皆様はもう花見や、桜見物をされましたか？

今日の午前中はパアッと晴れ上がったのだが、何のうち午後には
ドンヨリと昨日までのような曇り空。


青空をバックに満開の桜を見たいと思っていたのだが、それを待
っていては、散り始めをみることになるから、昨日の午後、急遽
の桜見物に近所を回ってみた。


そんな昨日の後の今朝の晴れだったから、少しムカっとした今朝
だったのだが、午後の曇り空で一安心した。

何かの業務で走る車から見える桜ではなくて、「桜見物」と決め
込んで桜を見たかったから、昨日の桜見物を終えて、＜ひと仕事＞
終えた満足感に浸っている今日だ。

しかも、桜見物に走り回った昨日が曇天だったのに、今朝は晴れ上
がってしまったから、「たったの一日違い」で失敗した！？と思った
のだったが、午後は曇って一安心だったのだ。

なぜか、記憶に残る＜自分の桜＞は、大概が曇天の中の桜なんだな。
そんなで、昨日桜見物に回れて、大満足、一安心の今シーズンとなっ
た。

バタクサとしみじみ桜見物もしないまま終われば、来年まで一年待ち
の中途半端な日々を過ごさねばならないものな・・・。



●昨日回った桜見物
①わが団地の自治会館脇公園の桜（ソメイヨシノもあれば、花がもっと
白っぽくて緑の若葉が顔を出している種類も。）　②団地の桜公園（引
っ越して来た頃には、ヒョロヒョロとした細い木だったのに、大きくな
ったもんだ。）③浄土真宗・唯信寺のしだれ桜（桜の季節、駐車場から
境内を解放している懐の広いお寺。親鸞が笠間市稲田の西念寺におられ
る頃には、親鸞が通って来たこともあるという古刹。）④浄土宗・光明
寺（ここのしだれ桜は見事でした。桜見物の善男善女がひきも切らなか
った。）⑤曹洞宗・完全寺（遠目にしだれ桜は見事だったが、境内には
バリゲードが張られ侵入禁止。通せんぼのバーを動かしておじさんが入
ったら、侵入を知らせる告知音。ツルツル頭のオヤジが出て来て、監視
カメラも作動中と。花見るだけなのに無粋なロックアウトには驚いた。
『ぶっちゃけ寺』がテレビで人気のご時世に、何たる所業？？？と呆れ
返ったが、人を入れない「完全ロックアウト寺」とは、名は体を表す・
・・か。⑥北山公園（一年を通じわが散歩コースのメインの場所。冬枯
れの頃と違って、桜満開で華やぎがピークだった。林の中に散在する桜
もイイもんだったな。）⑦友部から笠間市街に抜ける笠間県立自然公園
内の道路沿い（畑の縁に咲く桃、コブシの花が綺麗。千昌夫さんの『北
国の春』の＜♪コブシ咲くあの丘北国の～＞を思い出し、車を停めてコブ
シを接写！）⑧ＳＣポレポレ脇公園から川沿いの桜並木。（借景の佐白
山が、霧に煙り・・・、何処かで見たような記憶が蘇る。うむ、新潟県
長岡市の信濃川沿いの景色のような・・・・。）⑨笠間市指定文化財・
下市毛八坂神社のしだれ桜（おととしに見に行って２回目の訪問。高さ
２０ｍ、幹回り５ｍはあろうかという巨木。いやいや今年も見事な満開
の桜を咲かせてくれていました。）⑩笠間小学校の校庭の桜（何本植え
られていたのか？数えはしなかったが並木のような揃い方といい、素晴
らしかった。校庭南側に真新しいスクールバスの駐車場が２０台分ほど
も。付近の小学校２校が閉校となりこの笠間小に統合となった。新学期
からバス通学の児童が加わり、新しい学校生活のスタートなんだな。）
⑪筑波海軍航空隊記念館（県立こころの医療センター敷地内にある期限
付きの記念館。百田尚樹著『永遠の０』の物語のモデルともなった航空
隊の旧敷地で、実際映画化された『永遠の０』のロケ地にもなった。
旧司令部跡が記念館となっているのだが、今なお戦争遺跡が現存するの
は全国でも珍しいという。
地元なのに、『永遠の０』ブームに乗るようでイヤだったもので、一度
も出掛けたことがなかったのだが、旧筑波海軍航空隊跡地で昭和２０年
４月、桜が咲くころにこの地から鹿児島県鹿屋の特攻基地へ飛び立って
行った先人たちがいたことを思い出し、国に御霊を捧げた英霊たちを偲
ぶべく、今年の桜見物の最後にこの地を選んだのでした。）

夕方５時近く、ポツポツと雨が降り出した薄暗くなる頃に、今年の桜見
物を終えた。今年は充実した桜見物だったな。



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今年の桜見物、当初は行方あたりを考えていて、常陸国風土記の時代を
思うよすがとなればと思っていたのだが、時期を失した。
後は、まだ間に合いそうな県北地区のどこかの桜を追ってみようか、と
も思っている。

筑波海軍航空隊記念館（旧司令部跡）を訪れて、入場券と合わせていただ
いたパンフが良かった。
２２ページの冊子形式で、同航空隊誕生から太平洋戦争末期の日本の戦況
悪化、神風特別攻撃隊誕生の経緯、終戦までコンパクトながら読み物とし
ても簡潔に歴史が判るように出来ている。

上記本文の当方の桜見物中、③浄土真宗・唯信寺が、古刹なのに隣接する
２寺よりしだれ桜がショボカッた理由も、この冊子から判った。

昭和２０年２月、アメリカ軍の硫黄島上陸に伴い、関東一円への米軍艦載機
グラマンＦ６Ｆによる攻撃が激しさを増し、２月１７日の攻撃により唯信寺
は火災にあっていたのだ。

どうりで、他の２寺のより桜も小さかったわけだ。

２月２５日には、うちの近所の宍戸上町の警防団員が防空壕の前で、旧笠間
市内でも小学生が機銃掃射を受けて亡くなったという。（筑波海軍航空隊記
念館パンフより）