忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[1] [2] [3] [4] [5]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



交通事故自賠責保険の請求業務などをしておりますと、いろいろな
事案にぶつかります。


ある相談に来られた方の場合など、自宅から幹線道路に出るまでが極端に
狭い道で、それを承知していて、自分でも十分<気をつけて>いたそう。

ある朝の出勤時、そんなに出くわさないのにその時はだいぶ先に対向車が見えた。急いでいる車に見えたので、走ったまますれ違う危険を考えて、
自主的に手前で停車して<行かせて上げ>ようとしたそうです。

こちらは、なるべく行き易いように、左の路肩いっぱいに車を寄せて停車し、すれ違うのを待ってあげた・・・・。

自主的に・・・・・。


なのに、こともあろうに、それなのに交通事故が起こってしまった。


左の路肩一杯いっぱいに止まって、待ってあげていたというのに、
ブツかって来た!!


幸いにどちらにもケガはない事故でありましたが、降りてきた相手の
女性、「ユケツが・・・・、ユケツが・・・・・!」エラク焦っている
様子なので、住所と名前だけ確認して、その場は行かせてやったのだそう
です。


その夜に父親と訪ねて来た相手は、詫びるには詫びたらしいのですが、
父親は「何とか警察には届けず、穏便に・・・・。」という話だったそう。


それから程なくして、相手側からはまったく連絡が来なくなり、例によって、保険会社の担当が相手に。

保険屋さん曰く、「過失割合は20:80」の一点張り。


危険を予測し、予め停止していた車にぶつかって来て、あなたにも2割
の「過失!」
ブッチン!!して、当方事務所へ来たのだとか。


車両保険に絡む事故で、自賠責保険の範疇から逸脱していますから、
当方では受任しませんでしたが、車の一部破損程度の事故で、損害補償の
額も知れています。
2割の部分の金額だって、微々たるものなのですが、メンツというか、
<正義>というか、この部分で納得が行かなかったのでしょうね。

『裁判に賭けてもシロクロつけるっ!!』って、憤っておられましたが、
そのお気持ちも解ります。
相手の方も、保険会社に言ったことには、<あちらのおじサンの方も
走ってました・・・・>だそうですから、そりゃ、ブッチンするでしょう。


ところで、先の「ユケツが・・・・、ユケツが・・・・・。」ですけれど、最初私が聞いた時にも、何の事だか判りませんでした・・・・・。


実は相手さんは、看護師さんの女性で、その朝手術前に「輸血の準備」をするのに急いでいたようなのでした。
こちらだって出勤途上、相手さんも手術前に輸血準備に急いでいた看護師さん。どちらもその日の<役目>を全うしようとして急いでいた・・・。


それなのに巧まずして「交通事故」は起きてしまって、善良な両者に
行き違いが生じ揉めています。
こちらは五十代、人間的にも落ち着いている年代。だから、「止まって
あげたのに・・・・。」「相手だって走ってました・・・・。」ではツライよね。



一方、長崎市長が凶弾に倒れ、テレビが直後の現場から中継していたまさにその時、我が家の電話が鳴りました。

家人「○○さんだって!?・・・・」「ん?○○さん??誰れそれ?!」
いぶかしんで電話を取った私。

聞けば、2ヶ月ほど前示談が済んだお客さんでした。


夜警をしている職場に交通事故の相手さんが来て、示談はしたが調子が
悪いので「あと、○▲万円出してくれ!」と言われた、という。

緊迫した声で「どうしましょう?」と聞いてくる。


自賠責保険では、ココまでしか出ませんから、その辺で話を進めたら・・・と説明してあげたのに、やらなくていい金まで渡し、挙句にこんなコトに・・・・・・。

今回また金を渡せば、この先またセビラれることは明らかです。

毅然として!と申し上げましたが、「不当要求」で警察に相談するほか
ないでしょう。赤いランプが点いているハズですから、(シゴトの)帰りがけに警察に寄るようにアドバイスしましたけれど、どうなりましたか。
(自宅は教えていなかったらしいですが、警察で聞いて来たから
 アンタの自宅も解ってる・・・・って言われりゃ、ご当人焦るでしょ。世の中キタナイ奴もいるもんです。)


