忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[1781] [1780] [1779] [1778] [1777] [1776] [1775] [1774] [1773] [1772] [1771]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



25日(木)に、当ブログで<久々に山行きの準備>などと書いたら、
昨日には、ふいに御嶽山噴火のニュース。

いや、びっくりしました。



それからは、昨日もニュースのたびにテレビを覗いたのだが、予
定の放送枠をはずれて、延々と特別番組的にニュース枠延長の形
となり、人的被害でも大きいことが判明されだして、一日経った
今日先ほどのニュースを見ては、もう、絶句だった・・・・。

●御嶽山で30人超が心肺停止
(2014年9月28日(日)14時25分配信 共同通信)



それにしても驚かされたのは、頂上直下にいた若い登山者が、噴火
直後にスマホか何かで撮影し、即、動画サイトに投稿したという映像
であった。
自らが予期せぬ噴火に遭遇し、慌てふためきながらも撮影して、避難
行動を取りながらも、ほどなくそれを、投稿サイトにアップしてしま
うというその即時性というか、メディア駆使能力。
ビックリしましたな。
おっさんとしては、驚き以外のなにものでもなかった。

そりゃ、東日本大震災の津波の模様や、ゲリラ豪雨の浸水現場での状
況やら、突然の竜巻の映像やら、こういう瞬時の決定的映像を捉えた
ものを見せられて来てはいるのだが、今までの映像は、どちらかと言
えば、撮影者の安全はまだ保障されている場面が想像出来たのだが、
昨日の噴火の場合は、自分の安全もままならない中での撮影だったの
だし、その後の困難な避難行動の中でも「動画投稿サイトへ、アップ
しなきゃ!」という神経が凄い。

しかも、さしたる使命感とかではなく、<居合わせたというノリ>での
ことだったと思うのだが。

それにして素人投稿ながら、現場に居合わせた臨場感、火山噴火の切迫
感、恐怖感が十分過ぎるほど伝わった。動画の威力がまざまざ。


一方、手元の毎日朝刊は、たまたま御嶽に登山中だった長野県伊那市の
写真家・津野祐次さん(68)撮影の写真を掲載。
一面の写真一枚は、画面中央に斜め45度の御嶽の斜面、そのバックの
空にもうもうと立ち上がる噴煙。手前に走る小学生らしき男児。その子
は走りながら後ろのお父さんを心配げに振り返る。お父さんは一点、避
難しながら子どもの背中を追っている・・・。
写真に目を凝らせば、縦列で山を下る豆粒のような登山者が10人以上も
見える。
先の父親の後ろには、ストックを立て、もうもうとした噴煙を暢気そうに
見やる男性ひとり。写真のキャプションに午前11時53分とある。

新聞の4面には、別の複数の撮影者による、5枚の写真が掲載されている。
噴火前の午前11時52分の頂上付近の写真。何事もない青空いっぱいの
山頂を仰ぎ見るカット。そして、同11時53分噴火直後の移動した場所
からのカット。立ち上るキノコ雲のような噴煙。写真の手前の登山者は
頂上を降りて来て、後ろの噴煙にはまだ気づいていない・・・。

先の父子の写真。新聞中面の写真。
いずれも、当たり前だが写真だから「静止画」だ。

しかし、動画以上に、迫るものがあり、インパクトは大きい。

午前11時52分の時と、11時53分以降のそれぞれの「運命」が分岐
する直前と。
どうぞ皆様のご無事をと祈るほかない。


●富士山や桜島は大丈夫か 御嶽山「突然の爆発」で心配になる
(2014年9月28日(日)11時44分配信 JーCASTニュース)




人気ブログランキング       
ランキングに参加中、よろしくお願い致します。

誰もこういう事態に遭遇すると思っては、登っていないものな。
下界より早い紅葉と青空、最高のコンディションのはずだった。


自分が御嶽山に登っていないことは分かっていたが、この山が
どの辺にあるのかと思い、地図を探してみたが、それも見当た
らない。

しばらく歩っていないからカンも狂って、山と高原地図シリー
ズ(昭文社)を探してみたら、「2白馬岳・北アルプス」周辺にも
なくて、「7御嶽山」と1冊独立して出版されていた。
道理でないわけだ。


昭文社の「分県地図20 長野県」を見てみると、岐阜県との県境
に聳えている。南アルプスの木曽駒ケ岳より90キロほど西方だ。

木曽駒には登ったが、御嶽山を山座同定した記憶がない。件の
山と高原地図「9木曽駒 空木岳」付録の案内書には「すぐそばには
・・・・・・・、手にとるように近くに見える。」とある。
そうか、「近くに見えた」か!?


それにしても、日本には110の活火山があるという。行った中で
は、浅間山はハナから入山禁止になっていて、外輪山の黒斑山登山
で浅間を登ったことになっていた。
途中には、気象庁の噴火監視カメラが設置されていて、その脇の小
道を通ったが、外輪とは言え浅間が目の前に広がり、その時でも、
一旦噴火に遭遇すればアウトとは思って通った記憶がある。


那須岳のひとつ、茶臼岳に登った折には、常時小さな噴気口から蒸気
が排出され、その音がジェット機の噴気ノズルのような激しく大きな
音を立て、何とも不気味だった。
この時も、一旦噴火や、水蒸気爆裂に遭ってしまったらどうしたらよい
か?そう思ったものだったが、今回の御嶽山の事態で、活火山登山は
避けねばならないと思った。


今日のニュースを見て、■深田久弥『日本百名山』新潮社の「60御嶽」
を読んでみたが、この山の静かで凛とした雄大さは、惹きつけるものが
あった。
古くからの宗教登山の山でもあった御嶽の、昨日の咆哮、猛々しい本性
は、深田の文のどこからも想像出来なかった。




PR



コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]