCASTニュース)




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誰もこういう事態に遭遇すると思っては、登っていないものな。
下界より早い紅葉と青空、最高のコンディションのはずだった。


自分が御嶽山に登っていないことは分かっていたが、この山が
どの辺にあるのかと思い、地図を探してみたが、それも見当た
らない。

しばらく歩っていないからカンも狂って、山と高原地図シリー
ズ(昭文社)を探してみたら、「2白馬岳・北アルプス」周辺にも
なくて、「7御嶽山」と1冊独立して出版されていた。
道理でないわけだ。


昭文社の「分県地図20 長野県」を見てみると、岐阜県との県境
に聳えている。南アルプスの木曽駒ケ岳より90キロほど西方だ。

木曽駒には登ったが、御嶽山を山座同定した記憶がない。件の
山と高原地図「9木曽駒 空木岳」付録の案内書には「すぐそばには
・・・・・・・、手にとるように近くに見える。」とある。
そうか、「近くに見えた」か!?


それにしても、日本には110の活火山があるという。行った中で
は、浅間山はハナから入山禁止になっていて、外輪山の黒斑山登山
で浅間を登ったことになっていた。
途中には、気象庁の噴火監視カメラが設置されていて、その脇の小
道を通ったが、外輪とは言え浅間が目の前に広がり、その時でも、
一旦噴火に遭遇すればアウトとは思って通った記憶がある。


那須岳のひとつ、茶臼岳に登った折には、常時小さな噴気口から蒸気
が排出され、その音がジェット機の噴気ノズルのような激しく大きな
音を立て、何とも不気味だった。
この時も、一旦噴火や、水蒸気爆裂に遭ってしまったらどうしたらよい
か?そう思ったものだったが、今回の御嶽山の事態で、活火山登山は
避けねばならないと思った。


今日のニュースを見て、■深田久弥『日本百名山』新潮社の「60御嶽」
を読んでみたが、この山の静かで凛とした雄大さは、惹きつけるものが
あった。
古くからの宗教登山の山でもあった御嶽の、昨日の咆哮、猛々しい本性
は、深田の文のどこからも想像出来なかった。




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ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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