この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
昨日で、ある弁護士さんによる5回の講座が終わった。
今年はスケジュールの都合で、その5回が毎週の連続となりキツ
かった。
業務の遣り繰りはあるし、サボりたい日もあったのだが、何とか
休まずに行けた。
肝心の講座内容とは別に、時折脱線して講師の経験談が聴けるの
がなかなかに勉強になったから、やはり休めなかったのだ。
最終回の昨日も、水戸芸術館の館長でもある指揮者小澤征爾の指揮
ぶりを引き合いに、自分の経験とプロの仕事の完成度を語り、最後に
「自慢話になっちゃったね!?」うふふふ・・・と茶目っ気たっぷり
の老婦人の弁護士さん。
結構、ある分野では業績を重ねて来て高い評価がされている方なの
だが、偉ぶる訳でもなく、飄々としていながら、凛とした生き方が、
惹きつけるのだ。
今回の講座でのハイライトは、「理念を持って生きる」だった。
弱者のため、正義の貫徹のために。(実際はこの言葉を述べられてはいな
かったが、歩んで来られたその道筋は、まさにこれだったろうと思う。)
『理念を持つ。』そして、それを貫いて生きる・・・。
それを抱いた家庭教育のエピソードを、講座の第2回目だったかの余談
でされた。
「和子が、友達の消しゴム一つ盗んでも、お母さんは死ぬからね・・・・。」
子供時代に何度も聞かされたその言葉が、原点だったそうだ。
さてさて、今日の午後に読んだある記事が興味を引いた。
●帝国データバンクが明かす「御社の寿命」
危ない会社を見抜く「目利き力」養成講座
(ダイヤモンドオンライン 2015年6月25日掲載 6月25日配信)
目まぐるしい国際情勢の変動、国内に目を向けても、少子高齢化で手を拱いて
いては市場が萎むばかりの未曾有の未体験ゾーン.激動の環境という中、生き
残りを懸けてどう処して行くべきか?
記事は帝国データバンクが披瀝する、これからの時代に肝要な「目利き力」に
ついて紹介している。
(上記のリンク記事は、記事の全文を読めないのだが、DIAMOND on
lineの無料会員登録をすれば読める。是非全文をご覧下さい。)
記事では特に、倒産という不測の事態を如何にいち早く察知するか、銀行での
融資業務での例を紹介しながら、不測の事態の察知力・「目利き力」について
語っているのだが、融資先の行動、「在庫」の実際を財務諸表等の照合とかで
なく、実際の現場でのリアル、つまり目カサで実感する観察力、想像力を働か
せよと力説している。
銀行員用語で「実調」(実地調査)というそうだが、この実地調査、現場主義
はどういう業界でも重要なことだ。
今日の記事を読んで、昔のある会社での商品部時代のことを思い出した。
当方らの場合、会社に実害はない経験がほとんどだったが、それにしても、定例
の発注をするべく部下が電話を掛けたら、電話の向こうで<ゴトゴト、何かを引
きづるような音がしている・・・>と私に言う。
そのうち、やおら見知らぬ男が受話器の向こうにいて、通り掛かりの者と言った
という。
「会社のひと?・・・・、もう、誰もいないヨっ!」「会社は潰れたヨ・・・。」
と言うのだそうだ。
建物の外には大型トラックが横付けされていて、冷蔵庫の商品を洗いざらい積み込
んでいる・・・って。
「自分も、いま金目のモノを物色していて、もう大したものはないから、事務所の
デスクを引きずっていたら、電話鳴ったので、出ただけだ」と言ったそうだ・・・。
またある時は、「倒産」の衝撃的場面に遭遇し、それは今でもクッキリとした映像
として脳裏に焼き付いている。
流通業の商品部の中でも、デリカデッセンG.という部門の時のこと。
商品部は、売上を伸長させるために、常に新たな商品開発を目指すべく仕入先開拓が
至上命題だった。
そんな中、「わけあり卵」のルート開拓のために、ある養鶏場を訪れたことがあった。
人の良さそうな中年の社長さんと話が弾み、生産施設を一区切り覗いた後に、お茶で
もと誘われ、農家を改造したような事務所でお茶を出されると、お茶うけには、養鶏場
だから、大振りの厚い卵焼きが出された。持って見えた奥さんと思しき方も上品な物腰
で、経営は極めて順調そうだった。
事務所は新しくはないが、キチンと整理が行き届き、ほんとうに、隅々まで清潔感の
漂う好ましい雰囲気の場所だった。
ひと月も経った頃だったろうか?
