この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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今朝の新聞折込チラシに、近所に出来る新しい福祉施設のが入りました。
B5サイズ片面1色刷りの<小さなチラシ>でしたが、施設利用者募集
のタイトルの下には、「もしかしたら、『高次脳機能障害』」と、この
一点に絞ったイラスト入りのもので、ご家族に思い当たるフシがある
患者さんを抱えている場合などは、その意義は極めて大きな朗報だった
でしょう。
小さなチラシでの、<大きな宣言>
障害を抱えた患者さんを身近に持つご家庭は、「何処へ行けば・・・・」
と途方に暮れていたでしょうから、ほんの身近な場所からの第一声は
<地獄で仏>とはこのこと、という感じだと思われます。
さて、『高次脳機能障害』という言葉、まだまだ耳慣れない方も多い
のではないでしょうか。
当方の事務所では、交通事故自賠責請求業務を進めるうちに、新型後遺
障害事案としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)や交通事故の外傷
による高次脳機能障害のことも知ることとなりました。
実際にPTSDの被害者の方が当事務所に相談に訪れたことがあります
が、
事故の被害に遭い、何年もその後遺症と闘い、ついには仕事を辞めざるを得なくなり、
それがもとで妻の親からの要求で離婚までさせられて、
ついに家庭崩壊に至る経過を辿り、不幸にも今尚後遺症に悩まされているという
悲惨さを目の当たりにしました。
これと同様、高次脳機能障害もまた悲惨な生活を家族を巻き込んで強いられることに
なるのですが(日常の負担は、本人より家族の負担が大きい。)
こちらはまだ、厚生労働省が2001年から5年間、「支援モデル事業」を実施し、
診断基準や支援マニュアル作りに乗り出したばかり、という状況に
あります。
ですから、ご本人・ご家族の方の苦しみは、外に伝わりにくく、また、
到底その実態を解ってもらえない苦しみも壮絶なものがあるのです。
先のチラシを見ると、「脳卒中・脳梗塞・脳血栓・くも膜下・脳血管
障害」などにより、「性格が変わってしまった、少し前のことをすぐに
忘れる、新しいことが憶えられない、気が散りやすく疲れやすい、外出
先から家に戻れなくなる、家族とも会話が成り立たない、元気そうに
見えるのに自分からは何もしない、突然キレたり怒り出すことがある。」
このようなことがあったら、<もしかしたら?>『高次脳機能障害』が
原因かもしれない。一度相談して欲しいと呼びかけています。
このチラシに「脳損傷」も書かれていますが、脳疾患の病気が縷々記載
された後に「脳損傷」とだけ書かれてしまうと、一般の方は、交通事故
による<脳外傷>が原因ともなっての「高次脳機能障害」に考えが
及ぶ人は少ないのではないでしょうか?
2004年の全国脳外傷家族会の調査では、脳外傷による高次脳機能
障害者は、毎年約一万人増えているといわれています。
患者さんは、まだまだ少ないリハビリ施設を探して、遠方まで出向きますと、
結果、費用の事、家族と離れ離れの暮らし、など極めて負担を強いられることになります。
その意味で、医療・福祉・職場・家庭・地域社会のネットワークが構築
出来るところで治療・リハビリが図れることは、理想とするところです。
脳疾患や交通事故により、いつ何時、誰でもが高次脳機能障害者になる
可能性を秘めています。
その意味で今日のチラシの施設が、あるべき機能が果たせるようになる
ことは、何より喜ばしいことであります。
☆★☆一般人が手に入れやすい本は、無きに等しかったのですが、
昨年12月にいい本が出版されました。
『高次脳機能障害ーーーどのように対応するか』 橋本圭司著 PHP新書 740円(税別)
2007年1月5日第一版第一刷(実際は昨12月に買えた)
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
B5サイズ片面1色刷りの<小さなチラシ>でしたが、施設利用者募集
のタイトルの下には、「もしかしたら、『高次脳機能障害』」と、この
一点に絞ったイラスト入りのもので、ご家族に思い当たるフシがある
患者さんを抱えている場合などは、その意義は極めて大きな朗報だった
でしょう。
小さなチラシでの、<大きな宣言>
障害を抱えた患者さんを身近に持つご家庭は、「何処へ行けば・・・・」
と途方に暮れていたでしょうから、ほんの身近な場所からの第一声は
<地獄で仏>とはこのこと、という感じだと思われます。
さて、『高次脳機能障害』という言葉、まだまだ耳慣れない方も多い
のではないでしょうか。
当方の事務所では、交通事故自賠責請求業務を進めるうちに、新型後遺
障害事案としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)や交通事故の外傷
による高次脳機能障害のことも知ることとなりました。
実際にPTSDの被害者の方が当事務所に相談に訪れたことがあります
が、
事故の被害に遭い、何年もその後遺症と闘い、ついには仕事を辞めざるを得なくなり、
それがもとで妻の親からの要求で離婚までさせられて、
ついに家庭崩壊に至る経過を辿り、不幸にも今尚後遺症に悩まされているという
悲惨さを目の当たりにしました。
これと同様、高次脳機能障害もまた悲惨な生活を家族を巻き込んで強いられることに
なるのですが(日常の負担は、本人より家族の負担が大きい。)
こちらはまだ、厚生労働省が2001年から5年間、「支援モデル事業」を実施し、
診断基準や支援マニュアル作りに乗り出したばかり、という状況に
あります。
ですから、ご本人・ご家族の方の苦しみは、外に伝わりにくく、また、
到底その実態を解ってもらえない苦しみも壮絶なものがあるのです。
先のチラシを見ると、「脳卒中・脳梗塞・脳血栓・くも膜下・脳血管
障害」などにより、「性格が変わってしまった、少し前のことをすぐに
忘れる、新しいことが憶えられない、気が散りやすく疲れやすい、外出
先から家に戻れなくなる、家族とも会話が成り立たない、元気そうに
見えるのに自分からは何もしない、突然キレたり怒り出すことがある。」
このようなことがあったら、<もしかしたら?>『高次脳機能障害』が
原因かもしれない。一度相談して欲しいと呼びかけています。
このチラシに「脳損傷」も書かれていますが、脳疾患の病気が縷々記載
された後に「脳損傷」とだけ書かれてしまうと、一般の方は、交通事故
による<脳外傷>が原因ともなっての「高次脳機能障害」に考えが
及ぶ人は少ないのではないでしょうか?
2004年の全国脳外傷家族会の調査では、脳外傷による高次脳機能
障害者は、毎年約一万人増えているといわれています。
患者さんは、まだまだ少ないリハビリ施設を探して、遠方まで出向きますと、
結果、費用の事、家族と離れ離れの暮らし、など極めて負担を強いられることになります。
その意味で、医療・福祉・職場・家庭・地域社会のネットワークが構築
出来るところで治療・リハビリが図れることは、理想とするところです。
脳疾患や交通事故により、いつ何時、誰でもが高次脳機能障害者になる
可能性を秘めています。
その意味で今日のチラシの施設が、あるべき機能が果たせるようになる
ことは、何より喜ばしいことであります。
☆★☆一般人が手に入れやすい本は、無きに等しかったのですが、
昨年12月にいい本が出版されました。
『高次脳機能障害ーーーどのように対応するか』 橋本圭司著 PHP新書 740円(税別)
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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