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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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むち打ち症に代表される交通事故などのケガのあと、原因不明の
吐き気や激しい頭痛などの後遺症に悩まされて来た患者が、更に
は、周囲からの<怠けグセ>などという心ない中傷にも傷つけら
れて、長らく持って行き場のない塗炭の苦しみに苛まれてきてい
た。

その数全国で数十万人と言われる。


やがて、その原因が国際医療福祉大学附属熱海病院脳神経外科教授
篠永正道先生の治療研究により「脳脊髄液減少症」と特定されたの
はここ10年ほど前のこと。
(治療当初は平塚共済病院脳神経外科部長)

しかし後遺症に悩む患者が、遠距離治療に熱海まで通うと、前泊の
旅費交通費に加え、治療費は全額自己負担で1回30万円という高額
なものであった。


また、一般的にそれまでの見識からは「異常なし」と診断されるのが
通例で、場合によっては、外傷性ではなくて精神疾患と判定されるこ
ともあったらしい。

社会人にあっては<働きたくない怠けグセ>、学生・児童にあっては
<学校に行きたくないだけ>と医者にさえ決めつけられることも多か
ったのだという。



残念ながら、それはそうだ。
医者にさえ「脳脊髄液減少症」の知見が普及していなかった訳なのだ
から。

でこの治療法というのが、「ブラッドパッチ療法」という治療法で詳し
くは、以下にリンクした記事で確認いただきたい。


しかし、この記事を読むと、市井の一市民の悲惨な訴えと高額治療費の
悩みを聞き、10年以上にも渡って、その間担当議員の代替わりも経な
がらも終始<治療費の健康保険適用>に向け、注力して来た公明党の地
道な取組みに驚く。

当方は無党派層の根無し草で、公明党にだって何の義理もないのだが、
この政党活動は高く評価をしたいと思う。


●脳脊髄液減少症”無理解の壁”を乗り越えて
(公明新聞:2016年2月21日(日)付)


●脳脊髄液減少症  保険適用を機に理解を広げよう
(公明新聞:2016年1月27日(水)付)


●脳脊髄液減少症 初の診断基準を決定
(公明新聞:2011年10月20日(木)付)


いつだったか、当方宅の新聞でも「保険適用」を知って、記事を切り抜い
たのだが、関係ファイルを繰ってみては、生来のズボラで見つからなかった。


上記記事によれば、今年の4月から脳脊髄液減少症の治療に保険適用がス
タートするというが、何よりの朗報だ。

ブラッドパッチ療法の実施機関も厚生労働省のHPで公開されているとの
ことなのだが、当方はどこに掲載されているのか見つからなかった。
交通事故被害などによる患者のためには、すぐに検索出来る体制も急務だ
ろう。

上記新聞記事で対談されている同症患者支援の会・子ども支援チーム代表
の鈴木裕子さんの子供さんは、吹奏楽部で楽器を強く吹いたことで脊髄を
囲む膜に穴が開いて髄液が漏れ出したらしいという話。意外なところに障
害の原因があると勉強にもなった。



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公明新聞にもある通り、「治療に携わる医師のスキルアップは喫緊の課題だ」
(同紙)

PTSDが広く世間に認知された当時、事故の衝撃で、衝突車両が道路上に
裏返しとなり、運転手は天地逆転の状態で救出されたような事故の場合、確かに
運転手がPTSDと診断される・・・・・というのは納得するところだ。

だが、施設の駐車場を歩いていた矢先に駐車していた車が発進し、低速の車に引
っ掛けられたというような、まさに軽微な事故の場合でさえ、PTSDと書かれ
た診断書に遭遇したりするのが現状だ。

ブラッドパッチ療法での診断基準が、自覚症状だけでなく、CTやMRIによる
客観的・他覚症状の所見を前提とするようだが、診断基準の浸透も期待したい。


当方の書いて来たブログ中の、関連記事も以下に引いて置きたい。

●治るはずのむち打ち症が治らず、不調が続く場合・・・・
(2013年6月21日記事)


●脳脊髄液減少症
(2012年5月31日記事)
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今週は気になっていた懸案事項の期限がせまり、2つのお荷物を
片付けねばならなくなってバタバタ。


不思議なもので、そういう時に限って突然に「車庫証明」などと
いう急ぎのものも入って来るし・・・。

しかも、前日までに電話があったわけでもなくて、昼頃にある役
所へ出掛けるべく車を走らせた矢先に、ルームミラー越しに後ろ
を見ると、我が駐車場から出るのに、いま邪魔だった宅急便の車
からドライバーがコチラに「待ってェ~~!?」の合図をしてる
じゃないの!!