先日の「卵焼き」製造会社に、取引の意思確認だったか、何か同じ方向の業務のついで
だったのか、なにしろ、事前電話もせずに部下と2人で訪ねたのだった。
あっ!?
行ってみたら、その場所はひと月前と同じ場所とは思えない惨憺たる光景に劇変。
あまりの激しい変貌ぶりに、無言で息を飲んだ・・・・。
人っ子ひとりいないその場所は、あちこちドアや窓が開け放たれ、事務所続きの
畳の部屋も誰かが土足で歩き廻ったように荒れ果てていた。
そここそ、何処もかしこも書類が散乱し、紙屑や、何かの紙の切れ端がばら撒かれた
ように散らばる光景だった。
映画やテレビドラマでのそういう景色とそっくりの光景が、目の前の現実として
あった・・・・。
初回の訪問の後、2回目の訪問の1か月前までに、一体何があったというのか?
今でもその闇は解けずにいる。
●人気ブログランキング へ
よろしくお願い致します。
今年はスケジュールの都合で、その5回が毎週の連続となりキツ
かった。
業務の遣り繰りはあるし、サボりたい日もあったのだが、何とか
休まずに行けた。
肝心の講座内容とは別に、時折脱線して講師の経験談が聴けるの
がなかなかに勉強になったから、やはり休めなかったのだ。
最終回の昨日も、水戸芸術館の館長でもある指揮者小澤征爾の指揮
ぶりを引き合いに、自分の経験とプロの仕事の完成度を語り、最後に
「自慢話になっちゃったね!?」うふふふ・・・と茶目っ気たっぷり
の老婦人の弁護士さん。
結構、ある分野では業績を重ねて来て高い評価がされている方なの
だが、偉ぶる訳でもなく、飄々としていながら、凛とした生き方が、
惹きつけるのだ。
今回の講座でのハイライトは、「理念を持って生きる」だった。
弱者のため、正義の貫徹のために。(実際はこの言葉を述べられてはいな
かったが、歩んで来られたその道筋は、まさにこれだったろうと思う。)
『理念を持つ。』そして、それを貫いて生きる・・・。
それを抱いた家庭教育のエピソードを、講座の第2回目だったかの余談
でされた。
「和子が、友達の消しゴム一つ盗んでも、お母さんは死ぬからね・・・・。」
子供時代に何度も聞かされたその言葉が、原点だったそうだ。
さてさて、今日の午後に読んだある記事が興味を引いた。
●帝国データバンクが明かす「御社の寿命」
危ない会社を見抜く「目利き力」養成講座
(ダイヤモンドオンライン 2015年6月25日掲載 6月25日配信)
目まぐるしい国際情勢の変動、国内に目を向けても、少子高齢化で手を拱いて
いては市場が萎むばかりの未曾有の未体験ゾーン.激動の環境という中、生き
残りを懸けてどう処して行くべきか?
