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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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●読売新聞 編集手帳 (2010年8月17日付)


昨夜は、当ブログにダラダラ書きすぎて、反省しております。
今日は短く。



今朝の編集手帳は、映画『孤高のメス』に触れている。
当方も観た映画なので、やはり取り上げられると嬉しい。



上記記事の趣旨とは、全然違う話で恐縮だが、先日NHK衛星放送
で山崎豊子原作の映画『白い巨塔』を観る機会があった。

長年の中には当然、観るチャンスはあったのだが、社会派問題作な
どと銘打った重々しい触れ込みから、自分の中では意識的に観ない
で来ていた。

主人公の社会の最下層から這い上がる凄まじい上昇志向、そして
これまた凄まじいばかりの権力欲。
権謀術数渦巻き、喰うか喰われるか、伏魔殿のような大学医学部
の実態。


物語は、薄っぺらな正義の視座からの、財前教授の成功と挫折などと
いう結末は作らない。周到で徹底した悪は、没落などせず、脈々と
その地歩を固め、社会を支配してゆく。

正義感と薄っぺらいヒューマニズムに溺れるものは、足元を着実に
救われ、大学を去ってゆくしかなかった。


青ざめて大学を振り帰れば、そこには、白い巨塔がそびえるばかり
だった。


現実には、『孤高のメス』より『白い巨塔』の圧倒的リアリズム
に愕然と思い当たるのだ。



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 映画『白い巨塔』撮影時、主演の田宮二郎の年齢は、実に31歳
 だったという。

 今の時代の同年齢に較べて、如何に「精神的成熟度」が高いことか。
 それゆえのスターであったのかも知れないが、その後「モラトリアム
 の時代」と言われて久しいが、そういった社会風潮とも無縁では
 ないのでしょうね。

 
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日本自然保護協会・自然観察指導員
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日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
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