それが、<宅急便コンパクト>の荷物だった・・・。



そんなこんなの今週だったのだが、お荷物にもメドが立って、今日
今の時点ではホッと一息付ける気分になった・・・・。

で、今日は軽い話題で一休みだ。


例のチャラ男の国会議員さんにも開いた口が塞がらなかったな。

どうしようもないヤツで、国会内では「まるでホスト男」然とした
日々が、次から次に明るみになって来ている。

それにしても、こんな男のために急遽の衆院補欠選挙が行われて、
赤字大国日本だというのに、またまた選挙費用が6億とか7億とか
掛かるのを考えると、目眩を憶えるな。

●ゲス不倫議員「宮崎謙介」辞職するまでの35年チャラ男人生
(女性自身 2月17日(水)6時1分配信)


●国会で婚活の宮崎謙介氏 議員、事務員問わず声掛けていた
(NEWSポストセブン 2016年2月18日 07時33分更新)



上記『女性自身』の記事では「女性記者からの評判は最悪で、同情する
声は皆無。(自民党関係者)」とあり、この男の小学校高学年時やら大
学生時の講義受講のエピソードが書かれていて興味深い。見出しの『35
年チャラ男人生』が全てを凝縮している感じだ。
『NEWSポストセブン』では、ある自民党議員秘書の「筋金入りのチャ
ラ男ですからね。・・・・(略)」が言い得て妙だ。

いずれにしても、書いていて胸クソ悪くなる・・・。



さて、こんなご時世にタイムリーなアンケートが出てい
た。

●浮気癖がありそうな人の特徴TOP10
(@DIME 2016.01.22)


詳しくは記事を読んでいただくとして、自分の体験からはいつの時代にも
こういう輩はいるもんだ・・・、というのが実感だな。



当方の学生時代にもこんなヤツがいて、当方のもともとの友人達はハナか
らこういうヤツは相手にしなかったのだが、そういう硬派の友人とは180
度違う<チャラ男>と当方は、どんな接点があったのかは忘れてしまった
のだが、バイト先が一緒だったかで、その男が時折我が下宿先を訪ねて来る
ような関係になった。

今風に言うと<チャラ男>で、当時はそういう言葉は無かったが、風体もやる
ことも「今とほぼ同じ」だから、やっぱり<チャラ男>がピッタリだ。

件の宮崎元議員と同じように、やっぱり長髪で、『口がうまく』(上記アンケ
ートどおり)『性欲も強かった』んだろうな。『連絡がマメ』というのがアン
ケートにもあるが、この『マメ』というのも当っている。
それから「観察眼も鋭い」んだろうね。


さて当時の、当方の知り合いというのも、どの位凄いかというと女子と並行して
5人とか6人と付き合っていて、中には当方と同じクラブに属していた文学好き
な理知的女性で、コチラは同じクラブだというのに、ひと言だって話もしたこと
のない後輩だったのだが、アララ、奴の『経験人数を自慢する』中に入っていて
前後を知っている・・・・と聞いたヒニャ、ぶっ飛びそうになった。

同じバイト先だったとか。(当方のバイト先の前のバイト先。)


「ボクは他に付き合っている人がいることを隠したりしないんだ・・・。」と言う
んだそうで。
「でも、一番好きなのはキミだよ・・・。」って。


しっかし、そういう中で、ひとりの女子学生が自ら命を絶った。

当方も顔を見たことがある人だったが、可哀相だった。


一方その男は、それからも悪びれず、学内でも女性遍歴を繰り返し、バイトで貯めた
金で海外にまで出掛け(その当時は学生の海外旅行など珍しかった。)そこでも
当然に彼女を作ったようだった。
しかも、旅行費用のコスパを上げるために、何人もだろうな。



ま、当方も物好きから、この許せない男の来訪を許した時期があった。

来るのは、バイトが終わった夜中の1時頃だったりしたが、それから3時頃まで
飲みながらたわいもない話をしたのだった。


ある時、足った二人での深夜の座談であったが、ふと、話が止まり沈黙する瞬間
があった。
何気に親しい友のそういう瞬間には、安堵に満たされた幸福な時が流れるハズな
のだが、その男との瞬間には、ゾゾゾゾゾーーーーーーっと、両腕に鳥肌が立っ
たのだ。
じっと、コチラが見詰められたのだったかナ・・・・。