自賠責請求の業務が終わり、保険金が口座に振り込まれても、一切ナシのツブテの人でした。きちんとした人は、事務所を訪問してくれてケジメを付けるのですがね・・・・。

長崎駅前の中継を横目に、当方にも緊迫した時間が流れておりました。



人気ブログランキング  
  ランキングに参加中です。クリックよろしくお願い致します。

PR


「不二家」問題は、ニュースが出るたびにあっけに取られますね。


昨日は「『外部から不二家を変える』改革委員会」の視察があったようですが、そこで判明したことがこれまた凄い!(読売、2月4日付記事)

社員やパート従業員への研修はほとんどなかった、のだとか。手作りの行程が多く、高度な衛生管理が要求される製造現場であったらしいですが、<研修システム>ではなく<仕事は盗んで覚えろ!!>とは、開いた口が塞がりません。ス、スゲェーーーッ!?


提案制度もあるにはあったらしいですが、提案を出しても会社から「返事が戻らない」システムとは、凄い!!


こうなると、改善策を早急に出す!とは言っても、『あるべき到達点』というものをこの会社、理解又は認識出来るのでしょうか?


水準ないしは、到達点、あるいは目標を理解出来ないことには、改善策も何もあったものではありません。もう、江戸時代の会社じゃありませんか。「ばい菌なんて、目に見えないもの。」「見た目、何も問題ないっしょ。」これで老舗の上場会社とはビックリです。


もう今は行政の立ち入り検査があるから、キレイにしなきゃ、じゃなくて、<お客様の命を預かる>社会的使命・責任から、日々日常・不断の『自主衛生検査』をする時代。現代の科学水準に沿って、コストと効果を秤に架けて、可能な限りの安全性を追求する時代になっています。
そうでなければ、人の命を預かる社会的使命は果たせませんし、その資格もないのです。


どうでしょうか、不二家の代わりを果たせる企業はきょう日ごまんとあるはずです。ここは鈍感な企業、現代の食品製造の<文法>を企業文化に持たない企業は、キッパリと市場から去って行く外ないように思いましたね。






☆★☆当記事は、マスコミ報道レベルを元にしての私見でしかありませんので一応お断り致して置きます。しかし、当方は永年主にスーパーを中心にではありますが、食品取り扱いの業務に携わって参りましたし、現在の業務に携わるにあたりまして、京浜地区の資格者養成機関にてHACCP審査員養成コースを受講した経験をもとに記載しましたことも申し添えて置きたいと思います。



人気ブログランキング  
  ランキングに参加中です。クリック宜しくお願い致します。
  ま、今日は理屈っぽくなりすぎたかも知れませんが、大切な
  問題でもありますので、つい・・・・・。

今日の新聞によりますと、文化庁が「世代を超えて歌い継ぎたい歌」と
して、国民から募集していた『日本の歌百選』の選考結果を発表した
といいます。


結果選ばれたのは101曲。


大概が「赤とんぼ」「しゃぼん玉」「荒城の月」などの童謡や唱歌だった
のですが、SMAPや夏川りみさんらの最近の曲も選に入ったそう。


私の年代には<落とせない>曲の、「高校三年生」も入りましたね。
同時期の青春歌謡には、これ以外にも珠玉の名曲はあるのだ!と言い
たいところですが、ま、その結晶として、一粒でも後世に歌い継がれて
行くのなら、それで良しとしましょうか。





さて折りしも同じ日に、遠く大阪の地でひとりの行政書士が亡くなった
というメールが入りました。(12日死亡、という知らせでしたが。)


交通事故の被害者救済という一念で、全国に集う行政書士有志の集団が
あるのですが、その中核を成すお一人という方の、早すぎる死の知ら
せでした。


当方などよりは先輩にあたる方なのですが、福島での会合に姿を現した
彼は、まくし立てるような大阪弁、皮製のパッツリ細身のパンツ、
<床屋いけよ!>と言いたくなるようなボサボサ髪、顔色も煤けたよう
に色艶が良くない。窪んだ眼光鋭い目つき、エラそうなふてぶてしい振る
舞い。まあ、何とも印象の良くないヤラしい男でした。


しかし、被害者救済という立場での、事件へのアプローチの論理性、
執念、ガッツ、真実に迫ろうとする直向さは凄かった・・・・。
元検察系統の役所あがりということであったのですが、ゴリラか、
ライオンか、ま、何しろ<おざなりでない>事件へのツッコミ方は
凄まじかった!!


