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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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最近聴いた話です。

1月の末に、ある会社の社長さんが、お亡くなりになったのだそう
です。


一日一日というのはあっという間ですから、程なく葬式直後に後継者
問題が解決しても、正式な登記依頼は、結局死亡日から数えて2週間を
過ぎてしまいました。

その頃になると、銀行口座関係は凍結されますし、取引関係でもいろ
いろと深刻な問題が表面化してきます。

そして、遺された人々が粟を食って、慌て出します。

電話を取れば、息も絶え絶えな声で「まだか?」「まだか?」の
縋るような催促になってしまったようで。


登記申請など状況を読み素早く対応した後は、お役所から
「出る」のを待つしかないのですけれど・・・・。




家族なら、臨終間近の身内がいれば、その枕元に付き添ってあげるこ
とは、人間として当然のことでしょう。

それは重々承知の上で申し上げますとね、もう数日前に<助からない>
ことがはっきりしてきた時点では、遺された人の中での「柱になる」
立場の方は、頭の片隅で冷徹に<次の手>も考える思慮も必要に思う
のです。


事業をしているご家庭は勿論ですが、ごく一般的なご家庭でも、ご主人
がお亡くなりになるような場面では、葬式代はじめまずは当座に必要な
お金が銀行から下ろせなくなる・・・、そんな事態も発生してしまう
のです。


ゆとりを持って、身内を送り出して上げることは、故人への何よりの
はなむけとなるはずなのですから、それから、故人の一生がかけがえの
ない人生であったことを、最後に結んであげるのは、残された者の
務めでもあると思いますから、そのためにも、亡くなる直前一週間位
の時期に、残された人の中の<柱となる人>の冷静な行動が必要とな
るのです。



それから、世の社長さんがたに申し上げて置きますと、誰も自分の
居なくなった後のことは考えたくはないとは思いますが、それでも、
<先々のこと>を考えて置くことは、絶対必要ですね。

■松木謙一郎著『中小企業のための 事業承継の進め方』日経文庫
■野村朋永他著『社長!あなたが死んだら会社はどうなる?』出版文化社

事業承継の本は、たくさん出ておりますから、本屋さんで選んでちょ
っとは、先々のことを考える一助としてみては如何でしょう。


先の会社の場合、お葬式は前社長に恥を掻かせない立派なものに
なったとのことですが、その後、登記やら許認可変更やらで4週間が
あっという間。その間の資金の遣り繰りが大変だったようですね。

やはり「先読み」の冷静な判断が、遺された人の中の「柱になる人」
には求められるようです。



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男性
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行政書士
趣味:
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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