忍者ブログ
 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
[281] [282] [283] [284] [285] [286] [287] [288] [289] [290] [291]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



10月31日のブログに『今日のご遺体ーーー女納棺師という仕事』
の書評を書いた。

●「今日のご遺体ーーー女納棺師という仕事【書評】」
             (10月28日付 当方ブログ)


それに引き続く関連本。
■「死体とご遺体ーーー夫婦湯灌師と4000体の出会い」平凡社新書


まあ、縁起でもない本をよく読むなァ~~、がこれを見ている方の
印象だと思う。
ま、確かにそう、とも思う。


しかし、行政書士として介護福祉、成年後見を考え続けて来ますと、
その対象の年代の方々にとっては、「死」がまるで<近い将来>の
リアル度を増した現実なのだ。

それだから、たいそうに在宅介護を語ったり、成年後見対象の現場
に立ち会って、さて、次の「死」の段階なんて、預かり知りませんで
は、片手落ちのような気がするのだ。


で、あくまでも「間接体験」ながら、「死」と直面し、死者を送り出す
儀式の現場の人たちの声を少しでも聞いておこうと思うわけ。



今回の本は、もとCM業界に身を置き、ブッチギリで景気の良かった
頃に、黒澤明監督が出演したサントリー・リザーブのCMやら、♪ソ、
ソ、ソクラテスかプラトンかぁ、と野坂昭如氏がCMソングを歌って
いたサントリーCMに携わり、その後独立、そして倒産・・・。

絶望の淵を辛うじて生き抜き、やがてシルバー入浴サービスを経て
湯灌サービスの起業に成功した著者の半生記。 


CM制作の現場の頃には、ひたすら汗と酒とバラの毎日だったらしい
が、さすが、業界人としてのトレンドを嗅ぎ別ける嗅覚は立派。

長寿化の中、実社会から遠ざかる分長寿者の葬儀は<規模が小さくな
り>葬儀業界には旨みが減っているなど、葬儀業界の「構造不況」を
言い当てるくだりがあったりして、示唆的だ。


ベンチャー・ビジネスの起業、途中経過、成功への道筋として読む
ことも出来面白かったが、これは、士業事務所の立ち上げともかぶり
身につまされて読んだ。


*湯灌:死体を洗い、化粧をほどこし、仏衣を着せて旅立ちのため
    の”ご遺体”にする儀式のこと。(同書カバーの説明文から)


この儀式をすることで、死体は「ご遺体」になるのだ、と著者はいう。


ともすれば、身内同士でも希薄になっている人間関係。
死は「穢れ」などではない!と著者は力説する。

他人様の死体を湯灌し、洗髪し、手足の爪を切る頃、黙って見ていた
遺族全員が無言のままにじり寄って来る・・・・という。
「あなたはそこまでして遺体を洗ってくれるのか、・・・」
そんな驚きと感動が、部屋中に満ちてくる、と。

このくだりで、不肖涙が出て来ました、わたしも人の子だもの。



人気ブログランキング  
 ランキングに参加しています。クリックして応援して下さいね。

上の「●人気ブログランキング  へ」という行を、ボチッ!!と
 クリックしていただくだけでよろしいのです。そうすると、アナタの
 清き1票が投票されます・・・・。
PR


割りとチェックしているブログに、面白いことが出ていた。
脳天気な当方と違って、理屈っぽい書きぶりが考え方の参考になって
いつも読ませていただいている。


●竹中平蔵の詭弁(相馬健『私の奮闘記』2009.11.3.記事)
●日本になじまない新自由主義
         (上記同氏ブログ2009.11.4.記事)


新自由主義(ネオリベラリズム)は、迫害を逃れてアメリカに渡った
ユダヤ系経済学者ミルトン・フリードマンを始祖とするらしいが、
その後フリードマンは、シカゴ大学を拠点にアメリカを席巻し<シカゴ
学派>を形成するに至る。
やがて、南米各国の経済政策をこのシカゴ学派の流れを汲む弟子たちが
担い、次々と実験を試みた挙句、死屍累々の大失政の山を築く。



かくして、日本でも熱病のように我が国を襲った、規制緩和などの
小泉改革。この勧進元のブレーンであり、実践者であったのが一学者
出身の竹中平蔵氏。

そしてまごうことなき、この市場原理主義(ネオリベラリズム)の
日本における信奉者であったのである。


小泉・竹中ペアの薄っぺらで酷薄な唇から発せられる、ポピュリズム
の囁きが終焉した後には、地域荒廃、共同体の破壊、失業者の増加・・・・・、
寒風吹きすさぶ荒涼とした日本の現出であった。


■内橋克人『悪夢のサイクルーーネオリベラリズム循環』文藝春秋

「市場が人間を支配する思想へと変質したそれは、実体経済を破綻さ
せ、人心を荒廃させる「悪夢のサイクル」を産み出した!」(内橋氏)



いま新たな政権が発足し、さてどのような社会に作り変えようとして
いるのか?いまだその地平は不明確なままだ。
<来しかた・・・>を俯瞰し、反芻する意味で内橋氏の本は、極めて
示唆を含むもの。
一読を勧めたい。
アマゾンに古書も大分あるようだが、この春文庫化もされ手軽に読め
そう。当方の好みは古書でも、「大きな活字」の方が好みだが。