参集しているそれぞれが、ヒトクセもフタクセもある連中なのですが、
中でもひと際、異彩を放つ個性でしたね。猛獣!?


ある時には、たしか川崎かどこか京浜地区での会合の時だったと思いま
すが、二次会のカラオケの席が2人ほど先の席になったことがありま
した。
ヤナやつがまた、傍になったものだ!と内心思いましたよ。


ところが暫らく後に、当方が高校三年生を歌いだしたら、いやに
乗って来るんですね。じかに見ないようにして歌っていたのですが、
この明らかに乗って来ているのが判りました。
そうなんだ、同時代の同窓生同士であったんだ・・・・。






この2月に東京で、今年の総会が開かれる予定です。


その矢先の今日の訃報でした。



「でも、理不尽な言われない被害には我慢出来ないでしょ!」「許せ
ない、と思うでしょ!!」
「強くならなければ!!」


そう被害者の方に言えるのも、この先輩の立ち居振る舞い、アプローチ
を見ることが出来て、勉強させて戴いて来たからなのです。




これからも引き続き精進して参ります。合掌。




人気ブログランキング  
  ランキングに参加しています。クリックお願い致します。



今朝の新聞折込チラシに、近所に出来る新しい福祉施設のが入りました。

B5サイズ片面1色刷りの<小さなチラシ>でしたが、施設利用者募集
のタイトルの下には、「もしかしたら、『高次脳機能障害』」と、この
一点に絞ったイラスト入りのもので、ご家族に思い当たるフシがある
患者さんを抱えている場合などは、その意義は極めて大きな朗報だった
でしょう。


小さなチラシでの、<大きな宣言>


障害を抱えた患者さんを身近に持つご家庭は、「何処へ行けば・・・・」
と途方に暮れていたでしょうから、ほんの身近な場所からの第一声は
<地獄で仏>とはこのこと、という感じだと思われます。



さて、『高次脳機能障害』という言葉、まだまだ耳慣れない方も多い
のではないでしょうか。


当方の事務所では、交通事故自賠責請求業務を進めるうちに、新型後遺
障害事案としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)や交通事故の外傷
による高次脳機能障害のことも知ることとなりました。


実際にPTSDの被害者の方が当事務所に相談に訪れたことがあります
が、
事故の被害に遭い、何年もその後遺症と闘い、ついには仕事を辞めざるを得なくなり、
それがもとで妻の親からの要求で離婚までさせられて、
ついに家庭崩壊に至る経過を辿り、不幸にも今尚後遺症に悩まされているという
悲惨さを目の当たりにしました。


これと同様、高次脳機能障害もまた悲惨な生活を家族を巻き込んで強いられることに
なるのですが(日常の負担は、本人より家族の負担が大きい。)
こちらはまだ、厚生労働省が2001年から5年間、「支援モデル事業」を実施し、
診断基準や支援マニュアル作りに乗り出したばかり、という状況に
あります。


ですから、ご本人・ご家族の方の苦しみは、外に伝わりにくく、また、
到底その実態を解ってもらえない苦しみも壮絶なものがあるのです。


先のチラシを見ると、「脳卒中・脳梗塞・脳血栓・くも膜下・脳血管
障害」などにより、「性格が変わってしまった、少し前のことをすぐに
忘れる、新しいことが憶えられない、気が散りやすく疲れやすい、外出
先から家に戻れなくなる、家族とも会話が成り立たない、元気そうに
見えるのに自分からは何もしない、突然キレたり怒り出すことがある。」
このようなことがあったら、<もしかしたら?>『高次脳機能障害』が
原因かもしれない。一度相談して欲しいと呼びかけています。


このチラシに「脳損傷」も書かれていますが、脳疾患の病気が縷々記載
された後に「脳損傷」とだけ書かれてしまうと、一般の方は、交通事故
による<脳外傷>が原因ともなっての「高次脳機能障害」に考えが
及ぶ人は少ないのではないでしょうか?
2004年の全国脳外傷家族会の調査では、脳外傷による高次脳機能
障害者は、毎年約一万人増えているといわれています。



