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 この仕事に人生を賭けてます! 伊能忠敬の「人生二山」が好きな言葉。 実り豊かな第二幕目の人生の歩みing型。 黒田真一が人生の旅人として日々の雑感を綴ります。
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昨夜は、寝る前にある冊子をパラパラとめくっていて、以下のよ
うな文章に出会った。

【いかり】 横暴な大国があり、驕慢な権力者がいて、残忍
な親がいる。
世の中に怒りの種は尽きません。
原稿を書く手が震えることもしばしばです。

振り上げた握りこぶしはグーのまま
振り上げておけ相手はパーだ   ----枡野浩一




『相手はパーだ』に深夜クスッと笑えた。

さてこの冊子は、読売新聞コラム『編集手帳』の火曜日から土曜日付
の執筆をしている読売新聞論説委員・竹内政明氏の2014年1年間
の記事の中から<傑作選>28篇を再録した同紙発行の冊子だ。

28篇の傑作を「喜・怒・哀・楽」で分け、その章分けの表紙ごとに
現代の文章からの引用を載せている。

竹内氏と言えば、現代の名文家の誉高く、全国にあまた新聞コラムが
ある中では、その筆頭に挙げられるものだが、我が国初の原発大事故
の際のこの新聞スタンスには耐え切れずに、一度他の新聞に浮気をし
たのだったが、今舞い戻っては、この朝のコラム欄には楽しませてい
ただいている。

当世の名文家に成る著書『名文どろぼう』を買ってみたこともあった
が、これはピンと来ず今ではどの本箱にあるか定かではない。

さてさて今日取り上げたかったのは、やはり名文家と言われるだけあ
って、その視野の広さ、目配りの地平の奥深さに舌を巻いたからだ。

頭書の文の著者「枡野浩一」とは何者????


今朝になって、ウィキペディアで調べてみると、なるほどなるほど・・。
しっかし、コラム記者の目配りの拡さには唸るばかり。



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しかしそれにしても、先日の憲法記念日前後のマスコミの及び腰には
驚くばかりで、読売だってその最たるものだ。

●テレビで憲法がタブーになった!憲法記念日に民放はスルー、NHK
は政治家に丸投げ
(2015年5月6日 LITERA  MSNニュース)


そういう中、きょう日地方紙にだって、気を吐くコラムが存在すること
を知って置かねばと思うのだ。

●日報抄 (2015年5月3日付 新潟日報)

(以前にも書いたことがあったが、昭和20年8月6日広島に原爆が落と
されたその翌朝、全国の新聞が<新型爆弾>としか書けなかったその時、
ひとり地方紙の新潟日報だけが「原子爆弾投下」と記した・・・。
地方にあっても<真実を伝える報道の役割と気概>を如実に表す逸話だ。)


小粋な名文を紡ぎ出すことだけに神経が走って、世論形成の礎という大事な
視点が疎かになっては、本末転倒ではある。
山椒は小粒でピリリと辛い。
何やらきな臭い昨今の我が国の国内事情、その気概の伝統が全国の地方紙の
方にこそ、未だに息づいているように思うのだ。

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ISO14001環境マネジメントシステム審査員補
日本自然保護協会・自然観察指導員
浄化槽管理士
日本森林学会会員
福祉住環境コーディネーター
茨城県介護サービス情報公表制度・調査員
茨城県動物愛護推進員
上記もろもろ、兼 おっさん。
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