この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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地下坑死亡事故で実況見分 死因は一酸化炭素中毒[01月08日19時14分]
北九州の送水管工事現場の地下坑内で作業員3人が死亡した事故で、
坑内でガソリン燃料の発電機が使用されていたことが分かり、福岡
県警は8日、発電機が酸素を大量に消費したことが事故につながった
可能性があるとみて現場の実況見分を行った。また、業務上過失致死
の疑いで、関係者から事情を聴いた。解剖の結果、死因は3人とも酸素
ボンベを携帯していなかったという。
(以上共同通信記事による。)
正月明けそうそう、またしても痛ましい労働災害事故が起こってしま
った。
新聞によれば、最大幅9mの竪穴を深さ約13mまで垂直に掘り、
その底の部分から約230m横穴を掘り進めて、当日はその先を掘る
準備のために3人が入っていたらしい。
事故翌日8日朝の報道によると、土木・菅工事会社「平林組」が市に
提出していた工事施工計画書では、横穴を掘る際には送風機と送風菅
で空気を送ることになっていたらしいが、8日夜の実況見分後報道で
は、頭書記事のよう「ガソリン燃料の発電機」を横穴坑内に持ち込んで
いたのが判り、何をかいわんや、事故原因が判明してしまった。
会社側の指示なのか、現場作業員の独断なのか、発電機持ち込みの
詳細は今後の捜査を待たねばならない。いずれにしても報道記事
だけでの安易な論評は避けねばならぬが、工事施工計画段階での
<送風機と送風菅での空気送り込み>を当初は考えていたフシはあり、
現場での横着、安易な省略があったのか?
発電機は論外であるが、地下約13mからの横穴が230m。それを
延伸させる工事であってみれば、酸素欠乏危険現場であることは
自明のことであったはずだ。
<無知>で片づけるには、尊い命3つが失われた事実はあまりに重い。
酸素欠乏は、目に見えるわけではない。
発電機を持ち込んだ・・・・・、このことに<無知>が如実に現れ
てしまったが、そのような状態に放置した会社側の責任は到底免れまい。
(酸素欠乏危険作業主任者資格を持つ ガテン系行政書士黒田)
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☆★☆一酸化炭素中毒とは・・・・・
酸素欠乏危険作業主任者の「講習会」時に、一緒に受けた人の
中には、まさしく現場の人で、先生に「モノが燃えると、どんな
気体が出るのか?」という問いに答えて、「二酸化酸素!」
二酸化<サンソ>には参りましたが・・・。
それでも、この講習に合格して現場に戻れば、酸素欠乏作業の
恐ろしさは充分に知って作業に入っているハズです。
「無知」が一番怖いのです。
社長さん方は、講習会の講習料を惜しまず、従業員には計画的に
受講させるようにして下さい。
損害賠償額のことを考えたら、講習料など「ヘ」みたいなものですよ。
ウチは土木・菅工事の会社じゃないから・・・・、なんて思われる
社長さんもおられるかもしれませんが、化学工場、し尿処理場、清掃
業、はては食品工業の原料貯槽など、事故の可能性のある場所は
多岐にわたります。
廃棄物再生、畜産業での汚物再生など先端的試みの中でも、良く
考えれば原始的なことですからね。牛舎のし尿まみれの藁だって、
床下に溜め込んで再利用の予定が、危険箇所になります。
昨年茨城の牛舎で、この槽に落ちた子ウシを助けようとした息子
が瞬間的に倒れ、それを見たお父さんも飛び込んで、親子で亡くな
った事故が発生しています。
<雑排水による酸素消費(よって酸素欠乏に。)メタン、
硫化水素、二酸化炭素の発生>
現業系の会社の場合、ご自分の守備範囲をもう一度見渡して見て
下さい。今回の事故に駆け付けた消防隊の背中には、酸素ボンベ
が背負われておりました。消防隊員だって、この資格を持って
コトに当っているのですね。
北九州の送水管工事現場の地下坑内で作業員3人が死亡した事故で、
坑内でガソリン燃料の発電機が使用されていたことが分かり、福岡
県警は8日、発電機が酸素を大量に消費したことが事故につながった
可能性があるとみて現場の実況見分を行った。また、業務上過失致死
の疑いで、関係者から事情を聴いた。解剖の結果、死因は3人とも酸素
ボンベを携帯していなかったという。
(以上共同通信記事による。)
正月明けそうそう、またしても痛ましい労働災害事故が起こってしま
った。
新聞によれば、最大幅9mの竪穴を深さ約13mまで垂直に掘り、
その底の部分から約230m横穴を掘り進めて、当日はその先を掘る
準備のために3人が入っていたらしい。
事故翌日8日朝の報道によると、土木・菅工事会社「平林組」が市に
提出していた工事施工計画書では、横穴を掘る際には送風機と送風菅
で空気を送ることになっていたらしいが、8日夜の実況見分後報道で
は、頭書記事のよう「ガソリン燃料の発電機」を横穴坑内に持ち込んで
いたのが判り、何をかいわんや、事故原因が判明してしまった。
会社側の指示なのか、現場作業員の独断なのか、発電機持ち込みの
詳細は今後の捜査を待たねばならない。いずれにしても報道記事
だけでの安易な論評は避けねばならぬが、工事施工計画段階での
<送風機と送風菅での空気送り込み>を当初は考えていたフシはあり、
現場での横着、安易な省略があったのか?
発電機は論外であるが、地下約13mからの横穴が230m。それを
延伸させる工事であってみれば、酸素欠乏危険現場であることは
自明のことであったはずだ。
<無知>で片づけるには、尊い命3つが失われた事実はあまりに重い。
酸素欠乏は、目に見えるわけではない。
発電機を持ち込んだ・・・・・、このことに<無知>が如実に現れ
てしまったが、そのような状態に放置した会社側の責任は到底免れまい。
(酸素欠乏危険作業主任者資格を持つ ガテン系行政書士黒田)
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酸素欠乏危険作業主任者の「講習会」時に、一緒に受けた人の
中には、まさしく現場の人で、先生に「モノが燃えると、どんな
気体が出るのか?」という問いに答えて、「二酸化酸素!」
二酸化<サンソ>には参りましたが・・・。
それでも、この講習に合格して現場に戻れば、酸素欠乏作業の
恐ろしさは充分に知って作業に入っているハズです。
「無知」が一番怖いのです。
社長さん方は、講習会の講習料を惜しまず、従業員には計画的に
受講させるようにして下さい。
損害賠償額のことを考えたら、講習料など「ヘ」みたいなものですよ。
ウチは土木・菅工事の会社じゃないから・・・・、なんて思われる
社長さんもおられるかもしれませんが、化学工場、し尿処理場、清掃
業、はては食品工業の原料貯槽など、事故の可能性のある場所は
多岐にわたります。
廃棄物再生、畜産業での汚物再生など先端的試みの中でも、良く
考えれば原始的なことですからね。牛舎のし尿まみれの藁だって、
床下に溜め込んで再利用の予定が、危険箇所になります。
昨年茨城の牛舎で、この槽に落ちた子ウシを助けようとした息子
が瞬間的に倒れ、それを見たお父さんも飛び込んで、親子で亡くな
った事故が発生しています。
<雑排水による酸素消費(よって酸素欠乏に。)メタン、
硫化水素、二酸化炭素の発生>
現業系の会社の場合、ご自分の守備範囲をもう一度見渡して見て
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HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
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茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
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上記もろもろ、兼 おっさん。
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