この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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尖閣問題では、日本側は石原都知事の島購入騒ぎを
ブロックするためだけの「国での取得」だったつもりが、
思いの外の中国の実力行使まで含む猛反発。
野田首相は、褒められるかナ?と思っていたのに、この
騒ぎで目をシロクロ、「(猛反発は)想定外だった・・・。」
まだ、解決の方途は見えず、五里霧中。
だが、目一杯イキガル中国にしても、日本側の国民挙
げての反発は<想定外>だったのではないか。
平成元禄を謳歌し、ノーテンキ丸出しだったあの日本国民
が、今じゃ、<絆>なんて言われるまでもなく燃え出して
しまった感がある。
新聞テレビを見れば、櫻井よしこさんなど持ち出さなくても、
佐藤優さんやらも普段と違って燃えてます。
中国で学んだジャーナリスト・富坂聰さんあたりの言い方も
ま、<稼ぎ時>という計算があるのか知らんが、口調が
心地イイじゃありませんか。
論外は、あるテレビ番組で「アメリカがいいか、中国がいいか」
の立場を訊かれ「中国!!」と言った森永卓郎さん。
その理由を訊かれ「だって、上海にはメード喫茶が4つもある
んだよ・・・・・。北京にも・・・」後は忘れたが、番外!!
新聞の投書欄にも日中の今後を危惧する声が出たり、東京
新橋のサラリーマンの声にも「日本人の矜持」がありあり・・・。
●「尖閣紛争」の裏にある大切なこと
(WEDGE 9月27日(木)9時0分)
昨夜、■高田 拓『今、あなたが中国行きを命じられたらーー失
敗事例から学ぶ中国ビジネス』を読んでいたら、人口13億人の
中国をひとつの国と思ったら間違いだって。
面積が日本の26倍。全ヨーロッパの1.9倍の面積。一つの
省がヨーロッパの一国家なみの面積・人口と考えたほうがイイ
という。
よって、北京でオリンピックがあったが、北京だけのことであって、
上海やら他の省市には関係のないこと。それは、サッカーでの
2006年ドイツワールドカップが他のヨーロッパの国に関係がな
かったことと同じ感覚という。
北京語と広東語の違いは言語学的にはドイツ語とフランス語の
違いよりか相違点が大きいんだそうだ。
今読んでいるところは、著者が日本企業の中国法人の役員だった
ところから、「中国でのエリア戦略」の項なのだが、それにしても、
戦略を練るのに使おうと思う中国の国家統計局の「経済指標」の
表、省市別GDPの前年比の欄で各省市別には115%,117%
などと2ケタの伸びなのに、政府発表の国全体では108.7%
省市別にマチガイなく2ケタの伸びが、中国総合計では2ケタまで
行かない怪?
資料によっては、省市段階で余白の統計も多いという。ゆえに、
国合計欄が計算出来ない。
省市の経済発展が、幹部の昇格・昇任評価の基準になるため、
統計への介入・改ざんが絶えないという。
まあ、こう読んで来ると、明らかに体制やら風土が違う国で、
こっちが一つの国だから、向こうもそうだと思ってのハナシは
違うような気もしてくる。
●経済、格差、中央VS地方、ガバナンス、海外流失、エゴ、ネット
外国企業はおろか高級官僚や富裕層まで見切りをつけた中国
”壊死”の「7つの引き金」 文=富坂聰(ジャーナリスト)
(SAPIO 2012年9月19日号掲載
ニフティニュース 2012年9月24日(月)配信)
さて、上の高田さんの本と平行する形で読み初めている
のが■杉本信行『大地の咆哮ーー元上海総領事が見た中国』
(PHP)だ。
著者は、国内保守派から叩かれるチャイナスクールの一人。
上記高田さん推奨の本というので知ったのだが、外務省は
世界の地域別のスペシャリストを育成すべく、入省試験時に
英語、フランス語、中国語などの中から志望語学を選ばせる
という。それに沿って、入省後はその母国での語学研修が
始まる。
さしたる深い動機があったわけでもなかった杉本氏の中国での
語学研修は、京都大学を卒業した翌年、国交回復前の中国
北京で始まる・・・・・。
発展前の黄色い砂埃舞う北京から筆を起こし、まだ世界進出など
夢想だにしない共産中国の監視社会の日常のなか、外交官
の卵の奮闘が綴られ、ダッカでの日本赤軍によるハイジャック
事件での政府の身代金運びの職員、日中平和友好条約締結交渉
の裏方役など、経験を重ねながら、中国の現実をつぶさに見つめ
て、日中友好のために公私とも身を粉にして努めた様が書かれて
いる。
外交官として、中国の社会を見つめ、問題点もつぶさに観測して
来た視点は、日本国内で観念的に批判的にしか中国を論じられない
論者よりは説得的な面もあるように思う。
ただ、<ミイラ獲りがミイラに>という言葉あるように、理解が深い
故なのに、任地に軸足を置きすぎたように取られ、公費で暮らしな
がら「向こうにカタを持ちやがって・・・・・。」という苛立ち半分の
批判がチャイナスクールには向けられる。
北朝鮮脱北者のハンミちゃん家族が、中国の日本公館へ駆け込ん
だ際の、当時の阿南日本大使のケンモホロロな対応には、日本
人として、当方などもイラ立ったものだ。
さて、『大地の咆哮』の著者、杉本信行氏は、執筆後がんにより
57歳で死去。ただ、病を得ての退任間際には、日本国上海総領事
であって、上海領事館員自殺事件時の総領事でもあった。
●杉本信行 (ウィキペディア)
●チャイナスクール(ウィキペディア)
●上海総領事館員自殺事件(ウィキペディア)
●ブログ「アジアの真実」<上海総領事館員の遺書~国を守った
人物の残した意思~>
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ブロックするためだけの「国での取得」だったつもりが、
思いの外の中国の実力行使まで含む猛反発。
野田首相は、褒められるかナ?と思っていたのに、この
騒ぎで目をシロクロ、「(猛反発は)想定外だった・・・。」
まだ、解決の方途は見えず、五里霧中。
だが、目一杯イキガル中国にしても、日本側の国民挙
げての反発は<想定外>だったのではないか。
平成元禄を謳歌し、ノーテンキ丸出しだったあの日本国民
が、今じゃ、<絆>なんて言われるまでもなく燃え出して
しまった感がある。
新聞テレビを見れば、櫻井よしこさんなど持ち出さなくても、
佐藤優さんやらも普段と違って燃えてます。
中国で学んだジャーナリスト・富坂聰さんあたりの言い方も
ま、<稼ぎ時>という計算があるのか知らんが、口調が
心地イイじゃありませんか。
論外は、あるテレビ番組で「アメリカがいいか、中国がいいか」
の立場を訊かれ「中国!!」と言った森永卓郎さん。
その理由を訊かれ「だって、上海にはメード喫茶が4つもある
んだよ・・・・・。北京にも・・・」後は忘れたが、番外!!