人気ブログランキング  
 ランキングに参加中。クリックよろしくお願い致します。

昨日は行政書士試験の説明会でほぼ一日取られ、その反動で今日は業務
に追われている。
その合間のブログ更新。



昨日の新聞の「宮崎・韓国岳で不明の小学生死亡」の記事には、大変
残念に思う。


ただ、このニュースで新ためて「韓国岳」の名前を思い出したのも
確か。
日本百名山のひとつ。標高1700m。

宮崎・えびの高原の駐車場で1200mというから、頂上までは標高差
500m。とはいえ「百名山」だから、いくら南国の山とは言え、
10月31日というのは家族登山の適日であったかどうか。

なんとも悲しい報道だった。


韓国岳とは、晴れた日には遠く韓の国まで見えるほど高いという説や、
霧島連山で爆裂火口もある急峻な山、頂上附近には一木一草生えない
<空の山>からの「からくにだけ」という説もあると。

あるサイトで豊富な写真を見たら、確かにイイ山。
麓の紅葉もあったのかどうか、もっといい季節を選んで欲しかったと
思うばかりだが、家族の思い出が最悪の結末とは残念でならない。


 ●韓国岳登山 (霧島山)  (地元の山愛好家のサイトから)

人気ブログランキング  
 ランキングに参加しています。クリックよろしくお願い致します。

 ■深田久弥『日本百名山 新装版』新潮社 には<98 霧島山>
  で書かれている。神話のふるさと、高千穂の高嶺とも紹介され
  ているが、「南国の明るい峰」と深田が書いた山を、今日は
  塞いで読んだことであった。


  当方が登った山に、山形と新潟の県境「日本国」(にほんこく)
  という大げさな名の山があるが、韓国岳」とはまるで比肩が出来
  ないため今日は書くのを止めた。



今日は8日にある行政書士試験の説明会に行って来た。

場所は筑波大学。



昔、つくばには2年ほど住んでいたことはあるし、筑波大新入生向け
のセールを3回ほど経験して、キャンパス内もウロウロした経験が
あるもので、ナメテました・・・。


今日は正門を思わず通り越してしまい、違う入口から会場に向かった
のだが、およよ、中は広いからね、迷ってしまいました。

日本の大学で、北大についで二番目に広い大学なんだよね、たしか。

ま、時間には余裕を持って到着していたが、キャンパス内でウロウロ
時間ばかり喰いそうになったから、再度東大通りに出て「正門」を
目指し直しましたね。


しっかし、<ツタの絡まるチャペル>はないのだが、しかも当方には
あくまでも、ヨソの大学なのだが、遠い青春が蘇るもんっすナ。

ウルウル・・・・・・・。



帰ったのが17時近くだったが、それから図書館に返す本を整理。

■伊藤滋夫『事実認定の基礎ーー裁判官による事実判断の構造』有斐閣
ほか9冊の本をチェック。
バカれすね、自分でも持っていた■芥川基『会社法でこう変る・定款
の見直しとモデル例』日本実業出版社 は2つの図書館からダブルで
借りとりました、とほほ。
それらを18時過ぎに返し終わってやれやれ。


夜はNHK『わが心の大阪メロディー なにわ演歌&関西の歌大特集』
を見る。
最近のテレビじゃ、モノマネ番組を含めて昔の歌をやる番組ないものね。

「♪大阪ラプソディー」を待って見ておりましたら、1時間13分の
生放送中、最後の最後、エンディングにやっとこ・・・・。

<待たせてくれたなぁ~>って感じ・・・・・。
んでも、堪能させて貰ったナ。

●「♪大阪ラプソディー」海原千里・万里 (YouTubeより)


人気ブログランキング  
 ランキングに参加しています。クリックよろしくお願いしますね。

 もはや人畏れぬことも秋の蝶   神奈川県 西田 克憲


 今朝の読売新聞・読売俳壇に載った句。
 選者・正木ゆう子氏の【評】も写してみる。

 畏れないのは、逞しいからでも大胆だからでもない。もう人を
 畏れる余裕さえなくなった秋の蝶の捨て身の哀れ。
 作者の優しく鋭い視線が感じられる。

 (2009年11月2日付 読売新聞 読売俳壇より)



今日は”西高東低”の典型的冬型の日。寒い日だった。

先週土曜の電話で、熱が出た・・・・という娘。昨日の朝には「下がった」
とあったのだが、案の定夕方からまた「熱が出て来た・・・」と。


すぐ行ける距離ならいいのだが、茨城と秋田ではおいそれとは行かず
こんな時は困る。
コチラでも夜半から冷たい秋雨となったが、今日の日本海側・山形以北
から北海道までは、天気図にずらり雪のマークが並んだ。

さすがに何とか、今日には医者に行って来たらしく、インフルエンザ
と言われたとは今晩の電話だった。



今週末には、行政書士試験が予定され、全国で84000人弱が受験
の予定。茨城県でも、明日には試験監督員の説明会が筑波大学で
予定され当方も出向く。

今年は、試験監督員全員マスク着用でのぞむ。

インフルエンザの脅威が現実のものとなり予断を許さない現状だから、
マスクも致し方ないが、この一年「合格」を目標に準備して来た受験生
には、どうぞ大過なく試験に望めることを・・・と祈るばかり。



人気ブログランキング  
 ランキングに参加しています。クリックよろしくお願い致します。

ようこそ! くろだのブログへ
    
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
MY OFFICE in KASAMA
黒田真一行政書士事務所
いばらき動物法務研究室
忍者ブログ、アクセス解析
ブログランキングに参加しています
人気ブログランキングへ
茨城県行政書士会のHPへ
茨城県行政書士会へ
QRコード
アクセス解析
お天気情報
カウンター
忍者ブログ [PR]