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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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一昨日と昨日の2夜にわたって、NHKスペシャルでは世界が今一番
恐れている<新型インフルエンザの脅威>を取り上げていた。

さて、どのぐらいの国民がこの番組にチャンネルを合わせ、視聴した
のだろうか?

見逃した方に、NHKのHPからその番組概要を引用して下記にリンク
を張ってみましたので、ご覧頂きましょうか。


■1月12日(土)放送・・・
 ・シリーズ最強ウィルス 第1夜ドラマ
     感染爆発ーーーーーパンデミック・フルー

■1月13日(日)放送・・・
 ・シリーズ最強ウィルス 第2夜調査報告
     新型インフルエンザの恐怖


この番組枠で、昨年は<ワーキングプア>を取り上げ、社会的センセー
ションを巻き起こしたが、さて今回の番組がそれ同様のインパクトを
与えるものとなったかどうか?

個人としては、どうか国民の問題意識醸成のきっかけになって欲しいと
願うばかりだ。

「H5N1型新型インフルエンザ」とは何か。鳥固有のインフルエンザ
は、元来鳥から鳥にしか移らないものであるが、変異を繰り返すうち、
昨夜の番組でも取り上げていたインドネシアで、鳥からヒトに感染し
5人が死亡。この時は、鳥からヒトへの感染は一人だけで、他の4人は
最初の患者を看病していた血縁者。つまりヒトからヒトへの感染で、
いよいよ新型インフルエンザの感染爆発の初まり?かと騒然としたが、
院内医療従事者など、血縁者外にまで広まることは阻止された。

(その後も散発的に、モンゴルでの発生などが見られ、今年に入って
 から、中国でのヒト・ヒトの報道も流れている。
 ●朝日新聞 2008年1月10日付 記事    )


昨夜の<調査報告>を見ても、さすがアメリカです。
それに引き換え、我が日本の対策のお寒いことこの上ない。

H5N1型新型インフルエンザの世界的大流行は<必然>であるらしい。

もう「もしも・・・」などではなく、「時間の問題」というのに、
厚生労働省の死者予想は64万人などと言っているが、専門家によって
は、日本だけで死者280万人と試算しているのもあるという。

人類未体験のウイルスゆえに、予防のワクチンは存在しない。
さて猛威を奮い出して、死者が出始めてからワクチンの製造が始められ
完成は6ヵ月後・・・。

それまでは、効くかどうか不明というタミフルのみ。
そのタミフルだって、備蓄は1200万人分だけ。

どうそれを、誰から優先的に使うか?

ハッキリした基準は、国民の総意で決まったわけではない。

患者を治療する医者はじめ医療関係者、救急隊員、警察官、
発生地域の封鎖(その発生地域に外部から流入させない、もっと
怖いのは、発生地域からそこの住民を外に出さない!→まだ健康な
保菌者は、力ずくでも脱出を図ろうとするから、その場合、武力行使
しても阻止する必要があり、)要員の自衛隊員などもタミフル支給対象
となろう。

それから、日本のことだから、村社会の有力者、政治家などの輩。


いま初めてこの話題に触れた方は、何が何やら解からないかも知れません
が、世界流行ともなると、統治機構そのものの崩壊の可能性も高くなり、
いわゆる無政府状態の出現だって想定される、人類未曾有の恐慌状態と
化すのです。


アメリカでは、着々と製薬会社のタミフル製造ラインの新設など増産
体制を国庫で計画実行しようとしているといいます。インフルエンザ
ですから、人工呼吸器が必須なのですが都内の大病院でも48台しか
ない。1台数百万円というからおちおちすぐ増設出来ない・・・。アメ
リカでは、それを今この時も毎月計画的に買い揃えているという。


まー、私ら野垂れ死にっすなあー。

昨日の番組では、医師も診察しないかも・・・と言っておりました。
自分が移りたくない・・・って。
大阪の救急患者の診療拒否だって、毎日ですから、これ相当現実的
ですね。



今回のNHKの番組、2006年に出した岡田晴恵さんの本が下敷き
になっているようです。
岡田さん、「ありもしないことで、騒ぎ立てている・・・・」とまで
非難中傷する向きもありましたが、やっと、その主張が国民の俎上に
載りそうです。

ご興味持たれた方は、岡田晴恵さんを扱ったブログも見てください。
また、彼女の本や関連の本に目を通されると、より理解が深まると
思います。

岡田晴恵さんを扱った講談社のブログ

<著書>
■岡田晴恵『感染症は世界史を動かす』ちくま新書 860円(税込)
■岡田晴恵『パンデミック・フルー』講談社 1050円(税込)

<関連本>
■村上陽一郎『ペスト大流行ーーヨーロッパ中世の崩壊ーー』岩波新書




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 NHKの上記2回分の放送、1月15日・16日に再放送されます。


(☆★☆本日は、「いばらき動物法務研究室」主宰者の立場からの
    記事でした。)
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性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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