先にこういう男の特徴に「観察眼の鋭さ」も書いたのだが、いやはや、深夜に二人
きりの部屋で、見詰められることの恐怖が、鳥肌だったな。

それからは、後にも先にもこういう人と会ったことはない。

その日以降は、その男との関係を絶ったことは言うまでもない。



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経験則から、骨の髄まで、チャラ男(=女性の敵)が大嫌いというお話でした。




今日見たネットニュースで興味を引いたのは、以下のニュース。

●交通事故:錯覚が招く「衝突」見通しはいいのに・・・
(2016年2月15日(月)毎日新聞)【野田樹】




詳しくは上記記事を読んでいただけばよろしいのだが、栃木県
真岡署管内の交通事故をルポした記事で、似たような現場は茨
城のあちこちにもあるし、なにより、栃木・茨城に限ったこと
ではない。
いわゆる「田園型事故」と呼ばれ、地理的には全国どこででも
似たような事故の恐れはあるから、頭に入れて置くべき交通事
故の類型だ。


記事によれば、1980年代から北海道・十勝平野などで報告が
あり「十勝型事故」とも呼ばれて来たそうだ。
記事は毎日新聞宇都宮支局の記者が書いたようなのだが、栃木県
では田園地帯の、『田畑の中の交差点が多い芳賀町で多発したこ
とから「芳賀型事故」と呼ばれた』(上記記事)とある。


この「田園型事故」はどうして起こる?その防止策とは?
その点は、この記事に詳しく書いてあり、当方が縷々書いてしまう
と<記事丸写し>のようになってしまうからヤメる。
ただ、地方に住む者として、この「田園型事故」の傾向と対策を
知っているのと知らないとでは、運命だって違って来るかも知れない
ので、ご紹介してみた。



当方は、大分前にテレビの交通事故分析番組で見て知り、その際に
紹介されていた交通事故鑑定人・石橋宏典氏の著書でその詳細について
も教えられた。
■法科学鑑定研究所・石橋宏典著
『事故はなぜ起こる!?』((株)メディアファクトリー 2010年)

石橋氏は著書で、上記にご紹介した「田園型事故」はコリジョンコース現象
によるものと言う。<広大な田園地帯で交差する2本の道路>「直線道路」
「信号がない」「見通しの良い交差点」「白昼」「出会い頭衝突」、事故
を説明するキーワードにこれらが出て来た時は、上記現象を疑うのだという。


●コリジョンコース現象(Wikipedia)
●コリジョンコース  (YouTubeより)


ま、お互い交通事故には気をつけましょう。



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録る時はどうしても・・・と思って、テレビの録画をするのは
イイのだが、録画番組を観る段になると、当然にそれなりに時
間が取られる。


特に最近の番組は、<特番>とかいって、2時間やら3時間の
尺の長い番組が増えたから余計に厄介だ。
(TV局も構造不況業種になって、製作費のコスパを上げるた
めに、特番化で本数を減らし、一本当たりの製作費を低く抑え
る苦肉の策というが。)


ま、それはそれとして、録るのはイイが、観るのが追い付かず
に、我が家のテレビは、録画リストがパンパンで残量がわずか。

そんなで、自動消去の前に12月12日(土)に放送された、N
HK・Eテレスペシャルの『”医師の罪”を背負いて~九大生体解
剖事件~』という番組を今日の午前に急遽観た。



午前の時間にテレビを観ている訳にもいかないのだが、自動消去
になるのもシャクで、止む無く・・・・。

終戦の年、昭和20年5月に九州帝国大学医学部で起こった事件
を知らなかったわけではなかったが、実際は、事件の概要さえ詳し
くは知らなかったというのが正直なところだった。

1時間ばかりの番組だったが、なかなかに有意義な番組であった。
一般に書籍なら文字中心になるが、テレビという特性から当時の
関係者の写真や、現場建物、今では唯一の生存する関係者の動画に
よる証言など、身につまされて番組に引きつけられた。


●九州大学生体解剖事件(Wikipedia)

(今日知ったのだが、戦時中の同様事件に「海軍生体解剖事件」と
いうのもあった。同じく[Wikipedia」に項目があるので
知りたい方は読んでいただきたい。)