新聞の投書欄にも日中の今後を危惧する声が出たり、東京
新橋のサラリーマンの声にも「日本人の矜持」がありあり・・・。
●「尖閣紛争」の裏にある大切なこと
(WEDGE 9月27日(木)9時0分)
昨夜、■高田 拓『今、あなたが中国行きを命じられたらーー失
敗事例から学ぶ中国ビジネス』を読んでいたら、人口13億人の
中国をひとつの国と思ったら間違いだって。
面積が日本の26倍。全ヨーロッパの1.9倍の面積。一つの
省がヨーロッパの一国家なみの面積・人口と考えたほうがイイ
という。
よって、北京でオリンピックがあったが、北京だけのことであって、
上海やら他の省市には関係のないこと。それは、サッカーでの
2006年ドイツワールドカップが他のヨーロッパの国に関係がな
かったことと同じ感覚という。
北京語と広東語の違いは言語学的にはドイツ語とフランス語の
違いよりか相違点が大きいんだそうだ。
今読んでいるところは、著者が日本企業の中国法人の役員だった
ところから、「中国でのエリア戦略」の項なのだが、それにしても、
戦略を練るのに使おうと思う中国の国家統計局の「経済指標」の
表、省市別GDPの前年比の欄で各省市別には115%,117%
などと2ケタの伸びなのに、政府発表の国全体では108.7%
省市別にマチガイなく2ケタの伸びが、中国総合計では2ケタまで
行かない怪?
資料によっては、省市段階で余白の統計も多いという。ゆえに、
国合計欄が計算出来ない。
省市の経済発展が、幹部の昇格・昇任評価の基準になるため、
統計への介入・改ざんが絶えないという。
まあ、こう読んで来ると、明らかに体制やら風土が違う国で、
こっちが一つの国だから、向こうもそうだと思ってのハナシは
違うような気もしてくる。
●経済、格差、中央VS地方、ガバナンス、海外流失、エゴ、ネット
外国企業はおろか高級官僚や富裕層まで見切りをつけた中国
”壊死”の「7つの引き金」 文=富坂聰(ジャーナリスト)
(SAPIO 2012年9月19日号掲載
ニフティニュース 2012年9月24日(月)配信)
さて、上の高田さんの本と平行する形で読み初めている
のが■杉本信行『大地の咆哮ーー元上海総領事が見た中国』
(PHP)だ。
著者は、国内保守派から叩かれるチャイナスクールの一人。
上記高田さん推奨の本というので知ったのだが、外務省は
世界の地域別のスペシャリストを育成すべく、入省試験時に
英語、フランス語、中国語などの中から志望語学を選ばせる
という。それに沿って、入省後はその母国での語学研修が
始まる。
さしたる深い動機があったわけでもなかった杉本氏の中国での
語学研修は、京都大学を卒業した翌年、国交回復前の中国
北京で始まる・・・・・。
発展前の黄色い砂埃舞う北京から筆を起こし、まだ世界進出など
夢想だにしない共産中国の監視社会の日常のなか、外交官
の卵の奮闘が綴られ、ダッカでの日本赤軍によるハイジャック
事件での政府の身代金運びの職員、日中平和友好条約締結交渉
の裏方役など、経験を重ねながら、中国の現実をつぶさに見つめ
て、日中友好のために公私とも身を粉にして努めた様が書かれて
いる。
外交官として、中国の社会を見つめ、問題点もつぶさに観測して
来た視点は、日本国内で観念的に批判的にしか中国を論じられない
論者よりは説得的な面もあるように思う。
ただ、<ミイラ獲りがミイラに>という言葉あるように、理解が深い
故なのに、任地に軸足を置きすぎたように取られ、公費で暮らしな
がら「向こうにカタを持ちやがって・・・・・。」という苛立ち半分の
批判がチャイナスクールには向けられる。
北朝鮮脱北者のハンミちゃん家族が、中国の日本公館へ駆け込ん
だ際の、当時の阿南日本大使のケンモホロロな対応には、日本
人として、当方などもイラ立ったものだ。
さて、『大地の咆哮』の著者、杉本信行氏は、執筆後がんにより
57歳で死去。ただ、病を得ての退任間際には、日本国上海総領事
であって、上海領事館員自殺事件時の総領事でもあった。
●杉本信行 (ウィキペディア)
●チャイナスクール(ウィキペディア)
●上海総領事館員自殺事件(ウィキペディア)
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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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