記事は帝国データバンクが披瀝する、これからの時代に肝要な「目利き力」に
ついて紹介している。
(上記のリンク記事は、記事の全文を読めないのだが、DIAMOND on
lineの無料会員登録をすれば読める。是非全文をご覧下さい。)
記事では特に、倒産という不測の事態を如何にいち早く察知するか、銀行での
融資業務での例を紹介しながら、不測の事態の察知力・「目利き力」について
語っているのだが、融資先の行動、「在庫」の実際を財務諸表等の照合とかで
なく、実際の現場でのリアル、つまり目カサで実感する観察力、想像力を働か
せよと力説している。
銀行員用語で「実調」(実地調査)というそうだが、この実地調査、現場主義
はどういう業界でも重要なことだ。
今日の記事を読んで、昔のある会社での商品部時代のことを思い出した。
当方らの場合、会社に実害はない経験がほとんどだったが、それにしても、定例
の発注をするべく部下が電話を掛けたら、電話の向こうで<ゴトゴト、何かを引
きづるような音がしている・・・>と私に言う。
そのうち、やおら見知らぬ男が受話器の向こうにいて、通り掛かりの者と言った
という。
「会社のひと?・・・・、もう、誰もいないヨっ!」「会社は潰れたヨ・・・。」
と言うのだそうだ。
建物の外には大型トラックが横付けされていて、冷蔵庫の商品を洗いざらい積み込
んでいる・・・って。
「自分も、いま金目のモノを物色していて、もう大したものはないから、事務所の
デスクを引きずっていたら、電話鳴ったので、出ただけだ」と言ったそうだ・・・。
またある時は、「倒産」の衝撃的場面に遭遇し、それは今でもクッキリとした映像
として脳裏に焼き付いている。
流通業の商品部の中でも、デリカデッセンG.という部門の時のこと。
商品部は、売上を伸長させるために、常に新たな商品開発を目指すべく仕入先開拓が
至上命題だった。
そんな中、「わけあり卵」のルート開拓のために、ある養鶏場を訪れたことがあった。
人の良さそうな中年の社長さんと話が弾み、生産施設を一区切り覗いた後に、お茶で
もと誘われ、農家を改造したような事務所でお茶を出されると、お茶うけには、養鶏場
だから、大振りの厚い卵焼きが出された。持って見えた奥さんと思しき方も上品な物腰
で、経営は極めて順調そうだった。
事務所は新しくはないが、キチンと整理が行き届き、ほんとうに、隅々まで清潔感の
漂う好ましい雰囲気の場所だった。
ひと月も経った頃だったろうか?
先日の「卵焼き」製造会社に、取引の意思確認だったか、何か同じ方向の業務のついで
だったのか、なにしろ、事前電話もせずに部下と2人で訪ねたのだった。
あっ!?
行ってみたら、その場所はひと月前と同じ場所とは思えない惨憺たる光景に劇変。
あまりの激しい変貌ぶりに、無言で息を飲んだ・・・・。
人っ子ひとりいないその場所は、あちこちドアや窓が開け放たれ、事務所続きの
畳の部屋も誰かが土足で歩き廻ったように荒れ果てていた。
そここそ、何処もかしこも書類が散乱し、紙屑や、何かの紙の切れ端がばら撒かれた
ように散らばる光景だった。
映画やテレビドラマでのそういう景色とそっくりの光景が、目の前の現実として
あった・・・・。
初回の訪問の後、2回目の訪問の1か月前までに、一体何があったというのか?
今でもその闇は解けずにいる。
●人気ブログランキング へ
よろしくお願い致します。
PR
ようこそ! くろだのブログへ
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
(04/15)
(04/05)
(03/30)
(03/22)
(03/20)
(03/18)
(03/14)
(12/19)
(12/18)
(12/05)
(11/15)
(11/11)
(10/13)
(10/09)
(09/13)
(09/04)
(09/03)
(08/31)
(08/30)
(08/29)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
5596DA(ゴーゴークロダの意)
性別:
男性
職業:
行政書士
趣味:
山歩き、自然散策、ドライブ
自己紹介:
ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
最古記事
(04/21)
(04/22)
(04/23)
(04/25)
(04/26)
(04/27)
(04/28)
(04/29)
(04/30)
(05/01)
(05/01)
(05/02)
(05/03)
(05/04)
(05/05)
(05/06)
(05/07)
(05/08)
(05/09)
(05/10)
忍者ブログ、アクセス解析
アクセス解析
カウンター