もののハズミで、今日はこんなブログを書いているが、不思議なもの
で昨夜観た録画での映画も、軍隊もの・裁判を題材にした映画だっ
た。
これまた、溜まった録画を消す目的で、当日の番組はシャットアウト
して観たもので、興味の湧かない家人は寝たのが早かった・・・・。
(■1992年『ア・フュー・グッドメン』アメリカ映画)

さてその映画、トム・クルーズが軍隊内の法廷で弁護士を務める法廷
もので、第一番に「軍隊の規律」に凝り固まって洗脳されている兵士
が、加害者として告訴されているが被害者であること。死亡した被害
者に制裁を命じた真の加害者こそ罰せられねばならない。
息詰まる論理の応酬で、<国家の盾>という自負が偏執的にまでにな
っているリーダーを、逆転で追い詰める!!
昔に観た記憶も蘇ったが、今観ても胸のスク映画だった。

この映画を観て、上記に紹介した「海軍生体解剖事件」のウィキペディ
ア記事を読み、米軍捕虜虐殺事件の戦犯裁判で、かつては日本軍将校で
ありながら、彼らに<責任のなすり合い>もあったというのを知ると、
日本人の「誇り」への依拠の希薄さには情けなくなる。
誰しも死にたくはないから、責任転嫁しても生きたいとは言っても・・。



今日には偶然以下のようなニュースにも出くわした。

●独で元ナチス看守の初公判
(TBS 2016年2月12日(金)10時32分)

70年以上経っても、ナチス戦犯の捜査を続けているドイツという国の
<国の責任>意識。凄まじいというしかない。
それに引き換え、全てを水に流し忘却の果てに処理する瑞穂の国だ。

それから、上記のTBSニュースに映る94歳になった元ナチス親衛隊員。
うつむいてはいるが、かつて17万人をガス室送りにしたというが「ゴメ
ンナサイ」の素振りは一切ない。欧米人の矜持というのだろうか。
ただ、黙して語らず死刑になってゆくのだろう。


別段戦争オタクでも何でもないのだが、今日は偶然が重なってこんな話に
なってしまった。



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昨日地元の図書館に返却に行った折、入荷図書のコーナーに以下の本。

三浦英之著『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』(集英社)


何とはなしに、これまた偶然に手に取った本だった。
表紙を開くと、この大学の一期生だったという村上和夫という方のわずか
2ページばかりの一文が載っていた。

当時の同級生の話で、小林軍治さんといったという。

その後、敗戦直後のシベリアで熊谷直介にあったのだと書いた。

え?


満州の大学を出て満州にいたから、二人はそれぞれに、シベリアに抑留さ
れた。

で、ある炭鉱で「クマガイという頭の切れるのがいる」というので会って
みると、小林軍治さんだったというのだ。


「小林じゃないか」というと、小林さんは「俺はここでは熊谷直介なんだ」
と言ったそうだ・・・・。


訊けば、別の抑留者に熊谷直介がいたと。
彼に、故郷に病弱の両親と妻子が待っていると泣き続けられて、先に帰国が
決まっていた小林軍治さんは、熊谷直介に入れ替わってシベリアに留まったと。


毎日毎日死者が出る零下30度の炭鉱の重労働に、偽名を使い留まった男とは
どういう人なのだ?


一文の筆者村上和夫さんは最後にこう書いている。

このような心意気を、自己犠牲の精神を今の若者がどれだけ持ち合わせているか?


この文によると、2010年に小林軍治さんの訃報を受け取ったとある。
筆者の村上さんもこの時点で91歳というから、御存命かどうかはわからない。

(三浦英之著『五色の虹』集英社 2015年12月20日第一刷 1700円・別)
(著者の三浦氏は、朝日新聞記者。現在アフリカ特派員。京都大学大学院卒)





ここのところの週刊文春によるスクープは、とどまるところを
知らない勢いで、甘利明内閣府特命担当大臣は辞任に追い込ま
れるは、ベッキー問題では芸能人生命が風前の灯状態。


と、今度は、突如<育休>で売り出した宮崎謙介衆議院議員が、
真反対の「奥さんの出産入院のスキの、自宅マンション・女性
タレントお持ち帰りスキャンダル」まで、連日日本中を唸らせ
るホームラン級スクープの連発だ。


ロックオン!されたご当人にとっては、人生最大の難局となって
いるのだろうけれど、見方を変えれば、勘付かれちゃあマズイと
ころにブチかました<目つぶし弾>かも知れないのだ。

特に、ベッキー、ベッキーと騒いでいたところに、またまた、精々
ボテボテの内野ゴロ程度の話の狩野英孝二股問題・・・・。
どうでもイイのです。



問題は以下のようなコトと違いますか?