患者さんは、まだまだ少ないリハビリ施設を探して、遠方まで出向きますと、
結果、費用の事、家族と離れ離れの暮らし、など極めて負担を強いられることになります。
その意味で、医療・福祉・職場・家庭・地域社会のネットワークが構築
出来るところで治療・リハビリが図れることは、理想とするところです。


脳疾患や交通事故により、いつ何時、誰でもが高次脳機能障害者になる
可能性を秘めています。
その意味で今日のチラシの施設が、あるべき機能が果たせるようになる
ことは、何より喜ばしいことであります。



☆★☆一般人が手に入れやすい本は、無きに等しかったのですが、
   昨年12月にいい本が出版されました。
  高次脳機能障害ーーーどのように対応するか    橋本圭司著 PHP新書  740円(税別)
    2007年1月5日第一版第一刷(実際は昨12月に買えた)



人気ブログランキング  
   ランキングに参加中です。クリックよろしくお願い致します。
   最後まで読んで頂きありがとうございます。

今日はさて、<本論!>のシゴト、という矢先に電話が掛かって来まして、<じゃあ、お出でになって下さい。>と申し上げて急遽その仕事に変更となりました。


交通事故事案、しかもそれ自体は大変軽微なもので、それはそれで良かったのですが、本人ピンピンしているというのに、そんなのに限って<ロクでもないヤツ>だったりするんですね。

もっけの幸い、ていの良い<金ヅル>にしようという魂胆で、PTSDだなんてわけの判らない診断書を突きつけて、「金くれ!」の連発、だそう。



自賠責保険の請求手続きを受託したのでありましたが、んなの、聞いてられませんよ!とシッカリ助言して置いたのですが、チンピラ同然の輩の口
撃に、ホトホト参った当事者さん、ついに要求を呑んでしまったようなんですね。

挙句にどうしましょう?と言われましてもねェーーー。

で、あれこれ算段しましてね、ない頭グルグル日夜回転させまして、要は、「ソレッキリ!!」作戦に転換。もうなんぼ粘っても金輪際それ以上は出る訳がない、自賠責法に則って処理するほか無いんですから!!

弱気の当事者さんに、自賠責請求手続きをして挙げるわけですが、それ以前に、請求に付随するもろもろの相談が大変。

(苦し紛れに)相手に、当職の電話番号を教えてもイイですか?って、わた者弁護士じゃないんだから、相手と直接に交渉事はしませんよ、あなたが主役なんですからね、と再度念押しして、力づけるわけです。


今日あたりも、元気づいて帰って行きましたが、ヨタヨタして<引く>ばっかりだと、相手は舐めて来ますよ!場合によっては、じゃあ、そこまで
言うんなら、裁判所行きましょ!ってケツまくってツッパったら・・・(その場合、本人だけでも裁判出来るし、弁護士さんを頼むことも出来ます。)と言って置いたのが効を奏して、かなりシッカリして来ました。


3日の日曜のTBS『情熱大陸』は、若手で、はや年収1億という弁護士荒井裕樹氏が登場しておりました。あの青色発光ダイオード訴訟で勝訴を勝ち得た辣腕弁護士ですが、番組中で言っていたのが「私らヤクザな商売・・・」。世の中どんな場所でも、<オシクラまんじゅう>なんですね。相手の弱みを見つけ、そこを突く!そのせめぎ合い。


よって、弱気になって引くばかりだと、やられるばっかり・・・・。

事故を起こしたことは謙虚に詫び、誠実に償いをして行く姿勢は大切。
しかし一方では、理不尽な要求には、断固撥ねつける覚悟が必要なんですね。<別にワザとした訳じゃなし・・・・・!!>これぐらいウソ吹く図太さもまた必要でしょう。

突き詰めて突き詰めて、極力無謬性を追求する・・・・、その真摯さ・誠実さと図太さの両立!!
一回りも違う年上の相談者にも、叱りつけ、叱咤し、正義の貫徹をと助言した今日でしたね。


☆★☆荒井裕樹弁護士の著書
    プロの論理力祥伝社 1300円(税別)



人気ブログランキング 
 ランキングに参加しています。クリックお願いしますね。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]