いちいち書くと長くなるから、新聞の社説を引いてみましょう。

●総務相発言 恣意的解釈によるものだ
(2016年2月10日 08時30分 新潟日報社説)


問題がコンパクトにまとまっているうえに、天下の大新聞も何故か
ダンマリを決め込んでいるから、地方紙の骨っぽさが際立っている。

単に瞬間的なフローと看過出来ないような、根源的問題を含んでいる
総務相発言だと思うし、それが今の自民党政権の暗黙知なのだと思う。


いつの間にか、こうして<踏み込んだ発言>が、常套化してゆくこと
の怖さを意識しなければならない。



もひとつ、引用してみる。

●問われる任命責任・・・島尻北方相「歯舞」読めないおバカぶり
(2016年2月10日 日刊ゲンダイ)


しかし、北方担当大臣にマイナス金利政策だの夫婦別姓・民法改正問題
を語らせる場などでは決してなくて、悲願の「日本の北方領土返還」が
らみで、ド・ストライクの<北方領土>のサワリを語るだけの場で、大
臣が資料を読まずに立つという脳天気さとは何なのか。

忙しくて資料を読んでなかったとして、大臣に任命された時点で、日本
地図帳に目を通していなかったのか。
いや、それより何より、当然、日本国民として、ハボマイ・シコタン。
それから今は不法占拠されたままの国後・択捉の場所と読み方ぐらい覚え
て置かなければならないだろう。


さてさて、上記のリンク記事の2ページ目の最後の2行が大事だ。「高木
下着大臣といい、甘利ワイロ大臣といい、丸川おバカ環境相といい、」(
日刊ゲンダイ)と任命した安倍首相がボロカスなのだが、先頃TPP調印
式に行った、場違いの羽織袴でコントかと見紛うばかりの副大臣も凄かった。

TPPの締結によって、日本の酪農・乳製品の危機が憂慮されるというのに、
「本場のチーズはウマかった・・・」もう、口あんぐりでヒザを付いたな。



こうも好き勝手を書く『日刊ゲンダイ』を、件の安倍首相はコバエのように
煩がっているとも聞く。

いつまで週刊文春が突っ張り、日刊ゲンダイのボヤキやら噛み付き記事が読
めるものか?
特に両誌紙を、憲法21条(表現の自由)遵守のリトマス試験紙として、今
後とも見守って行かなければならないと思うのだ。




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昨日読んだネット記事で岡本尚也氏の『日本は「格差社会」である前に
「階級社会」だ「階級」を意識しない不毛な教育論議』(東洋経済オン
ライン)という記事が面白かった。
いやはや、久々に「階級」という言葉を聴いた。

記事中に、参考本として『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書)という
のがあったので、発注してみた。


麻生副総理が<奨学金>を歯牙にもかけない発言をしたり、近い将来に国
立大学授業料が93万円程度に値上げされる見通しという中、間違いなく
<大衆教育社会>が終焉を迎える恐れだ。

「時代の閉塞状況」という言葉が言われて久しいが、大分昔の話、アメリ
カの社会学者が、アメリカの少年・少女雑誌に掲載された伝記<成功者の
系譜>を辿ると、既にアメリカにあっては、1920年代から30年代に
早くも、少年・少女たちが抱く夢の成功者とは、今でいう芸能人とスポー
ツ選手だけに偏った傾向だったという。

政治やら経済・科学の分野では、それなりの経済力・人脈がなければ到底
到達出来ない世界になっていたという何よりの裏付けなのだそうだ。
いわゆるアメリカンドリームというが、現実世界は閉塞状況になっていた
という。
かくして、ヨーロッパやアメリカまでもが、まさしく厳然とした「階級社
会」(Sosial class)なのであった。

高度経済成長の時期以来、日本はまだ「格差」が拡がっているとはいえ、夢
の中にあるようなのだが、これまたヒタヒタヒタと階級社会として固定化さ
れつつあることに、大部分が気づこうとしていないのかも知れない。

意外とこどもは判っていて、なりたいものはAKB48やらサッカー選手と
かなりの確率でそう言う。かつてのアメリカ同様に・・・。





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5596DA(ゴーゴークロダの意)
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自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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